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3章:エントの森
エント
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双子が感じたおかしな気配が現れることはなく、8人はエントの森の中央にたどり着いた。日中でも薄暗かった木々におおわれた森の中にある開けた場所に月の光が柔らかく差し込んでいる。
「ここが目的地ですか」
「あぁ、とりあえずはそうじゃ」
開けた場所の中央に立ち見渡す。エントの森にこのような開けた地があること等知りもしなかった。そして、開けているという不自然さに背筋に冷たいものが走る感覚を覚えてしまう。アルロがベレヌスの後ろをついていこうとしたとき音がした。それは北のほうから聞こえた。
—ガサリ、ガサリ
—木の葉を動かす乾いた音
山となっていた木の葉からドワーフほどの大きさの木がひょっこりと現れた。
「あっ、エントだ」
ベレヌスの驚いているのかわからない声が静かな開けた地に聞こえた。初めてエントを見るアルロやドワーフは目を見開き、その姿を観察する。しかし、小さなエントはゆっくり観察する暇など与えてはくれない。
—キュー! キャキャキャ!
甲高い奇声を発しながら小さなエントは木の葉をまき散らしながら、北のほうへ消えた。それを8人全員何が起たのか呆然としてしまった。
「あのエント今なんて言ってた」
ベレヌスは嫌な予感がした。いい叫び声ではなかったはずだと双子を見た。
「危険な奴がいるってさ」
—グァアアアア!
雄たけびに似た低い音と地面を揺らす大きな何かが8人に向かってくることを感じていた。耳から足から空気から感じる。
「気をつけろ!」
アルロの掛け声に皆が気を引き締め、それぞれの獲物を構えた。目の前で大きく揺れる森。音と振動が近づくにつれ、揺れも大きくなる。
現れたそれは、大きいという言葉では表すことのできないような大きさだった。黒みがかった幹は太くはない。しかし、背がありデコボコした表面や幹にある顔は歴戦の戦士を思わせた。
「でかすぎないか」
「どう戦えばいいんじゃ」
「エルフならば何か知っているんじゃないのか」
アルロとドワーフは巨大なエントを見上げ、どう戦えばよいかわからなかった。そもそもどこをきればエントにダメージを与えることができるのかわからない。双子は急に頼りにされ困った。
エントを害するエルフなどいない。自然と共に生きるエルフが木でもあるエントを殺すはずもない。固まっているエルフ、そして何かを考えている魔法使い。役に立ちそうになかった。
「もう燃やそう」
ぼそりとベレヌスの口から提案が漏れる。アルロとドワーフは頷きそうになるが、すぐに被りを振った。
「ベレン、こんなところで燃やせばすぐに火が燃え広がるぞ!」
「そうだ! ここは逃げるしかないじゃろ」
ダグザの案に一同、無言で賛同し後ろに足を下げた。しかし、南からも大きな音が聞こえてきた。
「はさみうちか」
ベレヌスはやはり燃やすべきか、腰袋にある火薬と火付石に手を伸ばす。それをアルロは気づくがこうなれば仕方がないと、何も言わない。
—ドゥキュワワァァアア
南からは薄い茶色の幹を持つエントが現れた。皆が額から緊張と恐怖、不安の汗を流す中、ドンナトールが嬉しそうな声を上げた。
「友よ!」
「は?」
「ヒサシイ シロナガイノ」
「「「しゃべった!?」」」
ドワーフ3人は悲鳴をあげ、トールマン2人は目を見開いた。
「どういうことか説明してもらえますか」
ドンナトールは仲間の目に困ったように白く長い髭を撫でつけて笑った。その表情に皆がため息をつき、ドンナトールの後ろに立つ薄茶色のエントを見上げた。その後ろには黒みを帯びるエントが幹についた顔を不機嫌そうに歪めている。
「これは古くからのなじみでの」
「シロナガ イロイロ オシエテクレタ」
誰がエントと知り合いな人、いや魔法使いがいると思うか。先に知り合いがいるとでも言っておいてもよくはないだろうか。
そんな7人の様子など気にした様子もなくドンナトールは続けた。
「わしはこやつの葉をもらって、これを蒸かせるのがすきでの」
ドンナトールはローブからパイプを見せた。ドワーフ3人は目を見開きその手にあるものを見つめた。
ドワーフたちはずっと我慢していた。乾燥させた葉を蒸かせるなどしたら、エントが怒り襲われるかもしれないと思っていた。それがどうだ。
目の前の魔法使いは堂々と友と呼んだエントの葉を蒸かせているというではないか。
「こやつからちぎるわけではないぞ。こやつが差し出してくれたやつだけじゃ」
「そんなことはわかっている」
「ナンダ チイサイノ ホシイノカ」
薄茶色のエントが手であろう腕を上のほうに伸ばし、葉をいくつか差し出した。ドワーフたちはどうすればいいのかわからず、顔を見合わせる。その横から手が伸びた。
「そういうことならば少し頂戴します。いやぁ、いい葉ですね」
「ありがたく。ベレンも吸うのか」
「まぁ、戦いや仕事の後に」
ベレヌスとアルロは葉を2,3枚手にすると観察して満足そうにパイプ草袋に入れた。ドワーフたちも恐る恐るエントの手から葉を受け取る。
「友よ。わしらを招いてはくれないか」
ドンナトールは薄茶色のエントを見上げた。エントは少し考えるそぶりを見せたが、8人を見渡しアルロを見ると答えた。
「ダメダ」
「なぜだ」
「アノニンゲン キケン」
大きな枝が風を切りアルロを指し示す。アルロは危険なのが自分であることに驚き、戸惑った。ドンナトールも斧を持つドワーフでなく、アルロであったことに驚く。そして可能性を思いつく。
「アルロ、剣を」
ドンナトールに促され、アルロは戸惑いながら腰の金箱から神の剣を取り出した。その瞬間、森が震えたような空気の変化を感じた。目の前にいる2体のエントも葉をせわしなく動かしている。
「ソレ キケン! スグ サレ!」
薄茶色のエントから軋むような叫び声が上がった。空気を震わせる大声に8人は耳をふさいだ。
「まってくれ! 私達はこれの柄の方がここにあるかもしれないと来たんだ。それを見つけるまで出ていくことはできない」
「ソレハ ナイ」
葉の震えを小さくさせ、エントは神の剣がないことを告げた。神の剣がないことに絶望しかけるが、エントが何かを知っていると感じた。
「ソレ シマエ」
薄茶色のエントはアルロの手にあるものを睨みつける。アルロは急いで金箱にしまった。
「どこにあるか知っておるかの」
「シッテイル エルフ モッテル」
「エルフ⁉ 東のエルフが!」
カムロスが驚きの声を出す。その横でミーミルが難しい顔で何かを考えているようだ。
「東のエルフは戦いの最中、失ったといっておったが」
「嘘だったようですね」
ベレヌスは苦々しかった。
(そもそも失くしたということ自体あり得ないではないか。いくら戦禍の最中といっても神の剣を失くすなどあろうはずもない)
「ココ タタカイ アッタ。 ソノアト ソレ シバラク アッタ」
「一時的には失ったのか」
アルロは神の剣を失くすほどの小人族との戦いとは、どのようなものだったかと想像しがたかった。
「ソレ アルト ドウホウ オカシクナル。 イラナイ」
「すぐに森から出よう。教えてくれて助かったぞ」
「レイ オヨバナイ」
エントが森の奥に消えるのを見送り8人は顔を見渡す。ドンナトールはアルロの腰に視線を向けながら考えている。しかし、このまま森に留まることはできない。
「東のエルフの森に行くしかないようですね」
「そうじゃの」
ドンナトールは地図を取り出し、位置を確認する。それをアルロとベレヌスが覗き込み、地図の線を指さす。
「とりあえず水を確保しなくては」
「このルートではいけないですか」
「そうじゃの。それが良いかの。問題は」
ドンナトールは双子に目を向けた。双子は眉を揃ってひそめて肩をすくめる。
「東のエルフとは交流をしていない。そもそもあっちは保守的というか」
「たぶん、見つかれば捕まるかな」
アルロとベレヌスは口をすぼませ、顔を見合わせた。まさか、捕まるほど保守的なエルフの国とは思ってもみなかった。
「見つからずに剣を手にすることはできるだろうか」
アルロはどうにかならないかと双子を見るが横に振られた首が返事をした。
「無理だよ。絶対、最奥の最奥に保管しているか、王が持っていると思う」
「交渉は」
ベレヌスは絶対できないだろうと疲れた表情で一応問いかける。それにももちろん横に振る首が返事を返してくれた。
「悩んでおっても仕方あるまい。まずは水を手に入れねばならんのじゃないか」
ダグザの言葉にそれぞれが顔を見渡し、それもそうかと頷いた。
「ここが目的地ですか」
「あぁ、とりあえずはそうじゃ」
開けた場所の中央に立ち見渡す。エントの森にこのような開けた地があること等知りもしなかった。そして、開けているという不自然さに背筋に冷たいものが走る感覚を覚えてしまう。アルロがベレヌスの後ろをついていこうとしたとき音がした。それは北のほうから聞こえた。
—ガサリ、ガサリ
—木の葉を動かす乾いた音
山となっていた木の葉からドワーフほどの大きさの木がひょっこりと現れた。
「あっ、エントだ」
ベレヌスの驚いているのかわからない声が静かな開けた地に聞こえた。初めてエントを見るアルロやドワーフは目を見開き、その姿を観察する。しかし、小さなエントはゆっくり観察する暇など与えてはくれない。
—キュー! キャキャキャ!
甲高い奇声を発しながら小さなエントは木の葉をまき散らしながら、北のほうへ消えた。それを8人全員何が起たのか呆然としてしまった。
「あのエント今なんて言ってた」
ベレヌスは嫌な予感がした。いい叫び声ではなかったはずだと双子を見た。
「危険な奴がいるってさ」
—グァアアアア!
雄たけびに似た低い音と地面を揺らす大きな何かが8人に向かってくることを感じていた。耳から足から空気から感じる。
「気をつけろ!」
アルロの掛け声に皆が気を引き締め、それぞれの獲物を構えた。目の前で大きく揺れる森。音と振動が近づくにつれ、揺れも大きくなる。
現れたそれは、大きいという言葉では表すことのできないような大きさだった。黒みがかった幹は太くはない。しかし、背がありデコボコした表面や幹にある顔は歴戦の戦士を思わせた。
「でかすぎないか」
「どう戦えばいいんじゃ」
「エルフならば何か知っているんじゃないのか」
アルロとドワーフは巨大なエントを見上げ、どう戦えばよいかわからなかった。そもそもどこをきればエントにダメージを与えることができるのかわからない。双子は急に頼りにされ困った。
エントを害するエルフなどいない。自然と共に生きるエルフが木でもあるエントを殺すはずもない。固まっているエルフ、そして何かを考えている魔法使い。役に立ちそうになかった。
「もう燃やそう」
ぼそりとベレヌスの口から提案が漏れる。アルロとドワーフは頷きそうになるが、すぐに被りを振った。
「ベレン、こんなところで燃やせばすぐに火が燃え広がるぞ!」
「そうだ! ここは逃げるしかないじゃろ」
ダグザの案に一同、無言で賛同し後ろに足を下げた。しかし、南からも大きな音が聞こえてきた。
「はさみうちか」
ベレヌスはやはり燃やすべきか、腰袋にある火薬と火付石に手を伸ばす。それをアルロは気づくがこうなれば仕方がないと、何も言わない。
—ドゥキュワワァァアア
南からは薄い茶色の幹を持つエントが現れた。皆が額から緊張と恐怖、不安の汗を流す中、ドンナトールが嬉しそうな声を上げた。
「友よ!」
「は?」
「ヒサシイ シロナガイノ」
「「「しゃべった!?」」」
ドワーフ3人は悲鳴をあげ、トールマン2人は目を見開いた。
「どういうことか説明してもらえますか」
ドンナトールは仲間の目に困ったように白く長い髭を撫でつけて笑った。その表情に皆がため息をつき、ドンナトールの後ろに立つ薄茶色のエントを見上げた。その後ろには黒みを帯びるエントが幹についた顔を不機嫌そうに歪めている。
「これは古くからのなじみでの」
「シロナガ イロイロ オシエテクレタ」
誰がエントと知り合いな人、いや魔法使いがいると思うか。先に知り合いがいるとでも言っておいてもよくはないだろうか。
そんな7人の様子など気にした様子もなくドンナトールは続けた。
「わしはこやつの葉をもらって、これを蒸かせるのがすきでの」
ドンナトールはローブからパイプを見せた。ドワーフ3人は目を見開きその手にあるものを見つめた。
ドワーフたちはずっと我慢していた。乾燥させた葉を蒸かせるなどしたら、エントが怒り襲われるかもしれないと思っていた。それがどうだ。
目の前の魔法使いは堂々と友と呼んだエントの葉を蒸かせているというではないか。
「こやつからちぎるわけではないぞ。こやつが差し出してくれたやつだけじゃ」
「そんなことはわかっている」
「ナンダ チイサイノ ホシイノカ」
薄茶色のエントが手であろう腕を上のほうに伸ばし、葉をいくつか差し出した。ドワーフたちはどうすればいいのかわからず、顔を見合わせる。その横から手が伸びた。
「そういうことならば少し頂戴します。いやぁ、いい葉ですね」
「ありがたく。ベレンも吸うのか」
「まぁ、戦いや仕事の後に」
ベレヌスとアルロは葉を2,3枚手にすると観察して満足そうにパイプ草袋に入れた。ドワーフたちも恐る恐るエントの手から葉を受け取る。
「友よ。わしらを招いてはくれないか」
ドンナトールは薄茶色のエントを見上げた。エントは少し考えるそぶりを見せたが、8人を見渡しアルロを見ると答えた。
「ダメダ」
「なぜだ」
「アノニンゲン キケン」
大きな枝が風を切りアルロを指し示す。アルロは危険なのが自分であることに驚き、戸惑った。ドンナトールも斧を持つドワーフでなく、アルロであったことに驚く。そして可能性を思いつく。
「アルロ、剣を」
ドンナトールに促され、アルロは戸惑いながら腰の金箱から神の剣を取り出した。その瞬間、森が震えたような空気の変化を感じた。目の前にいる2体のエントも葉をせわしなく動かしている。
「ソレ キケン! スグ サレ!」
薄茶色のエントから軋むような叫び声が上がった。空気を震わせる大声に8人は耳をふさいだ。
「まってくれ! 私達はこれの柄の方がここにあるかもしれないと来たんだ。それを見つけるまで出ていくことはできない」
「ソレハ ナイ」
葉の震えを小さくさせ、エントは神の剣がないことを告げた。神の剣がないことに絶望しかけるが、エントが何かを知っていると感じた。
「ソレ シマエ」
薄茶色のエントはアルロの手にあるものを睨みつける。アルロは急いで金箱にしまった。
「どこにあるか知っておるかの」
「シッテイル エルフ モッテル」
「エルフ⁉ 東のエルフが!」
カムロスが驚きの声を出す。その横でミーミルが難しい顔で何かを考えているようだ。
「東のエルフは戦いの最中、失ったといっておったが」
「嘘だったようですね」
ベレヌスは苦々しかった。
(そもそも失くしたということ自体あり得ないではないか。いくら戦禍の最中といっても神の剣を失くすなどあろうはずもない)
「ココ タタカイ アッタ。 ソノアト ソレ シバラク アッタ」
「一時的には失ったのか」
アルロは神の剣を失くすほどの小人族との戦いとは、どのようなものだったかと想像しがたかった。
「ソレ アルト ドウホウ オカシクナル。 イラナイ」
「すぐに森から出よう。教えてくれて助かったぞ」
「レイ オヨバナイ」
エントが森の奥に消えるのを見送り8人は顔を見渡す。ドンナトールはアルロの腰に視線を向けながら考えている。しかし、このまま森に留まることはできない。
「東のエルフの森に行くしかないようですね」
「そうじゃの」
ドンナトールは地図を取り出し、位置を確認する。それをアルロとベレヌスが覗き込み、地図の線を指さす。
「とりあえず水を確保しなくては」
「このルートではいけないですか」
「そうじゃの。それが良いかの。問題は」
ドンナトールは双子に目を向けた。双子は眉を揃ってひそめて肩をすくめる。
「東のエルフとは交流をしていない。そもそもあっちは保守的というか」
「たぶん、見つかれば捕まるかな」
アルロとベレヌスは口をすぼませ、顔を見合わせた。まさか、捕まるほど保守的なエルフの国とは思ってもみなかった。
「見つからずに剣を手にすることはできるだろうか」
アルロはどうにかならないかと双子を見るが横に振られた首が返事をした。
「無理だよ。絶対、最奥の最奥に保管しているか、王が持っていると思う」
「交渉は」
ベレヌスは絶対できないだろうと疲れた表情で一応問いかける。それにももちろん横に振る首が返事を返してくれた。
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