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番外編①
第五話・幽霊の受難
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一ヶ月程、新たに入居してきた男二人に怪奇現象を起こしてやりながら観察していたが……恋人ならSEXの一つはするところを一夜たりとも営む事なく、同じベッドで寝ているのにキスやハグ、各自で性処理をして終わらせている。
そんな日々が続き、二人の関係性がますますわからなくなってきた。
恋人同士だからといって肉欲が必ずしも伴うわけではないが、この二人が恋人同士なら絶対ヤると確信出来る程に、黒髪の男は性欲が強い。うっかり遭遇した性処理場面で携帯画面を見つめる目はギラギラだし、プラトニックは無理だ。
茶髪の男もそれなりだが、コイツは何故か常に身体を鍛え続けていてよくわからない。
休日にも一緒に過ごしている事も少ない。二人で出かける事も稀にあるようだが、買い物ぐらいだ。
寝室は同じでも、それぞれ自分の時間を過ごしている。
「盃……」
「ん? 何?」
「ごめん、スポーツウェアの写真欲しいから撮っていい?」
「いいよ!」
茶髪の男……盃が妙に艶めかしいポージングをして被写体となる。
黒髪の男……竹葉が興奮を隠す事なくシャッターを切っていく。
「うん。ありがとう」
「どういたしまして」
撮った写真を保存したのか、満足気に眺める竹葉が自室へ戻っていく。
なんとなしに憑いていくと……
「よし!」
『バッ!』
いや、「よし!」『ボロン』じゃないんだよ!
何早速ズボン脱いで……た、勃っとる!?
えっ……コイツ、盃の事そういう目で見てる? ハグもキスも友愛を利用してる? 拗れた片想い?
なんか……可哀想になってきたな……
『バンッ!』
「竹葉ちょっと」
うわああああああ!!!
自家発電現場に同居人が乱入するなんて凄まじい事故だ!!
しかも角度的に、竹葉の携帯画面丸見え! バレるぞ!!
「どうした?」
コ、コイツ動じねえ!! 勃起したまま対話の姿勢に入った!!
「こっちのポージングの方がエロくない?撮り直し希望」
「了承します」
…………ああ……
『パシャシャシャシャシャシャシャ』
もう……何もわからない……盃も竹葉の勃起に対して何も反応がない。
自身が性的対象に見られ、シコられるのも知ってて協力的な盃と羞恥心が搭載されて居ないド変態の写真撮影会。
「ヌけそう?」
「余裕」
「よかった。お邪魔しました~」
「ありがとう」
私は、入居者を恐怖で震え上がらせる側だというのに、今、恐怖で震えているのは私だ。
理解出来ないモノは恐怖対象となる心理は幽霊になっても健在なのだと知った。
そして、私の恐怖体験はまだまだ続く。
※※※
そのドスケベ撮影会から数日後の夜……竹葉が残業で遅くなると盃に連絡があったようだ。
これはチャンスだ。
二人の奇想天外な行動に振り回されてばかりの私だと思うな!
今、盃は一人だ! ボケ野郎の竹葉が居ない今なら、怪奇現象にビビるはずだ。
よし、そうと決まれば即実行だ。
『ヒヤ……』
「……ん?」
冷気を感じた頸を摩りながらキョロキョロしている。
隙間風の余地のない密室で風が吹くわけない。
「…………」
盃は無言で風呂に向かった。
シャワーの水音が聞こえてくる。
背後に立って気配を漂わせれば振り向く筈だ。姿を一瞬見せれば、逃げ場のない風呂場でパニックを起こすだろう。
『シャワーーーー』
「………」
『シャワーーーー』
「………」
『シャワーーーー』
「………」
全然振り向かない……じゃ、確実に見るであろう扉の曇りガラスに張り付いてやる。
『バァン』
「……ぅ、お……そんなに覗きたいのか? エッチな幽霊め」
メンタルどうなってんだコイツは!
やめろ! わざとらしく恥じらいながらポージングを取るな!
驚けよ! 普通なら絶叫か硬直だぞ!
『ガラ!』
そして躊躇無く開けて出てきやがった……通り抜けられる私の姿が滑稽過ぎて悲しい。
風呂上がり後にラップ音や足音をさせても、盃は一向に動揺しない。
私がどんな事をしても無表情のまま、つまらなそうだ。
『ガチャ』
「ただいま……」
「!」
竹葉のご帰宅にパッと無表情から和かな笑顔になる。
「おかえり、お疲れ様」
「ああ……ああ~~」
残業でヘロヘロになった竹葉が出迎えに駆け寄った盃の胸に倒れ込んだ。
「竹葉?」
「家に人が居るっていいなぁ……」
「ふふ、そうだね」
「キスしたい」
「手洗いうがい済ませてからね。あ、口にはしないで」
何なんだこの二人……カップルみたいなやり取りしやがって!
手洗いうがいを済ませた竹葉が盃に言われた通り、口にはせず頬や額にキスを降らせている。
「……なんで口はダメなんだ?」
「うん。風邪かなって……熱は無いんだけど」
「えっ……体調悪いなら寝てろよ! 仕事もトレーニングもあるのに! 出迎えてる場合じゃないだろ!」
竹葉は盃の背を押してグイグイと寝室のベッドへ押し込んでいく。
「ちょっと……大丈夫だって、本当に……心配性だなぁ」
「万が一、風邪でコンディションに影響が出たら……試合で盃が怪我するかもしれないんだ。そりゃ心配するだろ」
「んー……でも」
「いいから……それに、怪我したら試合後の夜に差し支えるだろ?」
「……わかった」
竹葉は盃へ優しく微笑みかけ、癖っ毛の茶髪を撫でる。
「早く治せよ」
「ありがとう」
私の与えた寒気が、二人の熱を煽っただけだった。
無敵かよ。
こうなったら実力行使だ。手荒な真似はしたくなかったが仕方ない。
二人が寝静まった深夜二時、寝室へ向かう。
私は、ただ静かに過ごしたい。喧騒も生活音も、煩わしい。
幽霊となった私は、静寂の為なら人を害する事も厭わない自分勝手な性格になっていた。
眠る盃の首に両手を這わせ、力を込める。
「………んぅ」
………かっっってええ!! 何これコンクリート!?
盃の鍛えられた首の筋肉はカッチカチで絞める事が出来ない。
盃はダメだ。竹葉にしよう。
私は盃の首から手を外し、スルリと竹葉の首へ滑り込ませる。
ググッと力を込めれば、盃より柔らかく、手応えがある。
「…………………………」
うっそだろ???
起きない。息苦しいだろうに、眉間に若干皺が寄るだけで眠り続けている。
なんで? 普通、眠っている時に首が絞まって息苦しくなれば起きるでしょ?
竹葉の首を絞め続けたが、寝苦しそうに唸るだけで、朝まで眠り続けた。
「はぁぁ……ケホっ……懐かしい夢見た気がする」
「んっ……ぁあ、おはよう……あ?」
「?」
「竹葉、首赤いけど……変な寝方した?」
「ああ、そうかも」
竹葉の首に赤い手形の跡が残っていた。
「中学ん時の夢見た」
「随分と懐かしい夢だね」
「夢で良かった」
「……そっか」
絞め殺す勢いのある力では無かった所為か、二人の出勤時間にはすっかり赤みは引いていた。
そんな日々が続き、二人の関係性がますますわからなくなってきた。
恋人同士だからといって肉欲が必ずしも伴うわけではないが、この二人が恋人同士なら絶対ヤると確信出来る程に、黒髪の男は性欲が強い。うっかり遭遇した性処理場面で携帯画面を見つめる目はギラギラだし、プラトニックは無理だ。
茶髪の男もそれなりだが、コイツは何故か常に身体を鍛え続けていてよくわからない。
休日にも一緒に過ごしている事も少ない。二人で出かける事も稀にあるようだが、買い物ぐらいだ。
寝室は同じでも、それぞれ自分の時間を過ごしている。
「盃……」
「ん? 何?」
「ごめん、スポーツウェアの写真欲しいから撮っていい?」
「いいよ!」
茶髪の男……盃が妙に艶めかしいポージングをして被写体となる。
黒髪の男……竹葉が興奮を隠す事なくシャッターを切っていく。
「うん。ありがとう」
「どういたしまして」
撮った写真を保存したのか、満足気に眺める竹葉が自室へ戻っていく。
なんとなしに憑いていくと……
「よし!」
『バッ!』
いや、「よし!」『ボロン』じゃないんだよ!
何早速ズボン脱いで……た、勃っとる!?
えっ……コイツ、盃の事そういう目で見てる? ハグもキスも友愛を利用してる? 拗れた片想い?
なんか……可哀想になってきたな……
『バンッ!』
「竹葉ちょっと」
うわああああああ!!!
自家発電現場に同居人が乱入するなんて凄まじい事故だ!!
しかも角度的に、竹葉の携帯画面丸見え! バレるぞ!!
「どうした?」
コ、コイツ動じねえ!! 勃起したまま対話の姿勢に入った!!
「こっちのポージングの方がエロくない?撮り直し希望」
「了承します」
…………ああ……
『パシャシャシャシャシャシャシャ』
もう……何もわからない……盃も竹葉の勃起に対して何も反応がない。
自身が性的対象に見られ、シコられるのも知ってて協力的な盃と羞恥心が搭載されて居ないド変態の写真撮影会。
「ヌけそう?」
「余裕」
「よかった。お邪魔しました~」
「ありがとう」
私は、入居者を恐怖で震え上がらせる側だというのに、今、恐怖で震えているのは私だ。
理解出来ないモノは恐怖対象となる心理は幽霊になっても健在なのだと知った。
そして、私の恐怖体験はまだまだ続く。
※※※
そのドスケベ撮影会から数日後の夜……竹葉が残業で遅くなると盃に連絡があったようだ。
これはチャンスだ。
二人の奇想天外な行動に振り回されてばかりの私だと思うな!
今、盃は一人だ! ボケ野郎の竹葉が居ない今なら、怪奇現象にビビるはずだ。
よし、そうと決まれば即実行だ。
『ヒヤ……』
「……ん?」
冷気を感じた頸を摩りながらキョロキョロしている。
隙間風の余地のない密室で風が吹くわけない。
「…………」
盃は無言で風呂に向かった。
シャワーの水音が聞こえてくる。
背後に立って気配を漂わせれば振り向く筈だ。姿を一瞬見せれば、逃げ場のない風呂場でパニックを起こすだろう。
『シャワーーーー』
「………」
『シャワーーーー』
「………」
『シャワーーーー』
「………」
全然振り向かない……じゃ、確実に見るであろう扉の曇りガラスに張り付いてやる。
『バァン』
「……ぅ、お……そんなに覗きたいのか? エッチな幽霊め」
メンタルどうなってんだコイツは!
やめろ! わざとらしく恥じらいながらポージングを取るな!
驚けよ! 普通なら絶叫か硬直だぞ!
『ガラ!』
そして躊躇無く開けて出てきやがった……通り抜けられる私の姿が滑稽過ぎて悲しい。
風呂上がり後にラップ音や足音をさせても、盃は一向に動揺しない。
私がどんな事をしても無表情のまま、つまらなそうだ。
『ガチャ』
「ただいま……」
「!」
竹葉のご帰宅にパッと無表情から和かな笑顔になる。
「おかえり、お疲れ様」
「ああ……ああ~~」
残業でヘロヘロになった竹葉が出迎えに駆け寄った盃の胸に倒れ込んだ。
「竹葉?」
「家に人が居るっていいなぁ……」
「ふふ、そうだね」
「キスしたい」
「手洗いうがい済ませてからね。あ、口にはしないで」
何なんだこの二人……カップルみたいなやり取りしやがって!
手洗いうがいを済ませた竹葉が盃に言われた通り、口にはせず頬や額にキスを降らせている。
「……なんで口はダメなんだ?」
「うん。風邪かなって……熱は無いんだけど」
「えっ……体調悪いなら寝てろよ! 仕事もトレーニングもあるのに! 出迎えてる場合じゃないだろ!」
竹葉は盃の背を押してグイグイと寝室のベッドへ押し込んでいく。
「ちょっと……大丈夫だって、本当に……心配性だなぁ」
「万が一、風邪でコンディションに影響が出たら……試合で盃が怪我するかもしれないんだ。そりゃ心配するだろ」
「んー……でも」
「いいから……それに、怪我したら試合後の夜に差し支えるだろ?」
「……わかった」
竹葉は盃へ優しく微笑みかけ、癖っ毛の茶髪を撫でる。
「早く治せよ」
「ありがとう」
私の与えた寒気が、二人の熱を煽っただけだった。
無敵かよ。
こうなったら実力行使だ。手荒な真似はしたくなかったが仕方ない。
二人が寝静まった深夜二時、寝室へ向かう。
私は、ただ静かに過ごしたい。喧騒も生活音も、煩わしい。
幽霊となった私は、静寂の為なら人を害する事も厭わない自分勝手な性格になっていた。
眠る盃の首に両手を這わせ、力を込める。
「………んぅ」
………かっっってええ!! 何これコンクリート!?
盃の鍛えられた首の筋肉はカッチカチで絞める事が出来ない。
盃はダメだ。竹葉にしよう。
私は盃の首から手を外し、スルリと竹葉の首へ滑り込ませる。
ググッと力を込めれば、盃より柔らかく、手応えがある。
「…………………………」
うっそだろ???
起きない。息苦しいだろうに、眉間に若干皺が寄るだけで眠り続けている。
なんで? 普通、眠っている時に首が絞まって息苦しくなれば起きるでしょ?
竹葉の首を絞め続けたが、寝苦しそうに唸るだけで、朝まで眠り続けた。
「はぁぁ……ケホっ……懐かしい夢見た気がする」
「んっ……ぁあ、おはよう……あ?」
「?」
「竹葉、首赤いけど……変な寝方した?」
「ああ、そうかも」
竹葉の首に赤い手形の跡が残っていた。
「中学ん時の夢見た」
「随分と懐かしい夢だね」
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