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4:恋心のクロスカウンター①
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ワインをグラスに注ぎ、軽く乾杯する。
長机を挟んで対面でのサシ飲み。
メリッサに背をせっつかれたベルエムなりに精一杯の探り入れだ。
「メリッサに恋人が出来たんだって?」
「…………ああ……心配だ」
「もうガキじゃないんだ。自分で道を選べる歳だろ」
「そう……だな。けど、相手が酷い男だったら俺はソイツを許さない」
「っ……例えば?」
肝の冷え込みを感じつつも、スレーブの嫌悪対象を見極める機会を得た。
「そうだな……嘘をついて金を騙し取る詐欺野郎とか……」
「(俺じゃん)」
自分がまごう事なくスレーブにとって悪者であるとベルエムは自覚する。
そもそも意味のない契約を利用している時点で、詐欺である事に間違いはない。
「…………他には?」
「無理矢理肉体関係を結ぼうとするケダモノとか……」
「(俺じゃん)」
「相手の気持ちを尊重せず、自分勝手に振る舞って傷付けたり」
「(メリッサ、ダメだ。脈は未来永劫無い……どう蘇生処置の努力をしても、スレーブに可能性を持たせられないぞ)」
あまりにもスレーブの地雷に自分が当て嵌まり過ぎて、ベルエムは今世紀最大レベルに絶望していた。
そして、窮地から脱したい本能から、ベルエムは別の質問を投げかける。
「ふぅん、で? スレーブ……お前はどんなヤツが好きなんだ?」
「……っ」
チラリとベルエムを見た後、俯いたままのスレーブの表情は読み取れない。けれど、こめかみに光る汗は明確にその動揺を表していた。
「お前こそガキじゃないんだ。こんな質問に照れるな」
「……俺は……ただ、優しい人が好き、だ」
「優しい……人間の言う優しいってラインは曖昧でわからん」
「だろうな」
「(優しいってなんだ!? フワッとし過ぎだろ!)」
人間の優しいの概念を掴めずにベルエムが頭を捻る。有難迷惑や余計なお世話などという言葉が存在する程には、優しさは人によりけりだ。
「ベルエムは……って、聞くだけ無駄か」
「なんだ? 俺にも好みぐらいある」
「!」
「それなりに身体が仕上がってるヤツがいい。あと黒髪。そうだな。お前みたいなヤツがいい」
「っ、っか、揶揄うな。悪魔の甘言だ」
決死の口説きを冗談と受け取られ、おちゃらけるように肩をすくめるベルエム。
「そんな一蹴して……酷いヤツだな」
「ふん」
赤い顔を誤魔化すようにワインを一気飲みするスレーブに、ベルエムは苦笑する。
「照れ隠しが力技過ぎるぞ」
「ちがう。照れてない。ただ、カッとなって喉が渇いただけだ」
酔いが回ったのか、スレーブはだいぶ顔を赤くして、フラフラと揺れている。
「大丈夫か?」
「もんらいない」
「舌が蕩けてるな。ふふ、溢れてる」
半開きの口からタラリと顎先まで垂れた涎が、ベルエムの指が拭う。
その指で唇をなぞる。すると、身を固くしたスレーブが視線を泳がせ始めた。
「(可愛い……いつまで経っても、初々しいな)」
「……んっ」
「お」
スレーブがカプッとベルエムの指に噛み付くように唇と歯で甘く挟んだ。
その仕草にベルエムの鼓動が跳ねる。
「……噛み付かれちまった。コレは躾が必要だな」
「しつけ?」
トロンと酔いに揺らぐ黒眼がベルエムを見つめる。甘噛みを続けるスレーブの口から指を引っこ抜き、ベルエムはその指で自分の一部を指差した。
「噛んだらお仕置きだ。出来るか?」
「……なんれ勃ってる」
「程良く酔いが回って、気分が良いからだ。人間だって、理由もなく勃つ時ぐらいあるだろ」
「…………噛んだら……って、事は……口でか」
「そうだ。奉仕をすれば来月の対価はまけてやってもいい」
ベルエムの誘い文句にスレーブの喉がゴクリと鳴った。
最高の逃げ道を示されて、スレーブはベルエムに手を引かれて、床に膝をついた。
「良い子だ。自分で出来るか?」
「ころも扱いするな」
「く、ふはは、子どもにこんな事させられるか」
「……ふん」
ベルエムの股座でいきり勃つモノに、スレーブの視線は釘付けになる。
「そんなに欲しいなら、自分で出してみろ」
「っ……るさい」
迫力のない睨みを放ちながら、スレーブは震える手でベルエムのベルトを外して、ズボンのフックを取り外した。
「おっと、そこからは手を使うな」
「は?」
「全部、口でやってくれ。見たい」
「……仕方ない」
ベルエムの願いを了承して、下着の端を口で咥えて、グイッと下げればスレーブの頬をかすめながらベルエムのモノが聳え立っていた。
「…………」
「……怖くなったか?」
「こわくなんかない……ただ、ちょっと驚いたらけだ」
「そうか。では、頼む」
鼓膜を振動させる程に心臓が昂っている。スレーブは、口を開けてベルエムの肉棒を根元まで咥え込む。
熱い口内で舐めてねぶり、鼻に当たる下生えの感触にも嫌がらず奉仕を続ける。
「んぁ……む……」
「はは……上手だな」
自分の股の間で膝をついて顔を前後に動かすスレーブに、ベルエムはとろりと蕩けた眼で見つめる。
「んむ……んっ」
ジュルジュルと口淫をする音が部屋に響く。口淫に夢中になっているスレーブの髪を柔らかく梳いて撫でる。
「ふぇるえむ」
「ぁ、なんだ?」
「気持ちいいか?」
「ああ……とても。気持ちいいぞ」
「良かった」
その言葉にスレーブはホッとしたように笑顔になる。酒と欲望が理性を薄れさせている所為か、普段は隠している素直な部分が出てきてしまっていた。
唐突に見せつけられた純真な笑みにベルエムの胸がギュッと締め付けられる。
「……っ……あまり煽るな……抱きたくなるだろ」
「んぶっ!?」
グイッと頭を掴まれて、喉奥まで容赦なく突き立てられる昂りをスレーブは全て自らの口で受け止めた。苦しくて生理的な涙目が浮かぶ程に無遠慮に喉の奥を何度も亀頭が穿つ。
「んぐ、ぅぶ……んっ」
息苦しさで呻くスレーブは喉奥を犯される度に体を震わせて悦んでいた。腰がまるで最中のようにカクつく。
ベルエムも余裕がなくなってきたようで、腰の動きを激しくしていく。そして、不意にグッと一番奥へと昂りが押し込まれる。その瞬間に熱い液体が喉の奥へドプッと注がれた。
「んぶっ……ぉ……ごっ……んく、んっ………げほっ……」
「っはぁ……は……」
喉奥で注がれる粘性のある精をスレーブは零さないように飲み干していく。ゴクリと喉が鳴る度にベルエムの腰が震えた。
尿道に残る分まで吸い取り、チュルリと口から昂りを抜いて、スレーブは口を開けて全てを飲み込んだ事をしたり顔で見せつけた。
「はぁ……ふっ……どうだ?」
「……っ!」
呼吸の為に開いている唇の端から垂れる精液混じりの唾液をベルエムが親指で拭い取った。そのまま口の中へ滑り込ませれば、熱い舌がヌルリと絡み付いてくる。指で舌を撫でてやると、もっとして欲しそうにチュウチュウと指に吸いついてくる。
ベルエムのモノは未だに勃ち上がったままだ。
指を抜き取れば、物欲しそうにベルエムを見上げているスレーブと目が合う。
「酔ってる所為か? 今日は妙に積極的だな」
「ベルエムらって、なんかいつもより優しい」
「は? 何処がだ? 頭掴んでフェラチオさせた相手に言う言葉じゃないだろ」
「いつもなら……もっと、羞恥心を煽るように辱めるような事言ってくる」
「ああ、お前の口が気持ち良くてすっかり言葉責めを忘れていた」
ベルエムの言葉責めは、スレーブの羞恥心を煽るのが建前だが、欲に溺れたスレーブは質問を投げれば、素直に『好き』と言ってくれる。目的はその言葉だ。
「……なぁ、ベルエム。来月の対価、もう少しまけてくれないか?」
「これ以上はセックスじゃなければ釣り合わない。俺を誘ってみろスレーブ」
「…………」
長机を挟んで対面でのサシ飲み。
メリッサに背をせっつかれたベルエムなりに精一杯の探り入れだ。
「メリッサに恋人が出来たんだって?」
「…………ああ……心配だ」
「もうガキじゃないんだ。自分で道を選べる歳だろ」
「そう……だな。けど、相手が酷い男だったら俺はソイツを許さない」
「っ……例えば?」
肝の冷え込みを感じつつも、スレーブの嫌悪対象を見極める機会を得た。
「そうだな……嘘をついて金を騙し取る詐欺野郎とか……」
「(俺じゃん)」
自分がまごう事なくスレーブにとって悪者であるとベルエムは自覚する。
そもそも意味のない契約を利用している時点で、詐欺である事に間違いはない。
「…………他には?」
「無理矢理肉体関係を結ぼうとするケダモノとか……」
「(俺じゃん)」
「相手の気持ちを尊重せず、自分勝手に振る舞って傷付けたり」
「(メリッサ、ダメだ。脈は未来永劫無い……どう蘇生処置の努力をしても、スレーブに可能性を持たせられないぞ)」
あまりにもスレーブの地雷に自分が当て嵌まり過ぎて、ベルエムは今世紀最大レベルに絶望していた。
そして、窮地から脱したい本能から、ベルエムは別の質問を投げかける。
「ふぅん、で? スレーブ……お前はどんなヤツが好きなんだ?」
「……っ」
チラリとベルエムを見た後、俯いたままのスレーブの表情は読み取れない。けれど、こめかみに光る汗は明確にその動揺を表していた。
「お前こそガキじゃないんだ。こんな質問に照れるな」
「……俺は……ただ、優しい人が好き、だ」
「優しい……人間の言う優しいってラインは曖昧でわからん」
「だろうな」
「(優しいってなんだ!? フワッとし過ぎだろ!)」
人間の優しいの概念を掴めずにベルエムが頭を捻る。有難迷惑や余計なお世話などという言葉が存在する程には、優しさは人によりけりだ。
「ベルエムは……って、聞くだけ無駄か」
「なんだ? 俺にも好みぐらいある」
「!」
「それなりに身体が仕上がってるヤツがいい。あと黒髪。そうだな。お前みたいなヤツがいい」
「っ、っか、揶揄うな。悪魔の甘言だ」
決死の口説きを冗談と受け取られ、おちゃらけるように肩をすくめるベルエム。
「そんな一蹴して……酷いヤツだな」
「ふん」
赤い顔を誤魔化すようにワインを一気飲みするスレーブに、ベルエムは苦笑する。
「照れ隠しが力技過ぎるぞ」
「ちがう。照れてない。ただ、カッとなって喉が渇いただけだ」
酔いが回ったのか、スレーブはだいぶ顔を赤くして、フラフラと揺れている。
「大丈夫か?」
「もんらいない」
「舌が蕩けてるな。ふふ、溢れてる」
半開きの口からタラリと顎先まで垂れた涎が、ベルエムの指が拭う。
その指で唇をなぞる。すると、身を固くしたスレーブが視線を泳がせ始めた。
「(可愛い……いつまで経っても、初々しいな)」
「……んっ」
「お」
スレーブがカプッとベルエムの指に噛み付くように唇と歯で甘く挟んだ。
その仕草にベルエムの鼓動が跳ねる。
「……噛み付かれちまった。コレは躾が必要だな」
「しつけ?」
トロンと酔いに揺らぐ黒眼がベルエムを見つめる。甘噛みを続けるスレーブの口から指を引っこ抜き、ベルエムはその指で自分の一部を指差した。
「噛んだらお仕置きだ。出来るか?」
「……なんれ勃ってる」
「程良く酔いが回って、気分が良いからだ。人間だって、理由もなく勃つ時ぐらいあるだろ」
「…………噛んだら……って、事は……口でか」
「そうだ。奉仕をすれば来月の対価はまけてやってもいい」
ベルエムの誘い文句にスレーブの喉がゴクリと鳴った。
最高の逃げ道を示されて、スレーブはベルエムに手を引かれて、床に膝をついた。
「良い子だ。自分で出来るか?」
「ころも扱いするな」
「く、ふはは、子どもにこんな事させられるか」
「……ふん」
ベルエムの股座でいきり勃つモノに、スレーブの視線は釘付けになる。
「そんなに欲しいなら、自分で出してみろ」
「っ……るさい」
迫力のない睨みを放ちながら、スレーブは震える手でベルエムのベルトを外して、ズボンのフックを取り外した。
「おっと、そこからは手を使うな」
「は?」
「全部、口でやってくれ。見たい」
「……仕方ない」
ベルエムの願いを了承して、下着の端を口で咥えて、グイッと下げればスレーブの頬をかすめながらベルエムのモノが聳え立っていた。
「…………」
「……怖くなったか?」
「こわくなんかない……ただ、ちょっと驚いたらけだ」
「そうか。では、頼む」
鼓膜を振動させる程に心臓が昂っている。スレーブは、口を開けてベルエムの肉棒を根元まで咥え込む。
熱い口内で舐めてねぶり、鼻に当たる下生えの感触にも嫌がらず奉仕を続ける。
「んぁ……む……」
「はは……上手だな」
自分の股の間で膝をついて顔を前後に動かすスレーブに、ベルエムはとろりと蕩けた眼で見つめる。
「んむ……んっ」
ジュルジュルと口淫をする音が部屋に響く。口淫に夢中になっているスレーブの髪を柔らかく梳いて撫でる。
「ふぇるえむ」
「ぁ、なんだ?」
「気持ちいいか?」
「ああ……とても。気持ちいいぞ」
「良かった」
その言葉にスレーブはホッとしたように笑顔になる。酒と欲望が理性を薄れさせている所為か、普段は隠している素直な部分が出てきてしまっていた。
唐突に見せつけられた純真な笑みにベルエムの胸がギュッと締め付けられる。
「……っ……あまり煽るな……抱きたくなるだろ」
「んぶっ!?」
グイッと頭を掴まれて、喉奥まで容赦なく突き立てられる昂りをスレーブは全て自らの口で受け止めた。苦しくて生理的な涙目が浮かぶ程に無遠慮に喉の奥を何度も亀頭が穿つ。
「んぐ、ぅぶ……んっ」
息苦しさで呻くスレーブは喉奥を犯される度に体を震わせて悦んでいた。腰がまるで最中のようにカクつく。
ベルエムも余裕がなくなってきたようで、腰の動きを激しくしていく。そして、不意にグッと一番奥へと昂りが押し込まれる。その瞬間に熱い液体が喉の奥へドプッと注がれた。
「んぶっ……ぉ……ごっ……んく、んっ………げほっ……」
「っはぁ……は……」
喉奥で注がれる粘性のある精をスレーブは零さないように飲み干していく。ゴクリと喉が鳴る度にベルエムの腰が震えた。
尿道に残る分まで吸い取り、チュルリと口から昂りを抜いて、スレーブは口を開けて全てを飲み込んだ事をしたり顔で見せつけた。
「はぁ……ふっ……どうだ?」
「……っ!」
呼吸の為に開いている唇の端から垂れる精液混じりの唾液をベルエムが親指で拭い取った。そのまま口の中へ滑り込ませれば、熱い舌がヌルリと絡み付いてくる。指で舌を撫でてやると、もっとして欲しそうにチュウチュウと指に吸いついてくる。
ベルエムのモノは未だに勃ち上がったままだ。
指を抜き取れば、物欲しそうにベルエムを見上げているスレーブと目が合う。
「酔ってる所為か? 今日は妙に積極的だな」
「ベルエムらって、なんかいつもより優しい」
「は? 何処がだ? 頭掴んでフェラチオさせた相手に言う言葉じゃないだろ」
「いつもなら……もっと、羞恥心を煽るように辱めるような事言ってくる」
「ああ、お前の口が気持ち良くてすっかり言葉責めを忘れていた」
ベルエムの言葉責めは、スレーブの羞恥心を煽るのが建前だが、欲に溺れたスレーブは質問を投げれば、素直に『好き』と言ってくれる。目的はその言葉だ。
「……なぁ、ベルエム。来月の対価、もう少しまけてくれないか?」
「これ以上はセックスじゃなければ釣り合わない。俺を誘ってみろスレーブ」
「…………」
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