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4:不条理のコモンセンス
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翌日、マグナさんが使用人のヒースさんと私を引き連れて仕立て屋にやってきた。
「ヒース、コレは?」
「坊っちゃまの髪色ならそれでいいのですが、アーサン君の髪色だともう少し暗い色の方がいいでしょう」
「同じ白髪なのに?」
「白は白でも真っ白ではありません。坊っちゃまの髪は青空が透けるシーツのような白。アーサン君の髪は苺を混ぜたミルクのような白です」
青っぽいのと赤っぽいので差が出てるのか。
私は絵を描いてた人間だけど、色付けは苦手だったな。ヒースさんは上手そうだ。
子ども向けのスーツは、使っている生地によってランクがある。勿論私はマグナさんよりランクが低いスーツだ。
「アーサン、ブローチ買ってやる。俺とお揃いの」
「ええー」
「なんでそんな嫌そうなんだ」
「奴隷に贈り物をするなんて……(物より金が欲しい)」
「……俺が贈りたいんだ。受け取れ」
「はい」
大人しく受け取らせて頂こう。
青と赤の色違いブローチ。
「ありがとうございます。大切にします」
「……あ、ああ」
売って金にしたいけど、コレは一生大事にするべき贈り物だ。奴隷に贈り物なんて有り得ない。フィクション作品でよく見るけど、奴隷になって本当にそれが有り難くて、身に余る幸福である事を知った。
「…………あ、の……」
「どうした?」
「寄りたい場所があります。見るだけでも、いいので」
「いいぞ。言ってみろ」
私は、ジャナルさんに買われた場所へ連れて来てもらった。そして、あの売主を見つけた。
「治安の悪い場所だ。アーサン、見たい物は見つかったか?」
「…………ぁ」
『ダッ』
「アーサン!」
つい走り出してしまった。あの売主の前まで。
「あの!」
「ん?」
『コケコケッ』
売主が並べているのは、もう人間では無かった。鶏だ。
「人はもう、全て売れたんですか?」
「……あーお前か。出歩けるなんて良い暮らししてんじゃねえか」
「私と一緒にいた、あの子は!」
「あの出来損ないのチビガリか。ずっと買い手がつかねえし、奴隷の品入れが厳しくなったから捨てた」
「捨て……た」
あの男の子が……私に縋って、手を握ってきた感触が、温もりが、震えが……鮮明に蘇って、私の胸に爪を深く深く突き立て、抉る。
「殺しちゃいねえから、運が良ければどっかで生きてんだろ。まっ大方、野犬に食われたか、病死か餓死してるだろ」
「……何処で、捨てたんですか」
「ハッ、さぁな」
「ッ──お前!」
目の前が赤くなった。名も知らぬ、一時共に居た男の子に、これ程までに心が締め付けられて揺さぶられるなんて。
『ガッ!』
「うおっ」
「ふざけんじゃねえぞクソ親父! クソ、クソクソが! 言え! あの子を何処に捨てた!! 一人で生きられる年齢じゃないんだぞ!」
売主の胸ぐらを掴んで腹から怒号が飛び出してくる。
「アーサンやめろ!」
「マグナさ」
『パァン!』
マグナさんに押さえられた私は、ヒースさんに頬を引っ叩かれた。突き抜ける痛みに動きが止まる。
「アーサン君。貴方がこの所で問題を起こす事は許されません。何かあればドルフィン家の信用問題にもなりかねません」
「へっへ。そうだぞ。奴隷風情が調子に乗って、躾のなってないところ見せちゃあ主人の面目がないってもんだ」
「……っ……申し訳ありません」
私は、売主から手を離して、頭を下げた。ココにあの子は居ない。情報を聞き出したいが、口を割らないならばもう用はない。
「元商品として多めにみてやる」
「大変失礼致しました」
ヒースさんも頭を下げてくれた。そして、私とマグナさんの背を押してその場を後にする。
マグナさんは、放心状態の私になんと声をかけたらいいのかわからず、オロオロしていた。
迷惑をかけたマグナさんへ謝らなければならないのに、声が引っかかって出てこない。
帰宅したその夜。ヒースさんが私の私室を訪ねてきた。
「アーサン君、昼間の事ですが」
「……本当に申し訳ありませんでした。あんな、私的な事で、こんなっ奴隷の身分で、感情的になっては、いけないのに……私、自分が制御出来な──」
『ギュッ』
気付いたら、頭と身体が包み込まれる感触があった。
ヒースさんに抱き締められている事を理解したのは、ヒースさんの涙が私の頬を打った時。
「叩いてごめんね。あの場で、ああしないと貴方も危ないの。ごめん、ごめんね」
「…………」
「あそこに、アーサン君の大事な子が居たのよね? その子に酷い仕打ちをされて、あんな風に言われて……怒って当然よ」
寄り添ってくれるヒースさん。気持ちを整理してくれるように囁かれて、鼻の奥がツンと痛む。
目の前がボヤけてきて、喉の奥から嗚咽が迫り上がってくる。
「う……うぅ……背骨」
「?」
「ひっく、あの子、背骨がポコポコ浮いてた……ちいちゃくて、甘えん坊で……私の手を握ってくれたのぉ……あったかかった、すっごい……すごい、愛おしかった……近いうちにお金貯めて、迎えに、行きたかったのに……うぇぇええん! わああああああ!」
ヒースさんの肩口に顔を埋めて、絶叫するように泣き喚いた。
強くキツく抱き締められて、私もヒースさんの背に手を精一杯回した。短くて小さい。
私がもっと大きかったら、ちゃんと働いていたら、もっと早く迎えに行っていたら……後悔は尽きない。
「…………」
私の慟哭を、マグナさんが扉越しに聞いていた事を知るのは、今からずっとずっと未来の話。
「ヒース、コレは?」
「坊っちゃまの髪色ならそれでいいのですが、アーサン君の髪色だともう少し暗い色の方がいいでしょう」
「同じ白髪なのに?」
「白は白でも真っ白ではありません。坊っちゃまの髪は青空が透けるシーツのような白。アーサン君の髪は苺を混ぜたミルクのような白です」
青っぽいのと赤っぽいので差が出てるのか。
私は絵を描いてた人間だけど、色付けは苦手だったな。ヒースさんは上手そうだ。
子ども向けのスーツは、使っている生地によってランクがある。勿論私はマグナさんよりランクが低いスーツだ。
「アーサン、ブローチ買ってやる。俺とお揃いの」
「ええー」
「なんでそんな嫌そうなんだ」
「奴隷に贈り物をするなんて……(物より金が欲しい)」
「……俺が贈りたいんだ。受け取れ」
「はい」
大人しく受け取らせて頂こう。
青と赤の色違いブローチ。
「ありがとうございます。大切にします」
「……あ、ああ」
売って金にしたいけど、コレは一生大事にするべき贈り物だ。奴隷に贈り物なんて有り得ない。フィクション作品でよく見るけど、奴隷になって本当にそれが有り難くて、身に余る幸福である事を知った。
「…………あ、の……」
「どうした?」
「寄りたい場所があります。見るだけでも、いいので」
「いいぞ。言ってみろ」
私は、ジャナルさんに買われた場所へ連れて来てもらった。そして、あの売主を見つけた。
「治安の悪い場所だ。アーサン、見たい物は見つかったか?」
「…………ぁ」
『ダッ』
「アーサン!」
つい走り出してしまった。あの売主の前まで。
「あの!」
「ん?」
『コケコケッ』
売主が並べているのは、もう人間では無かった。鶏だ。
「人はもう、全て売れたんですか?」
「……あーお前か。出歩けるなんて良い暮らししてんじゃねえか」
「私と一緒にいた、あの子は!」
「あの出来損ないのチビガリか。ずっと買い手がつかねえし、奴隷の品入れが厳しくなったから捨てた」
「捨て……た」
あの男の子が……私に縋って、手を握ってきた感触が、温もりが、震えが……鮮明に蘇って、私の胸に爪を深く深く突き立て、抉る。
「殺しちゃいねえから、運が良ければどっかで生きてんだろ。まっ大方、野犬に食われたか、病死か餓死してるだろ」
「……何処で、捨てたんですか」
「ハッ、さぁな」
「ッ──お前!」
目の前が赤くなった。名も知らぬ、一時共に居た男の子に、これ程までに心が締め付けられて揺さぶられるなんて。
『ガッ!』
「うおっ」
「ふざけんじゃねえぞクソ親父! クソ、クソクソが! 言え! あの子を何処に捨てた!! 一人で生きられる年齢じゃないんだぞ!」
売主の胸ぐらを掴んで腹から怒号が飛び出してくる。
「アーサンやめろ!」
「マグナさ」
『パァン!』
マグナさんに押さえられた私は、ヒースさんに頬を引っ叩かれた。突き抜ける痛みに動きが止まる。
「アーサン君。貴方がこの所で問題を起こす事は許されません。何かあればドルフィン家の信用問題にもなりかねません」
「へっへ。そうだぞ。奴隷風情が調子に乗って、躾のなってないところ見せちゃあ主人の面目がないってもんだ」
「……っ……申し訳ありません」
私は、売主から手を離して、頭を下げた。ココにあの子は居ない。情報を聞き出したいが、口を割らないならばもう用はない。
「元商品として多めにみてやる」
「大変失礼致しました」
ヒースさんも頭を下げてくれた。そして、私とマグナさんの背を押してその場を後にする。
マグナさんは、放心状態の私になんと声をかけたらいいのかわからず、オロオロしていた。
迷惑をかけたマグナさんへ謝らなければならないのに、声が引っかかって出てこない。
帰宅したその夜。ヒースさんが私の私室を訪ねてきた。
「アーサン君、昼間の事ですが」
「……本当に申し訳ありませんでした。あんな、私的な事で、こんなっ奴隷の身分で、感情的になっては、いけないのに……私、自分が制御出来な──」
『ギュッ』
気付いたら、頭と身体が包み込まれる感触があった。
ヒースさんに抱き締められている事を理解したのは、ヒースさんの涙が私の頬を打った時。
「叩いてごめんね。あの場で、ああしないと貴方も危ないの。ごめん、ごめんね」
「…………」
「あそこに、アーサン君の大事な子が居たのよね? その子に酷い仕打ちをされて、あんな風に言われて……怒って当然よ」
寄り添ってくれるヒースさん。気持ちを整理してくれるように囁かれて、鼻の奥がツンと痛む。
目の前がボヤけてきて、喉の奥から嗚咽が迫り上がってくる。
「う……うぅ……背骨」
「?」
「ひっく、あの子、背骨がポコポコ浮いてた……ちいちゃくて、甘えん坊で……私の手を握ってくれたのぉ……あったかかった、すっごい……すごい、愛おしかった……近いうちにお金貯めて、迎えに、行きたかったのに……うぇぇええん! わああああああ!」
ヒースさんの肩口に顔を埋めて、絶叫するように泣き喚いた。
強くキツく抱き締められて、私もヒースさんの背に手を精一杯回した。短くて小さい。
私がもっと大きかったら、ちゃんと働いていたら、もっと早く迎えに行っていたら……後悔は尽きない。
「…………」
私の慟哭を、マグナさんが扉越しに聞いていた事を知るのは、今からずっとずっと未来の話。
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