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83:ラブロマンスの重量感【R18版限定】
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※サミュエル目線
俺は、アーサンが思っている以上に、アーサンとのセックスが好きだ。
恥ずかしくて日頃は素直に言えないけれど、ちゃんと抱かれたいと思っている。
「ぁ……さん……んっ、ぅんん」
『クチュグチュ』
アーサンが残業で、営むと決めている日に遅刻しており、絶賛時間と身体を持て余している俺。
完全に身体がその気だったから、準備を済ませてアーサンの帰りを待っていたが……いつも以上に帰りが遅く、我慢出来なかった。
朝、今日は暖かいからと置いていったアーサンの上着をベッドに持ち込んで顔を埋め、、匂いを嗅ぎながら自慰をしていた。
変態的行為だとわかっていても、止められない。
「ん……っ、ぁ……さん」
アーサンがいつも俺にするようにして、前と後ろを弄る。
『クチュクチュ』
「あっ、んん……っ」
『グチュングチュ』
「んっ、ぁ……さ……っ」
アーサンの指の動きを思い出して、真似るように指を動かす。
潤滑油と先走りで、はしたない音が一人の寝室に響く。
『グチャ、クチュン』
「んぁ……っ、ぁん……っ」
でも、足りない。
自分の指なんかじゃ満足出来ない。
上着からアーサンの匂いがして、興奮だけが高まっていく。
「あっ、ん……」
『クチュ』
「(……俺の、孔……アーサンのでズボズボ犯されまくってるから、縦に……割れてる)」
ヒクつく自分の孔に触れると、秘裂のようになっている。アーサンによって、作り替えられた、アーサン専用の俺の身体。
「あっ、んっ……さん……」
アーサンの熱の塊を中に受け入れることを想像しながら指を動かす。
『ヌプ……クチュン』
「はぁ……っ、ぁう……」
『ズブズブ』
指を奥まで入れて前立腺を抉るように掻き回す。気持ちいいのに、それでもイけなくて、ただただもどかしい。
「あっん……っ」
『グプ、グリュン、グリュ』
「(イけない……前も、擦ってんのに、後ろの快感ばっか目立つ)」
男としてどうなんだろうか。勃起はしてるけど、考えてしまうのは、女のようにアーサンのを後ろで咥え込んで、激しく揺すられてぐちゃぐちゃに犯されたいという願望。
『グチュン』
「ぁ、はぁ……ん……」
アーサンの匂いがする上着を抱き抱えながら、ベットの上でゴロっと横向きになり、性器から手を離して後ろに集中する。
「あっん……あっ」
『グリュクリュ』
「んっ、ひ……ん……っ」
アーサンに抱かれてる時を思い出して声を漏らす。
耳元で囁かれる愛の言葉。俺に興奮して、息を荒らげるアーサン。
「あっん、さん……ぁあっ、んぁ……」
アーサンの熱を中で感じて、孕むまで中出しされて続けたい。そんな叶いもしない妄想まで頭に浮かぶ。
「ふぅ……すぅぅ、ふっ、ぁあっ、さん……っ」
深呼吸しながら、アーサンの上着から香る匂いでクラクラと酩酊していく思考回路。
「ぅ、イ……く」
幻想によって漸く絶頂にまで達しそうになった瞬間。
『ガチャ』
「ただいまサミュエル! 遅くなってご……め……」
「…………」
寝室の扉が勢いよく開いて、アーサンが飛び込んできた。
俺は何も反応出来ずに、全て曝け出した状態で固まった。
尻に指突っ込んでフル勃起で自慰行為していたところを、バッチリ見られて……酩酊していた思考回路が冷や水を被ったように血の気が引く。
「サミュエル……?」
アーサンは困惑した表情でその場に佇む。
『……ガバッ!』
「ぅ……ぅう、ああああぁぁ」
「サミュ、サミュエル! 恥ずかしがらないで! 待たせた私が悪いから!」
アーサンの上着で顔を覆い隠して、羞恥で半泣きになる。
「ぅう……っ」
「ごめんね、遅くなって! でも、そんな恥ずかしがることないよ?」
アーサンは俺を落ち着かせようと背中を摩りながら優しく声をかける。
「私を求めて耽ってくれたんだよね?」
その事実を口に出来る程俺は素直じゃない。
『グイッ』
「あっ!」
「顔見せて、サミュエル」
アーサンは顔を隠していた上着を取り払い、顔を両手で包み込んできた。
「ん? 私の上着……」
「ご、めん」
「…………」
何でどう耽っていたのか完全にバレてしまった。
「サミュエル」
「ッ……」
「サミュエルが、私の上着で、自慰してたなんて……」
『グイ!』
アーサンは俺がしていた行為に驚きつつも嬉しそうにしている。
閉じていた両足をこじ開けられて、未だに勃起している性器が目下に晒される。
「……っ、ごめ」
「謝らないで。そんな可愛いことされたら、我慢出来ないよ」
「んぅ!」
急いで帰って来たからか、アーサンの汗の揮発で匂いが強くなっている。
「ん……っ」
『チュッチュ』
キスをされながら頭を撫でられる。
唇で唇を食まれて、舐められたと思ったら、少し口を開けろと舌先が促す。
それに合わせるように口を開けると、隙間から舌を入れ込まれて口の中を舐め回された。
「ふっ……んんっ、は……ぅぁ」
「んっ……」
『クチュ』
舌を絡めたり、上顎を舐められたりして頭がぼーっとしてくる。
「はぁ……あっ……ん、さん」
「私の服で自慰するくらい、寂しかったんだね? もう大丈夫だよ」
「んっ、ぁ……っ」
「どんな風に抱かれたい?」
『グリュ』
アーサンは俺の性器に触れながら、キスしながら優しく問いかける。
「っ……ぁ」
「……言ってみて」
自分で触るよりもずっと気持ちいい。もっと触って欲しくて腰がみっともなくヘコヘコ動いてしまう。
もう恥ずかしがる余裕もない。
「んっ、中……アーサンので掻き回して、いっぱいにして……」
「うん」
「……おくっ、まで欲しい……ぐちゃぐちゃに、してくれ」
「…………うん」
アーサンは俺の頬を撫でながら微笑む。
そして、俺の孔に熱棒を宛てがうと、ゆっくりと押し入ってきた。
待ち望んだ感覚に、身体が歓喜に震える。
俺は、アーサンの首に手を、腰に足を回した。
アーサンは俺を抱え込んで腰を突き上げる。
『ズパン! ドチュ!』
「ん……んっ、あーさん、はぁ……」
あまりの質量と気持ち良さに呂律が回らない。
「サミュエル、私の香り好き?」
「ぅ、んん! 好き、大好きぃ」
「私もサミュエルの香り好きだよ。ホッとするけど、ちょっといけない気持ちになっちゃう」
アーサンは俺に覆い被さって、首筋を甘噛みしながら腰を打ち付ける。
俺はその刺激に身体を跳ねさせて、アーサンの腰に絡めた足を締め付ける。
アーサンはそんな俺の行動を嬉しそうにして、更に激しく腰を振る。
俺は、アーサンが与えてくれる快感に溺れて、ただ喘ぐことしか出来ない。
そして、限界が近づくと、アーサンは俺を強く抱きしめて、最奥まで性器を押し込んだ。
「あっ……ん、あーっあ!!」
「ぁ……」
俺がイくのとほぼ同時にアーサンも射精する。
ビクビクと脈打つアーサンのを感じて、絶頂の余韻に浸りながら余韻でフワフワとしている意識を引き戻す。
「はぁ……はぁ……サミュエル」
『チュッ』
「んっ、あぁさん」
「愛してるよ、私のサミュエル」
もう一度愛を囁かれて、中をグッと締め付ける。
それにつられてアーサンの性器が徐々に硬度を増していき……また熱を持ち始めた。
「待たせた分の埋め合わせさせて」
「っ……ん」
断るはずもない。
俺は返事の代わりにアーサンに擦り寄って深くキスを強請った。
部屋に熱っぽい声と水音が響く。
何度でも確認し合いながら、俺達は愛を深め合った。
「サミュエル、今度服買ってあげる。ホテルで着たのと同じような……可愛い服」
「んっ、あぁ、ひぅ! あっん、欲しかったら好きに、買っていいれぇっあっぁん!」
『グッチュン、クチュ』
「っ、はぁ……っ」
「あぅ……」
『ドサッ』
アーサンは俺をうつ伏せにすると、尻を掴んで孔を愛おしげに撫でてくる。
「すっかり使い込まれたアナルになってる。ああ、エッチだなぁ」
そして、また挿入する。今度は後ろから。
『ズプッ』
「んっ、あぅ、あ」
アーサンは俺の耳の縁を舌でなぞりながら、腰を動かして俺の名前を呼んでくれる。
「サミュエル……髪伸びたね……髪紐解いて毛先を肌やシーツに散らしてるの……とっても色っぽくて、好き……」
「んぁ、う、アーサン」
『キュ』
「ああ!」
乳首を摘まれて身体がビクつく。
芯を持った肉粒を指の腹でグリグリ押されて身体が熱くなる。
「んぁ!!」
「うん、ちょっと触っただけでキュンキュンしてるのがわかる」
「あぅ、ん、あっ!」
「はぁ、サミュエル……っ」
「あっ! んぁっ、あーさ、んっ」
重なったアーサンの肌の熱さ、薄くもしっかりと筋肉痛を感じる。覆い被さる体の重みの圧が心地いい。
優しくも低い吐息混じりの愛の囁き。
濃厚なアーサンの香りが充満して、肺から身体中に巡る。
愛も欲も全て注がれる。満たされる。溢れる。
「ぁああ、ひぐッ、イく、イく!」
「お尻でイっちゃう?」
「おひりで、イく、イくぅ!」
「ふふ、うん。イくとこ見せて」
「ぁ、あああ!」
快感が弾けて筋肉が硬直を通り越して痙攣を起こす。
「く、ぅ……はっ」
『ビュク、ビュクク』
「ッッ~~~~……はっ、あああぁ♡」
アーサンが俺の中でイってる。その事実に胸の内で感情が火花のように爆ぜる。
「あぁしゃ、ぁああ、すき、すきぃ♡」
「私も好き……」
「まえから、まえからぁだきひめて……キスして」
俺のお願い通り、仰向けで抱き締めてキスをしてくれる。
アーサン。好きだ。好き。好き。ああ、頭がおかしくなりそうだ。
「あはは、私が大好きって顔してる」
「好き……ああ、好きだ♡ 好きだアーサン♡」
「私も大好きだよ。好き。好き、サミュエル……愛してる」
「あいひてる、俺も愛してる……アーサン、アーサン……あぁしゃん」
「眠くなってきちゃったね。よしよし……ゆっくりお眠り。おやすみ」
トロトロと下がってくる重い瞼にキスを落とされる。
心地良い。ずっとアーサンの腕の中に居たい。
「すぅー……すぅー……」
「……サミュエル、気付いてないかもしれないけど、君の可愛さは年々磨きがかかってるよ。今だけかもね。ちゃんと寝かせてあげられるの」
アーサンの好意が年々増していくのを身体で直々に実感していく事となる。
俺は、アーサンが思っている以上に、アーサンとのセックスが好きだ。
恥ずかしくて日頃は素直に言えないけれど、ちゃんと抱かれたいと思っている。
「ぁ……さん……んっ、ぅんん」
『クチュグチュ』
アーサンが残業で、営むと決めている日に遅刻しており、絶賛時間と身体を持て余している俺。
完全に身体がその気だったから、準備を済ませてアーサンの帰りを待っていたが……いつも以上に帰りが遅く、我慢出来なかった。
朝、今日は暖かいからと置いていったアーサンの上着をベッドに持ち込んで顔を埋め、、匂いを嗅ぎながら自慰をしていた。
変態的行為だとわかっていても、止められない。
「ん……っ、ぁ……さん」
アーサンがいつも俺にするようにして、前と後ろを弄る。
『クチュクチュ』
「あっ、んん……っ」
『グチュングチュ』
「んっ、ぁ……さ……っ」
アーサンの指の動きを思い出して、真似るように指を動かす。
潤滑油と先走りで、はしたない音が一人の寝室に響く。
『グチャ、クチュン』
「んぁ……っ、ぁん……っ」
でも、足りない。
自分の指なんかじゃ満足出来ない。
上着からアーサンの匂いがして、興奮だけが高まっていく。
「あっ、ん……」
『クチュ』
「(……俺の、孔……アーサンのでズボズボ犯されまくってるから、縦に……割れてる)」
ヒクつく自分の孔に触れると、秘裂のようになっている。アーサンによって、作り替えられた、アーサン専用の俺の身体。
「あっ、んっ……さん……」
アーサンの熱の塊を中に受け入れることを想像しながら指を動かす。
『ヌプ……クチュン』
「はぁ……っ、ぁう……」
『ズブズブ』
指を奥まで入れて前立腺を抉るように掻き回す。気持ちいいのに、それでもイけなくて、ただただもどかしい。
「あっん……っ」
『グプ、グリュン、グリュ』
「(イけない……前も、擦ってんのに、後ろの快感ばっか目立つ)」
男としてどうなんだろうか。勃起はしてるけど、考えてしまうのは、女のようにアーサンのを後ろで咥え込んで、激しく揺すられてぐちゃぐちゃに犯されたいという願望。
『グチュン』
「ぁ、はぁ……ん……」
アーサンの匂いがする上着を抱き抱えながら、ベットの上でゴロっと横向きになり、性器から手を離して後ろに集中する。
「あっん……あっ」
『グリュクリュ』
「んっ、ひ……ん……っ」
アーサンに抱かれてる時を思い出して声を漏らす。
耳元で囁かれる愛の言葉。俺に興奮して、息を荒らげるアーサン。
「あっん、さん……ぁあっ、んぁ……」
アーサンの熱を中で感じて、孕むまで中出しされて続けたい。そんな叶いもしない妄想まで頭に浮かぶ。
「ふぅ……すぅぅ、ふっ、ぁあっ、さん……っ」
深呼吸しながら、アーサンの上着から香る匂いでクラクラと酩酊していく思考回路。
「ぅ、イ……く」
幻想によって漸く絶頂にまで達しそうになった瞬間。
『ガチャ』
「ただいまサミュエル! 遅くなってご……め……」
「…………」
寝室の扉が勢いよく開いて、アーサンが飛び込んできた。
俺は何も反応出来ずに、全て曝け出した状態で固まった。
尻に指突っ込んでフル勃起で自慰行為していたところを、バッチリ見られて……酩酊していた思考回路が冷や水を被ったように血の気が引く。
「サミュエル……?」
アーサンは困惑した表情でその場に佇む。
『……ガバッ!』
「ぅ……ぅう、ああああぁぁ」
「サミュ、サミュエル! 恥ずかしがらないで! 待たせた私が悪いから!」
アーサンの上着で顔を覆い隠して、羞恥で半泣きになる。
「ぅう……っ」
「ごめんね、遅くなって! でも、そんな恥ずかしがることないよ?」
アーサンは俺を落ち着かせようと背中を摩りながら優しく声をかける。
「私を求めて耽ってくれたんだよね?」
その事実を口に出来る程俺は素直じゃない。
『グイッ』
「あっ!」
「顔見せて、サミュエル」
アーサンは顔を隠していた上着を取り払い、顔を両手で包み込んできた。
「ん? 私の上着……」
「ご、めん」
「…………」
何でどう耽っていたのか完全にバレてしまった。
「サミュエル」
「ッ……」
「サミュエルが、私の上着で、自慰してたなんて……」
『グイ!』
アーサンは俺がしていた行為に驚きつつも嬉しそうにしている。
閉じていた両足をこじ開けられて、未だに勃起している性器が目下に晒される。
「……っ、ごめ」
「謝らないで。そんな可愛いことされたら、我慢出来ないよ」
「んぅ!」
急いで帰って来たからか、アーサンの汗の揮発で匂いが強くなっている。
「ん……っ」
『チュッチュ』
キスをされながら頭を撫でられる。
唇で唇を食まれて、舐められたと思ったら、少し口を開けろと舌先が促す。
それに合わせるように口を開けると、隙間から舌を入れ込まれて口の中を舐め回された。
「ふっ……んんっ、は……ぅぁ」
「んっ……」
『クチュ』
舌を絡めたり、上顎を舐められたりして頭がぼーっとしてくる。
「はぁ……あっ……ん、さん」
「私の服で自慰するくらい、寂しかったんだね? もう大丈夫だよ」
「んっ、ぁ……っ」
「どんな風に抱かれたい?」
『グリュ』
アーサンは俺の性器に触れながら、キスしながら優しく問いかける。
「っ……ぁ」
「……言ってみて」
自分で触るよりもずっと気持ちいい。もっと触って欲しくて腰がみっともなくヘコヘコ動いてしまう。
もう恥ずかしがる余裕もない。
「んっ、中……アーサンので掻き回して、いっぱいにして……」
「うん」
「……おくっ、まで欲しい……ぐちゃぐちゃに、してくれ」
「…………うん」
アーサンは俺の頬を撫でながら微笑む。
そして、俺の孔に熱棒を宛てがうと、ゆっくりと押し入ってきた。
待ち望んだ感覚に、身体が歓喜に震える。
俺は、アーサンの首に手を、腰に足を回した。
アーサンは俺を抱え込んで腰を突き上げる。
『ズパン! ドチュ!』
「ん……んっ、あーさん、はぁ……」
あまりの質量と気持ち良さに呂律が回らない。
「サミュエル、私の香り好き?」
「ぅ、んん! 好き、大好きぃ」
「私もサミュエルの香り好きだよ。ホッとするけど、ちょっといけない気持ちになっちゃう」
アーサンは俺に覆い被さって、首筋を甘噛みしながら腰を打ち付ける。
俺はその刺激に身体を跳ねさせて、アーサンの腰に絡めた足を締め付ける。
アーサンはそんな俺の行動を嬉しそうにして、更に激しく腰を振る。
俺は、アーサンが与えてくれる快感に溺れて、ただ喘ぐことしか出来ない。
そして、限界が近づくと、アーサンは俺を強く抱きしめて、最奥まで性器を押し込んだ。
「あっ……ん、あーっあ!!」
「ぁ……」
俺がイくのとほぼ同時にアーサンも射精する。
ビクビクと脈打つアーサンのを感じて、絶頂の余韻に浸りながら余韻でフワフワとしている意識を引き戻す。
「はぁ……はぁ……サミュエル」
『チュッ』
「んっ、あぁさん」
「愛してるよ、私のサミュエル」
もう一度愛を囁かれて、中をグッと締め付ける。
それにつられてアーサンの性器が徐々に硬度を増していき……また熱を持ち始めた。
「待たせた分の埋め合わせさせて」
「っ……ん」
断るはずもない。
俺は返事の代わりにアーサンに擦り寄って深くキスを強請った。
部屋に熱っぽい声と水音が響く。
何度でも確認し合いながら、俺達は愛を深め合った。
「サミュエル、今度服買ってあげる。ホテルで着たのと同じような……可愛い服」
「んっ、あぁ、ひぅ! あっん、欲しかったら好きに、買っていいれぇっあっぁん!」
『グッチュン、クチュ』
「っ、はぁ……っ」
「あぅ……」
『ドサッ』
アーサンは俺をうつ伏せにすると、尻を掴んで孔を愛おしげに撫でてくる。
「すっかり使い込まれたアナルになってる。ああ、エッチだなぁ」
そして、また挿入する。今度は後ろから。
『ズプッ』
「んっ、あぅ、あ」
アーサンは俺の耳の縁を舌でなぞりながら、腰を動かして俺の名前を呼んでくれる。
「サミュエル……髪伸びたね……髪紐解いて毛先を肌やシーツに散らしてるの……とっても色っぽくて、好き……」
「んぁ、う、アーサン」
『キュ』
「ああ!」
乳首を摘まれて身体がビクつく。
芯を持った肉粒を指の腹でグリグリ押されて身体が熱くなる。
「んぁ!!」
「うん、ちょっと触っただけでキュンキュンしてるのがわかる」
「あぅ、ん、あっ!」
「はぁ、サミュエル……っ」
「あっ! んぁっ、あーさ、んっ」
重なったアーサンの肌の熱さ、薄くもしっかりと筋肉痛を感じる。覆い被さる体の重みの圧が心地いい。
優しくも低い吐息混じりの愛の囁き。
濃厚なアーサンの香りが充満して、肺から身体中に巡る。
愛も欲も全て注がれる。満たされる。溢れる。
「ぁああ、ひぐッ、イく、イく!」
「お尻でイっちゃう?」
「おひりで、イく、イくぅ!」
「ふふ、うん。イくとこ見せて」
「ぁ、あああ!」
快感が弾けて筋肉が硬直を通り越して痙攣を起こす。
「く、ぅ……はっ」
『ビュク、ビュクク』
「ッッ~~~~……はっ、あああぁ♡」
アーサンが俺の中でイってる。その事実に胸の内で感情が火花のように爆ぜる。
「あぁしゃ、ぁああ、すき、すきぃ♡」
「私も好き……」
「まえから、まえからぁだきひめて……キスして」
俺のお願い通り、仰向けで抱き締めてキスをしてくれる。
アーサン。好きだ。好き。好き。ああ、頭がおかしくなりそうだ。
「あはは、私が大好きって顔してる」
「好き……ああ、好きだ♡ 好きだアーサン♡」
「私も大好きだよ。好き。好き、サミュエル……愛してる」
「あいひてる、俺も愛してる……アーサン、アーサン……あぁしゃん」
「眠くなってきちゃったね。よしよし……ゆっくりお眠り。おやすみ」
トロトロと下がってくる重い瞼にキスを落とされる。
心地良い。ずっとアーサンの腕の中に居たい。
「すぅー……すぅー……」
「……サミュエル、気付いてないかもしれないけど、君の可愛さは年々磨きがかかってるよ。今だけかもね。ちゃんと寝かせてあげられるの」
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