巻き込まれ転移者の特殊スキルはエロいだけではないようです。

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おまけ②

おまけ②・三度目の本番

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「ジュ……ジュン……」
「……んぁ」

 子ども達の寝室で揺さぶり起こされた純一郎は、身じろぎながら寝惚け眼で声を漏らす。

「もも……」
『パシ』
「!」

 目を擦る純一郎の手を取って、じっと潤んだ瞳で見つめるモモの顔に思わず驚く。
 その近さに。そして案の定──

「んぐ」
『チュル』

 モモが強引に舌を純一郎の唇に突き入れた。

『ちゅ、ぢゅる……』
「ぁ……っんぐ…………は、……モモ」

 唇を合わせたまま、手探りで純一郎はモモの下腹部に触れた。
 ギンギンに張り詰め、熱く脈打っている。

「……っ、ココではダメだ」
「はぁ……わかっている」

 子ども達の寝室である事を思い出した純一郎が制止をかければ、モモが身をゆっくり退いていく。
 五人の子ども達が眠りについている事を確認してから寝室の扉を閉じ廊下に出る。

『ガバッ!』
「ぇ!?」
『グリ……』
「待って、モモ……ベッド行こ、廊下じゃ声が」
「すまんっ……もう、無理だ」

 本当に切羽詰まった声を純一郎の耳元で囁き、子ども達の寝室の前で性急にモモが動く。

「ま、て、本当に……ぁ」
『クチュ』

 ずらされたズボンと下着。尻たぶを掴まれ左右にわり開かれた奥へ押し当てられる熱を持った質量。

『ズチュン』
「────ッ」

 一気に中を突き上げられた瞬間、視界に星が瞬く。
 声量を抑えて、モモの説得を続ける。


「だめ、だめ……もも」
「すまん」
『ズグン』
「~~ッ……はっ、ぁんん」

 根元まで押し込み、最奥の壁を亀頭で押し上げながらぐりぐりと押し込んでいく。

「ばかばかばかっ……! 子ども、達が、この向こうで……寝てるんだぞ」
「本当にすまない……我慢が効かん」
『ズチュ、グプン』
「ぁ、ひ……ん、んっ」

 快感に膝を震わせながら、潤みきった瞳でモモを睨み付ける。

「ぃや、だって……言ってる、だろ」
「くっ…………ぅ……わかった、寝室に行くから……そんな可愛い顔で煽らないでくれ」
「怒ってん、だよ……」
「掴まってろ」
『グン!』
「は?」

 純一郎の両脚を持ち上げて、挿入したまま抱き抱え、歩き出すモモ。
 突然の浮遊感に驚いた純一郎は落ちないように慌てて回されたモモの腕にしがみついた。
 背面駅弁状態で廊下から寝室まで移動する。その間も激しく突き上げられながらの移動は身体を駆け巡る快感を増幅させた。

「(ずっと前にも繋がって移動したけど、あの時もヤバかったのに、今はそれ以上に……)」

 どうにか声を噛み殺して耐えていたが、前以上の快感を得ているのは純一郎だけではない。

「はっ、ぁ……う!」
『ドプ』
「ひっ! んんんん!」

 モモの不意打ちの吐精に純一郎の無防備に晒された勃起しきったモノが重力に逆らいビクビクと跳ね上がる。粒の大きな卵の混ざった精液に期待で胸が張り裂けそうなほど脈打つ。
 羞恥に駆られて、自分のモノを握り込んで先走りが廊下に落ちるのを防ぐ。
 寝室へ辿り着けば、ギシリと軋んだ音を立て、丁寧にベッドに沈められた。
 うつ伏せの状態で、腰を高く突き上げた体勢にさせられた後、モモが覆い被さる。

『ゴリュ』
「ぉ、く……モモ」
「ジュン、はっ、ジュン」
「ぁ、や、耳……だめ」

 耳の中を舌で嬲られながら、モモの腰が前後に動かされる。
 突き出したお尻に肌同士がぶつかり合う音が響き、新調したベッドが悲鳴を上げる。
 
「出る……ジュンっ受け止めてくれ」
「うん、うん、いっぱい出して」

 激しい抽挿から奥へ奥へと押し付ける動きに変わっていき──

『ビュルルルルルルル……』
「ッ!? ~~~~ッッ!!」

 流れ込んでくる内部を圧迫する卵の量に驚愕する純一郎。
 こんな大量の卵が注がれたのは初めてで、動揺が隠せず半身を起こしてモモの様子を肩越しに見やる。
 まだモモの射精は終わらず、純一郎の奥の壁にぐりぐりと塗り込む動きをし続ける。
 モモに恐怖を感じているのではない。ただ、単純に驚いて困惑しているだけである。
 内部を圧迫するビー玉サイズの卵がポコポコと蠢いて主張を続けているようで、思わず下腹部へ手を伸ばして慈しむように撫でる。

『ジュン……苦しくないか? 一気に出てしまった』
「……らい、じょーぶ」

 息が整わず、念話で純一郎へ語りかける。派手に射精したからか、理性的なモモに戻っていた。
 
「モモの、いっぱい……嬉しい。モモの赤ちゃん……家族増えるの、嬉しい」

 愛おしそうに撫で続ける純一郎の姿に、モモが生唾を飲み込む。
 
『「ジュン」』
「んあっ! りょーほ、だめらって、頭へんになるぅ」

 大好きなモモの二重音声に悶える。
 うつ伏せでへばる純一郎の身体を反転させ、仰向けにして膝裏を持ち、両脚を持ち上げる。
 結合部は丸見えとなり、萎える事の無いモモのモノがみっちりと埋まっている様がありありと晒される。
 アナルを天井へ向かせながら小刻みに腰を揺するモモに恥辱を感じながらも身体を快楽に委ねる純一郎。
 モモが動く度に卵が内部でコロコロと動く。

「あ、あっ……ああ、卵が、やッ……全部、きもちぃ、イく……イっちゃう! ももぉ、モモ! ぎゅって、して!」
『「ああ、ジュン……どこまで私を魅了すれば気が済むんだ」』
「あ、ああああぁああぁ!!」

 モモに丁寧に抱擁され、ビュクンと勢いよく射精をした純一郎だが、モモの声に高揚感が収まらず、立て続けにドライオーガズムを迎え、ぴくぴくと痙攣する純一郎を恍惚の表情で見守るモモ。

「ジュン、大丈夫か?」
「……んぁ……はっ……はぁぁ……うん。でも、そろそろ、だよな。モモ、抜かないのか?」
「…………卵に身悶えるお前の中も知っておきたい」
「へ、変態め」

 そろそろ卵が割れる。純一郎の身体を作り替える為に。
 多量の卵がパチパチと弾ける衝撃は、モモとの子作りでしか得られない。
 挿入されたままのモモのモノが、共にその時を待ち侘びている。

『パチン!』
「んぅ、んーーッ!?」
『パチパチパチパチ』
「ぁあ、あぁああぁ!」
「これはッ、凄まじい、な」
「イ、ぐ、イッ、あああ! イってるからぁ……っ」

 絶頂地獄から戻って来る事のできない純一郎はモモの腕の中で目を回しながらも、両脚でモモの身体を締め付けて固定し、得られる最高の快楽に善がっている。
 純一郎の終わらぬ絶頂の畝りと卵による刺激に耐えられるはずもなく、モモも何度も射精を繰り返す。
 己の欲望を腹の中に注ぎ続ける快感と純一郎の淫らな姿に腰が止まらないモモは、揺すりながらも悲鳴のような喘ぎを続ける純一郎へ口付けをした。
 舌を絡ませ合い、互いの溢れんばかりの唾液を混ぜ合わせ、境界が溶け合いそうな濃厚過ぎるキスの最中も脈動が止まる事は無く、数十秒にも渡る長い射精が終わってから唇を離す。

『プシ……プシャン』
「ぁ……ああ……」

 大きく開脚したまま腰を浮かせてカクカクと上下に腰を揺らしながら潮を吹く純一郎。完全に意識が遠のいてしまっている。
 
「(並の人間なら……脳にダメージが入るぐらいの快楽に耐えきれてしまうのは、スキルの影響か、ジュンの才能なのか……)」

 純一郎の身体とベッドを清めて、抱き締めたまま目を瞑る。

「(……どちらでもいいか)」

 純一郎の下腹部に触れてれば、皮膚の下で新たな臓器が蠢いているのを感じる。身体が作り替えられ、卵の揺籠が創造されていく。
 愛おしそうに撫でながら、まだ見ぬ我が子を抱く純一郎に想いを馳せ、モモはゆっくりと眠りについた。
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