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所属先は営業部
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「あの、山田さんですよね?私も同じ営業部に配属になった同期の長田美奈子(ながたみなこ)って言います!宜しくお願いします。」
私に挨拶してきたのは、少し地味だけど優しそうな雰囲気を醸し出す女の子
「こちらこそ、宜しくお願いします。」
返事を返すと、嬉しそうに弾けるような笑顔を向けてきた。
この子、笑うと可愛いな!
地味だけど磨けば光るタイプの子な気がする。
こうして兄の独壇場だった入社式が無事に終わり、配属された営業部へと向かう。
私と、長田美奈子と・・・
「あ、私。佐々木恵美(ささきえみ)宜しく。」
私と長田美奈子に挨拶する可愛いらしい雰囲気を纏った佐々木恵美。
この子は、自分が可愛いって自覚してる感じね。
顔から自信満々オーラ出まくりなんだもん
“今年の新人は1人当たりがいるな~
可愛いよな~あの恵美ちゃんって“
まわりから聞こえている声に気づいているみたいで、先程から異性の前だと180度コロッと態度を変えながら話してる姿が可笑しかった。
「こんにちは、この度営業部に配属になった佐々木恵美です。親しみを込めて恵美ちゃんって呼んで下さいね!」
ブリブリと甘えた声で挨拶する佐々木恵美。
私達に先程挨拶した時とは、声が1オクターブ上がってて笑いそうになった。
「ワシが営業部長の南だ!君達3人は今後研修という形で3ヶ月頑張ってくれたまえ」
いい感じのバーコード具合の眼鏡の親父。
でも私を見る目が冷たすぎる気がするんだけど・・・
「恵美ちゃんだったね、君は可愛いから営業部のアイドル的存在になりそうだ。」
恵美にだけに典型的な贔屓をする。
あからさまに態度が違うんだけどーー!!
癖が強すぎるバーコード南と命名した。
それにしても七三分けで、べっとり油が浮き出るくらい固めた髪型がマジで気持ち悪すぎ。
心の中で悪態をつく私の目の前に爽やかに微笑むイケメンがやってきた。
「武田葵(たけだあおい)です。
今度君たちの指導係をすることになったから宜しくね。」
白いシャツから爽やかな柑橘系の匂いが微かに香る。
髪の毛は短めのやや茶髪系で前髪をチョンと立たせていてお洒落な感じの容姿。
ふーん、意外とイケメンじゃん!!
そう思ったのは私だけではなかったようで・・・
「武田主任、佐々木です!恵美ちゃんって呼んで下さい~よろしくお願いします!」
このぶりぶりしながら舌足らずな話し方をするのは佐々木さん。もうブリブリ恵美って命名したいぐらいだわ!
「恵美ちゃんに、美奈子ちゃんに、花子ちゃんだね。3ヶ月頑張ろうね。」
爽やかに微笑むと、白い歯がチラリと見える。ちょっとチャラい雰囲気を醸し出してる武田葵
だって・・・
いきなり初対面で名前呼びのちゃん付けだよ!
見るからに女慣れしてそうでモテそうじゃん!
私は若干苦笑いしながら武田葵から距離を取る。
その反対にブリブリ恵美は擦り寄っていく
長田美奈子は何か固まってるんだけど・・・
私が長田美奈子の肩をポンと叩くと、隣の彼女は真っ赤になってる
「イケメン過ぎて固まっちゃった」ってボソって呟くから笑っちゃった。
だって可愛いすぎて・・・
私に挨拶してきたのは、少し地味だけど優しそうな雰囲気を醸し出す女の子
「こちらこそ、宜しくお願いします。」
返事を返すと、嬉しそうに弾けるような笑顔を向けてきた。
この子、笑うと可愛いな!
地味だけど磨けば光るタイプの子な気がする。
こうして兄の独壇場だった入社式が無事に終わり、配属された営業部へと向かう。
私と、長田美奈子と・・・
「あ、私。佐々木恵美(ささきえみ)宜しく。」
私と長田美奈子に挨拶する可愛いらしい雰囲気を纏った佐々木恵美。
この子は、自分が可愛いって自覚してる感じね。
顔から自信満々オーラ出まくりなんだもん
“今年の新人は1人当たりがいるな~
可愛いよな~あの恵美ちゃんって“
まわりから聞こえている声に気づいているみたいで、先程から異性の前だと180度コロッと態度を変えながら話してる姿が可笑しかった。
「こんにちは、この度営業部に配属になった佐々木恵美です。親しみを込めて恵美ちゃんって呼んで下さいね!」
ブリブリと甘えた声で挨拶する佐々木恵美。
私達に先程挨拶した時とは、声が1オクターブ上がってて笑いそうになった。
「ワシが営業部長の南だ!君達3人は今後研修という形で3ヶ月頑張ってくれたまえ」
いい感じのバーコード具合の眼鏡の親父。
でも私を見る目が冷たすぎる気がするんだけど・・・
「恵美ちゃんだったね、君は可愛いから営業部のアイドル的存在になりそうだ。」
恵美にだけに典型的な贔屓をする。
あからさまに態度が違うんだけどーー!!
癖が強すぎるバーコード南と命名した。
それにしても七三分けで、べっとり油が浮き出るくらい固めた髪型がマジで気持ち悪すぎ。
心の中で悪態をつく私の目の前に爽やかに微笑むイケメンがやってきた。
「武田葵(たけだあおい)です。
今度君たちの指導係をすることになったから宜しくね。」
白いシャツから爽やかな柑橘系の匂いが微かに香る。
髪の毛は短めのやや茶髪系で前髪をチョンと立たせていてお洒落な感じの容姿。
ふーん、意外とイケメンじゃん!!
そう思ったのは私だけではなかったようで・・・
「武田主任、佐々木です!恵美ちゃんって呼んで下さい~よろしくお願いします!」
このぶりぶりしながら舌足らずな話し方をするのは佐々木さん。もうブリブリ恵美って命名したいぐらいだわ!
「恵美ちゃんに、美奈子ちゃんに、花子ちゃんだね。3ヶ月頑張ろうね。」
爽やかに微笑むと、白い歯がチラリと見える。ちょっとチャラい雰囲気を醸し出してる武田葵
だって・・・
いきなり初対面で名前呼びのちゃん付けだよ!
見るからに女慣れしてそうでモテそうじゃん!
私は若干苦笑いしながら武田葵から距離を取る。
その反対にブリブリ恵美は擦り寄っていく
長田美奈子は何か固まってるんだけど・・・
私が長田美奈子の肩をポンと叩くと、隣の彼女は真っ赤になってる
「イケメン過ぎて固まっちゃった」ってボソって呟くから笑っちゃった。
だって可愛いすぎて・・・
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