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 んんっ~、さて不幸な話や恨み言は本当に無駄な時間です。負の思い出を思い出すよりも、プールの女子更衣室や彼女の体操服の匂いを思い出す方が幸せになれます。その当時の私はいわゆる不良化していました。髪は黒髪でしたが、授業中はほとんど寝ていました。家でも寝ているので毎日10時間は寝ていた事でしょう。頭の悪い、やる気のない生徒として見えていた事でしょう。本当にやる気がありませんでした。

 今日も私は家に帰ると筋力トレーニングを始めました。あれあれ⁇の急展開ですか?不良=喧嘩が強いです。同級生の男達に舐められる訳には行きません。それもそのはずです。小学生6年生の時に弟の友達と船着き場に遊びに行った時でした。3人組の他所の小学生達に襲われました。こっちは4人組でしたが、1人は小学生2年生でした。それに相手の方が交通誘導に使う黄色い旗を持っていました。横断歩道がある場所から持って来たようです。つまりは頭のおかしな武装した悪ガキだという事です。

 私達4人は見事にイジメられる役に強制参加です。子供対子供の喧嘩でしょうか?見ず知らずの子供にいきなり喧嘩をふっかけられたら、こっちとしてはどうしたらいいのか分かりません。とりあえず私達はバラバラに逃げ出しました。私も訳も分からずに逃げました。逃げて建物の中に追い詰められました。お店の中に逃げたのにお店の大人は何もしてくれません。遊んでいるとでも思っているのでしょうか。大人なら察して早く助けて欲しいものでした。その当時から私はキレると手加減と見境いがなくなるので危ない子供でしが、流石にこれ以上は母親に迷惑はかけられません。殴るのは我慢しなくてはいけません。学校の窓ガラスや机と違って、怪我の治療費はとても高そうです。それに謝るのは嫌です。

 そこに逃げた弟が助けに来てくれました。正直助かりましたが、私の代わりに弟が捕まりました。役立たずの弟です。私は逃げ出す事に成功したので弟を放って置いて、家に帰っても良かったのですが、兄として仕方ありません。戻って安全かどうかを確かめるぐらいはしないといけません。本当に面倒な弟です。私1人なら3対1でも余裕で勝てました。むしろ、殴られれば正当防衛で殴り返す事が出来るのです。はっきり言って邪魔でした。

 私は警戒しながらも、さっきの建物の場所まで戻りましたが、弟がこっちに奴らと歩いて来ました。どう考えても逃げた友達の家に奴らを案内しているとしか思えません。脅されて友達を売るようなゴミのような弟です。そのまま放置した方が良かったです。見ているだけで胸糞が悪くなります。それに私も見つかってしまいました。まぁ、見つかるように歩いていたので当然かもしれません。馬鹿な悪ガキは馬鹿みたいに私に向かって自転車で走って来ました。やはり、弟は見捨てた方が良さそうです。私は急いで家に帰る事にしました。



 この出来事の所為で私が筋力トレーニングを始めた訳ではありませんが、中学校にはあの時の3人組に似た奴らがいました。相手は覚えていないようですが、こっちは覚えています。相変わらずムカつく奴らです。その中のデブの八百屋のガキが最悪でした。弱いのに強い2人の友達に隠れて威張っています。殴れば簡単に泣かして土下座させる事も出来るのにこの世界では何故か暴力は禁止されています。そう考えると強くなる事は全くの無意味です。そう禁止された状態では強くなる事に意味はないのです。

 私が初めて人を殺したいと思ったのは小学6年生の時です。同級生の3人の女の子を殴りまくって、3階から突き落としたいと思いました。私の事を馬鹿にしたので仕方ない事です。それぐらいされても文句はないはずです。私は子供の頃からキレると血が沸騰したように激情に駆られてしまう事が何度もありました。自動車のライトを石を投げつけて壊したり、教室の椅子を投げつける事もありました。小学生達に襲われた後には護身用でカッターナイフをポケットの中に入れるようになりました。それは成長するごとに、木刀から包丁、包丁から模造刀に代わっていきました。

『強い武器を持つ事で私はドンドン安心感を持つようになりました。それでも暴力や殺人は駄目です。駄目だと言われ続けます。でも、暴力を振るわれても我慢しろとも言われます。こっちは我慢して、あっちは我慢しなくていい?そんな意味の分からない事を言われて納得出来る人間がいるのでしょうか?この世界の馬鹿のようなルールに従わされるのはウンザリでした。その頃から私は最強の殺人鬼になる事を夢見て、毎日2時間の筋力トレーニングや戦闘トレーニングを続けていました。』

 ここまで来ると、もう私の印象はヤバい精神障害者です。まぁ、精神障害者ではあります。私は大人になってアスペルガー症候群と診断されました。特定の分野に強い興味やこだわりを持つそうです。遠からず近からずと言った所でしょうか。まぁまぁ正解だと思いました。驚異的な記憶力と観察力と動体視力は確かに持っていました。それに過去に執着するネチネチした性格も当て嵌まるかもしれません。そう私が犯罪と正義に強い興味を持つ事になったのは家庭環境とくだらない学校教育に問題があったのです。つまりは被害者なのです。この間違った世界は加害者という被害者を大量生産するイカれた工場だと私はそう考えるようになりました。

 意外と過去の事を1つずつ思い出すのは面倒な事です。しかも文章にするのは本当に面倒です。まぁ、私の生きた人生を何処かに残しておくのです。だとしたら、数時間で何年分もの出来事を残す事が出来るのです。これまでの無意味な人生の時間から考えれば実に有意義なものだと思います。さて、私の犯罪行為の第1の被害者になる女性の登場です。私は中学2年生でした。場所は男女分かれて寝る事が出来るホテルの大部屋でした。キチンと壁があるものの、楽に超える事が出来る高さです。跨ぐだけで女性が寝ている部屋に行く事が出来ました。家族3人と母親の第1彼氏か、第2彼氏か知らない男とホテルの大浴場で風呂に入って、泊まる事になりました。

 その日は慣れない場所で寝る事になったので、眠れずにイライラしていたのかもしれません。ちょっとだけ女性の部屋に入る事にしました。どんな女性が寝ているのか少し興味があったのも事実です。足音と気配を出来るだけ消して、寝ている人がいないか探しました。一番近くに寝ている人を見つけるとゆっくりと近づいて行きます。自分の心臓の音や呼吸が酷く煩く思えました。呼吸も鼻息も荒く、よく寝ている女性にバレなかったなと思う程でした。寝ている女性の見た目は27~28ぐらいです。私から見たら若くはないですが、悪くはありませんでした。紺色の半袖シャツに薄いグリーンの短パンの隙間から奥が見えそうな感じがしました。暗がりの中でハッキリと下着を覗き込む事は出来ませんでした。
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