スライム倒して4ゴールド！大好きなお姉さんを1000万ゴールドで買取ります！【①】

第50話 お昼ご飯

　カイル『(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ヤァー、セイ、ハァー(剣・左振り下ろし→右横斬り→正面突き)』

　バーンズ『(*ﾟ∀ﾟ*)カァン、ギァーン、サァー(捌きと回避)‼︎』『(*ﾟ∀ﾟ*)オリャー(左手・左横裏拳)』『ボォゴォ(直撃)！』

　カイル『∑(´ཀ`)がぁはー(左顔・殴打)！』

　ラルフ「Σ（ﾟдﾟlll）大丈夫か！」

　バーンズ「(ಠ_ಠ)言っただろう？次に来たら本当に殺すからな(怒)！」とカイルの攻撃は全然駄目だ！2人で戦っても勝てる訳がない。でも、アイツらは明らかに悪者だ！ここにいたらフィオナ姉さんは連れて行かれるだけだし、街まではどう頑張っても、1時間以上はかかる！時間稼ぎは意味はないし、どうすればいいんだよ(怒)！

　フィオナ「はぁはぁ(>_<)この変態っ！ファイヤー(火の玉)‼︎」

　ゴング『(´༎ຶོρ༎ຶོ`)ぎゃぁぁぁ‼︎俺の大事なところに何すんだよ(急所・損傷)‼︎』

　フィオナ「(;´д｀)二手に分かれて逃げるわよ‼︎コイツらの狙いは私なんだから、早く走って逃げるの！」

　バーンズ「(ಠ_ಠ)駄目だ。お前1人で逃げてもいいが、この餓鬼2人が海岸で死体で見つかってもいいなら逃げろよ！どうした早く逃げろよ？」と殴られたカイルはまだ、立ち上がる事が出来ません。殴られたダメージで脳震盪(のうしんとう)でも起こしているのでしょうか？

　カイル「(~_~;)💬(はぁはぁ、足に力が入らない。僕がみんなの足枷になってしまったよ(泣)。早く逃げないと、折角のフィオナが作ってくれたチャンスが無駄になってしまうよ！)」と頭部に受けた衝撃で意識が朦朧とします。逃げるのは難しいです。このままだと、ゴングの方もフィオナお姉さんから受けたダメージをアイテムポーチから取り出している薬草で、回復されてしまいます。逃げようにも走って追い付かれるし、戦うには実力差があり過ぎます。

　フィオナ「はぁε-(´∀｀; )分かったわ！大人しく付いて行くから、この2人は見逃して！駄目なら、こうするわ！」と口に手の平を当てました。

　バーンズ「んんっ(・・?)何のつもりだ？」と意味が分かっていないようです。僕には分かります。

　カイル「フッフッ(*ﾟ∀ﾟ*)分かんないよね！フィオナお姉さんは自分の口の中に向けてファイヤーを使うつもりなんだよ！」と短い付き合いですが、フィオナお姉さんの無茶な性格は知っています。

　ゴング「(｀∇´)クソが(怒)！舐めた真似しやがって、売り物にする前に俺が痛ぶってやってもいいんだぞ‼︎」とズボンの真ん中に大きな穴が空いていますがそれを気にせずに、落とした棍棒を拾い上げて、フィオナお姉さんを凄い目で睨みつけています。

　バーンズ「(´Д` )あ～～、ゴング！叩くのも痛ぶるのも駄目だ！女もお前が死んだら、この餓鬼2人を嬲り殺すからな(怒)！俺達はお前の父親に貸してやった金を払って貰いたいだけなんだよ。あんなボロ小屋に住んで居たら300万ゴールドは払えないだろう？上の姉ちゃんはもう他の所に世話になっているようだから、お前しかいないんだよ！付いて来たくないなら、300万ゴールドを今すぐに払ってくれよ？」とどうやら、また、あのロクデナシの父親が原因のようです。フィオナお姉さんの表情は怒りよりも悔しさの方が大きかったようです。その茶色の瞳が悲しそうに揺れていました。

　ラルフ「そんなの姉ちゃんには関係ないだろう！お前らがやっているのは、ただの誘拐だろう！そんなに金が欲しいなら父親を探して返して貰えよ(怒)！」と僕も同じ意見だけど、多分無理だよ。

　ゴング「(*⁰▿⁰*)そうだよ！誘拐だよ♬だからバレないように、お前ら餓鬼の後をつけて、ここまで来たんだよ！俺達の仕事の邪魔するなよ(怒)！」とやっぱり、それが目的だったみたいです。お金は払えないけど、フィオナお姉さんを連れて行かれるのは嫌だ！

　カイル「(;´д｀)お願いだよ！お金なら僕が大人になってから返すから、フィオナを連れて行かないでよ！約束するから連れてかないで(お願いします)！」とやっと立てるようになった。まだ、足がガクガクするけど、大丈夫。戦える！

　バーンズ「(*ﾟ∀ﾟ*)それじゃあ困るんだよ(笑)！300万ゴールド貸して、300万ゴールド帰って来ても、儲けはゼロだろ！この女にしっかりと働いてもらえば、若くてそこそこの可愛さだ。年間200万ゴールドは確実に稼いでくれる。あとはタップリと時間をかけて10年ぐらいで2000万ゴールド以上を稼いでくれる目玉商品になってくれる。300万ゴールドぽっちで見逃すはずないだろう(笑)？」と大体の事は分かった。僕に出来る事はこれしかないみたい(笑)！

　カイル「ラルフ君は街まで走って人を連れて来て！コイツらは僕とフィオナお姉さんには絶対に手を出せないから！早く行って！」

　ラルフ「(＞＜)くぅ～～‼︎すぐに戻って来るからやられるんじゃないぞ‼︎」と3人が助かる方法が分かんねぇから、走るしかない！俺が走って人を連れて来れば、みんなが助かるかもしれない。今は走るしかないんだ(涙)！

　ゴング「∑(ﾟДﾟ)あっ！てめぇ～待たないと餓鬼と女を殺すぞ！」

　バーンズ「はぁ～ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄やっぱり1人の所を連れて来た方が良かったな！もう餓鬼は要らない(殺す)！」

　カイル『(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ヤァー(剣・突き)』

　バーンズ『(ಠ_ಠ)ガァン(振り払う)ハッ(剣・突き)』『グゥサァ(直撃)！』

　カイル『∑(´ཀ`)がぁはぁ(腹部・串刺し)！』

　フィオナ「(´༎ຶོρ༎ຶོ`)きゃあああ～‼︎……何してんの早く薬草を食べさせなさいよ(怒)！回復魔法が使えるならそっちでもいいから、早く助けない死んじゃうでしょう(怒)！早くしないと自殺するわよ‼︎」とお腹を刺されたカイルは腹から血を流し続けています。このままでは死んでしまいます。でも！

　バーンズ「(ಠ_ಠ)お前が死んだら、下の妹を連れて行く。邪魔するならババアも殺す！死にたいなら早くしろ。お前の代わりは居るんだから！」

　フィオナ「あの子はまだ、8歳なのよ！そんな事、絶対に許さない(怒)！」

　バーンズ「………ゴング、この女はついて来たくないようだ。北の村にいる妹の方を連れて行くぞ！大きくなるまでお前が面倒を見てやれ。タップリとな(笑)！」

　ゴング「ヘッヘッヘェ(*⁰▿⁰*)それは面白そうだな！子供相手も楽しそうだ。じゃあな、姉ちゃん。薬草を探すんなら急いだ方が良いぜ♬その傷ならもって30分ぐらいかな？止血した状態だけどな(笑)！」と2人の男は妹の住む村に向かって歩き出しました。私が出来る事はこれしかありません。止血する為のロープはありません。薬草は全て赤いリュックサックの中で、あの棍棒男が持っています。こんな事なら回復魔法を貰っておけば良かったけど、もう遅いです。

　フィオナ「(´༎ຶོρ༎ຶོ`)私を連れて行って、妹には手を出さないと約束して！」

　バーンズ「(ಠ_ಠ)他に条件はあるか？」

　フィオナ「この子に助けて！」

　バーンズ「(ಠ_ಠ)駄目だ！」

　フィオナ「どうして駄目なの、まだ子供なのよ！助けなさいよ！」

　バーンズ「(ಠ_ಠ)時間稼ぎのつもりなら、もう行くぞ！そいつは助けない。今すぐに来い(怒)！」とこれ以上、駄々をこねるとカイルの首を斬り落とすかもしれません。行くしかありません。

　カイル「_:(´ཀ`)だぁめぇー。」

　フィオナ「(´༎ຶོρ༎ຶོ`)ごめんね。私の事は忘れて、本当にごめんね。本当にごめんね。」ともう助からない。助けられない。私はもう行くけど死なないでね？君が死んだらお姉ちゃんが悲しむから………。

　カイル「_:(´ཀ`)だぁ……」と遠ざかる足音が聞こえなくなって来ている。近くの波の音も、お日様の光も暗くなって行く、まだ、お昼ご飯も食べていないのに、今日のお昼はフィオナお姉さんの為にサンドイッチと唐揚げ………。

　【Season  1  end(シーズン1終了)】