2 / 102
第一章・風竜編
第2話 10級仮登録とスライム洞窟
しおりを挟む
「そんな事ありませんよ。仮登録は終わりました。10級からのスタートになります」
「じゃあ、クエストは受けられるんですか?」
「はい、あちらに掲示されている10級専用のクエストを受けられますよ。こちらが仮の冒険者カードです。失くさないように注意してくださいね」
こっちの心配をよそに受付女性は微笑みを浮かべて、右手で壁の掲示板を指し示してから、カウンターの上に木の板を置いた。
建物の出入り口から見て左上にある紹介された掲示板には、大きく『10』と書かれている。
薄茶色の薄い木の板にも、黒いインクで名前と『10』という数字がスタンプされている。
仮登録の冒険者には、この質素なカードで十分という事なんだろうな。
「ありがとうございます。頑張ってみます」
「お気をつけて。無理せずに頑張ってくださいね」
受付女性にお礼を言って、木の板を受け取ると早速、10級の掲示板を見に行った。
「初クエストは絶対に失敗できない……」
10級の掲示板は誰も見ていないから、じっくりと選ぶ事が出来る。
出来るだけ簡単そうなクエストを見つけて、トントン拍子に行きたい。
でも、何が簡単なクエストなのかも全然分からない。
「すみません。どのクエストが簡単なんでしょうか?」
なので、8級の掲示板にいた二十四歳ぐらいの筋肉ムキムキの青年に聞いてみる事にした。
誓約書にも冒険者同士仲良くしましょう、と書いてあったから教えてくれるはずだ。
「んっ? ああ、いいぜ!」
「うっ……」
爽やかな笑顔とキラリと輝く白い歯を見せて、青髪の筋肉さんは引き受けてくれた。
(ま、眩しいぃ~‼︎)
思わず兄貴と言いたくなってしまう。これが都会の男の力みたいだ。
母さん、都会は男女関係なく気をつけないと駄目みたいだ。
「10級なら、俺のオススメはスライム洞窟だな」
「これですか?」
青髪さんは掲示板の中の七枚のクエストから、一枚を人差し指で指している。
クエストの内容を読んでみると、スライムの核、一個十ギルと書かれていた。
ちょっと報酬が低過ぎないかな?
「報酬は低いけど、洞窟の魔物を倒していれば、自然と身体が強くなるんだ。それにスキルを覚える事もあるんだぜ。知識や経験も大事だが、まずは体力を付けないと何も出来ないぜ!」
「な、なるほど。それじゃあ、これにしてみます!」
青髪さんが両腕を持ち上げて、力こぶを見せている。言われてみればその通りだ。
どんなに頭が良くても、魔物を倒す力がないと倒せない。
よし、まずは父さんみたいなガチムチの脳筋を目指してみよう。
「ああ、頑張れよ! でも、お前のその身体だとスライムを素手で倒すのは難しいかもな。武器は用意した方がいいぞ」
「それなら……これがあります!」
武器なら持っている。背中の鞄から片刃の鉄の短剣を取り出して、青髪さんに見せてみた。
「おっ、それなら大丈夫そうだな。それとクエストは自分の等級と同じものしか受けられないからな。等級が上の人は手伝えないから、無理に頼んだりしたら駄目だぞ」
「そうなんですか? だから、ここには誰もいないんですね」
9級と10級の掲示板には誰もいないけど、7級と8級は人が多い。
一階には7~10級の掲示板しかないから、多分、6級以上は二階にあると思う。
でも、何級が普通なんだろう?
「ああ、10級なら、サボらなければ二週間もあれば終わるからな。それでも、何ヶ月も10級のままの可哀想な人もいるけど、悪く言ったりしたら駄目だぞ」
「そうですね……ありがとうございました。頑張ってみます」
「おお! 応援しているぞ!」
青髪さんに悪気はないと思うけど、その可哀想な人になるかもしれない。
とりあえず、青髪さんを信じて、二週間頑張ってみるしかない。
お礼を言って、掲示板からクエスト用紙を一枚取った。
「うわぁー、ドキドキするよ。冒険者カードと用紙を渡すだけでいいみたいだけど……」
今度は三つあるクエスト用のカウンターに、クエスト用紙を持って並んでみた。
掲示板のクエスト用紙は何枚もあるものから、一枚しかないものもあった。
スライムの核は何枚もあったので、10級でも簡単なクエストなのかもしれない。
「次だ……」
カウンターの前には四人も並んでいたけど、一人二分もかからずに終わっていく。
都会の人は動きが早い。登録手続きに四分もかけた村育ちとは、やっぱり違う。
「お待たせしました。お座りください」
「はい、このクエストをお願いします」
受付女性に言われて椅子に座って、クエスト用紙と冒険者カードをカウンターの上に置いた。
目の前には、半袖の水色と白色のチェック柄のフリルシャツに、胸開きの黒と薄茶色の前掛けが付いたドレスを着た、二十六歳ぐらいの大人っぽい女性がいる。
どうやら服装は自由みたいだ。赤みがかった茶色い波打つ長い髪に、濃い灰色の帽子を被っている。
「10級のスライムの核集めですね。少々お待ちください……」
受付女性は立ち上がると、棚から用紙を探して持って来た。
ここまでは列の前に並んでいた人達と同じ動きだ。
「お待たせしました。こちらがクエスト証明書です。表にクエストの内容、裏面に目的地までの地図が書かれています」
受付女性がカウンターの上に薄茶色の紙を一枚置いた。
縦二十五センチ、横二十センチぐらいの証明書を受け取って裏面を見る。
街から目的地までの行き方が書かれている。
街からスライムが住んでいる洞窟までは、徒歩で四十分程度の近い距離だった。
これなら問題なく辿り着けそうだ。
「ルディさんは仮登録用の冒険者カードなので、冒険者手帳は持っていませんが、通常は手帳にも証明書を印刷します。クエスト忘れや不正を防止する為の役割があります。なので、手帳が無い場合は、この証明書は紛失しないようにしてください」
「そうなんですね。でも、万が一に無くしてしまったら場合はどうなるんですか?」
手続きは終わったみたいだけど、カードと丁寧に折り畳んた証明書を鞄に入れながら聞いてみた。
やっぱり良い匂いがする美人とは少しでも長く話したい。
「冒険者ギルドでもクエストの控えは取ってあります。控えが見つかれば問題ありません。でも、他人の力を借りて得た拾得物の可能性がある場合はチェックされます。不正が見つかれば、冒険者資格の永久剥奪も有り得ますので、気をつけてくださいね」
「あっはは、多分、しないと思うので大丈夫です。ありがとうございます。それじゃあ、頑張ってきます」
「お気をつけて」
受付女性にお礼を言って、椅子から立ち上がった。
不正したくても、不正の仕方も分からないから出来るはずない。
冒険者ギルドから出ると、早速、鞄から折り畳んだ証明書を取り出した。
すぐに使うから鞄に入れなくてもよかった。
「えっーと、まずは左に進めばいいんだな……」
また冒険者ギルドに入って、誰かに聞いた方が早いかもしれない。
でも、これも不正になるかもしれないし、冒険者は同じ等級のクエストしか手伝えないらしい。
10級の人が誰も建物の中にいないなら、一人で頑張らないと駄目だ。
「これも経験を積む為の試練だな」
気合を入れて、地図の通りに街中を進んで行く。
しばらくすると建物が少なくなって、石畳の道が途切れて、森が見えてきた。
森の入り口には、『スライム洞窟まで約三キロ』と書かれた看板が立っている。
ここで間違いないようだ。森の中に綺麗に整備された一本道が続いている。
「よし、行くぞ!」
徒歩四十分も必要ない。軽く走っても、二十分もあれば着けるはずだ。
準備運動がてら、森の一本道を走り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
静かな森の中の空気は美味しいし、あっという間に次の看板が見えてきた。
看板には『気をつけて。スライム洞窟まで約二キロ』と書かれている。
小さな子供が間違って、森に入ったら大変だよね。
「はぁ、はぁ、はぁっ……?」
また看板が見えてきた。看板には『危ないよ! スライム洞窟まで約一キロ!』と書かれている。
さっきよりも強めの警告だ。もしかすると、本当に危ないのかもしれない。
引き返した方がいいのだろうか?
「いやいや、駄目だ! この看板は覚悟を試しているんだ! 看板程度に負けていられない」
少し不安になってしまったけど、大丈夫だ。
ここまで来たのなら洞窟まで行って、スライムを見てから引き返えそう。
戦う前から逃げ出すのは早すぎる。逃げるなら相手を見てからでも遅くはない。
「はぁ、はぁ、はぁっ……到着した」
森の一本道を進んだ先に、薄茶色の岩山にポカンと空いた洞窟が見えてきた。
穴の近くには見張りは誰も立っていないけど、看板が立っている。
看板には『危険! スライム洞窟入り口。許可なく立ち入る事は禁ずる』と書かれている。
冒険者ギルドの証明書を持っているから、入るのは問題ないと思う。あとは入るだけだ。
♢
「じゃあ、クエストは受けられるんですか?」
「はい、あちらに掲示されている10級専用のクエストを受けられますよ。こちらが仮の冒険者カードです。失くさないように注意してくださいね」
こっちの心配をよそに受付女性は微笑みを浮かべて、右手で壁の掲示板を指し示してから、カウンターの上に木の板を置いた。
建物の出入り口から見て左上にある紹介された掲示板には、大きく『10』と書かれている。
薄茶色の薄い木の板にも、黒いインクで名前と『10』という数字がスタンプされている。
仮登録の冒険者には、この質素なカードで十分という事なんだろうな。
「ありがとうございます。頑張ってみます」
「お気をつけて。無理せずに頑張ってくださいね」
受付女性にお礼を言って、木の板を受け取ると早速、10級の掲示板を見に行った。
「初クエストは絶対に失敗できない……」
10級の掲示板は誰も見ていないから、じっくりと選ぶ事が出来る。
出来るだけ簡単そうなクエストを見つけて、トントン拍子に行きたい。
でも、何が簡単なクエストなのかも全然分からない。
「すみません。どのクエストが簡単なんでしょうか?」
なので、8級の掲示板にいた二十四歳ぐらいの筋肉ムキムキの青年に聞いてみる事にした。
誓約書にも冒険者同士仲良くしましょう、と書いてあったから教えてくれるはずだ。
「んっ? ああ、いいぜ!」
「うっ……」
爽やかな笑顔とキラリと輝く白い歯を見せて、青髪の筋肉さんは引き受けてくれた。
(ま、眩しいぃ~‼︎)
思わず兄貴と言いたくなってしまう。これが都会の男の力みたいだ。
母さん、都会は男女関係なく気をつけないと駄目みたいだ。
「10級なら、俺のオススメはスライム洞窟だな」
「これですか?」
青髪さんは掲示板の中の七枚のクエストから、一枚を人差し指で指している。
クエストの内容を読んでみると、スライムの核、一個十ギルと書かれていた。
ちょっと報酬が低過ぎないかな?
「報酬は低いけど、洞窟の魔物を倒していれば、自然と身体が強くなるんだ。それにスキルを覚える事もあるんだぜ。知識や経験も大事だが、まずは体力を付けないと何も出来ないぜ!」
「な、なるほど。それじゃあ、これにしてみます!」
青髪さんが両腕を持ち上げて、力こぶを見せている。言われてみればその通りだ。
どんなに頭が良くても、魔物を倒す力がないと倒せない。
よし、まずは父さんみたいなガチムチの脳筋を目指してみよう。
「ああ、頑張れよ! でも、お前のその身体だとスライムを素手で倒すのは難しいかもな。武器は用意した方がいいぞ」
「それなら……これがあります!」
武器なら持っている。背中の鞄から片刃の鉄の短剣を取り出して、青髪さんに見せてみた。
「おっ、それなら大丈夫そうだな。それとクエストは自分の等級と同じものしか受けられないからな。等級が上の人は手伝えないから、無理に頼んだりしたら駄目だぞ」
「そうなんですか? だから、ここには誰もいないんですね」
9級と10級の掲示板には誰もいないけど、7級と8級は人が多い。
一階には7~10級の掲示板しかないから、多分、6級以上は二階にあると思う。
でも、何級が普通なんだろう?
「ああ、10級なら、サボらなければ二週間もあれば終わるからな。それでも、何ヶ月も10級のままの可哀想な人もいるけど、悪く言ったりしたら駄目だぞ」
「そうですね……ありがとうございました。頑張ってみます」
「おお! 応援しているぞ!」
青髪さんに悪気はないと思うけど、その可哀想な人になるかもしれない。
とりあえず、青髪さんを信じて、二週間頑張ってみるしかない。
お礼を言って、掲示板からクエスト用紙を一枚取った。
「うわぁー、ドキドキするよ。冒険者カードと用紙を渡すだけでいいみたいだけど……」
今度は三つあるクエスト用のカウンターに、クエスト用紙を持って並んでみた。
掲示板のクエスト用紙は何枚もあるものから、一枚しかないものもあった。
スライムの核は何枚もあったので、10級でも簡単なクエストなのかもしれない。
「次だ……」
カウンターの前には四人も並んでいたけど、一人二分もかからずに終わっていく。
都会の人は動きが早い。登録手続きに四分もかけた村育ちとは、やっぱり違う。
「お待たせしました。お座りください」
「はい、このクエストをお願いします」
受付女性に言われて椅子に座って、クエスト用紙と冒険者カードをカウンターの上に置いた。
目の前には、半袖の水色と白色のチェック柄のフリルシャツに、胸開きの黒と薄茶色の前掛けが付いたドレスを着た、二十六歳ぐらいの大人っぽい女性がいる。
どうやら服装は自由みたいだ。赤みがかった茶色い波打つ長い髪に、濃い灰色の帽子を被っている。
「10級のスライムの核集めですね。少々お待ちください……」
受付女性は立ち上がると、棚から用紙を探して持って来た。
ここまでは列の前に並んでいた人達と同じ動きだ。
「お待たせしました。こちらがクエスト証明書です。表にクエストの内容、裏面に目的地までの地図が書かれています」
受付女性がカウンターの上に薄茶色の紙を一枚置いた。
縦二十五センチ、横二十センチぐらいの証明書を受け取って裏面を見る。
街から目的地までの行き方が書かれている。
街からスライムが住んでいる洞窟までは、徒歩で四十分程度の近い距離だった。
これなら問題なく辿り着けそうだ。
「ルディさんは仮登録用の冒険者カードなので、冒険者手帳は持っていませんが、通常は手帳にも証明書を印刷します。クエスト忘れや不正を防止する為の役割があります。なので、手帳が無い場合は、この証明書は紛失しないようにしてください」
「そうなんですね。でも、万が一に無くしてしまったら場合はどうなるんですか?」
手続きは終わったみたいだけど、カードと丁寧に折り畳んた証明書を鞄に入れながら聞いてみた。
やっぱり良い匂いがする美人とは少しでも長く話したい。
「冒険者ギルドでもクエストの控えは取ってあります。控えが見つかれば問題ありません。でも、他人の力を借りて得た拾得物の可能性がある場合はチェックされます。不正が見つかれば、冒険者資格の永久剥奪も有り得ますので、気をつけてくださいね」
「あっはは、多分、しないと思うので大丈夫です。ありがとうございます。それじゃあ、頑張ってきます」
「お気をつけて」
受付女性にお礼を言って、椅子から立ち上がった。
不正したくても、不正の仕方も分からないから出来るはずない。
冒険者ギルドから出ると、早速、鞄から折り畳んだ証明書を取り出した。
すぐに使うから鞄に入れなくてもよかった。
「えっーと、まずは左に進めばいいんだな……」
また冒険者ギルドに入って、誰かに聞いた方が早いかもしれない。
でも、これも不正になるかもしれないし、冒険者は同じ等級のクエストしか手伝えないらしい。
10級の人が誰も建物の中にいないなら、一人で頑張らないと駄目だ。
「これも経験を積む為の試練だな」
気合を入れて、地図の通りに街中を進んで行く。
しばらくすると建物が少なくなって、石畳の道が途切れて、森が見えてきた。
森の入り口には、『スライム洞窟まで約三キロ』と書かれた看板が立っている。
ここで間違いないようだ。森の中に綺麗に整備された一本道が続いている。
「よし、行くぞ!」
徒歩四十分も必要ない。軽く走っても、二十分もあれば着けるはずだ。
準備運動がてら、森の一本道を走り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
静かな森の中の空気は美味しいし、あっという間に次の看板が見えてきた。
看板には『気をつけて。スライム洞窟まで約二キロ』と書かれている。
小さな子供が間違って、森に入ったら大変だよね。
「はぁ、はぁ、はぁっ……?」
また看板が見えてきた。看板には『危ないよ! スライム洞窟まで約一キロ!』と書かれている。
さっきよりも強めの警告だ。もしかすると、本当に危ないのかもしれない。
引き返した方がいいのだろうか?
「いやいや、駄目だ! この看板は覚悟を試しているんだ! 看板程度に負けていられない」
少し不安になってしまったけど、大丈夫だ。
ここまで来たのなら洞窟まで行って、スライムを見てから引き返えそう。
戦う前から逃げ出すのは早すぎる。逃げるなら相手を見てからでも遅くはない。
「はぁ、はぁ、はぁっ……到着した」
森の一本道を進んだ先に、薄茶色の岩山にポカンと空いた洞窟が見えてきた。
穴の近くには見張りは誰も立っていないけど、看板が立っている。
看板には『危険! スライム洞窟入り口。許可なく立ち入る事は禁ずる』と書かれている。
冒険者ギルドの証明書を持っているから、入るのは問題ないと思う。あとは入るだけだ。
♢
0
お気に入りに追加
166
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
[完結]回復魔法しか使えない私が勇者パーティを追放されたが他の魔法を覚えたら最強魔法使いになりました
mikadozero
ファンタジー
3月19日 HOTランキング4位ありがとうございます。三月二十日HOTランキング2位ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーー
エマは突然勇者パーティから「お前はパーティを抜けろ」と言われて追放されたエマは生きる希望を失う。
そんなところにある老人が助け舟を出す。
そのチャンスをエマは自分のものに変えようと努力をする。
努力をすると、結果がついてくるそう思い毎日を過ごしていた。
エマは一人前の冒険者になろうとしていたのだった。
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
婚約破棄をされた悪役令嬢は、すべてを見捨てることにした
アルト
ファンタジー
今から七年前。
婚約者である王太子の都合により、ありもしない罪を着せられ、国外追放に処された一人の令嬢がいた。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に彼女の居場所はどこにもなかった。
そして彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。
そして現在。
『魔の森』に住まうとある女性を訪ねてとある集団が彼女の勧誘にと向かっていた。
彼らの正体は女神からの神託を受け、結成された魔王討伐パーティー。神託により指名された最後の一人の勧誘にと足を運んでいたのだが——。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる