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第七章
第7話『豊かな悪い国』
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——プルトス王国王城。
ウォルター達が街の観光を楽しんでいる時、エウロスはプルトス王国の城内を許可も得ずに進んでいました。
右手には兵士から奪った剣を持ち、左腰には愛用の剣が鞘に納まったままです。
「止まれ! 止まらないと、ぎゃあああ‼︎」
エウロスは立ち塞がった兵士を、また剣の一振りで絶命させました。
城内の床には上半身と下半身が分かれている死体が散乱しています。
肩から斜めに真っ二つにされるか、胴体を真横に真っ二つにされるか、兵士が選べるのは二つしかありません。
「こっちでいいのか? 分かった……」
エウロスは広い城内を迷わずに進んでいます。
けれども、時折り、立ち止まると、右手に握っている剣に呟くように聞いています。
血で汚れた剣はまったく何も言ってはいませんが、エウロスには聞こえるようです。
突き当たりの廊下を左に曲がると、部屋を開けて、隠し階段を上って行きます。
【『剣声LV MAX』=思い通りに剣の声を聞く事が出来るようになる。】
「……そろそろ上って来るぞ」
階段の上の廊下で待ち構えている兵士達は気づいていません。
自分達が手に持つ剣が居場所を正確に教えています。
全員で一斉に襲い掛かろうとする前に、手に持つ剣が勝手に動いて、自分の頭や喉を貫いていきます。
「ぐはっ‼︎」「があっ‼︎」「ごがぁ‼︎」
階段を上って行くエウロスには、兵士達の苦しむ声が聞こえてきます。
持ち主を殺した剣達の歓喜の声が聞こえてきます。
「やれやれ、これは掃除が大変そうだな」
階段を上り終えたエウロスは、廊下を埋め尽くす兵士達の死体を見て言いました。
それでも、足の踏み場もないような血に汚れた廊下を進んで行きます。
目指す場所は玉座ではなく、王の自室です。贅沢の限りを尽くした城は、巨大な迷路です。
王族や重鎮が絶対の信頼を寄せている隠し部屋は、万が一にも侵入者が城の中に入って来ても、見つける事が出来ないと豪語しているぐらいです。
けれども、エウロスにはまったく通用しません。
身分の高そうな兵士の身体から、突き刺さった剣を抜くと、また剣に聞きながら廊下を進んで行きます。
そして、廊下の突き当たりの部屋の扉を開けると、中に入りました。
部屋は物置部屋のようです。誰もいませんでした。
「はぁ……上に下にと忙しい王だ」
エウロスは剣の声を頼りに石床を調べます。
僅かにグラグラと動く箇所がありました。石床の下に何かあるようです。
エウロスは石床の一部を持ち上げると、石床から取り外しました。
床下からは隠し階段が現れました。
♦︎
——プルトス王国王城隠し部屋。
「ぜぇはぁ、ぜぇはぁ、まったく、この無能共が!」
「申し訳ありません!」
汗だくの王が護衛の兵士達に向かって怒鳴っています。
隠し部屋に避難できて安心したようです。怒れる余裕が出て来たようです。
プルトス王国の王様ファビアンは年齢四十五才。
身長180センチにデップリとした体型をしています。
疑り深い目と、黒く短いモジャモジした髪と口髭と顎髭が特徴的な王様です。
「たった一人の侵入者に、このワシを避難させるとは、普段から真面目に鍛えてない証拠ではないか! お陰でお前達のような、むさ苦しい男しかいない部屋に閉じ篭る事になってしまった。誰でもいい。いつものように若い女を連れ去って来い!」
王様は隠し部屋にある、街へと続く、もう一つの出入り口を指差しています。
五人いる兵士達は、王には落ち着く時間が必要だろうと、命令通りに出入り口から外に出て行きました。
「くそ! 有能な兵士を戦場に送り過ぎた。ランドの奴らめ。ワシの首を直接狙って刺客を送るとは、舐めた真似をしやがって!」
金が有っても幸せになれない見本のような王様です。
重くて暑くて邪魔な服を脱ぎ捨てると、ベッドの上に上半身裸で寝転がりました。
頭と同じで、胸毛もヘソ毛も黒い剛毛がモジャモジしています。
「んっ? 誰か来ているのか?」
王様は何かに気づいたのか、ベッドから起き上がりました。
少し遠くの方で、扉が動く音が聞こえた気がしました。
狭い通路を塞ぐ、計十枚の重く分厚い金属扉を開ける鍵は、自分と護衛の兵士一人しか持っていません。
二つしか存在しない鍵は、手元にあるのと、数十分前に出て行った兵士が持っています。
扉を開ける事は出来るはずがありません。
「……気の所為か? まあ、そうだろうな」
音が聞こえて来たのは城へと続く道からです。兵士達が出て行った街に続く道ではありません。
城の中で侵入者が暴れている音が聞こえて来たのだろうと、王様は一人納得しました。
けれども、ガシャン‼︎ と金属扉が倒れるような音が聞こえて来ました。
「のぉ⁉︎ まさか、扉を壊しているのか? いや、スキル持ちなら可能だ。くそ! 馬鹿兵士共が! ワシを一人にしおって!」
王様は扉が倒れる音に大きな悲鳴を上げると、次には自分を置いて行った兵士達を罵ります。
でも、そんな事をしている余裕がない事は王様も分かっています。
ベッドの服から鍵を取り出すと、街へと続く扉の鍵を開けました。
「フッハハハ、馬鹿者め! このワシの首が簡単に手に入ると思うなよ」
開けた一枚目の扉を鍵で閉めながら、王様は侵入者を嘲笑います。
十枚の扉を破っても、まだ、こっち側の十枚が残っています。
全部破る頃には、街の中に紛れ込んだ後です。
けれども、王様は街に逃げる事は出来そうにないです。
ガシャン‼︎ と城側の十枚目の扉が部屋に向かって倒されました。
エウロスは王様の想像を超えた速度で扉を切って、進んで来ました。
「はぁ……いい歳した大人が隠れん坊なんてするなよ。何処に隠れていやがる?」
「⁉︎」
エウロスは豪華な隠し部屋を見回します。王様の姿どころか、兵士の一人もいません。
王様は息を殺して、扉の前で気配を消しています。
侵入者に見つかれば、どんな目に遭うのか分かっています。
「くそ、別の場所にいるのか? こっちにいると思ったんだが……」
部屋に誰もいないので、エウロスは別の場所に探しに行こうとしています。
王様にとっては、絶好のチャンスです。このまま来た道を引き返してくれれば、助かります。
でも、そんな訳はありません。ベッドの上には汗まみれの服が脱いであります。
部屋の中には香水混じりの吐きそうな体臭が充満しています。
それにエウロスは最初から王様がいる場所が分かっています。
ちょっとだけ助かるという夢を見させただけです。
「クッフフフ。ファビアン、そこにいるんだろう? 扉の向こうから人間の腐った臭いがする。俺は取り引きをしに来ただけだ。さあ、出て来いよ」
「はぁはぁ……」
エウロスは扉の向こう側にいる王様に向かって、優しく話しかけます。
残念ながら、王様には優しさは伝わっていません。
全身を冷たい無数の毒蛇に、這いずり回られるような寒気しか感じていません。
それでも、助かる為には取り引きするしかありません。
両手に力を入れて、重い扉を部屋に向かって押して行きました。
「何の用だ? 金か? 取り引きしたいんだろう。雇い主の倍額払ってやる。好きな金額を言ってみろ」
「ようやく出て来たか。この国に来るまでに、野盗に扮したこの国の兵士に四回も襲われたぞ」
「何の事だ? さっさと欲しい金額を言ってみろ」
金、金、金と王様は金で解決できると思っているようです。
取り引きが成立するまで、殺されないと自信を取り戻しています。
「惚けるのか? まあいい。俺が聞きたいのは、記憶喪失を治す何かが、この国にあると聞いたからだ。何処にあるのか知っているんだろう?」
エウロスはウォルター達が探しているものを王様に聞いています。
そんな事をわざわざ王様に聞く為に、城を襲撃したとは思えませんが、王様は心当たりがあるようです。
「チッ……ワシの首ではなく、アレが欲しかったのか。ああ、知っている。だが、それを言えばどうなる? 言った瞬間に殺すつもりなんだろう? 馬鹿が! 言うと思うのか! ワシに傷一つ付けたら、二度と手に入らないと思えよ!」
兵士達を罵るように、王様はエウロスに向かって唾を飛ばします。
そんな事をすれば、どうなるのか分からないようです。
エウロスが右手に持つ剣を軽く振って、床の上を剣先を真横に滑らせました。
「おい? 今、何をしたんだ?」
王様は何をされたのか分からなかったようです。
でも、すぐに分かったようです。
「いぎゃあああぁぁぁぁ‼︎」
突然絶叫を上げると、両足を押さえて、床の上をのたうち回り始めました。
床には王様の靴の爪先と指十本が置き去りにされています。
エウロスは王様の指だけを綺麗に切断しました。
「傷一つ付けたらか……付けたがどうする? 話すか、話さないか、膝までスライスされる前に答えた方が良いぞ。お前に王様を使った、楽しい切断ショーを見せてやろう」
「いぎゃあああぁぁぁぁ‼︎」
エウロスは絶叫する王様に向かって笑いました。
笑うと容赦なく、正確な五センチ間隔の切断ショーを開始しました。
ウォルター達が街の観光を楽しんでいる時、エウロスはプルトス王国の城内を許可も得ずに進んでいました。
右手には兵士から奪った剣を持ち、左腰には愛用の剣が鞘に納まったままです。
「止まれ! 止まらないと、ぎゃあああ‼︎」
エウロスは立ち塞がった兵士を、また剣の一振りで絶命させました。
城内の床には上半身と下半身が分かれている死体が散乱しています。
肩から斜めに真っ二つにされるか、胴体を真横に真っ二つにされるか、兵士が選べるのは二つしかありません。
「こっちでいいのか? 分かった……」
エウロスは広い城内を迷わずに進んでいます。
けれども、時折り、立ち止まると、右手に握っている剣に呟くように聞いています。
血で汚れた剣はまったく何も言ってはいませんが、エウロスには聞こえるようです。
突き当たりの廊下を左に曲がると、部屋を開けて、隠し階段を上って行きます。
【『剣声LV MAX』=思い通りに剣の声を聞く事が出来るようになる。】
「……そろそろ上って来るぞ」
階段の上の廊下で待ち構えている兵士達は気づいていません。
自分達が手に持つ剣が居場所を正確に教えています。
全員で一斉に襲い掛かろうとする前に、手に持つ剣が勝手に動いて、自分の頭や喉を貫いていきます。
「ぐはっ‼︎」「があっ‼︎」「ごがぁ‼︎」
階段を上って行くエウロスには、兵士達の苦しむ声が聞こえてきます。
持ち主を殺した剣達の歓喜の声が聞こえてきます。
「やれやれ、これは掃除が大変そうだな」
階段を上り終えたエウロスは、廊下を埋め尽くす兵士達の死体を見て言いました。
それでも、足の踏み場もないような血に汚れた廊下を進んで行きます。
目指す場所は玉座ではなく、王の自室です。贅沢の限りを尽くした城は、巨大な迷路です。
王族や重鎮が絶対の信頼を寄せている隠し部屋は、万が一にも侵入者が城の中に入って来ても、見つける事が出来ないと豪語しているぐらいです。
けれども、エウロスにはまったく通用しません。
身分の高そうな兵士の身体から、突き刺さった剣を抜くと、また剣に聞きながら廊下を進んで行きます。
そして、廊下の突き当たりの部屋の扉を開けると、中に入りました。
部屋は物置部屋のようです。誰もいませんでした。
「はぁ……上に下にと忙しい王だ」
エウロスは剣の声を頼りに石床を調べます。
僅かにグラグラと動く箇所がありました。石床の下に何かあるようです。
エウロスは石床の一部を持ち上げると、石床から取り外しました。
床下からは隠し階段が現れました。
♦︎
——プルトス王国王城隠し部屋。
「ぜぇはぁ、ぜぇはぁ、まったく、この無能共が!」
「申し訳ありません!」
汗だくの王が護衛の兵士達に向かって怒鳴っています。
隠し部屋に避難できて安心したようです。怒れる余裕が出て来たようです。
プルトス王国の王様ファビアンは年齢四十五才。
身長180センチにデップリとした体型をしています。
疑り深い目と、黒く短いモジャモジした髪と口髭と顎髭が特徴的な王様です。
「たった一人の侵入者に、このワシを避難させるとは、普段から真面目に鍛えてない証拠ではないか! お陰でお前達のような、むさ苦しい男しかいない部屋に閉じ篭る事になってしまった。誰でもいい。いつものように若い女を連れ去って来い!」
王様は隠し部屋にある、街へと続く、もう一つの出入り口を指差しています。
五人いる兵士達は、王には落ち着く時間が必要だろうと、命令通りに出入り口から外に出て行きました。
「くそ! 有能な兵士を戦場に送り過ぎた。ランドの奴らめ。ワシの首を直接狙って刺客を送るとは、舐めた真似をしやがって!」
金が有っても幸せになれない見本のような王様です。
重くて暑くて邪魔な服を脱ぎ捨てると、ベッドの上に上半身裸で寝転がりました。
頭と同じで、胸毛もヘソ毛も黒い剛毛がモジャモジしています。
「んっ? 誰か来ているのか?」
王様は何かに気づいたのか、ベッドから起き上がりました。
少し遠くの方で、扉が動く音が聞こえた気がしました。
狭い通路を塞ぐ、計十枚の重く分厚い金属扉を開ける鍵は、自分と護衛の兵士一人しか持っていません。
二つしか存在しない鍵は、手元にあるのと、数十分前に出て行った兵士が持っています。
扉を開ける事は出来るはずがありません。
「……気の所為か? まあ、そうだろうな」
音が聞こえて来たのは城へと続く道からです。兵士達が出て行った街に続く道ではありません。
城の中で侵入者が暴れている音が聞こえて来たのだろうと、王様は一人納得しました。
けれども、ガシャン‼︎ と金属扉が倒れるような音が聞こえて来ました。
「のぉ⁉︎ まさか、扉を壊しているのか? いや、スキル持ちなら可能だ。くそ! 馬鹿兵士共が! ワシを一人にしおって!」
王様は扉が倒れる音に大きな悲鳴を上げると、次には自分を置いて行った兵士達を罵ります。
でも、そんな事をしている余裕がない事は王様も分かっています。
ベッドの服から鍵を取り出すと、街へと続く扉の鍵を開けました。
「フッハハハ、馬鹿者め! このワシの首が簡単に手に入ると思うなよ」
開けた一枚目の扉を鍵で閉めながら、王様は侵入者を嘲笑います。
十枚の扉を破っても、まだ、こっち側の十枚が残っています。
全部破る頃には、街の中に紛れ込んだ後です。
けれども、王様は街に逃げる事は出来そうにないです。
ガシャン‼︎ と城側の十枚目の扉が部屋に向かって倒されました。
エウロスは王様の想像を超えた速度で扉を切って、進んで来ました。
「はぁ……いい歳した大人が隠れん坊なんてするなよ。何処に隠れていやがる?」
「⁉︎」
エウロスは豪華な隠し部屋を見回します。王様の姿どころか、兵士の一人もいません。
王様は息を殺して、扉の前で気配を消しています。
侵入者に見つかれば、どんな目に遭うのか分かっています。
「くそ、別の場所にいるのか? こっちにいると思ったんだが……」
部屋に誰もいないので、エウロスは別の場所に探しに行こうとしています。
王様にとっては、絶好のチャンスです。このまま来た道を引き返してくれれば、助かります。
でも、そんな訳はありません。ベッドの上には汗まみれの服が脱いであります。
部屋の中には香水混じりの吐きそうな体臭が充満しています。
それにエウロスは最初から王様がいる場所が分かっています。
ちょっとだけ助かるという夢を見させただけです。
「クッフフフ。ファビアン、そこにいるんだろう? 扉の向こうから人間の腐った臭いがする。俺は取り引きをしに来ただけだ。さあ、出て来いよ」
「はぁはぁ……」
エウロスは扉の向こう側にいる王様に向かって、優しく話しかけます。
残念ながら、王様には優しさは伝わっていません。
全身を冷たい無数の毒蛇に、這いずり回られるような寒気しか感じていません。
それでも、助かる為には取り引きするしかありません。
両手に力を入れて、重い扉を部屋に向かって押して行きました。
「何の用だ? 金か? 取り引きしたいんだろう。雇い主の倍額払ってやる。好きな金額を言ってみろ」
「ようやく出て来たか。この国に来るまでに、野盗に扮したこの国の兵士に四回も襲われたぞ」
「何の事だ? さっさと欲しい金額を言ってみろ」
金、金、金と王様は金で解決できると思っているようです。
取り引きが成立するまで、殺されないと自信を取り戻しています。
「惚けるのか? まあいい。俺が聞きたいのは、記憶喪失を治す何かが、この国にあると聞いたからだ。何処にあるのか知っているんだろう?」
エウロスはウォルター達が探しているものを王様に聞いています。
そんな事をわざわざ王様に聞く為に、城を襲撃したとは思えませんが、王様は心当たりがあるようです。
「チッ……ワシの首ではなく、アレが欲しかったのか。ああ、知っている。だが、それを言えばどうなる? 言った瞬間に殺すつもりなんだろう? 馬鹿が! 言うと思うのか! ワシに傷一つ付けたら、二度と手に入らないと思えよ!」
兵士達を罵るように、王様はエウロスに向かって唾を飛ばします。
そんな事をすれば、どうなるのか分からないようです。
エウロスが右手に持つ剣を軽く振って、床の上を剣先を真横に滑らせました。
「おい? 今、何をしたんだ?」
王様は何をされたのか分からなかったようです。
でも、すぐに分かったようです。
「いぎゃあああぁぁぁぁ‼︎」
突然絶叫を上げると、両足を押さえて、床の上をのたうち回り始めました。
床には王様の靴の爪先と指十本が置き去りにされています。
エウロスは王様の指だけを綺麗に切断しました。
「傷一つ付けたらか……付けたがどうする? 話すか、話さないか、膝までスライスされる前に答えた方が良いぞ。お前に王様を使った、楽しい切断ショーを見せてやろう」
「いぎゃあああぁぁぁぁ‼︎」
エウロスは絶叫する王様に向かって笑いました。
笑うと容赦なく、正確な五センチ間隔の切断ショーを開始しました。
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