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魔王誕生編
魔王降臨
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「あの男、意外とやるな。旅人というジョブは強いんじゃないのか?」
「いや、マグレだ。剣聖は遊んでいた。気の毒に……これで油断も遊びも終わりになった。あの旅人の負けだ」
観戦者の男エルフ達には、まだ勝者が分からないようだ。
まあ、俺のジョブを旅人だけだと思っている雑魚エルフが宰相だから仕方ない。全体のレベルが低過ぎる。
こりゃー俺が手取り足取り女エルフ中心に、たっぷり戦い方を教えてやらないとな。
「くっ、やるね。次は僕の番だよ」
「はいはい、切れるもんなら切れよ。それとも怖くて切れねえか? 情けねえ男だなぁ~。男珍宝付いてんのか?」
赤くなった両頬で意気込んでも怖くない。
男なら殴られた時点ですぐに向かって来いよ。
このフニャチン野朗が。
「下品な! やはり君はここで大人しく保護されるべきようだ。僕達のパーティに君は不用だ」
「フッ。不用なのはどっちかな?」
「黙れ!」
「おっと♪」
やっと本気になったらしい。剣速が一気に加速した。
まあ、余裕の余裕で避けられる。さーて、まだまだ恥をかかせてやるぞ。
「ハァッ! シィッ!」
「よっ、ほぉ……」
剣をムキになって振り回す桜宮の攻撃を紙一重で避けまくり、タイミングを見計らった。
パーの次はチョキだ。左方向からの剣の鋭い薙ぎ払いを指二本で真剣白刃取りした。
「なっ⁉︎」
「あちゃ、うわちゃちゃ、う、う、受け止めちゃったぁああ⁇」
驚く桜宮以上に大袈裟に驚いてやった。
剣から慌てて指を離して、自分の指が切れてないか目を見開いて何度も確認した。
もちろん切れていないのは分かっている。ワザとだ。
「おい、あんなのマグレで出来るのか?」
「まさか、あの剣聖……大した事ないんじゃないのか?」
おっと、ちょっとやり過ぎたみたいだ。でも何故、俺の評価を上げない。
神業を披露した所為で、エルフ達の桜宮の評価が下がり始めた。
「ながぁ、あっ、違ぅ……あんなのはマグレだ! マグレに決まっている‼︎」
馬鹿にされ、見下されるのに慣れてないようだ。
桜宮が顔を真っ赤にして向かってきた。
「マグレじゃねえよ。実力だよ。俺の隠された力が発揮したんだよ♪」
「黙れ‼︎」
おいおい、殺す気か? 胸の中心を狙った高速の突きだ。
フェンシングの剣じゃないんだ。その剣で突いたら死ぬぜ。
俺じゃなかったらな♪
「なあっ⁉︎」
「あうぅうあ、あぁあぁっ、また、また、また、受け止めちゃったぁー‼︎」
はい、本日二度目のチョキ真剣白刃取りです。
でも、今度は剣を離してやらない。
返して欲しいなら、力尽くで奪い取るんだな。
「くぅ! ぐぅ!」
「おい、どうした? 早く続きやろうぜ。早く指から剣を抜いてくれよ。こっちは指二本だぜ。あっ、それとも何かの冗談なのか♪ はいはい、面白い面白い。もういいからやろうぜ」
「ぐぅぅぅ!」
両手で聖剣を抜こうと奮闘する桜宮と違い、涼しい顔で余裕の仁王立ちだ。
悪いな、俺の指に挟まった聖剣は、俺が認めた相手しか抜けない。
そして、お前は不合格だ。指二本に力を入れると、玉座の方向に右腕を思いっきり振り回した。
「ぐはぁ! あぐっ、くぁぁぁ……!」
剣から手を離した桜宮が床を転がり、玉座の国王に向かって、綺麗な床を滑っていく。
そして、玉座に上がるちょっとした階段にぶっかって停止した。
「ごはあ‼︎」
「ごめん。やり過ぎちゃった♪」
指に剣を挟んだまま右手を顔の前に上げると、笑顔で謝った。
「月海さん、早く治療してあげて」
「うん、分かった」
雪澤に言われて、ルナシーが桜宮の治療に向かった。
分かっていると思うけど、勝者は俺ね。褒めてもいいんだよ。
「どうやら私達の目が曇っていたようだ。旅人の力、とくと見せてもらった」
「まだ全然出してないですけどね」
剣先を床につけて待っていると、玉座の国王が座ったまま、とりあえず社交辞令で褒めてきた。
どう見てもその顔は剣聖を鍛えれば、俺よりも強くなると思っている顔だ。
これは駄目だな。計画変更しないと駄目だ。この場所だと俺は正当に評価されない。
「それは素晴らしい。君には是非最前線で活躍してもらいたい。その力は十分にある」
「ハハッ♪ いきなり最前線送りとは期待しているのか、殺したいのか分からねえな。だが、断る」
俺の力なら最前線でも余裕で活躍できるが、この国の為に尽力するつもりはない。
「ん⁉︎ そうかそれは残念だが仕方ない。では、資金を出すので宮殿の外の街で——」
「おっと、その必要はない。自己紹介がまだだったな。宰相さん、もう一度俺のジョブを見てくれよ」
「何じゃと?」
欲しいものは自分で手に入れる。用意されたもので満足する程、俺はお人好しじゃない。
国王の申し出を断ると、宰相の爺さんに魔眼を発動させながら言った。
さあ、今の俺は何に見える?
「ひぃっ‼︎ 陛下‼︎ この男、魔王です‼︎」
「何だと⁉︎」
宰相の爺さんが叫ぶと、玉座の陛下が驚き顔で立ち上がった。
「大正解♪ 俺は魔王、始まりの魔王・ジェネシス。お前達の敵だ」
「くたばれ、魔王‼︎ 『雷の疾走』‼︎」
「おっ?」
随分と速い挨拶だな。杖を持ったエルフが杖先から稲妻を一本発射してきた。
剣先を床につけた剣から右手を離すと、高速の稲妻を右拳で殴り飛ばした。
「今話し中だ。静かにしろよ。それとも全員で模擬戦するか? 俺はそれでも構わないぜ」
謁見の間とか言いそうな広い部屋には、二百五十以上のエルフがいる。
ほとんどの奴が武器を持っているが、この中に俺の敵になりそうな実力者はいそうにない。
男を全員倒した後に、女全員と乱交パーティーをヤれるぐらい余裕だ。
「くっ、舐めやがって!」
「望むところだ! 単身で来た事を後悔させてやる!」
「待て‼︎ 誰も手を出すな‼︎」
「「「陛下……」」」
血気盛んなエルフ達を国王が大声で止めた。
流石は分かっている。戦うだけ無駄だという事がな。
「仲間が失礼した、魔王ジェネシス。国王として謝罪する」
「別に構わねえよ。俺の中ではあれは攻撃に入らない。微風だ」
「それは助かります。それでこの度は何用で? まさか和平交渉に来た訳じゃありますまい」
「……」
あーこりゃ時間稼ぎだな。国王がえらく冷静に話していると思ったら、そういう事か。
俺を倒す為の準備中らしい。エルフの戦士達がコソコソ動いて陣形を整えている。
剣士が前衛で、その両隣に魔法使いが二人、その後ろの弓使いがエルフの基本陣形みたいだ。
完全に遠距離型だが、懐に入り込まれたらほぼ終わりの弱点がある。
まあ、それが罠だな。弱点に釣られて向かっていった奴から魔法と矢の餌食になる。
それだけ魔法と弓に自信があるみたいだが、弱点は弱点だ。そこは変わらない。
「別に用はないけど。そうだなぁ~、あるとしたら王女にかな」
「えっ?」
俺を睨んでいた金髪ロングの王女が、俺に呼ばれて目を見開いて驚いた。
「随分と可愛い王女だ。連れ帰りたくなった。剣聖を倒した褒美に貰っていいよな?」
「「「この無礼者がぁー‼︎」」」
「あらあら、短気だねぇ~」
「待て、お前達‼︎」
姫を貰うと言ったら、エルフの男戦士数名が怒って向かってきた。
コイツら姫の恋人か、片想い中だな。そういう気持ちは分かるが相手は選べよ。
お前達が剣を向けているのは俺だぜ。格が違うんだよ。
両拳に魔力を纏うと、単純に拳が届かない距離から高速で拳を連打した。
「オララララッッ‼︎」
「「「ずちぁ……‼︎」」」
それだけで顔面を拳圧で殴り飛ばされて、向かってきた全員が床に気絶した。
やはりエルフは打たれ弱いな。コイツら魔法が使えるだけのただの美男美女の人間だ。
「他に文句がある奴はいるか? ……居ねえみたいだな。ルナシィー、十一人治療者追加だ」
「馬鹿なあり得ない……」
一応聞いてみたが、誰も向かって来なかった。つまりお持ち帰りOKだ。
やっぱり勇者よりも魔王の方が俺向きだな。
勇者とか人助け大好きのボランティア精神がなければやってられない。
俺そういうのまったくないから無理無理♪
自由気ままに好き勝手やるのが一番だぜ。
♦︎
「いや、マグレだ。剣聖は遊んでいた。気の毒に……これで油断も遊びも終わりになった。あの旅人の負けだ」
観戦者の男エルフ達には、まだ勝者が分からないようだ。
まあ、俺のジョブを旅人だけだと思っている雑魚エルフが宰相だから仕方ない。全体のレベルが低過ぎる。
こりゃー俺が手取り足取り女エルフ中心に、たっぷり戦い方を教えてやらないとな。
「くっ、やるね。次は僕の番だよ」
「はいはい、切れるもんなら切れよ。それとも怖くて切れねえか? 情けねえ男だなぁ~。男珍宝付いてんのか?」
赤くなった両頬で意気込んでも怖くない。
男なら殴られた時点ですぐに向かって来いよ。
このフニャチン野朗が。
「下品な! やはり君はここで大人しく保護されるべきようだ。僕達のパーティに君は不用だ」
「フッ。不用なのはどっちかな?」
「黙れ!」
「おっと♪」
やっと本気になったらしい。剣速が一気に加速した。
まあ、余裕の余裕で避けられる。さーて、まだまだ恥をかかせてやるぞ。
「ハァッ! シィッ!」
「よっ、ほぉ……」
剣をムキになって振り回す桜宮の攻撃を紙一重で避けまくり、タイミングを見計らった。
パーの次はチョキだ。左方向からの剣の鋭い薙ぎ払いを指二本で真剣白刃取りした。
「なっ⁉︎」
「あちゃ、うわちゃちゃ、う、う、受け止めちゃったぁああ⁇」
驚く桜宮以上に大袈裟に驚いてやった。
剣から慌てて指を離して、自分の指が切れてないか目を見開いて何度も確認した。
もちろん切れていないのは分かっている。ワザとだ。
「おい、あんなのマグレで出来るのか?」
「まさか、あの剣聖……大した事ないんじゃないのか?」
おっと、ちょっとやり過ぎたみたいだ。でも何故、俺の評価を上げない。
神業を披露した所為で、エルフ達の桜宮の評価が下がり始めた。
「ながぁ、あっ、違ぅ……あんなのはマグレだ! マグレに決まっている‼︎」
馬鹿にされ、見下されるのに慣れてないようだ。
桜宮が顔を真っ赤にして向かってきた。
「マグレじゃねえよ。実力だよ。俺の隠された力が発揮したんだよ♪」
「黙れ‼︎」
おいおい、殺す気か? 胸の中心を狙った高速の突きだ。
フェンシングの剣じゃないんだ。その剣で突いたら死ぬぜ。
俺じゃなかったらな♪
「なあっ⁉︎」
「あうぅうあ、あぁあぁっ、また、また、また、受け止めちゃったぁー‼︎」
はい、本日二度目のチョキ真剣白刃取りです。
でも、今度は剣を離してやらない。
返して欲しいなら、力尽くで奪い取るんだな。
「くぅ! ぐぅ!」
「おい、どうした? 早く続きやろうぜ。早く指から剣を抜いてくれよ。こっちは指二本だぜ。あっ、それとも何かの冗談なのか♪ はいはい、面白い面白い。もういいからやろうぜ」
「ぐぅぅぅ!」
両手で聖剣を抜こうと奮闘する桜宮と違い、涼しい顔で余裕の仁王立ちだ。
悪いな、俺の指に挟まった聖剣は、俺が認めた相手しか抜けない。
そして、お前は不合格だ。指二本に力を入れると、玉座の方向に右腕を思いっきり振り回した。
「ぐはぁ! あぐっ、くぁぁぁ……!」
剣から手を離した桜宮が床を転がり、玉座の国王に向かって、綺麗な床を滑っていく。
そして、玉座に上がるちょっとした階段にぶっかって停止した。
「ごはあ‼︎」
「ごめん。やり過ぎちゃった♪」
指に剣を挟んだまま右手を顔の前に上げると、笑顔で謝った。
「月海さん、早く治療してあげて」
「うん、分かった」
雪澤に言われて、ルナシーが桜宮の治療に向かった。
分かっていると思うけど、勝者は俺ね。褒めてもいいんだよ。
「どうやら私達の目が曇っていたようだ。旅人の力、とくと見せてもらった」
「まだ全然出してないですけどね」
剣先を床につけて待っていると、玉座の国王が座ったまま、とりあえず社交辞令で褒めてきた。
どう見てもその顔は剣聖を鍛えれば、俺よりも強くなると思っている顔だ。
これは駄目だな。計画変更しないと駄目だ。この場所だと俺は正当に評価されない。
「それは素晴らしい。君には是非最前線で活躍してもらいたい。その力は十分にある」
「ハハッ♪ いきなり最前線送りとは期待しているのか、殺したいのか分からねえな。だが、断る」
俺の力なら最前線でも余裕で活躍できるが、この国の為に尽力するつもりはない。
「ん⁉︎ そうかそれは残念だが仕方ない。では、資金を出すので宮殿の外の街で——」
「おっと、その必要はない。自己紹介がまだだったな。宰相さん、もう一度俺のジョブを見てくれよ」
「何じゃと?」
欲しいものは自分で手に入れる。用意されたもので満足する程、俺はお人好しじゃない。
国王の申し出を断ると、宰相の爺さんに魔眼を発動させながら言った。
さあ、今の俺は何に見える?
「ひぃっ‼︎ 陛下‼︎ この男、魔王です‼︎」
「何だと⁉︎」
宰相の爺さんが叫ぶと、玉座の陛下が驚き顔で立ち上がった。
「大正解♪ 俺は魔王、始まりの魔王・ジェネシス。お前達の敵だ」
「くたばれ、魔王‼︎ 『雷の疾走』‼︎」
「おっ?」
随分と速い挨拶だな。杖を持ったエルフが杖先から稲妻を一本発射してきた。
剣先を床につけた剣から右手を離すと、高速の稲妻を右拳で殴り飛ばした。
「今話し中だ。静かにしろよ。それとも全員で模擬戦するか? 俺はそれでも構わないぜ」
謁見の間とか言いそうな広い部屋には、二百五十以上のエルフがいる。
ほとんどの奴が武器を持っているが、この中に俺の敵になりそうな実力者はいそうにない。
男を全員倒した後に、女全員と乱交パーティーをヤれるぐらい余裕だ。
「くっ、舐めやがって!」
「望むところだ! 単身で来た事を後悔させてやる!」
「待て‼︎ 誰も手を出すな‼︎」
「「「陛下……」」」
血気盛んなエルフ達を国王が大声で止めた。
流石は分かっている。戦うだけ無駄だという事がな。
「仲間が失礼した、魔王ジェネシス。国王として謝罪する」
「別に構わねえよ。俺の中ではあれは攻撃に入らない。微風だ」
「それは助かります。それでこの度は何用で? まさか和平交渉に来た訳じゃありますまい」
「……」
あーこりゃ時間稼ぎだな。国王がえらく冷静に話していると思ったら、そういう事か。
俺を倒す為の準備中らしい。エルフの戦士達がコソコソ動いて陣形を整えている。
剣士が前衛で、その両隣に魔法使いが二人、その後ろの弓使いがエルフの基本陣形みたいだ。
完全に遠距離型だが、懐に入り込まれたらほぼ終わりの弱点がある。
まあ、それが罠だな。弱点に釣られて向かっていった奴から魔法と矢の餌食になる。
それだけ魔法と弓に自信があるみたいだが、弱点は弱点だ。そこは変わらない。
「別に用はないけど。そうだなぁ~、あるとしたら王女にかな」
「えっ?」
俺を睨んでいた金髪ロングの王女が、俺に呼ばれて目を見開いて驚いた。
「随分と可愛い王女だ。連れ帰りたくなった。剣聖を倒した褒美に貰っていいよな?」
「「「この無礼者がぁー‼︎」」」
「あらあら、短気だねぇ~」
「待て、お前達‼︎」
姫を貰うと言ったら、エルフの男戦士数名が怒って向かってきた。
コイツら姫の恋人か、片想い中だな。そういう気持ちは分かるが相手は選べよ。
お前達が剣を向けているのは俺だぜ。格が違うんだよ。
両拳に魔力を纏うと、単純に拳が届かない距離から高速で拳を連打した。
「オララララッッ‼︎」
「「「ずちぁ……‼︎」」」
それだけで顔面を拳圧で殴り飛ばされて、向かってきた全員が床に気絶した。
やはりエルフは打たれ弱いな。コイツら魔法が使えるだけのただの美男美女の人間だ。
「他に文句がある奴はいるか? ……居ねえみたいだな。ルナシィー、十一人治療者追加だ」
「馬鹿なあり得ない……」
一応聞いてみたが、誰も向かって来なかった。つまりお持ち帰りOKだ。
やっぱり勇者よりも魔王の方が俺向きだな。
勇者とか人助け大好きのボランティア精神がなければやってられない。
俺そういうのまったくないから無理無理♪
自由気ままに好き勝手やるのが一番だぜ。
♦︎
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