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第2部 最終章 絶対絶命のF級冒険者
第72話 ウィルと神罰
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「アッ~~、僕の一生のお願いが!」
見たことある場所にやって来てしまった。上下左右、見渡す限り全てが真っ白な純白の世界。白神が作った神創世界だ。僕は全力で逃げることを選択した。これは天地神明剣の手違いだ。僕は頼んでいないのだから、ノーカウントだ。
「手違いではありません。あのまま逃げていても直ぐに追いつかれて全身ズタボロで終わりです。さあ可能性は与えましたよ。あとは神様にお願いしてください」
結局は連れて来ただけで神頼みだ。通常は連れて来るのと交渉するのはセットでやるものだ。でも文句は言わない。言ったところでどうせやるつもりはないはずだ。
「んっ? 誰もいないじゃないか」
右見て左見て探してみたものの白神はいない。忙しいのなら別の神様でもいいけど、この間も侯爵がフェンリルと戦っているのなら、僕は急いで戻らないといけない。侯爵がやられたら魔鳥船に乗っているエミリアが次のターゲットになりそうだ。
「その心配は必要ない。フェンリルと神龍をここに呼べばいいだけだ。お前はそこで待機していろ」
尊大な男の声が降り注ぐように聞こえてきた。若くも老いてもいない三十代か四十代ぐらいの声だ。これでこの声を聞くのは三回目になる。神様にしては出現率が高い。現実時間の一年で三回ぐらいだから。四ヶ月に一回会っている計算になる。ちょっと遠くの町に住んでいる親戚レベルだ。
(とりあえず待機だ。逆らって機嫌を悪くさせるとマズい。お願い事を絶対に聞いてくれなくなる)
白神に言われた通り、フェンリルと神龍がやって来るのを座って待つことにした。三十秒もしないうちに身長152センチメートルの白人形の前に、フェンリルと神龍剣が召喚されたようにパッと現れた。二人は白神の姿を見るとオロオロと酷く動揺している。多分これから怒られるんだろうな。
「白神様⁉︎ ここは!」
「フェンリルよ。黙っていろ。事情は聞かなくても分かっている。見ていたからな。まずは一人処分する者がいる。だがその姿のままでは流石に哀れだ。元の姿に戻してやろう」
白神が右手の人差し指と中指を軽く回した。すると、ずっと黙っていた神龍剣が突然苦しみ出した。
「ぐっ、アッアッ、ガアァ~~‼︎」
神龍剣が光を放ち始めると徐々に刀身が頭や翼、手足や尻尾の形に変わっていく。小さな龍の形に完全に変化すると一気に大きさが何倍にも膨れ上がった。
「そうだ。それが本来のお前の姿だ。さて処分をする前に一応は聞いておくべきかもしれないな。何故、こんなことをした?」
「ハァハァハァ…ぐっ、白神様! これにはキチンとした理由があります」
「ああ、分かっている。私を裏切って新しく作った世界の神になるつもりだったのだろう。ガブリエルとフェンリルの死体を使い、その力を我が身に取り込んで三つの世界を合わせた世界の神になる。面白いシナリオだったが、お前は失敗した。チャンスは与えた二回もだ」
それが侯爵が目指していた世界なのか。神龍を新しい神にした消されることのない世界。確かに多くの犠牲を払ってでも目指すべき価値がある世界だ。それを僕が地獄の瘴気を消して妨害したという訳か。ヤバい。メチャクチャ恨まれても仕方ない。
「白神様‼︎ もう一度チャンスをお与えください。 今の我の姿ならば、空席の間獄世界の神の使いに」
「もう失敗は見たくはない。消えろ」
白神が右手を体長三十メートルを超える神龍に向けた。そして広げた右手を握り締めると、神龍の白銀の巨体がパァンと風船が破裂するような音を立てて辺り一面に飛び散った。
(酷いな)
神龍の血とミンチになった肉片が白い地面を赤と白銀に染めてしまった。血と肉と臓物の臭いは神の使いも獣と一緒のようだ。あまりいい臭いではない。
「酷くはない。そうだろう。フェンリル?」
「はい。白神様を裏切った当然の結果です」
僕の心までお見通しなのか。だとしたら神の使いも嘘は吐けないのか。僕ならストレスで胃がキリキリしそうだよ。
「フェンリル、それは違う。私は裏切ったことを責めている訳ではない。神龍は魔人アーサー、神人ウィル・パーソンとウィリアム・ガドガンの三人の神の使い候補を作った功績がある。それだけでも十分に評価に値する。それが偶然や運だとしてもな。だが人間に敗れた。計画も失敗した。これ以上は期待するだけ無駄だ。そうだろう?」
何だかこっちを見ているような気がする。僕に聞いているのだろうか?
「そうだ。お前に聞いている。答えよ」
はぁ。嘘吐いてもバレるなら意味ないのか。正直に思っていることを言うしかないぞ。
「失敗は誰にでも起こることだよ。それを許すか許さないかは個人の自由だとは思う。でも絶大な力を持っているからといって一方的に許さないというのは間違っている。何が正しくて何が間違っているのか、それを決める基準が強さであったら駄目だ。正義と暴力はその本質が全く違う」
こんなことは当たり前のことだ。でもそんな当たり前のことが力を持ってしまうと抑えることが出来なくなってしまう。使える力は使いたくなるのだ。
「私が神龍を殺したことが間違った暴力だと言いたい訳か?」
「そんなの分からない。ただ見ていて気持ちがいいものではなかった。それだけは事実だ」
「それでは感情で善悪の判断をしろと言っているようなものだ。結局は私とお前の感情の不一致が善悪を分けているのならば、答えは違ったものになってしまう。どちらかが妥協しなければ答えを出すことは永遠に出来ないな」
僕としては神龍は一緒に冒険した仲間のような存在だ。例え裏でコソコソと悪巧みを企てていたとしても、殺したいと思うほどの強い殺意はなかった。とりあえずボコボコの刑の後に村の畑に埋める程度の罰で許してやるつもりだった。木っ端微塵に身体を吹き飛ばすのはやり過ぎだ。
「いや殺す必要はあった。感情や善悪を基準にしては決して何も決まらない。全てを決めるのは自然の法則一つだけだ。つまりは力だ。力を持つ者がその場の全ての決定権を持つ。その決定権を持つ者に逆らうということは死を選ぶということだ。では何故、与えられた世界を飛び出して別の世界に行ったのか。その理由を聞かせてもらおうか」
白神の指先は僕ではなくフェンリルに向いている。僕の方が二つの世界を移動したので罪は重そうだけど、あれは神龍に命令されて仕方なくやったことだ。神龍は死んで償ったし、僕の所為じゃないので許してくれるのだろう。きっとそのはずだ。
「白神様。それはこの者を放置すれば我の管理する世界の脅威になると判断したからです。この者は瘴気を消し去り、地獄世界の人間を別の世界に連れて行きました。明らかに許される行為を超えています。生き残れる人間を決めるのは白神様だけに与えられた権限です。この者を処罰しようとするのは白神様に忠誠を誓う者として当然のことです」
凄い奴だ。狼の癖に犬のように神様に尻尾を振っている。誇りを捨ててそこまでして生き残りたいなんて恥知らずな奴め。それにまるで僕が悪いことをしたように聞こえる。僕は騙されただけだぞ。
「なるほど。確かにこれでは心石を与えている意味がないな」
「その通りでございます。白神様の代わりに我がこの不届き者をこの世から完全に消し去ってみせましょう」
話し合いの結果、結局は僕を殺す方向で決まったようだ。まあ分かっていたことなので、パァンでもドォンでもいいので楽に殺してください。もしも贅沢を言えるのなら出来れば猶予期間が欲しい。子供が産れて育つまでの二、三年ぐらいでいいので。
「グッフフフ、安心しろ。二十、三十分で殺してやる」
出来れば神様に楽に殺して欲しいけど、フェンリルが殺る気満々のようだ。不敵な笑みを浮かべて近づいて来る。絶対に僕を脅威ではなく雑魚だと認識している。せめて殺される前に小指でも打った斬ろう。でも剣を構える前に予想外の出来事が起きてしまった。
「待て。何を勘違いしている? 私はこの者に別の世界に移動するなとも、その世界の人間を連れて来るなとも言ってはいない。教えていないことを守れる訳がない。だがお前は違う。しっかりと教えたはずだ。まさか忘れたのか?」
ピタッとフェンリルが動きを止めた。どうやら裁かれるのは僕ではないようだ。
見たことある場所にやって来てしまった。上下左右、見渡す限り全てが真っ白な純白の世界。白神が作った神創世界だ。僕は全力で逃げることを選択した。これは天地神明剣の手違いだ。僕は頼んでいないのだから、ノーカウントだ。
「手違いではありません。あのまま逃げていても直ぐに追いつかれて全身ズタボロで終わりです。さあ可能性は与えましたよ。あとは神様にお願いしてください」
結局は連れて来ただけで神頼みだ。通常は連れて来るのと交渉するのはセットでやるものだ。でも文句は言わない。言ったところでどうせやるつもりはないはずだ。
「んっ? 誰もいないじゃないか」
右見て左見て探してみたものの白神はいない。忙しいのなら別の神様でもいいけど、この間も侯爵がフェンリルと戦っているのなら、僕は急いで戻らないといけない。侯爵がやられたら魔鳥船に乗っているエミリアが次のターゲットになりそうだ。
「その心配は必要ない。フェンリルと神龍をここに呼べばいいだけだ。お前はそこで待機していろ」
尊大な男の声が降り注ぐように聞こえてきた。若くも老いてもいない三十代か四十代ぐらいの声だ。これでこの声を聞くのは三回目になる。神様にしては出現率が高い。現実時間の一年で三回ぐらいだから。四ヶ月に一回会っている計算になる。ちょっと遠くの町に住んでいる親戚レベルだ。
(とりあえず待機だ。逆らって機嫌を悪くさせるとマズい。お願い事を絶対に聞いてくれなくなる)
白神に言われた通り、フェンリルと神龍がやって来るのを座って待つことにした。三十秒もしないうちに身長152センチメートルの白人形の前に、フェンリルと神龍剣が召喚されたようにパッと現れた。二人は白神の姿を見るとオロオロと酷く動揺している。多分これから怒られるんだろうな。
「白神様⁉︎ ここは!」
「フェンリルよ。黙っていろ。事情は聞かなくても分かっている。見ていたからな。まずは一人処分する者がいる。だがその姿のままでは流石に哀れだ。元の姿に戻してやろう」
白神が右手の人差し指と中指を軽く回した。すると、ずっと黙っていた神龍剣が突然苦しみ出した。
「ぐっ、アッアッ、ガアァ~~‼︎」
神龍剣が光を放ち始めると徐々に刀身が頭や翼、手足や尻尾の形に変わっていく。小さな龍の形に完全に変化すると一気に大きさが何倍にも膨れ上がった。
「そうだ。それが本来のお前の姿だ。さて処分をする前に一応は聞いておくべきかもしれないな。何故、こんなことをした?」
「ハァハァハァ…ぐっ、白神様! これにはキチンとした理由があります」
「ああ、分かっている。私を裏切って新しく作った世界の神になるつもりだったのだろう。ガブリエルとフェンリルの死体を使い、その力を我が身に取り込んで三つの世界を合わせた世界の神になる。面白いシナリオだったが、お前は失敗した。チャンスは与えた二回もだ」
それが侯爵が目指していた世界なのか。神龍を新しい神にした消されることのない世界。確かに多くの犠牲を払ってでも目指すべき価値がある世界だ。それを僕が地獄の瘴気を消して妨害したという訳か。ヤバい。メチャクチャ恨まれても仕方ない。
「白神様‼︎ もう一度チャンスをお与えください。 今の我の姿ならば、空席の間獄世界の神の使いに」
「もう失敗は見たくはない。消えろ」
白神が右手を体長三十メートルを超える神龍に向けた。そして広げた右手を握り締めると、神龍の白銀の巨体がパァンと風船が破裂するような音を立てて辺り一面に飛び散った。
(酷いな)
神龍の血とミンチになった肉片が白い地面を赤と白銀に染めてしまった。血と肉と臓物の臭いは神の使いも獣と一緒のようだ。あまりいい臭いではない。
「酷くはない。そうだろう。フェンリル?」
「はい。白神様を裏切った当然の結果です」
僕の心までお見通しなのか。だとしたら神の使いも嘘は吐けないのか。僕ならストレスで胃がキリキリしそうだよ。
「フェンリル、それは違う。私は裏切ったことを責めている訳ではない。神龍は魔人アーサー、神人ウィル・パーソンとウィリアム・ガドガンの三人の神の使い候補を作った功績がある。それだけでも十分に評価に値する。それが偶然や運だとしてもな。だが人間に敗れた。計画も失敗した。これ以上は期待するだけ無駄だ。そうだろう?」
何だかこっちを見ているような気がする。僕に聞いているのだろうか?
「そうだ。お前に聞いている。答えよ」
はぁ。嘘吐いてもバレるなら意味ないのか。正直に思っていることを言うしかないぞ。
「失敗は誰にでも起こることだよ。それを許すか許さないかは個人の自由だとは思う。でも絶大な力を持っているからといって一方的に許さないというのは間違っている。何が正しくて何が間違っているのか、それを決める基準が強さであったら駄目だ。正義と暴力はその本質が全く違う」
こんなことは当たり前のことだ。でもそんな当たり前のことが力を持ってしまうと抑えることが出来なくなってしまう。使える力は使いたくなるのだ。
「私が神龍を殺したことが間違った暴力だと言いたい訳か?」
「そんなの分からない。ただ見ていて気持ちがいいものではなかった。それだけは事実だ」
「それでは感情で善悪の判断をしろと言っているようなものだ。結局は私とお前の感情の不一致が善悪を分けているのならば、答えは違ったものになってしまう。どちらかが妥協しなければ答えを出すことは永遠に出来ないな」
僕としては神龍は一緒に冒険した仲間のような存在だ。例え裏でコソコソと悪巧みを企てていたとしても、殺したいと思うほどの強い殺意はなかった。とりあえずボコボコの刑の後に村の畑に埋める程度の罰で許してやるつもりだった。木っ端微塵に身体を吹き飛ばすのはやり過ぎだ。
「いや殺す必要はあった。感情や善悪を基準にしては決して何も決まらない。全てを決めるのは自然の法則一つだけだ。つまりは力だ。力を持つ者がその場の全ての決定権を持つ。その決定権を持つ者に逆らうということは死を選ぶということだ。では何故、与えられた世界を飛び出して別の世界に行ったのか。その理由を聞かせてもらおうか」
白神の指先は僕ではなくフェンリルに向いている。僕の方が二つの世界を移動したので罪は重そうだけど、あれは神龍に命令されて仕方なくやったことだ。神龍は死んで償ったし、僕の所為じゃないので許してくれるのだろう。きっとそのはずだ。
「白神様。それはこの者を放置すれば我の管理する世界の脅威になると判断したからです。この者は瘴気を消し去り、地獄世界の人間を別の世界に連れて行きました。明らかに許される行為を超えています。生き残れる人間を決めるのは白神様だけに与えられた権限です。この者を処罰しようとするのは白神様に忠誠を誓う者として当然のことです」
凄い奴だ。狼の癖に犬のように神様に尻尾を振っている。誇りを捨ててそこまでして生き残りたいなんて恥知らずな奴め。それにまるで僕が悪いことをしたように聞こえる。僕は騙されただけだぞ。
「なるほど。確かにこれでは心石を与えている意味がないな」
「その通りでございます。白神様の代わりに我がこの不届き者をこの世から完全に消し去ってみせましょう」
話し合いの結果、結局は僕を殺す方向で決まったようだ。まあ分かっていたことなので、パァンでもドォンでもいいので楽に殺してください。もしも贅沢を言えるのなら出来れば猶予期間が欲しい。子供が産れて育つまでの二、三年ぐらいでいいので。
「グッフフフ、安心しろ。二十、三十分で殺してやる」
出来れば神様に楽に殺して欲しいけど、フェンリルが殺る気満々のようだ。不敵な笑みを浮かべて近づいて来る。絶対に僕を脅威ではなく雑魚だと認識している。せめて殺される前に小指でも打った斬ろう。でも剣を構える前に予想外の出来事が起きてしまった。
「待て。何を勘違いしている? 私はこの者に別の世界に移動するなとも、その世界の人間を連れて来るなとも言ってはいない。教えていないことを守れる訳がない。だがお前は違う。しっかりと教えたはずだ。まさか忘れたのか?」
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