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第2部 最終章 絶対絶命のF級冒険者
第68話 ウィルと剣の所有者
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「分かっているよ。君もいきなり死んでくれと頼まれても返事に困る。そうだな? だとしたらこう考えてみたらどうだろうか。一人の父親として子供の為に死ぬ。それならば君も納得できるんじゃないのかな?」
「何を言っているのか分からないけど、僕には子供はいない」
「それはそうだ。まだ母親のお腹の中で君の子供はスクスクと成長しているだろうからな」
「僕の子供を誰かが妊娠しているのか?」
侯爵の話を嘘だと否定したいけど、否定できない自分がいる。
(誰だ? んんっ~~? 駄目だ。身に覚えがあり過ぎて分からない)
必死に頭をフル回転させて母親を探してみたものの、該当者が多過ぎて分からない。けれども現在の状態が妊娠中ならば、時間的に該当者を百六十人は減らせることが出来るぞ。残りの該当者は百人以下だ。
「そうだ。おめでとう、ウィル君。君は父親になったんだ。自分の子供は愛おしいぞ。私も子供の為ならば死ねると思う。君がどうかは分からないが、親とはそういうものなんだよ。産まれてくる子供の為にも死んでくれないか?」
「分かった。まずは何人産まれて来るのか教えて欲しい? 子供は何人産まれて来るんだ?」
産まれて来る子供の人数が分かれば、母親の人数もある程度分かる。ついでに人質になっている母親の人数も分かる。これは重要な質問だ。
「そんなの一人に決まっているだろう? ナナリーという売春婦がお前の子供を妊娠している。お前に拒否権はない。子供の為に死ぬか、母親と子供を見殺しにして生き残るかのどちらしかないぞ」
(何だ、ナナリーだけか)
ちょっとホッとしてしまった。いきなり百人の子供の父親になるのは流石に覚悟が必要だ。良かった。一人ぐらいならば問題ない。でもこれから産まれて来る子供がナナリーとの子供以外にもいるかもしれない。とりあえず女兵士とその辺の村娘との子供が産まれて来たとしても無かったことにしよう。
それに自分の子供が産まれるのに死ぬ親はいない。僕が死ねば子供が助かるのならば死を選ぶかもしれない。でも誰も死ぬ必要がないのなら話は別だ。侯爵をブン殴って、エミリアとユンとナナリーを助ける。ついでにアシュリーも手足を縛って連れて行く。あとでサークス村の秘密の地下室でたっぷりとお仕置きしないといけない。
「僕に死んで欲しかったのなら子供の話はするべきじゃなかった。産まれて来る子供には父親が必要だろ?」
「確かにその通りだ。産まれ来る子供には父親が必要になるだろう。安心しろ、私が代わりになってやる。あの女はなかなか見た目が良い。私がお前の代わりに父親になってやる。だからさっさと死ぬ」
「そのつもりはない。僕には生きてやることがあるんだ。あんたの都合で死んでたまるか!」
何か代わりになるだ。変態侯爵め。そう僕にはたった今、壮大な夢が出来たのだ。それは産まれて来た子供と一緒に、ナナリーの母乳を飲みまくることだ。僕が右おっぱい、子供が左おっぱいだ。想像しただけで夢が膨らむというものだ。
「もうぉ~、またパパも母乳を飲むんですかぁ? またお腹壊しても知りませんよぉ~。あんんっ⁉︎ 二人とも強く吸い過ぎ!」
(ハァハァハァ‼︎ 早く子供が産まれて来ないかな♡)
駄目だ。想像だけでは我慢できそうにないから、これからナナリーを急いで助け出して、母乳を飲む予行練習をしないといけない。よし、まだ子供は産まれていないから僕が一人二役で頑張ってみよう。
「(その気持ち悪い妄想は直ぐにやめてください)」
「(なっ⁉︎ 僕だけと話せるのか?)」
天地神明剣は侯爵が右手に持っている。また僕の心の中に無断で入ってきたようだ。まったく今はプライベートタイムだぞ。
「(当たり前です。分かっているとは思いますが、あの男がやろうとしていることは無意味です。三つに分けられた世界を一つに戻しても意味はありません。地獄の瘴気は消えています。この世界に天獄と地獄の神の使いを呼び寄せても倒すことは不可能です)」
「(分かっている。そんなことをしたら余計な被害が出てしまうだけだ。本当に人類を救うつもりかは知らないけど、侯爵の方法では誰も救えない。僕が止める)」
侯爵の計画が破綻しているのは分かっている。特にフェンリルを呼ばれてしまったら僕が困る。まだ出ない母乳を吸っている暇もないし、間獄世界と新世界を行き来する方法がありそうなのに壊させる訳にはいかない。新世界の暇な村生活なんて僕の精神が耐え切れない。たまには間獄世界で息抜きしないと駄目だ。
「(御膳立てはします。あとは任せますよ)」
「(ああ、負けるつもりはないよ)」
「(では戻るとしましょう。それと三つの誓いは破ったら死にますからね)」
「………」
チッ。やっぱり駄目なのか。とりあえず今は余計なことは考えずに母乳とナナリーを助けることだけに集中しよう。
「なっ⁉︎ これはどういうことだ!」
天地神明剣は侯爵の手から消えると僕の左腰の鞘に戻って来た。侯爵は慌てて消えた剣を探した後に僕の左腰を見て怒っている。僕に聞かれても困る。
「簡単な話です。二人で戦って勝った方が剣の正当な所有者です。二人への妨害行為には厳しい罰を与えますので愚かな真似はしないように」
「「「うわぁ~!」」」
軍人達の叫び声が聞こえた。声の方を振り向くと、頭が無くなった数十人が首から血の噴水を吹き出しながら踊っていた。
「言ったはずですよ。罰を与えると」
「やり過ぎじゃない?」
僕も千人以上の軍人を戦闘不能にしているから強くは言えないけど、ただ銃口を向けただけだよ。撃ってないよ。というよりも鞘に収まった状態でどうやって殺したの?
「真空刃です。周囲に風魔法を発生させて斬り落としました。現在も周囲に発生させているのでいつでも全員殺せますよ。ほら、こんな風に」
「「「うわぁぁ~‼︎」」」
あちらこちらで軍人達の叫び声と血飛沫が吹き出している。今のは多分、ちょっと動いただけだよ。やり過ぎだよ。
「あなたが先に皆殺しにしようとしました。自分がやるのならば問題なくても、他人がやるのは駄目なのですか? おかしな理屈ですね」
「ゔぅぅ」
確かに僕も軍人達と同じようなことを女兵士達にやったけど、皆んな喜んでいたはずだ。お金だって一人金貨二百枚も与えた。兵士の給料ならばボーナス合わせて一年分の額だ。秘密基地でパーティーしてお金も貰えたんだ誰も文句はないはずだ。
「もういい! 誰も手を出そうとするな。一対一で私が勝てばいい話だろう。アシュリー! 神龍剣を渡せ。直ぐに決着をつけてやる」
「はい、お爺様」
アシュリーはエミリアの首筋から神龍剣を離すと、侯爵に向かって剣を投げ渡した。剣はクルクルと回転しながら飛んでいくと侯爵の真横で剣先を地面に向けて止まってしまった。
「やれやれ最初の予定通りにお前を殺すことになってしまったな。せめてもの情けだ。人質は使わない。さあ全力で掛かって来い。そして殺してやる」
「安心しろ。僕は殺すつもりはない。半殺しで許してやるよ」
こっちは侯爵を殺す必要はない。二度と馬鹿な考えを抱かないようにメッタメタのギッタギタのボッコボコにするだけだ。
「フッフフ、お爺様に勝てる訳ないのに」
アシュリーは僕が負けると思っているようだ。確かにガドガン侯爵の今の強さは魔人アーサーよりも強い。新世界にいた時の僕の強さならば魔人アーサーにも勝てない。その時の強さを基準に考えているのなら可哀想だけど、もう違う。
【名前・ウィリアム・ガドガン 魔物ランク・S級 レベル881 HP90024 MP6626 攻撃力4488 物理耐性4118 魔力9002 魔法耐性9636 敏捷4224】
【名前・ウィル・パーソン 魔物ランク・SS級 レベル1192 HP111120 MP8968 攻撃力5002 物理耐性4645 魔力11434 魔法耐性12148 敏捷5717】
残念だけど、この勝敗は最初から決まっているようなものだ。人質がいなければ僕が勝つのは決まっている。
「何を言っているのか分からないけど、僕には子供はいない」
「それはそうだ。まだ母親のお腹の中で君の子供はスクスクと成長しているだろうからな」
「僕の子供を誰かが妊娠しているのか?」
侯爵の話を嘘だと否定したいけど、否定できない自分がいる。
(誰だ? んんっ~~? 駄目だ。身に覚えがあり過ぎて分からない)
必死に頭をフル回転させて母親を探してみたものの、該当者が多過ぎて分からない。けれども現在の状態が妊娠中ならば、時間的に該当者を百六十人は減らせることが出来るぞ。残りの該当者は百人以下だ。
「そうだ。おめでとう、ウィル君。君は父親になったんだ。自分の子供は愛おしいぞ。私も子供の為ならば死ねると思う。君がどうかは分からないが、親とはそういうものなんだよ。産まれてくる子供の為にも死んでくれないか?」
「分かった。まずは何人産まれて来るのか教えて欲しい? 子供は何人産まれて来るんだ?」
産まれて来る子供の人数が分かれば、母親の人数もある程度分かる。ついでに人質になっている母親の人数も分かる。これは重要な質問だ。
「そんなの一人に決まっているだろう? ナナリーという売春婦がお前の子供を妊娠している。お前に拒否権はない。子供の為に死ぬか、母親と子供を見殺しにして生き残るかのどちらしかないぞ」
(何だ、ナナリーだけか)
ちょっとホッとしてしまった。いきなり百人の子供の父親になるのは流石に覚悟が必要だ。良かった。一人ぐらいならば問題ない。でもこれから産まれて来る子供がナナリーとの子供以外にもいるかもしれない。とりあえず女兵士とその辺の村娘との子供が産まれて来たとしても無かったことにしよう。
それに自分の子供が産まれるのに死ぬ親はいない。僕が死ねば子供が助かるのならば死を選ぶかもしれない。でも誰も死ぬ必要がないのなら話は別だ。侯爵をブン殴って、エミリアとユンとナナリーを助ける。ついでにアシュリーも手足を縛って連れて行く。あとでサークス村の秘密の地下室でたっぷりとお仕置きしないといけない。
「僕に死んで欲しかったのなら子供の話はするべきじゃなかった。産まれて来る子供には父親が必要だろ?」
「確かにその通りだ。産まれ来る子供には父親が必要になるだろう。安心しろ、私が代わりになってやる。あの女はなかなか見た目が良い。私がお前の代わりに父親になってやる。だからさっさと死ぬ」
「そのつもりはない。僕には生きてやることがあるんだ。あんたの都合で死んでたまるか!」
何か代わりになるだ。変態侯爵め。そう僕にはたった今、壮大な夢が出来たのだ。それは産まれて来た子供と一緒に、ナナリーの母乳を飲みまくることだ。僕が右おっぱい、子供が左おっぱいだ。想像しただけで夢が膨らむというものだ。
「もうぉ~、またパパも母乳を飲むんですかぁ? またお腹壊しても知りませんよぉ~。あんんっ⁉︎ 二人とも強く吸い過ぎ!」
(ハァハァハァ‼︎ 早く子供が産まれて来ないかな♡)
駄目だ。想像だけでは我慢できそうにないから、これからナナリーを急いで助け出して、母乳を飲む予行練習をしないといけない。よし、まだ子供は産まれていないから僕が一人二役で頑張ってみよう。
「(その気持ち悪い妄想は直ぐにやめてください)」
「(なっ⁉︎ 僕だけと話せるのか?)」
天地神明剣は侯爵が右手に持っている。また僕の心の中に無断で入ってきたようだ。まったく今はプライベートタイムだぞ。
「(当たり前です。分かっているとは思いますが、あの男がやろうとしていることは無意味です。三つに分けられた世界を一つに戻しても意味はありません。地獄の瘴気は消えています。この世界に天獄と地獄の神の使いを呼び寄せても倒すことは不可能です)」
「(分かっている。そんなことをしたら余計な被害が出てしまうだけだ。本当に人類を救うつもりかは知らないけど、侯爵の方法では誰も救えない。僕が止める)」
侯爵の計画が破綻しているのは分かっている。特にフェンリルを呼ばれてしまったら僕が困る。まだ出ない母乳を吸っている暇もないし、間獄世界と新世界を行き来する方法がありそうなのに壊させる訳にはいかない。新世界の暇な村生活なんて僕の精神が耐え切れない。たまには間獄世界で息抜きしないと駄目だ。
「(御膳立てはします。あとは任せますよ)」
「(ああ、負けるつもりはないよ)」
「(では戻るとしましょう。それと三つの誓いは破ったら死にますからね)」
「………」
チッ。やっぱり駄目なのか。とりあえず今は余計なことは考えずに母乳とナナリーを助けることだけに集中しよう。
「なっ⁉︎ これはどういうことだ!」
天地神明剣は侯爵の手から消えると僕の左腰の鞘に戻って来た。侯爵は慌てて消えた剣を探した後に僕の左腰を見て怒っている。僕に聞かれても困る。
「簡単な話です。二人で戦って勝った方が剣の正当な所有者です。二人への妨害行為には厳しい罰を与えますので愚かな真似はしないように」
「「「うわぁ~!」」」
軍人達の叫び声が聞こえた。声の方を振り向くと、頭が無くなった数十人が首から血の噴水を吹き出しながら踊っていた。
「言ったはずですよ。罰を与えると」
「やり過ぎじゃない?」
僕も千人以上の軍人を戦闘不能にしているから強くは言えないけど、ただ銃口を向けただけだよ。撃ってないよ。というよりも鞘に収まった状態でどうやって殺したの?
「真空刃です。周囲に風魔法を発生させて斬り落としました。現在も周囲に発生させているのでいつでも全員殺せますよ。ほら、こんな風に」
「「「うわぁぁ~‼︎」」」
あちらこちらで軍人達の叫び声と血飛沫が吹き出している。今のは多分、ちょっと動いただけだよ。やり過ぎだよ。
「あなたが先に皆殺しにしようとしました。自分がやるのならば問題なくても、他人がやるのは駄目なのですか? おかしな理屈ですね」
「ゔぅぅ」
確かに僕も軍人達と同じようなことを女兵士達にやったけど、皆んな喜んでいたはずだ。お金だって一人金貨二百枚も与えた。兵士の給料ならばボーナス合わせて一年分の額だ。秘密基地でパーティーしてお金も貰えたんだ誰も文句はないはずだ。
「もういい! 誰も手を出そうとするな。一対一で私が勝てばいい話だろう。アシュリー! 神龍剣を渡せ。直ぐに決着をつけてやる」
「はい、お爺様」
アシュリーはエミリアの首筋から神龍剣を離すと、侯爵に向かって剣を投げ渡した。剣はクルクルと回転しながら飛んでいくと侯爵の真横で剣先を地面に向けて止まってしまった。
「やれやれ最初の予定通りにお前を殺すことになってしまったな。せめてもの情けだ。人質は使わない。さあ全力で掛かって来い。そして殺してやる」
「安心しろ。僕は殺すつもりはない。半殺しで許してやるよ」
こっちは侯爵を殺す必要はない。二度と馬鹿な考えを抱かないようにメッタメタのギッタギタのボッコボコにするだけだ。
「フッフフ、お爺様に勝てる訳ないのに」
アシュリーは僕が負けると思っているようだ。確かにガドガン侯爵の今の強さは魔人アーサーよりも強い。新世界にいた時の僕の強さならば魔人アーサーにも勝てない。その時の強さを基準に考えているのなら可哀想だけど、もう違う。
【名前・ウィリアム・ガドガン 魔物ランク・S級 レベル881 HP90024 MP6626 攻撃力4488 物理耐性4118 魔力9002 魔法耐性9636 敏捷4224】
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