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第2部 最終章 絶対絶命のF級冒険者
第67話 ウィルと侯爵の計画
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「久し振りだな。約束通りに迎えに来てやったぞ」
「神龍⁉︎ お前がどうして?」
神の使いが白神を裏切っていた。そんなことがあり得るだろうか。だとしたら、これも白神が関わっている可能性がある。
「なに簡単な話だ。一度死ねば考えた方も変わるものだ。お前も試してみるか?」
慎んでそれは辞退する。人は死んだら終わりだ。よく「死んだつもりでやり直せ」とか人は言うけど、死んだらやり直せない。
「本当にそう思っているのか? 本当は神の指示で動いているだけなんじゃないのか?」
「クックク、神の使いの最後を何も知らないようだな。我々は大量の瘴気を吸収させられ、大量の人間を殺した後に神々に食べられるのだよ。人間という栄養をたっぷりと身体に染み込ませてな。神々のゲテモノ趣味にはほとほと呆れるものだ」
「神の使いが食べ物?」
(魔人アーサーのように優れた人間を作るのが目的ではないのか? だとしたら天使ガブリエルも食べてしまうのか? どうやって?)
「ウィル。この世界をおかしいとお前も思っているのだろう? 繰り返される悲劇。人間は増やされては、また殺される。それが何度も繰り返されている。だとしたら誰かがその呪われた仕組みを何とかするべきだと思わんか?」
神龍が話し終わると侯爵が再び話し始めた。例えどんなにおかしなことでも、それが逆らうことが出来ないことならば仕方ない。奇跡的に逆らうことの出来ない死を克服したとしても、神には誰も逆らえないのだ。
「そんなのは誰でも思っているよ。世界を神々から解放するとか言っても無理だよ。この神剣を使ったとしても神の使い一人も倒せない。あんたの考えていることは立派かもしれないけど、夢物語でただの妄想だよ」
「ならばその神剣を少しだけ私に貸してみればいい。天獄のガブリエルは賢者の壺の瘴気で弱体化させた。地獄の神の使いは既に虫の息だ。そして間獄の神龍は協力してくれる。三人の神の使いは全て制したようなものだ。報告する者がいなければ神は邪魔出来ない。さあ渡せ。全てが終わった後に人質達は無傷で解放すると誓おう」
「………」
ここで無理に侯爵に逆らえば、ユンとナナリーを助けられないかもしれない。それに侯爵の言う通り新世界もいずれは瘴気に満たされて滅んでしまう。でもこの神剣を使えばまた瘴気を全て消し去ることが出来るかもしれない。
「(それは可能です。ですが神々の監視からは逃れられません。神々が異常が起きた星を放置するとは思えません。あの男は何か秘策でもあるのでしょう)」
「(どうもありがとう。じゃあどうすればいいんだよ)」
天地神明剣が心の中に入って話しかけて来た。剣が言うように侯爵に秘策があるのなら協力するべきかもしれない。でもその秘策が失敗した時はどうなる? 絶対に成功すると思っていたことが失敗した時に侯爵がどのような行動に出るのか分からない。ただ渡すのは危険過ぎる。
「どうした? エミリアの腕でもへし折らないと決心がつかないか?」
「待って! その必要はない。剣を渡すからエミリアと交換しよう」
「んんっ、まだ分かっていないようだ。アシュリーやれ」
「んんっ‼︎ んぐっっ~~‼︎」
ボキィン‼︎ とアシュリーが抵抗するエミリアの右腕をへし折った。
「アシュリー‼︎」
剣を振り上げる。分かっていないのはそっちの方だ。エミリア以外の全員を殺すことだって僕には出来る。
「待て。そう怒るな。アシュリー、回復してやれ。腕の骨ぐらいは直ぐに治療できる。だがお前が素直に剣を渡さなければ、何度もへし折らないといけなくなる。私も孫娘に娘の腕をへし折れと言うのは辛いんだ。私の辛い気持ちも分かってくれんか?」
「この腐れクソジジイ‼︎」
どの口が言っている。エミリアの父親じゃなければとっくにブン殴って丸坊主にしている。でもこれで分かった。侯爵はどんな手段を使ってもこの世界を神々から解放するつもりだ。そうわざわざ娘のエミリアの腕をへし折ってもだ。
「(あの剣は神龍ですね。罠かもしれませんよ。腕を折っても治せるのなら、折っていないのと一緒ですよ。本当に人質なんでしょうか?)」
「………」
右手に持つ剣が言いたいことは分かる。エミリアのあれも演技かもしれない。僕に思わせぶりな態度を取って好意を持たせたように、今はその好意を利用しようとしている。その可能性は確かにある。でも演技とはいえ、腕をへし折られるのは痛い。僕が剣を渡さなければ何度もへし折られてしまう。
「分かった。言う通りに剣を渡すからエミリアには何もしないでくれ」
「そうだ。それでいい。最初から素直に渡せば誰も傷つかなくていいと言ったじゃないか。私もアシュリーもエミリアもお前も心を痛めずに済んだんだ」
エミリアが人質なのか人質の演技をしているのかこの際どっちでもいい。僕は飛ぶのをやめると、まだ半分以上の軍人が生き残っている地上に下りて行く。人質には危害を加えなくても僕は違うかもしれない。軍人の誰か一人でも銃を撃ったら、もう止まりそうにないぞ。
「待て! お前はそこから一歩も動くな。誰かそいつから剣を受け取って、私のところに持って来い」
侯爵に直接剣を渡そうと歩き出そうとすると止められてしまった。用心深い。殺すつもりなら最初から殺している。やって来た軍人の男に天地神明剣・誓願を渡すと男は侯爵の元に棒を咥えた犬のように走っていった。
「クックク、これが天地創造剣か? 計画ではウィル、お前をマーリンの洞窟で殺した後に、私が魔空船で空にある天地創造剣・天動を回収する予定だった。私の代わりに取りに行ってくれたことは感謝しよう。期待以上の働きだ。だが地獄に行く必要はなかった。ガブリエルには瘴気を吸収してもらう必要があった。弱体化してもらわなければ倒すことが出来んからな」
「その剣があれば神の使いを倒せると思っているようなら間違いだよ、その剣じゃ地獄の神の使いも倒せない。多少弱った程度のガブリエルはもっと無理だ」
侯爵の計画は神の使いを倒すのが前提で立てられたものらしいけど、それは無理だ。この時点で計画は破綻している。神龍を倒して調子に乗っちゃっているようだけど、もう無理なんだ。
「心配してくれてありがとう。ウィル君、君の指摘は実に正しい。だがこの間獄世界に天と地の二つの世界を合わせれば何も問題はない。地獄の瘴気で満たされたこの間獄世界では、ガブリエルも直ぐに弱体化してくれるだろう。この剣が天と地を作ったのだ。そして再び世界を一つに戻す時が来たのだよ。我々人間の手によってな。さあ天地創造剣よ! 再び世界を一つにするのだ!」
剣を空に向かって掲げると侯爵は力一杯叫んだ。静寂の中、しばらく待っていたものの何かが起こった気配はない。この時点で失敗しているようだ。
「残念ですが、あなたは正当な持ち主ではありません。願いを叶えて欲しいのならば現在の正当な持ち主を消してください。そこにいるウィル・パーソンが現在の正当な持ち主です」
「くっ! この剣は意思を持っているのか⁉︎ ウィル君、お願いがある。人類の為に死んでくれないか?」
「はぃぃ⁇」
死んでくれ? もちろん僕の答えは決まっている。僕が死ぬ時があるのならばそれはエミリアをベッドの上で乱暴しまくった後に、更にデザートにアシュリーをたっぷりと乱暴した後だ。その後ならば一ミリぐらいは死んでもいいとは奇跡的に思うかもしれないが、今の僕の返事は決まっている。「答えは絶対に嫌だ」だ。
「神龍⁉︎ お前がどうして?」
神の使いが白神を裏切っていた。そんなことがあり得るだろうか。だとしたら、これも白神が関わっている可能性がある。
「なに簡単な話だ。一度死ねば考えた方も変わるものだ。お前も試してみるか?」
慎んでそれは辞退する。人は死んだら終わりだ。よく「死んだつもりでやり直せ」とか人は言うけど、死んだらやり直せない。
「本当にそう思っているのか? 本当は神の指示で動いているだけなんじゃないのか?」
「クックク、神の使いの最後を何も知らないようだな。我々は大量の瘴気を吸収させられ、大量の人間を殺した後に神々に食べられるのだよ。人間という栄養をたっぷりと身体に染み込ませてな。神々のゲテモノ趣味にはほとほと呆れるものだ」
「神の使いが食べ物?」
(魔人アーサーのように優れた人間を作るのが目的ではないのか? だとしたら天使ガブリエルも食べてしまうのか? どうやって?)
「ウィル。この世界をおかしいとお前も思っているのだろう? 繰り返される悲劇。人間は増やされては、また殺される。それが何度も繰り返されている。だとしたら誰かがその呪われた仕組みを何とかするべきだと思わんか?」
神龍が話し終わると侯爵が再び話し始めた。例えどんなにおかしなことでも、それが逆らうことが出来ないことならば仕方ない。奇跡的に逆らうことの出来ない死を克服したとしても、神には誰も逆らえないのだ。
「そんなのは誰でも思っているよ。世界を神々から解放するとか言っても無理だよ。この神剣を使ったとしても神の使い一人も倒せない。あんたの考えていることは立派かもしれないけど、夢物語でただの妄想だよ」
「ならばその神剣を少しだけ私に貸してみればいい。天獄のガブリエルは賢者の壺の瘴気で弱体化させた。地獄の神の使いは既に虫の息だ。そして間獄の神龍は協力してくれる。三人の神の使いは全て制したようなものだ。報告する者がいなければ神は邪魔出来ない。さあ渡せ。全てが終わった後に人質達は無傷で解放すると誓おう」
「………」
ここで無理に侯爵に逆らえば、ユンとナナリーを助けられないかもしれない。それに侯爵の言う通り新世界もいずれは瘴気に満たされて滅んでしまう。でもこの神剣を使えばまた瘴気を全て消し去ることが出来るかもしれない。
「(それは可能です。ですが神々の監視からは逃れられません。神々が異常が起きた星を放置するとは思えません。あの男は何か秘策でもあるのでしょう)」
「(どうもありがとう。じゃあどうすればいいんだよ)」
天地神明剣が心の中に入って話しかけて来た。剣が言うように侯爵に秘策があるのなら協力するべきかもしれない。でもその秘策が失敗した時はどうなる? 絶対に成功すると思っていたことが失敗した時に侯爵がどのような行動に出るのか分からない。ただ渡すのは危険過ぎる。
「どうした? エミリアの腕でもへし折らないと決心がつかないか?」
「待って! その必要はない。剣を渡すからエミリアと交換しよう」
「んんっ、まだ分かっていないようだ。アシュリーやれ」
「んんっ‼︎ んぐっっ~~‼︎」
ボキィン‼︎ とアシュリーが抵抗するエミリアの右腕をへし折った。
「アシュリー‼︎」
剣を振り上げる。分かっていないのはそっちの方だ。エミリア以外の全員を殺すことだって僕には出来る。
「待て。そう怒るな。アシュリー、回復してやれ。腕の骨ぐらいは直ぐに治療できる。だがお前が素直に剣を渡さなければ、何度もへし折らないといけなくなる。私も孫娘に娘の腕をへし折れと言うのは辛いんだ。私の辛い気持ちも分かってくれんか?」
「この腐れクソジジイ‼︎」
どの口が言っている。エミリアの父親じゃなければとっくにブン殴って丸坊主にしている。でもこれで分かった。侯爵はどんな手段を使ってもこの世界を神々から解放するつもりだ。そうわざわざ娘のエミリアの腕をへし折ってもだ。
「(あの剣は神龍ですね。罠かもしれませんよ。腕を折っても治せるのなら、折っていないのと一緒ですよ。本当に人質なんでしょうか?)」
「………」
右手に持つ剣が言いたいことは分かる。エミリアのあれも演技かもしれない。僕に思わせぶりな態度を取って好意を持たせたように、今はその好意を利用しようとしている。その可能性は確かにある。でも演技とはいえ、腕をへし折られるのは痛い。僕が剣を渡さなければ何度もへし折られてしまう。
「分かった。言う通りに剣を渡すからエミリアには何もしないでくれ」
「そうだ。それでいい。最初から素直に渡せば誰も傷つかなくていいと言ったじゃないか。私もアシュリーもエミリアもお前も心を痛めずに済んだんだ」
エミリアが人質なのか人質の演技をしているのかこの際どっちでもいい。僕は飛ぶのをやめると、まだ半分以上の軍人が生き残っている地上に下りて行く。人質には危害を加えなくても僕は違うかもしれない。軍人の誰か一人でも銃を撃ったら、もう止まりそうにないぞ。
「待て! お前はそこから一歩も動くな。誰かそいつから剣を受け取って、私のところに持って来い」
侯爵に直接剣を渡そうと歩き出そうとすると止められてしまった。用心深い。殺すつもりなら最初から殺している。やって来た軍人の男に天地神明剣・誓願を渡すと男は侯爵の元に棒を咥えた犬のように走っていった。
「クックク、これが天地創造剣か? 計画ではウィル、お前をマーリンの洞窟で殺した後に、私が魔空船で空にある天地創造剣・天動を回収する予定だった。私の代わりに取りに行ってくれたことは感謝しよう。期待以上の働きだ。だが地獄に行く必要はなかった。ガブリエルには瘴気を吸収してもらう必要があった。弱体化してもらわなければ倒すことが出来んからな」
「その剣があれば神の使いを倒せると思っているようなら間違いだよ、その剣じゃ地獄の神の使いも倒せない。多少弱った程度のガブリエルはもっと無理だ」
侯爵の計画は神の使いを倒すのが前提で立てられたものらしいけど、それは無理だ。この時点で計画は破綻している。神龍を倒して調子に乗っちゃっているようだけど、もう無理なんだ。
「心配してくれてありがとう。ウィル君、君の指摘は実に正しい。だがこの間獄世界に天と地の二つの世界を合わせれば何も問題はない。地獄の瘴気で満たされたこの間獄世界では、ガブリエルも直ぐに弱体化してくれるだろう。この剣が天と地を作ったのだ。そして再び世界を一つに戻す時が来たのだよ。我々人間の手によってな。さあ天地創造剣よ! 再び世界を一つにするのだ!」
剣を空に向かって掲げると侯爵は力一杯叫んだ。静寂の中、しばらく待っていたものの何かが起こった気配はない。この時点で失敗しているようだ。
「残念ですが、あなたは正当な持ち主ではありません。願いを叶えて欲しいのならば現在の正当な持ち主を消してください。そこにいるウィル・パーソンが現在の正当な持ち主です」
「くっ! この剣は意思を持っているのか⁉︎ ウィル君、お願いがある。人類の為に死んでくれないか?」
「はぃぃ⁇」
死んでくれ? もちろん僕の答えは決まっている。僕が死ぬ時があるのならばそれはエミリアをベッドの上で乱暴しまくった後に、更にデザートにアシュリーをたっぷりと乱暴した後だ。その後ならば一ミリぐらいは死んでもいいとは奇跡的に思うかもしれないが、今の僕の返事は決まっている。「答えは絶対に嫌だ」だ。
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