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第2部 最終章 絶対絶命のF級冒険者
第65話 ウィルと人質作戦
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「順調に行き過ぎていないか?」
巨大な転移魔法陣の中心に剣先を当てながら、フッとこんなことを思ってしまった。駄目だ駄目だ。死亡フラグが立ってしまう。
地中から飛び出して風を纏っての高速飛行。あれでフェンリルを完璧に巻いたとは思っている。でも実際に完璧に追跡を巻いたからといって、僕を追いかけるのをフェンリルが諦めるだろうか。僕なら手に入れたいものは死に物狂いで追いかける。
(ちょっと考え過ぎかもしれないな。もう大丈夫なんだから)
ドワーフ十一人の保護は完了した。この地獄世界でやることはもうない。あとは新世界に戻って、ゴロゴロ、ダラダラ、アマアマな生活を堪能する。エミリアに膝枕をしてもらって耳掃除もしてもらう。なんて幸せな新婚生活が僕の帰りを待っているんだろう。
(僕って世界一幸せだなぁ~。あっはははは♬)
おっと! 油断して調子に乗っていると本当に痛い目を遭う。世界転移の魔法陣への魔力とMPの補給は済んだ。さっさと間獄世界にレッツラゴーだ!
「うぐっ、ちょっと気持ち悪い」
眩い光に包まれ、空間が歪んでいく。今回は大爆発は起きないようだ。でもちょっと頭がクラクラする。目は閉じた方がよさそうだ。パチリと目蓋を閉じた。次に目蓋を開いた時は間獄世界に到着だ。
♢
「おかえり、ウィル・パーソン君。地獄旅行は楽しかったかな?」
「んっ?」
聞き覚えのある男の声が聞こえてきた。聞き覚えのある声で僕の名前を知っているということは知り合いかな。ゆっくりと目を開けると目の前には刈り上げ金色の髪と整えられ口髭の男が立っていた。リチャード伯爵だ。
「これは? 何ですか?」
巨乳のロリメイドはいないようだ。メイドの代わりに僕を囲むように、グルっと銃で武装した大勢の軍人が立っている。気配だけで判断するとザッと三千人から四千人ぐらいだろうか。誰にも知られずに世界を救った英雄を歓迎してくれる感じではなさそうだ。
(さて、どの罪で逮捕されるんだろう? アレかな? コレかな?)
脅迫、誘拐、監禁、死体損壊、建造物破壊、強制猥褻罪、窃盗、暴行、国家反逆罪と世界を救う為に色々と法律に触れることをしてしまった。キチンと罪は償うべきかもしれないけど、僕はこの間獄世界の住民ではない。異世界追放処分で勘弁してもらうことにしよう。
「見て分からんか? 君を捕まえに来たんだよ。大人しく武器を捨て投降すれば、君の大切な人達に危害を加えなくて済む。協力してくれないだろうか?」
「小僧、儂のことは構うな! さっさと逃げろ!」
「爺さん!」
屈強な二人の兵士に連れられて、マンチェスターのギルド長のタイロン爺さんが現れた。大切な人がアレなら見殺しにしてもいいかもしれない。
「ほら、ジジイ。練習した通りに命乞いをしろ」
身長百八十センチメートルの金髪の男が黙っている爺さんの頭を小突き始めた。爺さんが本気を出せば消し炭になるのが分かっていないらしい。爺さんも大人しく捕まっていないで、さっさとボコボコにすればいいのに。
「すまない、捕まってしまった。小僧、儂のことはいいから早く逃げるんだ! コイツらは雑魚だが」
「余計なことを喋るじゃねぇよ‼︎」
爺さんの左腕を押さえていた軍人が右腕を振り上げ、右肘を思いっ切り爺さんの頭頂部にガツンと叩き落とした。
「ぐっはっ‼︎」
「爺さん⁉︎ 貴様、年寄りに何してんだよ!」
地面にドサッと倒れた爺さんは頭を押さえて苦しんでいる。女と年寄りに手を出す奴は最低の屑野朗だ。こんな奴は鉄拳制裁しないと僕の気が済まない。
「うるせい! テメェーがさっさと大人しく武器を捨てればいいんだよ! 早くしろよクソガキが!」
(もう我慢できない。この礼儀も知らないレベル121程度の男に軍人を名乗る資格はない。民間人の怖さを徹底的に思い知らせてやるしかない)
僕は神剣の柄に手を触れる。これが正義だ。爺さんにはこれ以上、指一本も触れさせない。お前達は瞬殺皆殺し決定だ。覚悟しろよ、この雑魚共が。
「A.素直に武器を渡す。素直に武器を渡さずに【従順】違反で死ぬ。どっちらにしますか?」
(くそったれっ‼︎)
「ひぃぃ‼︎」
一気に神剣を鞘から引き抜くと、爺さんに肘鉄を喰らわせた男の股の間に投げ付けた。ドォスと神剣の刀身が斜めの状態で半分以上地面に突き刺さった。お前達、空気の読めない神剣様に感謝するんだな。
「残念。誰かを守る為には時にはルールを破らないといけません。さっさと拾いに来てください」
「あああああぁっーー‼︎ どっちなんだい!」
僕は腹の底から叫んだ。もう訳が分からない。渡さなければ死ぬと言われたら誰だって渡す方を選ぶ。何が残念だ。何がルールを破れだ。言われなくても破ってやる。一気に軍人の前に加速すると地面に刺さっている神剣を右手で引き抜いて、柄頭をそいつの鍛え上げられた腹筋に打ち込んだ。ついでに左の奴も神剣を握ったまま右パンチで殴り飛ばしてやる。
「ごべぇ‼︎」
「ぐべぇ‼︎」
右拳に男の顎の骨が砕けたような感触が伝わった。スカスカの頭がスイカのように潰されなかっただけ感謝してほしい。
「爺さん! 逃げるぞ!」
左腕で爺さんの身体を抱き抱える。残りの奴らは見逃してやる。わざわざ蟻を叩き潰す趣味はない。
「駄目だ! 儂のことはいいからお前だけ逃げるんじゃ。頼むから下ろしてくれ!」
「爺さん、何言ってんだよ?」
腕の中でジタバタと爺さんが暴れる。この程度の力で暴れられても痛がって落としたりはしない。それにしても爺さんのこの反応は何なんだ。
「ウィル・パーソン君。もう一度だけチャンスを与えてやろう。武器を捨てて大人しく投降するんだ。私は言ったはずだよ。君の大切な人達に危害を加えないとね。おい、まずは二人連れて来なさい」
「はっ!」
軍人達に守られながらリチャード伯爵が前に出て来た。どうやら人質は爺さんだけじゃないようだ。サークス村の人達を人質にしているのなら、無駄なことだ。そんなことをすれば僕も容赦はしない。ここにいる軍人全員を倒すだけじゃ済ませない。関わった全員を血祭りにしてから死ぬほど後悔させてやる。
「ほら、さっさと歩け!」
「きゃあ! ウィルさん!」
「ウィル! 助けて」
「クレア! ミランダ! どうしてここにいるんだ!」
二人は新世界のサークス村にいるはずなので、この世界にいる訳がない。でも偽物じゃない。神眼の指輪は確かに二人を本物のクレアとミランダと認めている。とりあえずどうやって来たのかは問題じゃない。新世界の二人がいるのならエミリア、アシュリー、ナナリー、ユンも人質になっている可能性がある。もしかすると爺さんも孫娘を人質に取られていて逆らえないのか。
「実に可愛らしいお嬢さん達だ。ウィル君。君がその神剣を大人しく渡してくれないと、この可愛らしいお嬢さん方がこの屈強な軍人全員に朝から晩まで死ぬまで犯されることになる。可哀想だとは思わないかい?」
「貴様ぁ~‼︎ 二人に指一本でも触れたら後悔するぞ!」
「それは楽しみだ。んっ」
リチャード伯爵が軍人達に目配せで合図すると、クレアとミランダの身体に二十人ほどの軍人が一斉に群がっていった。
「きゃあ⁉︎ やめてください! 離して! 離して!」
「いやぁー! 助けて! ウィル! ウィル!」
「暴れるんじゃねぇよ! 直ぐに気持ちよくしてやるからよ♬」
「おい、服を脱がせるぞ。へっへ、素っ裸にしてやる」
二人は必死に抵抗している。けれども二人のレベルは軍人達よりも下だ。どう考えても力の差は大人と子供だ。絶対に抵抗出来ない。
「A.素直に投降しますか? 一人残らずブチ殺しますか?」
「そんなの決まっている」
皆殺しだ。神剣の柄をしっかりと握ると、目の前の鬼畜の群れを地中から突き出した岩槍で容赦なく串刺しにした。伯爵は最後まで残して死ぬほど後悔させてやる。
巨大な転移魔法陣の中心に剣先を当てながら、フッとこんなことを思ってしまった。駄目だ駄目だ。死亡フラグが立ってしまう。
地中から飛び出して風を纏っての高速飛行。あれでフェンリルを完璧に巻いたとは思っている。でも実際に完璧に追跡を巻いたからといって、僕を追いかけるのをフェンリルが諦めるだろうか。僕なら手に入れたいものは死に物狂いで追いかける。
(ちょっと考え過ぎかもしれないな。もう大丈夫なんだから)
ドワーフ十一人の保護は完了した。この地獄世界でやることはもうない。あとは新世界に戻って、ゴロゴロ、ダラダラ、アマアマな生活を堪能する。エミリアに膝枕をしてもらって耳掃除もしてもらう。なんて幸せな新婚生活が僕の帰りを待っているんだろう。
(僕って世界一幸せだなぁ~。あっはははは♬)
おっと! 油断して調子に乗っていると本当に痛い目を遭う。世界転移の魔法陣への魔力とMPの補給は済んだ。さっさと間獄世界にレッツラゴーだ!
「うぐっ、ちょっと気持ち悪い」
眩い光に包まれ、空間が歪んでいく。今回は大爆発は起きないようだ。でもちょっと頭がクラクラする。目は閉じた方がよさそうだ。パチリと目蓋を閉じた。次に目蓋を開いた時は間獄世界に到着だ。
♢
「おかえり、ウィル・パーソン君。地獄旅行は楽しかったかな?」
「んっ?」
聞き覚えのある男の声が聞こえてきた。聞き覚えのある声で僕の名前を知っているということは知り合いかな。ゆっくりと目を開けると目の前には刈り上げ金色の髪と整えられ口髭の男が立っていた。リチャード伯爵だ。
「これは? 何ですか?」
巨乳のロリメイドはいないようだ。メイドの代わりに僕を囲むように、グルっと銃で武装した大勢の軍人が立っている。気配だけで判断するとザッと三千人から四千人ぐらいだろうか。誰にも知られずに世界を救った英雄を歓迎してくれる感じではなさそうだ。
(さて、どの罪で逮捕されるんだろう? アレかな? コレかな?)
脅迫、誘拐、監禁、死体損壊、建造物破壊、強制猥褻罪、窃盗、暴行、国家反逆罪と世界を救う為に色々と法律に触れることをしてしまった。キチンと罪は償うべきかもしれないけど、僕はこの間獄世界の住民ではない。異世界追放処分で勘弁してもらうことにしよう。
「見て分からんか? 君を捕まえに来たんだよ。大人しく武器を捨て投降すれば、君の大切な人達に危害を加えなくて済む。協力してくれないだろうか?」
「小僧、儂のことは構うな! さっさと逃げろ!」
「爺さん!」
屈強な二人の兵士に連れられて、マンチェスターのギルド長のタイロン爺さんが現れた。大切な人がアレなら見殺しにしてもいいかもしれない。
「ほら、ジジイ。練習した通りに命乞いをしろ」
身長百八十センチメートルの金髪の男が黙っている爺さんの頭を小突き始めた。爺さんが本気を出せば消し炭になるのが分かっていないらしい。爺さんも大人しく捕まっていないで、さっさとボコボコにすればいいのに。
「すまない、捕まってしまった。小僧、儂のことはいいから早く逃げるんだ! コイツらは雑魚だが」
「余計なことを喋るじゃねぇよ‼︎」
爺さんの左腕を押さえていた軍人が右腕を振り上げ、右肘を思いっ切り爺さんの頭頂部にガツンと叩き落とした。
「ぐっはっ‼︎」
「爺さん⁉︎ 貴様、年寄りに何してんだよ!」
地面にドサッと倒れた爺さんは頭を押さえて苦しんでいる。女と年寄りに手を出す奴は最低の屑野朗だ。こんな奴は鉄拳制裁しないと僕の気が済まない。
「うるせい! テメェーがさっさと大人しく武器を捨てればいいんだよ! 早くしろよクソガキが!」
(もう我慢できない。この礼儀も知らないレベル121程度の男に軍人を名乗る資格はない。民間人の怖さを徹底的に思い知らせてやるしかない)
僕は神剣の柄に手を触れる。これが正義だ。爺さんにはこれ以上、指一本も触れさせない。お前達は瞬殺皆殺し決定だ。覚悟しろよ、この雑魚共が。
「A.素直に武器を渡す。素直に武器を渡さずに【従順】違反で死ぬ。どっちらにしますか?」
(くそったれっ‼︎)
「ひぃぃ‼︎」
一気に神剣を鞘から引き抜くと、爺さんに肘鉄を喰らわせた男の股の間に投げ付けた。ドォスと神剣の刀身が斜めの状態で半分以上地面に突き刺さった。お前達、空気の読めない神剣様に感謝するんだな。
「残念。誰かを守る為には時にはルールを破らないといけません。さっさと拾いに来てください」
「あああああぁっーー‼︎ どっちなんだい!」
僕は腹の底から叫んだ。もう訳が分からない。渡さなければ死ぬと言われたら誰だって渡す方を選ぶ。何が残念だ。何がルールを破れだ。言われなくても破ってやる。一気に軍人の前に加速すると地面に刺さっている神剣を右手で引き抜いて、柄頭をそいつの鍛え上げられた腹筋に打ち込んだ。ついでに左の奴も神剣を握ったまま右パンチで殴り飛ばしてやる。
「ごべぇ‼︎」
「ぐべぇ‼︎」
右拳に男の顎の骨が砕けたような感触が伝わった。スカスカの頭がスイカのように潰されなかっただけ感謝してほしい。
「爺さん! 逃げるぞ!」
左腕で爺さんの身体を抱き抱える。残りの奴らは見逃してやる。わざわざ蟻を叩き潰す趣味はない。
「駄目だ! 儂のことはいいからお前だけ逃げるんじゃ。頼むから下ろしてくれ!」
「爺さん、何言ってんだよ?」
腕の中でジタバタと爺さんが暴れる。この程度の力で暴れられても痛がって落としたりはしない。それにしても爺さんのこの反応は何なんだ。
「ウィル・パーソン君。もう一度だけチャンスを与えてやろう。武器を捨てて大人しく投降するんだ。私は言ったはずだよ。君の大切な人達に危害を加えないとね。おい、まずは二人連れて来なさい」
「はっ!」
軍人達に守られながらリチャード伯爵が前に出て来た。どうやら人質は爺さんだけじゃないようだ。サークス村の人達を人質にしているのなら、無駄なことだ。そんなことをすれば僕も容赦はしない。ここにいる軍人全員を倒すだけじゃ済ませない。関わった全員を血祭りにしてから死ぬほど後悔させてやる。
「ほら、さっさと歩け!」
「きゃあ! ウィルさん!」
「ウィル! 助けて」
「クレア! ミランダ! どうしてここにいるんだ!」
二人は新世界のサークス村にいるはずなので、この世界にいる訳がない。でも偽物じゃない。神眼の指輪は確かに二人を本物のクレアとミランダと認めている。とりあえずどうやって来たのかは問題じゃない。新世界の二人がいるのならエミリア、アシュリー、ナナリー、ユンも人質になっている可能性がある。もしかすると爺さんも孫娘を人質に取られていて逆らえないのか。
「実に可愛らしいお嬢さん達だ。ウィル君。君がその神剣を大人しく渡してくれないと、この可愛らしいお嬢さん方がこの屈強な軍人全員に朝から晩まで死ぬまで犯されることになる。可哀想だとは思わないかい?」
「貴様ぁ~‼︎ 二人に指一本でも触れたら後悔するぞ!」
「それは楽しみだ。んっ」
リチャード伯爵が軍人達に目配せで合図すると、クレアとミランダの身体に二十人ほどの軍人が一斉に群がっていった。
「きゃあ⁉︎ やめてください! 離して! 離して!」
「いやぁー! 助けて! ウィル! ウィル!」
「暴れるんじゃねぇよ! 直ぐに気持ちよくしてやるからよ♬」
「おい、服を脱がせるぞ。へっへ、素っ裸にしてやる」
二人は必死に抵抗している。けれども二人のレベルは軍人達よりも下だ。どう考えても力の差は大人と子供だ。絶対に抵抗出来ない。
「A.素直に投降しますか? 一人残らずブチ殺しますか?」
「そんなの決まっている」
皆殺しだ。神剣の柄をしっかりと握ると、目の前の鬼畜の群れを地中から突き出した岩槍で容赦なく串刺しにした。伯爵は最後まで残して死ぬほど後悔させてやる。
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