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第2部 第1章 新世界のF級冒険者
第19話 ウィルと三つの世界
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魔鳥船の操縦はサークス村に到着すると、アシュリーからエミリアに交替してもらった。MPが無くなった役立たずのアシュリーには、村の中で大人しく休んでもらう事にする。あんな怪しい人間とは一緒に行動出来ない。そして、目指すスコットランド王国のエジンバラまでは残り1日の距離だ。北国は少し肌寒いので防寒対策はしっかりとしないといけないぞ。
「そうなんだよ。間違って聖なる鉄槌を打つけてしまってから様子がおかしくなったんだよ」
「そんな事があったんですね。でも、あのアシュリー様が真人間になるなんて、正直信じられません」
もちろん、間違ってはいないけど、間違って打つけた事にしないといけない。操縦席に座るエミリアは僕が作り上げた嘘話を半信半疑で聞いているようだけど、アシュリーの変わり様を実際に見れば少しは信じてくれるはずだ。
そして、僕もエミリアと同じ意見だ。あれは絶対に演技だと分かっている。しばらくは聖女のフリをして僕を油断させておいて、結局最後は村の皆んなでボコボコのギタギタに集団暴行してから、村の中を流れる小川に投げ落とすんだ。もう騙されないからな。
「絶対に何かを企んでいるんだよ! そうじゃなきゃ、頭がおかしくなったとしか思えない。あのアシュリーが村に到着してすぐに、僕の為に野菜サラダを作ったんだよ!」
畑から引き千切って取ってきた、キャベツ、キュウリ、ダイコン、トマトを川の綺麗な水で洗ってから醤油をかけただけの簡単な野菜サラダだ。こんなものは野菜サラダではなく、ただの野菜だ。それに僕は醤油よりも塩派である。それでも、女の子が手を泥だらけにして用意してくれた手料理を食べない訳にはいかない。村の皆んなが見ている前で食べずに捨てる事は出来なかった。
あの腐れ尼め。何でバケツに野菜を入れて渡しやがった。僕は家畜じゃないぞ!
「そんな事ないですよ。きっと、ウィル様と仲良くなりたいんですよ。ウィル様も今までの事は水に流して、仲良くしてみてください。私から見たら二人は似た者同士なので仲良くなれると思いますよ」
「僕とアシュリーが似た者同士? 悪い冗談はやめてよ。あの女は性根が腐り過ぎて、逆に何かが発酵して育っちゃったような女だよ」
『正しく、お前と瓜二つではないか』
「私もそう思います。出会った当初は真面目な好青年でしたが、今はただの変態の覗き野郎です」
ガァーン‼︎ そんなハッキリと言わなくてもいいじゃないか。コソコソと僕に聞こえないように裏で話すのが人間の優しさだよ。
『さて、到着前に聞く事がある。エミリア、あの壺は何処で誰が手に入れた物だ? 侯爵から渡されたのはお主だと、この変態から聞いているぞ』
だから、やめてよ。最近は透明マントで覗き行為はしていないんだから。
「申し訳ありません。何処で手に入れたからは分かりません。侯爵様の古い冒険者手帳があれば分かるかもしれませんが、それは私のお兄様が持っています。残念ながらお兄様が何処に住んでいたのかも私には分かりません。恐らくは母の実家を調べれば何か分かると思いますけど」
へぇ~、エミリアにはお兄さんがいたのか。でも、腹違いの兄妹だから仲が悪いんだろうな。
『では、そこを調べるしかないな。だが、まずはエジンバラに行く必要がある。この壺の魔法を抑えるには神の使いの協力が必要不可欠だ。そして、ウィル。お前には間獄世界に一人で行ってもらう必要がある。神人以外では決して行く事が出来ぬ世界だ。そこでこの壺に掛けられた魔法を消し去る方法を見つけて破壊するのだ』
「えっ? ちょっと待ってね。つまりは僕一人でその間獄世界に行って、この壺の魔法を壊して来いと言っているんだよね?」
『ああ、そう言ったのだ。だが、安心しろ。間獄世界はお前がよく知っている世界だ。何故ならお前達が住んでいた世界が間獄世界なのだからな』
これはヤバいぞ。面倒事を全て僕に押し付けるつもりのようだ。いくら僕が一人で何でも出来る万能イメケンアイドル冒険者だからと言っても、物には限度があるんだぞ。
「神龍様、私達が住んでいた世界とはこの世界の事ですよね? 間獄世界という場所も私達が住んでいた世界ならば、同じ世界が二つある事になりませんか?」
『フム、緊急事態だ。仕方ない。この世界は地獄、間獄、天獄の三つの層に分かれている。地獄は大量の瘴気が渦巻く世界で人間は生きてはいない世界だ。そして、間獄とは人口が増え過ぎて発生する瘴気を抑えられなくなった世界だ。人間は生存しているが、魔物の凶暴化が進行しているだろうな』
「要するに鏡の世界みたいな感じでいいんだよね?」
わざわざ同じ世界を作る意味が分からないけど、神様の考える事を理解しようとしても無理だ。恐らくは同じ世界を作る力があるからやってみた、理由はそんな所だろう。
『まあ、当たらずも遠からずといった所だな。農家のお前ならば分かるだろう。同じ畑で同じ作物を作り続ければ質が悪いものが出来てしまう。人間も同じだ。その為に三つの世界を移動させているのだ。今いるこの世界は前までは地獄と呼ばれていたが、今は天獄と呼ばれている』
連作障害の事を言っているんだろうな。だとしたら神様は、三つの世界を使って人間と魔物を交互に育てている事になるけど、その理由が分からない。人間と魔物の収穫でもしているのか? そう考えると、星送りされたアーサーは出荷されたという事か。確か『グリーゼ』とか言ってたけど、違う場所もあるのかもしれないな。
「じゃあ僕のやる事は間獄に行って、何処で賢者の壺を見つけたか調べるだけなんだね。だったらいいよ。そのぐらいなら一人で出来そうだよ」
こんなの簡単な依頼だ。まずはエミリアのお兄さんを探して、侯爵様の冒険者手帳をゲットする。ついでに妹さんとの交際と結婚のご報告をご両親にすればいいんだ。それに大英博物館の魔法具を使えば、一回だけ死んだ侯爵様と話をする事が出来る。まったく楽な仕事だよ。
『いや、まったく違う。お前が最終的に行くのは地獄だ。あの濃度の瘴気は地獄にしか発生していない。恐らくは賢者の壺が置かれていた場所に、魔法を発生させる仕掛けが残っているはずだ。その仕掛けを利用すれば地獄に行けるだろう。お前がやる事は地獄にある対の賢者の壺を破壊する事だ』
なるほど。つまりは僕に魔物ランク・S級の魔物が多数彷徨く地獄に行って、死んで来いと言っているのか。分かりました。間獄に壊れた賢者の壺を捨てて来るので、それで許してください。
「そうなんだよ。間違って聖なる鉄槌を打つけてしまってから様子がおかしくなったんだよ」
「そんな事があったんですね。でも、あのアシュリー様が真人間になるなんて、正直信じられません」
もちろん、間違ってはいないけど、間違って打つけた事にしないといけない。操縦席に座るエミリアは僕が作り上げた嘘話を半信半疑で聞いているようだけど、アシュリーの変わり様を実際に見れば少しは信じてくれるはずだ。
そして、僕もエミリアと同じ意見だ。あれは絶対に演技だと分かっている。しばらくは聖女のフリをして僕を油断させておいて、結局最後は村の皆んなでボコボコのギタギタに集団暴行してから、村の中を流れる小川に投げ落とすんだ。もう騙されないからな。
「絶対に何かを企んでいるんだよ! そうじゃなきゃ、頭がおかしくなったとしか思えない。あのアシュリーが村に到着してすぐに、僕の為に野菜サラダを作ったんだよ!」
畑から引き千切って取ってきた、キャベツ、キュウリ、ダイコン、トマトを川の綺麗な水で洗ってから醤油をかけただけの簡単な野菜サラダだ。こんなものは野菜サラダではなく、ただの野菜だ。それに僕は醤油よりも塩派である。それでも、女の子が手を泥だらけにして用意してくれた手料理を食べない訳にはいかない。村の皆んなが見ている前で食べずに捨てる事は出来なかった。
あの腐れ尼め。何でバケツに野菜を入れて渡しやがった。僕は家畜じゃないぞ!
「そんな事ないですよ。きっと、ウィル様と仲良くなりたいんですよ。ウィル様も今までの事は水に流して、仲良くしてみてください。私から見たら二人は似た者同士なので仲良くなれると思いますよ」
「僕とアシュリーが似た者同士? 悪い冗談はやめてよ。あの女は性根が腐り過ぎて、逆に何かが発酵して育っちゃったような女だよ」
『正しく、お前と瓜二つではないか』
「私もそう思います。出会った当初は真面目な好青年でしたが、今はただの変態の覗き野郎です」
ガァーン‼︎ そんなハッキリと言わなくてもいいじゃないか。コソコソと僕に聞こえないように裏で話すのが人間の優しさだよ。
『さて、到着前に聞く事がある。エミリア、あの壺は何処で誰が手に入れた物だ? 侯爵から渡されたのはお主だと、この変態から聞いているぞ』
だから、やめてよ。最近は透明マントで覗き行為はしていないんだから。
「申し訳ありません。何処で手に入れたからは分かりません。侯爵様の古い冒険者手帳があれば分かるかもしれませんが、それは私のお兄様が持っています。残念ながらお兄様が何処に住んでいたのかも私には分かりません。恐らくは母の実家を調べれば何か分かると思いますけど」
へぇ~、エミリアにはお兄さんがいたのか。でも、腹違いの兄妹だから仲が悪いんだろうな。
『では、そこを調べるしかないな。だが、まずはエジンバラに行く必要がある。この壺の魔法を抑えるには神の使いの協力が必要不可欠だ。そして、ウィル。お前には間獄世界に一人で行ってもらう必要がある。神人以外では決して行く事が出来ぬ世界だ。そこでこの壺に掛けられた魔法を消し去る方法を見つけて破壊するのだ』
「えっ? ちょっと待ってね。つまりは僕一人でその間獄世界に行って、この壺の魔法を壊して来いと言っているんだよね?」
『ああ、そう言ったのだ。だが、安心しろ。間獄世界はお前がよく知っている世界だ。何故ならお前達が住んでいた世界が間獄世界なのだからな』
これはヤバいぞ。面倒事を全て僕に押し付けるつもりのようだ。いくら僕が一人で何でも出来る万能イメケンアイドル冒険者だからと言っても、物には限度があるんだぞ。
「神龍様、私達が住んでいた世界とはこの世界の事ですよね? 間獄世界という場所も私達が住んでいた世界ならば、同じ世界が二つある事になりませんか?」
『フム、緊急事態だ。仕方ない。この世界は地獄、間獄、天獄の三つの層に分かれている。地獄は大量の瘴気が渦巻く世界で人間は生きてはいない世界だ。そして、間獄とは人口が増え過ぎて発生する瘴気を抑えられなくなった世界だ。人間は生存しているが、魔物の凶暴化が進行しているだろうな』
「要するに鏡の世界みたいな感じでいいんだよね?」
わざわざ同じ世界を作る意味が分からないけど、神様の考える事を理解しようとしても無理だ。恐らくは同じ世界を作る力があるからやってみた、理由はそんな所だろう。
『まあ、当たらずも遠からずといった所だな。農家のお前ならば分かるだろう。同じ畑で同じ作物を作り続ければ質が悪いものが出来てしまう。人間も同じだ。その為に三つの世界を移動させているのだ。今いるこの世界は前までは地獄と呼ばれていたが、今は天獄と呼ばれている』
連作障害の事を言っているんだろうな。だとしたら神様は、三つの世界を使って人間と魔物を交互に育てている事になるけど、その理由が分からない。人間と魔物の収穫でもしているのか? そう考えると、星送りされたアーサーは出荷されたという事か。確か『グリーゼ』とか言ってたけど、違う場所もあるのかもしれないな。
「じゃあ僕のやる事は間獄に行って、何処で賢者の壺を見つけたか調べるだけなんだね。だったらいいよ。そのぐらいなら一人で出来そうだよ」
こんなの簡単な依頼だ。まずはエミリアのお兄さんを探して、侯爵様の冒険者手帳をゲットする。ついでに妹さんとの交際と結婚のご報告をご両親にすればいいんだ。それに大英博物館の魔法具を使えば、一回だけ死んだ侯爵様と話をする事が出来る。まったく楽な仕事だよ。
『いや、まったく違う。お前が最終的に行くのは地獄だ。あの濃度の瘴気は地獄にしか発生していない。恐らくは賢者の壺が置かれていた場所に、魔法を発生させる仕掛けが残っているはずだ。その仕掛けを利用すれば地獄に行けるだろう。お前がやる事は地獄にある対の賢者の壺を破壊する事だ』
なるほど。つまりは僕に魔物ランク・S級の魔物が多数彷徨く地獄に行って、死んで来いと言っているのか。分かりました。間獄に壊れた賢者の壺を捨てて来るので、それで許してください。
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