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第3章 侯爵家のF級冒険者
第68話 ウィルとギルド長
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ギルド長の後を追って、家の前までやって来た。彼は逃げる事も、助けてくれと騒ぐ事もしなかった。いつものように冒険者ギルドと自宅を往復する。いつもと少し違ったのは花束とケーキの箱を四つ積み重ねて持っている事だけだろう。その変化に気付いているのは、彼の事を知っている極少数の人達だけだ。
「もうぉ~、遅かったじゃないの! 皆さん、お待ちになっていますよ。早く着替えてくださいよ!」
「ああっ、済まない。仕事で遅くなった」
帰って来た屋敷の主人を同年代の妻が急ぎ足で出迎えた。夫から花束とケーキを受け取って、また、急ぎ足でパーティーホールに戻って行く。そんな母親の姿を笑いながら、息子のベルガーは父親のコートを受け取っている。
「父さんも歳なんだから、そろそろ副ギルド長に任せればいいんだよ。今時はA級冒険者の方が多いんだ。S級冒険者だからって、いつまでも気張る必要はないんだよ」
「いや、あと少しだけ頑張るつもりだ。それよりもシャルロッテは元気にしているか? お前こそ歳なんだから、冒険者は引退して、娘と過ごす時間を大切にするべきだぞ。死ぬ時は一瞬だからな。忘れるんじゃないぞ」
「会う度に言わなくても分かってるよ。実力以上の依頼は受けない。それが冒険者を長く続ける秘訣だろう?」
ギルド長が息子と長々と話している。話の内容は聞こえないが、緊迫感は感じられない。約束を守って、おかしな真似をするつもりはないようだ。
「そうだ。実力以上の依頼は受けない。それを守っていれば死ぬ事はない。約束の日はもうすぐだ。それまではシャルロッテの父親として精一杯生きてみろ」
「済まないな、オヤジ。シャルロッテにはまだ石の事は話してない。悪いけど、その時が来たら、オヤジが俺の代わりに話しくれよ」
「生きていたら、そうさせてもらう」
「何、弱気な事言ってんだよ。せいぜいあと二、三ヶ月で全員死ぬさ」
随分と長く話すんだな。まあいい。屋敷の中にはエミリアが入っている。それにレベル100以上は誰もいないのか。ガドガン侯爵家と違って、強いのは遺伝ではないようだ。意外と苦労人なのかもしれない。
念の為に神眼の指輪を使って屋敷の中に見える人物を一人一人確認した。とりあえずは屋敷の中に脅威になる人物はいない。思わず、ホッとしてしまうが、それは女、子供や戦えない人が多いという事だ。
その後もギルド長の動きを監視していたが、特に変化はなかった。警戒するのが馬鹿らしいと思えるぐらいに、彼は自分の誕生日パーティーを楽しんでいた。いっその事、パーティー会場に潜り込んで一緒に料理を食べてもよかったかもしれない。彼も追い出したりはしなかっただろう。
「随分と楽しそうな最後の晩餐ね。でも、本当に最後の晩餐かしら? 死にたいと思っている人間の雰囲気が感じられないわ。家族と過ごして気が変わった可能性があるわね」
「その時はその時だよ。無抵抗な爺さんを三人掛かりで一方的に殺すよりはマシなはずだよ」
「ふっふ、そうね。お爺様には劣るかもしれないけど、S級冒険者と本気で戦えるのは楽しそうね。一度でいいから、全力で暴れたいと思っていたのよ」
欲求不満なんじゃないの? そんなに暴れたいなら、ギルド長と宿屋に行って、腹上死でもさせてくればいいのに。誕生日プレゼントにちょうどいいんじゃないの? まあ、ツーブロック爺さんの好みは長身の巨乳女性だから、アシュリー様は相手にされないか。
一応は注意しないと、勝手に攻撃されるとマズい。ギルド長は行使力を持っている。騒ぎに駆け付けて来た冒険者に、行使の力を使われて操られたら、こっちが不利になってしまう。それは絶対に避けないといけない。
「分かってると思うけど、街の中では絶対にやめてよ。攻撃するのは、あっちが先に仕掛けた時だけだよ」
「馬鹿じゃないのにそんな事する訳ないでしょう。計画通りに周りに人がいない場所で、誰にも邪魔されずに殺す。作戦は分かってるわよ。ほら、エミリアが出て来たわよ。どうやら、爺さんは死ぬ覚悟が出来たみたいね」
僕には透明マントを被っているエミリアの姿は見えないけど、アシュリーには分かるようだ。彼女の言う通り、屋敷の二階の窓からギルド長が飛び下りて来た。
「殺す以外に契約を解除出来る方法があればいいんだけど」
「それは無理だって、エミリアが言ってたでしょう。お爺様に聞いたんだから間違いないわ。いい加減にしっかりしてよ。あんたのステータス低下と状態異常付加で、爺さんの力を低下させないと勝てないのよ。私はさっきの携帯食料が最後の晩餐になるのは嫌よ」
「その二つは当てにならないよ。ギルド長の物理耐性が高過ぎるから、多分、効果は薄いと思う。トドメを刺す事が出来るのは、アシュリー様とエミリアのどっちかだよ」
「そうかしら? 私はあなたに期待しているわよ」
「はっは…」
その可能性だけはない。神速ブーツはアシュリーに使ってもらっているから、僕の素早さは普段よりも落ちている。戦力としては期待しない方が確実にいい。
そして、おそらくはアシュリーよりも、エミリアの方が僕は可能性が高いと思う。僕とアシュリーがエミリアの必殺の一撃をサポートするのが一番だとは思う。けれども、相手はS級冒険者だ。そんな手が通用するとは思えない。大人しく殺されてくれるように頼むしかない。
「ありがとう。待たせてしまった。さあ、行こうか」
「もう、いいんですか?」
駄目だと言われたら困るけど、まだ、誕生日が終わるまで時間がある。それぐらいは待つつもりだ。
「ふっ、それを聞いてどうする? まだだと答えても、執行猶予は貰えないのだろう?」
「ええ、その通りです」
「ならば、答えを知る必要はないはずだ。さて、隣のお嬢さんは侯爵家のアシュリー様ですね? てっきり、ウィリアムの心石はエミリアに渡されたと思っていましたが、あなたが持っていたとは意外でしたよ」
やっぱり、侯爵家のアシュリーの事は知っているようだ。けれども、アシュリーの持つ心石が侯爵様の物だと思っている。街の中にある大英博物館の中は本当に調べていなかったようだ。
「残念。これはお爺様の物じゃないわ。私が見つけた物よ」
「ほう、何処で?」
「ふっふ、これから死ぬ人間には知る必要はないはずよ。そうでしょう?」
「なるほど、確かにその通りだ。では、お互いこれ以上は何も聞かない事にしよう。その方がお互いの為だ」
「ええ、そうしましょうか」
路地裏で話した時と少し雰囲気が違う。アシュリーの言う通り、死ぬのが惜しくなったのか?
街の東側の出入り口を通って街を出ると、しばらくは前進を続ける。このまま東に真っ直ぐ進めば海に辿り着く。南に進んでも海に出る。北に向かえば川がある。ロンドンは周囲を水に囲まれた地形だった。
それでも内陸に近い場所は、今歩いている硬い砂の大地が広がっている。街を出ると同時に収納袋から聖と邪の二振りの龍剣を取り出した。白聴会にとっては祖龍は神龍だ。このように剣にしたり、ブーツにして足に履くのはかなり無礼な行為にあたる。
当然のようにギルド長の逆鱗に触れると警戒していたが、チラッと見るだけで何も言ってこない。信者によって反応は違うようだ。それとも、所詮は祖龍は神の使いであって、神ではない。そう割り切っているだけなのかもしれない。
「そろそろいいだろう? 誰にも邪魔されないはずだ」
街を出てからしばらく歩いた。確かに全力で走って逃げても10~15分はかかると思う。ギルド長とアシュリーの素早さは、アシュリーが神速ブーツを履いた事で僅かにリードしている。逃げるならアシュリーを倒さないと無理だ。
「ああ、そうだね。出来る限り苦しまないように一撃で終わらせるよ」
魔法のステータス上昇は全員に既にかけている。左右の龍剣に魔力を込めると、ギルド長を僕とアシュリーの二人で前と背後から挟み撃ちにする。いざという時の為にエミリアには僕の後ろで待機してもらっている。彼が大人しく殺されてくれればいいのだが、僕の嫌な予感は当たりそうだ。
「その事だが、申し訳ない。気が変わってしまった。本来ならば女性の契約者には手を出さない決まりだが、そちらから攻めてこられては仕方ない。悪いが私の家族の為に、二人分の石を貰う事にさせてもらう。本当に済まない」
こうなる事は誕生日パーティーの楽しそうな彼と家族を見ていれば、ある程度は予想出来た。けれども、彼は勘違いしている。
「謝る必要はないよ。あなたの気が変わろうがどうなろうが、石は奪う。これは決定事項だ。僕達を倒せるつもりのようなら本当に済まない。それは不可能だ」
そう宣言すると、右手に邪龍牙、左手に聖龍牙を込めて、最大魔力でギルド長の胴体をX印に斬るように、左右同時に振り下ろした。まずは動きを拘束させてもらう。あとは僕の後ろのエミリアに任せれば、彼は死んでくれるはずだ。そう願いたい。
「もうぉ~、遅かったじゃないの! 皆さん、お待ちになっていますよ。早く着替えてくださいよ!」
「ああっ、済まない。仕事で遅くなった」
帰って来た屋敷の主人を同年代の妻が急ぎ足で出迎えた。夫から花束とケーキを受け取って、また、急ぎ足でパーティーホールに戻って行く。そんな母親の姿を笑いながら、息子のベルガーは父親のコートを受け取っている。
「父さんも歳なんだから、そろそろ副ギルド長に任せればいいんだよ。今時はA級冒険者の方が多いんだ。S級冒険者だからって、いつまでも気張る必要はないんだよ」
「いや、あと少しだけ頑張るつもりだ。それよりもシャルロッテは元気にしているか? お前こそ歳なんだから、冒険者は引退して、娘と過ごす時間を大切にするべきだぞ。死ぬ時は一瞬だからな。忘れるんじゃないぞ」
「会う度に言わなくても分かってるよ。実力以上の依頼は受けない。それが冒険者を長く続ける秘訣だろう?」
ギルド長が息子と長々と話している。話の内容は聞こえないが、緊迫感は感じられない。約束を守って、おかしな真似をするつもりはないようだ。
「そうだ。実力以上の依頼は受けない。それを守っていれば死ぬ事はない。約束の日はもうすぐだ。それまではシャルロッテの父親として精一杯生きてみろ」
「済まないな、オヤジ。シャルロッテにはまだ石の事は話してない。悪いけど、その時が来たら、オヤジが俺の代わりに話しくれよ」
「生きていたら、そうさせてもらう」
「何、弱気な事言ってんだよ。せいぜいあと二、三ヶ月で全員死ぬさ」
随分と長く話すんだな。まあいい。屋敷の中にはエミリアが入っている。それにレベル100以上は誰もいないのか。ガドガン侯爵家と違って、強いのは遺伝ではないようだ。意外と苦労人なのかもしれない。
念の為に神眼の指輪を使って屋敷の中に見える人物を一人一人確認した。とりあえずは屋敷の中に脅威になる人物はいない。思わず、ホッとしてしまうが、それは女、子供や戦えない人が多いという事だ。
その後もギルド長の動きを監視していたが、特に変化はなかった。警戒するのが馬鹿らしいと思えるぐらいに、彼は自分の誕生日パーティーを楽しんでいた。いっその事、パーティー会場に潜り込んで一緒に料理を食べてもよかったかもしれない。彼も追い出したりはしなかっただろう。
「随分と楽しそうな最後の晩餐ね。でも、本当に最後の晩餐かしら? 死にたいと思っている人間の雰囲気が感じられないわ。家族と過ごして気が変わった可能性があるわね」
「その時はその時だよ。無抵抗な爺さんを三人掛かりで一方的に殺すよりはマシなはずだよ」
「ふっふ、そうね。お爺様には劣るかもしれないけど、S級冒険者と本気で戦えるのは楽しそうね。一度でいいから、全力で暴れたいと思っていたのよ」
欲求不満なんじゃないの? そんなに暴れたいなら、ギルド長と宿屋に行って、腹上死でもさせてくればいいのに。誕生日プレゼントにちょうどいいんじゃないの? まあ、ツーブロック爺さんの好みは長身の巨乳女性だから、アシュリー様は相手にされないか。
一応は注意しないと、勝手に攻撃されるとマズい。ギルド長は行使力を持っている。騒ぎに駆け付けて来た冒険者に、行使の力を使われて操られたら、こっちが不利になってしまう。それは絶対に避けないといけない。
「分かってると思うけど、街の中では絶対にやめてよ。攻撃するのは、あっちが先に仕掛けた時だけだよ」
「馬鹿じゃないのにそんな事する訳ないでしょう。計画通りに周りに人がいない場所で、誰にも邪魔されずに殺す。作戦は分かってるわよ。ほら、エミリアが出て来たわよ。どうやら、爺さんは死ぬ覚悟が出来たみたいね」
僕には透明マントを被っているエミリアの姿は見えないけど、アシュリーには分かるようだ。彼女の言う通り、屋敷の二階の窓からギルド長が飛び下りて来た。
「殺す以外に契約を解除出来る方法があればいいんだけど」
「それは無理だって、エミリアが言ってたでしょう。お爺様に聞いたんだから間違いないわ。いい加減にしっかりしてよ。あんたのステータス低下と状態異常付加で、爺さんの力を低下させないと勝てないのよ。私はさっきの携帯食料が最後の晩餐になるのは嫌よ」
「その二つは当てにならないよ。ギルド長の物理耐性が高過ぎるから、多分、効果は薄いと思う。トドメを刺す事が出来るのは、アシュリー様とエミリアのどっちかだよ」
「そうかしら? 私はあなたに期待しているわよ」
「はっは…」
その可能性だけはない。神速ブーツはアシュリーに使ってもらっているから、僕の素早さは普段よりも落ちている。戦力としては期待しない方が確実にいい。
そして、おそらくはアシュリーよりも、エミリアの方が僕は可能性が高いと思う。僕とアシュリーがエミリアの必殺の一撃をサポートするのが一番だとは思う。けれども、相手はS級冒険者だ。そんな手が通用するとは思えない。大人しく殺されてくれるように頼むしかない。
「ありがとう。待たせてしまった。さあ、行こうか」
「もう、いいんですか?」
駄目だと言われたら困るけど、まだ、誕生日が終わるまで時間がある。それぐらいは待つつもりだ。
「ふっ、それを聞いてどうする? まだだと答えても、執行猶予は貰えないのだろう?」
「ええ、その通りです」
「ならば、答えを知る必要はないはずだ。さて、隣のお嬢さんは侯爵家のアシュリー様ですね? てっきり、ウィリアムの心石はエミリアに渡されたと思っていましたが、あなたが持っていたとは意外でしたよ」
やっぱり、侯爵家のアシュリーの事は知っているようだ。けれども、アシュリーの持つ心石が侯爵様の物だと思っている。街の中にある大英博物館の中は本当に調べていなかったようだ。
「残念。これはお爺様の物じゃないわ。私が見つけた物よ」
「ほう、何処で?」
「ふっふ、これから死ぬ人間には知る必要はないはずよ。そうでしょう?」
「なるほど、確かにその通りだ。では、お互いこれ以上は何も聞かない事にしよう。その方がお互いの為だ」
「ええ、そうしましょうか」
路地裏で話した時と少し雰囲気が違う。アシュリーの言う通り、死ぬのが惜しくなったのか?
街の東側の出入り口を通って街を出ると、しばらくは前進を続ける。このまま東に真っ直ぐ進めば海に辿り着く。南に進んでも海に出る。北に向かえば川がある。ロンドンは周囲を水に囲まれた地形だった。
それでも内陸に近い場所は、今歩いている硬い砂の大地が広がっている。街を出ると同時に収納袋から聖と邪の二振りの龍剣を取り出した。白聴会にとっては祖龍は神龍だ。このように剣にしたり、ブーツにして足に履くのはかなり無礼な行為にあたる。
当然のようにギルド長の逆鱗に触れると警戒していたが、チラッと見るだけで何も言ってこない。信者によって反応は違うようだ。それとも、所詮は祖龍は神の使いであって、神ではない。そう割り切っているだけなのかもしれない。
「そろそろいいだろう? 誰にも邪魔されないはずだ」
街を出てからしばらく歩いた。確かに全力で走って逃げても10~15分はかかると思う。ギルド長とアシュリーの素早さは、アシュリーが神速ブーツを履いた事で僅かにリードしている。逃げるならアシュリーを倒さないと無理だ。
「ああ、そうだね。出来る限り苦しまないように一撃で終わらせるよ」
魔法のステータス上昇は全員に既にかけている。左右の龍剣に魔力を込めると、ギルド長を僕とアシュリーの二人で前と背後から挟み撃ちにする。いざという時の為にエミリアには僕の後ろで待機してもらっている。彼が大人しく殺されてくれればいいのだが、僕の嫌な予感は当たりそうだ。
「その事だが、申し訳ない。気が変わってしまった。本来ならば女性の契約者には手を出さない決まりだが、そちらから攻めてこられては仕方ない。悪いが私の家族の為に、二人分の石を貰う事にさせてもらう。本当に済まない」
こうなる事は誕生日パーティーの楽しそうな彼と家族を見ていれば、ある程度は予想出来た。けれども、彼は勘違いしている。
「謝る必要はないよ。あなたの気が変わろうがどうなろうが、石は奪う。これは決定事項だ。僕達を倒せるつもりのようなら本当に済まない。それは不可能だ」
そう宣言すると、右手に邪龍牙、左手に聖龍牙を込めて、最大魔力でギルド長の胴体をX印に斬るように、左右同時に振り下ろした。まずは動きを拘束させてもらう。あとは僕の後ろのエミリアに任せれば、彼は死んでくれるはずだ。そう願いたい。
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