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王様ルート★

第五十一話★ 喜びが絶望に変わる瞬間

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 私有地の資材置き場で2時間ほど、タップリと唾液や汗、精液を流すと酔いもすっかりと覚めた気がする。興奮でガチガチになっていた肉棒も通常運転に戻ったようだ。残る問題は、後部座席に疲れ果てて転がっている大塚南になる。

 映画一本分、2時間近くも女子高生がエッチされる姿は十分な口止め効果がある。このまま家に帰してもいいけど、明らかに男とエッチした痕跡が身体のあっちこっちに付着している。その姿を家族が見れば、何をされたか想像できるはずだ。 
 南の子宮口にも五回も射精した。今日が排卵日ならば、妊娠する可能性が高い。それにこんな淫乱な女を休日前に帰すのも勿体ない。責任を取るつもりで家に連れて行って、二人で暮らしてもいいはずだ。

「連れて行くか……」

 後部座席に寝ている南を助手席に無理矢理に移動させた。あとは私の家まで警察に見つからないようにするだけになる。そう考えると助手席はマズいかもしれない。トランクに隠れてもらった方がいい。けれども、それだと悪い事をしようとしていると、南に思われてしまう。

「んっ…んふっ…ふぅんっ…ちゅ…」
「これから、家に連れて行ってあげる。休日は俺の家でタップリとしてあげるよ。お金も10万円でいいよね?」

 助手席のシートベルトを閉めた後に、運転席に乗って、ボッーとしている南の半開きになっている口にキスをする。舌を絡め合って、30秒間キスをした後に南に聞いた。

「一万円でいいよ。んっ…ちゅ…んっ…くちゅ…」

 返事はOKのようだ。物足りないようにキスを自分から求めてきた。シラフの人間が酔っ払いとキスすると酔うとは聞いた事がない。元々、酔っ払いの車に飛び出すような女だ。危険な事も気持ち良い事も大好きなだけだろう。

 ・
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 休日二日を新婚の夫婦や付き合い始めた恋人同士のように大塚南と過ごした。けれども、外でデートが出来るはずがない。南とは一日中キスしたり抱き合うだけで過ごすしかなかった。テレビでは行方不明の女子高校生の目撃情報を警察署が求めていた。

「しばらくは外に出れそうにないね。大丈夫。欲しい物があったら俺が買って来るから」
「うん……生理用品が必要かも。可愛い服も欲しいかな?」
「分かったよ。ネットで可愛い下着も服もいっぱい買おうね」

 最初はどうでもいいと気にしなかった南も、一週間もすると帰りたいとポロリと言い出すようになってきた。私が仕事で出掛けると、家に一人でいるのが寂しいだけかと思ったけど、そうではないようだ。休日にずっと一緒にいる時も、自分の家の近くまで、ドライブに行こうと誘ってくる。

「あっん! んんっ…んんっ…ごめん…なひゃい! あうんっ! 我儘言って…ごめん…ひゃい!」

 そのたびに初体験の動画をテレビに大きく映して見せながら、何度も南を疲れ果てるまで犯してあげた。家族や友人の分までタップリと私の愛情を南の身体の中に注ぎ込んだ。仕事から帰ったら、毎日寝るまでに最低3時間は愛を注ぎ込んだ。
 肉棒が勃たなくなり始めると薬を飲み始めた。ガムテープで南の両手足をグルグル巻きにして、何度も後ろから犯す。肉谷からは最近は血が出るようになってきた。南の快楽が痛みに変わっていく。

「今日からしばらくはこっちでのエッチはお休みしようか? 今日からはこっちに挿れてあげる」
「やぁっ…ああっ! 痛い、痛いようっ! んんっ、はふっ、ひゃあぁぁ!」

 メリメリと南のお尻の穴に肉棒が入っていく。少し位置が変わっただけで肉棒に感じる熱さも快楽も変わらないようだ。ローションで入り口を濡らしてあげると途端に南は野良猫のように、よがり声をあげ始めてしまった。初体験のアナルセックスで、しばらくは持ちそうだ。けれども、この快楽に慣れてしまったら効果は薄くなる。次の手が必要になる。

 手錠が必要だ。大声を出しても大丈夫な場所が必要だ。誰にも見つからない場所が必要だ。ずっと24時間一緒にいられる方法が必要だ。誰にも邪魔されない、永遠に二人で愛し合える場所を私は求めた。

「どうして……どうして、なんだ、南……」

 けれども、ある日、家に帰ると、南は手首を切って風呂場で死んでいた。自殺する理由が分からない。
 昨日の晩、南は私の子供を妊娠したと喜んで検査キットを見せてきた。これで南も私と一生一緒にいる事が出来ると、私も喜んだ。これで二人だけの秘密の愛の巣を探す必要もなくなった。それなのに、どうして……。

「俺が南の家族に会いに行くのを断ったからか? なぁ、南? 俺が南の両親に結婚を許してもらえばよかったのか? 南……何でもいい、答えてくれ……」

 私の声に血の気が引いて、紫色に変色した南の唇はピクリとも動かなかった。
 
 

 
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