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誕生日が終わるまで残り3時間40分

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「ふぅ~~」

 オマンコから息子を抜くとロウソウを一本取って、口に咥えて火を着けた。
 なかなか悪くないアワビだった。
 さて、息子が落ち着いたので、スッキリした頭で考えてみようか。
 一つ問題が発生した。それも大問題だ。何だと思う?

 そう、この巨大フィギュアだ。身長160センチはある生きているフィギュアだ。
 生きているなら世話が必要になる。食事はいるのか、排泄物は出るのか。
 脳死状態の植物人間と同じなら必要だろうが、一日中世話する時間はない。

 最高手取り月収18万でも、立派な労働者だ。働いている時間は家に放置しないといけない。
 その間に何か起きるかもしれない。目を覚まして外に出たり、泥棒が入る可能性もある。
 不安要素を考え出したらキリがない。
 分かっていることは、どうにかするしかないということだ。

 等身大のラブドールを買おうか悩んでいた俺だったが、結局買わなかった。
 理由は簡単だ。使用後のメンテナンスが大変だからだ。
 オナホールさえも黒カビだらけにする俺にラブドールの管理は高難度すぎる。
 そんな俺に生きている人間は無理だ。

「そろそろいいな」

 ロウソクが短くなった。これ以上は咥えてられない。
 指で振って火を消すとケーキに戻した。
 息子も回復したし、もうちょっと出して、もうちょっとスッキリしたい。
 そうすれば頭が回りそうな気がする。
 さっきは正常位で出したから、今度はバックで出す。
 たっぷり出したら名案が浮かぶかもしれない。

「よっこいしょ」

 まずは仰向けからうつ伏せにした。フィギュアと違って、重みのある肉体だ。
 もしも死んだ場合、山に捨てに行くのは大変だ。バラバラに解体するのも大変だ。
 どうにかフィギュアに戻ってもらいたい。

「ん? また光ってる!」

 ラ○ザの尻を揉んでいると俺の手が光り出した。ラ○ザまで光り出した。
 しかも、どんどん小さくなっている。これだとバックで楽しめない。

「くっ、たったの一発だけだと!」

 ラ○ザが完全にフィギュアに戻ってしまった。それも服を着ていない全裸状態だ。
 だが、そんなことはどうでもいい。30歳の誕生日だ。歳の数だけ出したいに決まっている。

「頼む! もう一度でいいから!」

 ラ○ザを手に持つともう一度願った。まだ誕生日は終わってない。

「んほぉ⁉︎」

 俺の願いが叶った。俺の手が光り、ラ○ザが光り出した。
 どんどん大きくなっていく。ライザが復活した。

「……ん、待てよ?」

 もしかすると自由に実体化とフィギュア化が出来るんじゃないのか?
 だとしたら死体の処理を心配する必要はない。
 ……というか他のフィギュアも実体化できるんじゃねえ?

 もちろん俺の願望で、そんな都合のいい話があるわけない。
 それでもフィギュアの中から1人の美少女を選んだ。
 俺が最初に買った巨乳女子高生の『藤○○花』だ。
 ストロベリーロングの長髪。身長162センチ、体重54キロ。16歳の童顔Eカップだ。

「できたぁ~」

 願望が叶ってしまった。それも簡単に叶った。
 俺の手が光り、○花が光り出した。そっとラ○ザの腹の上に寝かせた。

「やべぇぞこりゃー。俺の人生面白くなってきやがった!」

 美少女2人が俺の部屋にいる。こんな日が来るなんて夢にも思わなかった。
 誕生日終了まで残り3時間40分。明日から勃たなくなってもいい。
 俺の全てを出し尽くしてやる。○花の制服と白パンティを脱がせた。

「今夜は寝かせないぜ」

 もちろん明日も仕事。午前0になったら俺は寝るに決まっている。
 時間がないので○花のピンクアワビに息子を突入させた。

「うおおっ! おおっ!」

 中身がラ○ザと違う。まったく別物のオナホールだ。
 包み込むタイプがラ○ザなら、○花は搾り取るタイプだ。
 まさに好戦的なハードボクサーだ。1ラウンド勃っていられる自信がない。
 すでに腰にきている。ガクガクだ。こりゃー10時には疲れて寝てそうだ。

「ぐぅ、ここまでか」

 無念だ。10時までももたなかった。9時少し前に完全決着した。
 無理矢理5回も勃たせて、全てを2人の中に出し尽くした。

「ありがとう。最高だった」

 2人をフィギュアに戻すと、両手を打ち鳴らして感謝した。
 2人のお陰で俺は童貞を卒業できた。人生最高の誕生日になった。

「さて、風呂に入るか」

 良い汗かいた。足がガクガクしているが問題ない。限界は超えさせてもらった。
 2人を手に持つと風呂場に向かった。俺と一緒に綺麗になってもらう。

「ふぅ~~、明日からは元通りか」

 40℃のシャワーを浴びながら、この奇跡の日が終わるのを嘆いた。
 明日からはまた皿洗いの日々だ。俺の仕事場は病院の皿洗いだ。
 入院患者の病院食だから、定食屋とかと違って定休日なんてものはない。
 3日働いて、1日休むの繰り返しだ。従業員が少ないからと、時には残業までさせられる。
 それで月に40時間の残業代を貰って、手取り18万円ぐらいだ。

 しかも、ボーナスは2万だ。無い会社もあるんだから感謝しろ、と言われればその通りだ。
 高卒の運転免許も持ってない童貞クソ野郎を雇ってやったんだから感謝しろ、と言われればその通りだ。
 嫌なら辞めて、他の仕事を探せよ、と言われればその通りだ。
 確かに全ては俺の所為だ。借金してでも大学に行くべきだったし、合格する為に死ぬほど勉強を頑張るべきだった。
 楽な仕事でちょっと金稼いで、あとは遊ぶだけの人生で良いと思ってしまった俺の所為だ。

 実際に最初の数年は楽しかった。好きなゲームや漫画を買って楽しんだ。
 だけど、どんなに好きなものでもやりすぎると飽きてしまう。
 最近はゲームはしていないし、漫画ぐらいしか読んでない。
 年を取ると結婚して、子供を育てるのが幸せだったんじゃないかと考えてしまう。

 でも、30歳で手取り18万円だ。彼女を作るどころか、女に話しかけるのも無理だ。
 度胸もなければ、金もない。あるのはプライドぐらいだ。
 それも誇れるようなプライドじゃない。傷つきたくないという臆病者のプライドだ。
 
「おやすみ」

 布団に入ると2人の裸の美少女に向かって言った。
 俺も裸だ。今日は3人で川の字になって寝よう。
 2人がフィギュアだから、小の字かもしれないが何事も気分だ。
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