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第69話 悪魔のお姫様
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「無駄な抵抗はおよしなさい!《エンチャント:エアロ(風の付与)!》《エアロカッター(猛風の刃)!》」
「あうっ!」
バシィンと左手の剣が分厚い風の塊に吹き飛ばされた。
多分、この甲高い声は金髪を縦に巻いて、赤いドレスを着たクイーンスライムだ。
王妃様は強力な遠距離魔法が使えるみたい。
こんな強くて卑怯なスライム5人と戦って勝てるわけないよ。
「「「《人間斬り!》」」」
ボコボコボコ! ボコボコボコ!
「うにゃああああ!」
王様とその家族による集団暴行が始まった。
たった一人の少年を剣と魔法で暴行するなんて、人間のすることじゃない。
「お前にやられたスライムの痛みを思い知れ!」
「聖剣スライムカリバーよ! この者の穢れた魂を浄化せよ!」
「スライム舐めんじゃないですわ!」
コキン!
「あゔゔゔっ!」
斬るのはいいけど、蹴るのは駄目です!
勇者様、気をつけた方がいいよ。このお姫様、絶対に中身は悪魔だよ。
男の子の大切なところを容赦なく蹴り潰したよ。
……
…
「今日のところは、この辺で許してやる。だが、またスライムを呼び出したら、半殺しじゃ済まんからな」
「これに懲りて二度と悪さはしないことだ。次は容赦しないよ」
「スライム舐めんじゃないですわ!」
コキン!
「にゃぎああ!」
やっと集団暴行が終わったみたい。
王様と勇者様は許してくれたのに、お姫様が去り際に蹴ってきた。
ギリギリHPが1残ってくれたけど、もうほとんど死んでいる状態だ。
「うぅぅぅ……酷い目に遭ったよ」
召喚解除もしてないのに、5人が勝手に消えていった。
落とし穴から脱出できると思ったのに出来ないし、スライム召喚まで禁止されちゃった。
食糧がないのに召喚禁止されたら、1日で飢え死にしちゃうよ。
パァァァ……
「はっ! 嘘⁉︎」
召喚もしてないのに、地面に魔法陣が1つ現れた。
これ絶対にお姫様が戻って来た! 皆んなにバレずに僕にトドメを刺すつもりだ!
「武器、武器!」
急がないと死んじゃう!
近くに転がっている光の剣を取りに地面を這っていくけど、身体が痛くて動けない。
こんなの絶対に間に合わない。
「きゃはははは! あの時のお礼がやっと出来るわね! 覚悟はいいわね!」
「やっぱり!」
ほら、やっぱり中身が悪魔のお姫様だった!
こういう嫌な予感は落とし穴に落ちてから、凄く当たるようになったんだよね。
「人のことを散々めった打ちにしちゃって、私の角と翼と尻尾返しなさいよ!」
「あうっ!」
ブチッと僕の角と背中の四枚の翼と尻尾が強引に奪われた。
「さあーて、どっちで殺してやろうかしら? やっぱりここは悪魔ねぇ!」
白い翼と赤い翼で、お姫様が悩んでいるけど、赤い角と翼と尻尾の方を選んだ。
頭と背中と腰に着けて、スライムデビルプリンセスが誕生しちゃった。
「あうっ!」
バシィンと左手の剣が分厚い風の塊に吹き飛ばされた。
多分、この甲高い声は金髪を縦に巻いて、赤いドレスを着たクイーンスライムだ。
王妃様は強力な遠距離魔法が使えるみたい。
こんな強くて卑怯なスライム5人と戦って勝てるわけないよ。
「「「《人間斬り!》」」」
ボコボコボコ! ボコボコボコ!
「うにゃああああ!」
王様とその家族による集団暴行が始まった。
たった一人の少年を剣と魔法で暴行するなんて、人間のすることじゃない。
「お前にやられたスライムの痛みを思い知れ!」
「聖剣スライムカリバーよ! この者の穢れた魂を浄化せよ!」
「スライム舐めんじゃないですわ!」
コキン!
「あゔゔゔっ!」
斬るのはいいけど、蹴るのは駄目です!
勇者様、気をつけた方がいいよ。このお姫様、絶対に中身は悪魔だよ。
男の子の大切なところを容赦なく蹴り潰したよ。
……
…
「今日のところは、この辺で許してやる。だが、またスライムを呼び出したら、半殺しじゃ済まんからな」
「これに懲りて二度と悪さはしないことだ。次は容赦しないよ」
「スライム舐めんじゃないですわ!」
コキン!
「にゃぎああ!」
やっと集団暴行が終わったみたい。
王様と勇者様は許してくれたのに、お姫様が去り際に蹴ってきた。
ギリギリHPが1残ってくれたけど、もうほとんど死んでいる状態だ。
「うぅぅぅ……酷い目に遭ったよ」
召喚解除もしてないのに、5人が勝手に消えていった。
落とし穴から脱出できると思ったのに出来ないし、スライム召喚まで禁止されちゃった。
食糧がないのに召喚禁止されたら、1日で飢え死にしちゃうよ。
パァァァ……
「はっ! 嘘⁉︎」
召喚もしてないのに、地面に魔法陣が1つ現れた。
これ絶対にお姫様が戻って来た! 皆んなにバレずに僕にトドメを刺すつもりだ!
「武器、武器!」
急がないと死んじゃう!
近くに転がっている光の剣を取りに地面を這っていくけど、身体が痛くて動けない。
こんなの絶対に間に合わない。
「きゃはははは! あの時のお礼がやっと出来るわね! 覚悟はいいわね!」
「やっぱり!」
ほら、やっぱり中身が悪魔のお姫様だった!
こういう嫌な予感は落とし穴に落ちてから、凄く当たるようになったんだよね。
「人のことを散々めった打ちにしちゃって、私の角と翼と尻尾返しなさいよ!」
「あうっ!」
ブチッと僕の角と背中の四枚の翼と尻尾が強引に奪われた。
「さあーて、どっちで殺してやろうかしら? やっぱりここは悪魔ねぇ!」
白い翼と赤い翼で、お姫様が悩んでいるけど、赤い角と翼と尻尾の方を選んだ。
頭と背中と腰に着けて、スライムデビルプリンセスが誕生しちゃった。
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