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第31話 最後の1匹
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「首チョッキン!」
シルバースライムが体当たりで跳んで来て、左腕の鎌を振り回してきた。
このぐらいなら余裕で躱せる。「よっ!」と左に跳んで躱すと、剣を下に構えた。
「《メタル斬り!》」
「ぎゅぱああ!」
ズパァン! 振り上げた剣が、シルバースライムの真ん中を縦に切り裂いた。
でも、一撃じゃ足りなかったみたいだ。
「痛い、痛い」と切れた身体がくっ付いて、元通りになろうとしている。
でも、無駄だ。「《メタル斬り!》」と僕は容赦しない。
元通りになる前に、二発目のメタル斬りを水平に発動させた。
「ぎゅにぷうう!」
ズバァン! シルバースライムの身体に十字の切り傷が深く刻まれた。
これが僕の二撃必殺の《十字メタル斬り》だ!
「やったぁ! 瞬殺だぞ!」
シルバースライム倒して、【銀鉱石】を手に入れた。
使い道は全然ないけど、綺麗な銀色の石ころだ。
銅鉱石、鉄鉱石、銀鉱石と並べれば、ちょっとした装飾品になるぞ。
【召喚士レベル5条件】
【レベル60達成済み】
【マジシャンスライムの服従未達成】
「えーっと……あとは1匹でいいのかぁー」
冒険者カードで召喚士レベル5になる条件をもう一度調べてみた。
ナイトスライムは倒さなくていいみたいだ。
修業に付き合えば、倒さなくていいのかな?
だったら、マジシャンスライムに修業内容を聞いてから、どうするか考えようかな。
「よぉーし! 最後の1匹だぞ!」
気合い十分だ。剣を片手に「召喚!」と唱えた。
地面の魔法陣から長い杖を持った、紫色のトンガリ帽子と魔法使いローブを着た人が現れた。
どう見ても人みたいだけど、これもスライムなんだろうな。
「ホォホォホォ! お主がチロル・レインバースで間違いないな?」
「はい、そのチロルです」
優しそうなお爺さんの声が聞いてきた。
これなら軽めの修業かも。
「やはりそうか……話はナイトスライムから聞いておる。修業したいそうだが、実戦に勝る修業はない。魔法だけで、ワシを倒せれば合格としよう」
「わぁーい!」
やっぱり優しい修業だった。魔法で倒せばいいなんて、超簡単だよ。
「では、遠慮せずにどこからでもかかって来なさい」
「よぉーし! 行くぞぉー!」
剣を振り上げると、マジシャンスライムに向かって走った。
僕のとっておきを見せてやる。
「これこれ、剣は……」
「《スライム斬り!》」
「ずがあああッッ!」
ズパァン! まずは縦にスライム斬りだ。
次は横に「スライム斬り!」だ。ズパァン!
「ぐあああッッ! な、何をしておる⁉︎ 魔法を使わんかぁ!」
結構しぶといぞ。十字スライム斬りを喰らっても生きている。
トドメにもう一度、十字スライム斬りだぞ。
シルバースライムが体当たりで跳んで来て、左腕の鎌を振り回してきた。
このぐらいなら余裕で躱せる。「よっ!」と左に跳んで躱すと、剣を下に構えた。
「《メタル斬り!》」
「ぎゅぱああ!」
ズパァン! 振り上げた剣が、シルバースライムの真ん中を縦に切り裂いた。
でも、一撃じゃ足りなかったみたいだ。
「痛い、痛い」と切れた身体がくっ付いて、元通りになろうとしている。
でも、無駄だ。「《メタル斬り!》」と僕は容赦しない。
元通りになる前に、二発目のメタル斬りを水平に発動させた。
「ぎゅにぷうう!」
ズバァン! シルバースライムの身体に十字の切り傷が深く刻まれた。
これが僕の二撃必殺の《十字メタル斬り》だ!
「やったぁ! 瞬殺だぞ!」
シルバースライム倒して、【銀鉱石】を手に入れた。
使い道は全然ないけど、綺麗な銀色の石ころだ。
銅鉱石、鉄鉱石、銀鉱石と並べれば、ちょっとした装飾品になるぞ。
【召喚士レベル5条件】
【レベル60達成済み】
【マジシャンスライムの服従未達成】
「えーっと……あとは1匹でいいのかぁー」
冒険者カードで召喚士レベル5になる条件をもう一度調べてみた。
ナイトスライムは倒さなくていいみたいだ。
修業に付き合えば、倒さなくていいのかな?
だったら、マジシャンスライムに修業内容を聞いてから、どうするか考えようかな。
「よぉーし! 最後の1匹だぞ!」
気合い十分だ。剣を片手に「召喚!」と唱えた。
地面の魔法陣から長い杖を持った、紫色のトンガリ帽子と魔法使いローブを着た人が現れた。
どう見ても人みたいだけど、これもスライムなんだろうな。
「ホォホォホォ! お主がチロル・レインバースで間違いないな?」
「はい、そのチロルです」
優しそうなお爺さんの声が聞いてきた。
これなら軽めの修業かも。
「やはりそうか……話はナイトスライムから聞いておる。修業したいそうだが、実戦に勝る修業はない。魔法だけで、ワシを倒せれば合格としよう」
「わぁーい!」
やっぱり優しい修業だった。魔法で倒せばいいなんて、超簡単だよ。
「では、遠慮せずにどこからでもかかって来なさい」
「よぉーし! 行くぞぉー!」
剣を振り上げると、マジシャンスライムに向かって走った。
僕のとっておきを見せてやる。
「これこれ、剣は……」
「《スライム斬り!》」
「ずがあああッッ!」
ズパァン! まずは縦にスライム斬りだ。
次は横に「スライム斬り!」だ。ズパァン!
「ぐあああッッ! な、何をしておる⁉︎ 魔法を使わんかぁ!」
結構しぶといぞ。十字スライム斬りを喰らっても生きている。
トドメにもう一度、十字スライム斬りだぞ。
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