全裸転生！貴方のようなパンティー泥棒にはチートは必要ありません‼︎

第6章 炎の大精霊と紅き竜‼︎俺のパンティーへの愛は太陽と同じ一万度だ‼︎

最終決戦‼︎赤竜 対 夜蜘蛛(両手剣44)

　草原の最終決戦は早朝から始まった。赤竜の噛み砕く攻撃を避けると素早く両手剣を振り下ろしてダメージを与えていく。

　夜蜘蛛「20前後のダメージは与えている。この調子で頑張れば倒せるぞ‼︎」と尻尾の一撃を避けて、斬岩剣でダメージを与える。必殺技の隙を突かれて、赤竜の噛み砕く攻撃に80近いダメージを喰らってしまう。

　破れかぶれの特攻で大ダメージを与えようとするが、大技の硬直を狙われてどうしても回復アイテムを大量に使用してしまう。夜蜘蛛は隙の少ない小技で僅かなダメージを与えては回避を繰り返した。

　赤竜はHPが半分になると周囲を無差別にエクスプロージョンで爆発させる大規模魔法を連発するようになってきた。

　夜蜘蛛は回避を繰り返していたが、これでは決着をつけることは出来なかった。我慢の限界だと夜蜘蛛は爆発が始まると赤竜の懐に飛び込むと両手剣で斬り裂いてみた。

　赤竜『グゥガァー‼︎』と怯むと魔法がキャンセルされたようだ！夜蜘蛛は赤竜の大規模魔法が発動されると素早く接近して両手剣で攻撃を繰り出して、魔法をキャンセルさせる。

　夜蜘蛛は赤竜の弱点を見つけると攻撃方法を大きく変更した。大規模魔法の発動前に懐に飛び込み両手剣5連撃でHPを100削る卑劣な攻撃を繰り返した。

　36時間の激戦を制した夜蜘蛛だが、やはり眠り爆弾の材料を落とすことは無かった。夜蜘蛛は一部の望みを託してギルドに赤竜を運んで行った。

　ギルド「ドラゴンまで倒すとは伝説の勇者の誕生です‼︎すぐにお城で式典の用意をさせますから、どうか街の宿屋で待機してください‼︎」と赤竜(経験値760)の賞金5500コインと報酬アイテム【騎士の剣(攻撃力58)】を受け取った。

　夜蜘蛛はフラフラと宿屋に戻らずに草原に向かって歩き出した。