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24日目
参加賞ドラゴンキラー
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二回目の火竜も倒すと、ルセフの最大レベルが上がった。
レベル31になる為に必要な経験値が現れた。
「計画通りですね」
「お前の計画通りに動いてたまるか」
「まあまあ、怒らないでください。賞品を用意しますから」
生焼けにならずに無事に倒したから、火解の護符と縮小火竜を回収した。
ルセフが可哀想だから記念品に『ドラゴンキラー』をプレゼントした。
火竜とカノンの手持ち素材で作った、ドラゴンに大ダメージを与えられる剣だ。
まあ、ドラゴンを探さないと使い物にはならない。
「いいなぁ~。俺も欲しいよ」
「いいですよ。ちょっとハサミで切れば、すぐに増やせますから」
「本当に! やったぁー!」
赤い竜鱗の剣をウェインも欲しいらしい。
瓦礫の椅子に座るルセフから剣を貸してもらった。
剣先を二回切って、修復で三本に増やした。
「はい、ナンシーも参加賞です」
「ありがとうございます。ルセフさんはこの後どうするんですか?」
火竜を倒さなくても、ドラゴンキラーは貰える。
剣をお礼を言って受け取ると、ナンシーはルセフ達の予定を聞いた。
「他の火竜を探したいが、誰かさんの所為で馬がないからな。お前達次第だ。街に帰るなら一緒に帰る」
ルセフが答えながら、軽くカノンを睨んだが、カノンは気づいてもいない。
三日という時間制限があるから、のんびり火竜は待てないし探せない。
現実的にはヘルハウンドでもう我慢するしかない。
「そうですね。また夜遅く帰ったら、カノンお嬢様が外出禁止になりそうです。帰った方がいいですね」
「俺もそうした方が良いと思う。夜は魔物が見えづらいからね。ここに泊まる意味はないよ」
三人が街への帰還を提案している。
そして、移動手段を持っているのは一人だけだ。
「じゃあ、続きは明日ですね。ルセフさん、明日は一人で倒してくださいね!」
「くっ! ああ、よろしく頼むよ」
本当はやらなくてもいい、明日の火竜狩りが決定してしまった。
ルセフはムカついているが、殴るのは難しいから我慢した。
レベル31になる為に必要な経験値が現れた。
「計画通りですね」
「お前の計画通りに動いてたまるか」
「まあまあ、怒らないでください。賞品を用意しますから」
生焼けにならずに無事に倒したから、火解の護符と縮小火竜を回収した。
ルセフが可哀想だから記念品に『ドラゴンキラー』をプレゼントした。
火竜とカノンの手持ち素材で作った、ドラゴンに大ダメージを与えられる剣だ。
まあ、ドラゴンを探さないと使い物にはならない。
「いいなぁ~。俺も欲しいよ」
「いいですよ。ちょっとハサミで切れば、すぐに増やせますから」
「本当に! やったぁー!」
赤い竜鱗の剣をウェインも欲しいらしい。
瓦礫の椅子に座るルセフから剣を貸してもらった。
剣先を二回切って、修復で三本に増やした。
「はい、ナンシーも参加賞です」
「ありがとうございます。ルセフさんはこの後どうするんですか?」
火竜を倒さなくても、ドラゴンキラーは貰える。
剣をお礼を言って受け取ると、ナンシーはルセフ達の予定を聞いた。
「他の火竜を探したいが、誰かさんの所為で馬がないからな。お前達次第だ。街に帰るなら一緒に帰る」
ルセフが答えながら、軽くカノンを睨んだが、カノンは気づいてもいない。
三日という時間制限があるから、のんびり火竜は待てないし探せない。
現実的にはヘルハウンドでもう我慢するしかない。
「そうですね。また夜遅く帰ったら、カノンお嬢様が外出禁止になりそうです。帰った方がいいですね」
「俺もそうした方が良いと思う。夜は魔物が見えづらいからね。ここに泊まる意味はないよ」
三人が街への帰還を提案している。
そして、移動手段を持っているのは一人だけだ。
「じゃあ、続きは明日ですね。ルセフさん、明日は一人で倒してくださいね!」
「くっ! ああ、よろしく頼むよ」
本当はやらなくてもいい、明日の火竜狩りが決定してしまった。
ルセフはムカついているが、殴るのは難しいから我慢した。
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