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第8.5章・ざまぁ編(エッサの場合)。
第105話・エッサの帰還。
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『名前・エッサ。職業・暗黒魔法騎士。称号・レベルの発見者。プレイヤーキラー。魔王の親友。穢れた欲望者。レベル204。HP15325。MP4160。攻撃力1043。魔力1053。敏捷1150』
両手剣『レーヴァテイン』攻撃力1659。
防具・ランク14。最大で攻撃ダメージの70%を軽減してくれる全身鎧。
(ぐぅへへへへ、今すぐにパパが迎えに行きますべぇ。エミィママはとりあえずお尻ペンペンで許してやるべぇ。ルナの奴は痛めつけて奴隷として、オラの城で飼ってやるべぇ!)
レベル204?最強武具?はっ、卑怯者と罵りたいなら、好きにするんだべぇ。オラの辞書には恥という文字は存在しないんだべぇな。こうなったら、エミィとルナのダブルお尻ペンペンで、オラの心を傷つけた罰を受けてもらうんだな。そうだべぇ!そうするのが人の道なんだべぇな。うんだぁ。人の道は守らなければならねぇ。
ピョンピョンとエッサはスキップしながら王都を目指します。今のエッサにはプレイヤーキラーの称号があります。王都の入り口で門番に止められてしまうのは目に見えていた結果です。
「おい!そこのお前。止まれ!この薄汚れた犯罪者め。白昼堂々と王都に何をしに来た。すぐに牢屋に入れやるから覚悟しろ!」
『名前・フレデリック。職業・王都の門番騎士。称号・王都の守り手。レベル52。HP2395。MP712。攻撃力183。魔力193。敏捷288。』
ハァ~~、やれやれだべぇ。オラが誰だか分かっていないようだべぇ。
「オラの事を知らないようだべぇな。これからお前達の王様になる男だべぇ。跪いて、オラのキュートなお尻にキスするんだべぇ。……あっ!やっぱり気持ち悪いからしなくていいべぇ。」
「する訳ないだろうが!ムカつく奴だ。お前のレベルはいくつだ?レベル1だと軽く殴っただけで消滅してしまう恐れがある。死にたくなければ、無駄な抵抗はせずに大人しく捕まるんだな。」
『ブーン、ザァン!』
「ぎあぁ~~、コイツ、俺の両足を斬りやがった!」
エッサが素早く両手剣で門番の両足を切断しました。力の差を教えてやる必要があるようです。
バタバタバタとエッサの周囲を王都の門番が取り囲んで行きます。一体何処から出て来たのでしょう。門番達はレベル50超えの16人程度です。武器も防具もランク5程度でしょうか。相手がエッサでなければ、相当な強さなのでしょうが、相手が悪過ぎたようです。
「こんな危険な奴、捕まえる必要はないぞ!殺せ、殺してしまえー!」
「テメェー、門番舐めんじゃねえぞ!」
『ザァンザァンザァン、ガァンガァンガァン、ザァンザァンザァン………』
エッサは地面に倒されると16人の武装した門番に袋叩きに遭いました。抵抗する隙もなく、ただただ門番達に剣で身体中を突き刺され続けました。
「ハァハァ、ハァハァ、ハァハァ、ハッハハハハ、さすがにやり過ぎたようだな。」
「………昇竜斬!」
『ブーン、ザァン!サァーーー』
突然、1人の門番が消滅しました。
「何だ?誰がやった!出て来やがれ!」
キョロキョロとエッサ以外にも危険なプレイヤーキラーがいると門番は勘違いしているようです。周囲を探しても誰もいませんよ。見るなら下です。
「おいおいおい、今のは攻撃だべぇか?それともマッサージだべぇか?お前ら雑魚じゃ相手にもならないべぇ。さっさと家に帰って、女房かママのおっぱいでもしゃぶって来るんだべぇな。」
エッサは地面に仰向けになりながら、器用にエリクサーを飲んでいました。HP回復は重要です。
「ヒィーー、コイツ、人間じゃねぇー!逃げろー、住民も急いで避難するんだ!」
悲鳴を上げながら、周りにいた王都の住民や残りの門番達は逃げ出して行きました。王都の中に恐怖と悲しみが満ちて行きました。
「ぐぅへへへへ。さあ、新しい王様の帰還だへぇ。今日は盛大な血祭りで新国王のオラの戴冠式をお祝いするんだべぇ。」
まさにエッサの理想そのものです。この世界は力が全てです。強ければ全てが思い通りです。城に立て篭もる逆賊共を一掃して、エッサの理想郷をここに完成させるつもりです。
両手剣『レーヴァテイン』攻撃力1659。
防具・ランク14。最大で攻撃ダメージの70%を軽減してくれる全身鎧。
(ぐぅへへへへ、今すぐにパパが迎えに行きますべぇ。エミィママはとりあえずお尻ペンペンで許してやるべぇ。ルナの奴は痛めつけて奴隷として、オラの城で飼ってやるべぇ!)
レベル204?最強武具?はっ、卑怯者と罵りたいなら、好きにするんだべぇ。オラの辞書には恥という文字は存在しないんだべぇな。こうなったら、エミィとルナのダブルお尻ペンペンで、オラの心を傷つけた罰を受けてもらうんだな。そうだべぇ!そうするのが人の道なんだべぇな。うんだぁ。人の道は守らなければならねぇ。
ピョンピョンとエッサはスキップしながら王都を目指します。今のエッサにはプレイヤーキラーの称号があります。王都の入り口で門番に止められてしまうのは目に見えていた結果です。
「おい!そこのお前。止まれ!この薄汚れた犯罪者め。白昼堂々と王都に何をしに来た。すぐに牢屋に入れやるから覚悟しろ!」
『名前・フレデリック。職業・王都の門番騎士。称号・王都の守り手。レベル52。HP2395。MP712。攻撃力183。魔力193。敏捷288。』
ハァ~~、やれやれだべぇ。オラが誰だか分かっていないようだべぇ。
「オラの事を知らないようだべぇな。これからお前達の王様になる男だべぇ。跪いて、オラのキュートなお尻にキスするんだべぇ。……あっ!やっぱり気持ち悪いからしなくていいべぇ。」
「する訳ないだろうが!ムカつく奴だ。お前のレベルはいくつだ?レベル1だと軽く殴っただけで消滅してしまう恐れがある。死にたくなければ、無駄な抵抗はせずに大人しく捕まるんだな。」
『ブーン、ザァン!』
「ぎあぁ~~、コイツ、俺の両足を斬りやがった!」
エッサが素早く両手剣で門番の両足を切断しました。力の差を教えてやる必要があるようです。
バタバタバタとエッサの周囲を王都の門番が取り囲んで行きます。一体何処から出て来たのでしょう。門番達はレベル50超えの16人程度です。武器も防具もランク5程度でしょうか。相手がエッサでなければ、相当な強さなのでしょうが、相手が悪過ぎたようです。
「こんな危険な奴、捕まえる必要はないぞ!殺せ、殺してしまえー!」
「テメェー、門番舐めんじゃねえぞ!」
『ザァンザァンザァン、ガァンガァンガァン、ザァンザァンザァン………』
エッサは地面に倒されると16人の武装した門番に袋叩きに遭いました。抵抗する隙もなく、ただただ門番達に剣で身体中を突き刺され続けました。
「ハァハァ、ハァハァ、ハァハァ、ハッハハハハ、さすがにやり過ぎたようだな。」
「………昇竜斬!」
『ブーン、ザァン!サァーーー』
突然、1人の門番が消滅しました。
「何だ?誰がやった!出て来やがれ!」
キョロキョロとエッサ以外にも危険なプレイヤーキラーがいると門番は勘違いしているようです。周囲を探しても誰もいませんよ。見るなら下です。
「おいおいおい、今のは攻撃だべぇか?それともマッサージだべぇか?お前ら雑魚じゃ相手にもならないべぇ。さっさと家に帰って、女房かママのおっぱいでもしゃぶって来るんだべぇな。」
エッサは地面に仰向けになりながら、器用にエリクサーを飲んでいました。HP回復は重要です。
「ヒィーー、コイツ、人間じゃねぇー!逃げろー、住民も急いで避難するんだ!」
悲鳴を上げながら、周りにいた王都の住民や残りの門番達は逃げ出して行きました。王都の中に恐怖と悲しみが満ちて行きました。
「ぐぅへへへへ。さあ、新しい王様の帰還だへぇ。今日は盛大な血祭りで新国王のオラの戴冠式をお祝いするんだべぇ。」
まさにエッサの理想そのものです。この世界は力が全てです。強ければ全てが思い通りです。城に立て篭もる逆賊共を一掃して、エッサの理想郷をここに完成させるつもりです。
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