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第4章・パーティーメンバー編。
第42話・探索メンバー募集。
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「今までにモンスターと戦った経験はあるべぇか?」
酒場の一階の隅っこを借りて、朝から古代遺跡の探索メンバーを集めています。30万Gというそこそこ高い報酬に惹かれて、多くの冒険者や冒険者に憧れる貧しい者がエッサの面接を受けています。
「ありません。でも、やる気はあります!荷物持ちでも、買い物でもやります!」
レベル1の素人を守りながら戦うつもりはありません。アイテムボックスにアイテムは収納出来ますし、買い物も自分で出来ます。戦闘要員を募集しているのに、集まるのは安全な後衛職を希望する素人だけでした。
「エッサ、苦戦しているようだな。」
酒場のマスターのザックさんが見兼ねてやって来ました。朝から2時間で10人ほどの面接をしましたが、欲しいのは称号持ちの即戦力です。チマチマとレベル1の素人の、レベルアップなんてやってられません。
「ザックさんは古代遺跡の探索に興味ないんだべぇか?報酬は半分の15万Gでどうだべぇ?」
ザックさんは本の情報通りなら、元凄腕冒険者という事なので、戦力的には問題ないはずです。
「俺が冒険者をやっていたのが何十年前か知ってるのか?フローラが生まれてからは、冒険者は引退したんだよ。俺のようなオッサンよりも、若いのと一緒に冒険する方が楽しいに決まっているぞ。」
「じゃぁ、ザックさんなら、さっき面接に来ていた人達と一緒に冒険出来ますか?あんなのレベル1の素人だべぇ。はっきり言って、見ず知らずの他人に背中を預けられるほど、ダンジョンは安全じゃねぇべぇ。」
さっきの連中の誰一人として、大森林のレベル12のスライムも倒せねぇべぇ。オラの武器を貸せば可能性はあると思うけど、持ち逃げされたら大変だべぇ。
「誰だって最初は他人だよ。でも、時間をかけて過ごすうちに、相手の事が少しずつ分かってくるってもんよ。それよりもレベル1って何だ?まさか、それが低いと採用しねぇのか?」
ザックさんは首を振って呆れています。レベルやステータスを知らない人には理解出来ないので仕方ないです。戦闘経験0回ならば、当然レベルは1です。最低でも戦闘経験が100回は超えた人達が来て欲しい所です。
「ザックさん、ちょっといいべぇか?頭の中で自分のレベルやステータスが見たいと強く思ってみて欲しいべぇ。アイテムを見る感じでやれば出来るはずだべぇ。」
「よく分からんが、レベルやステータスというものを見たいと思えばいいんだな?レベルやステータスねぇ~?」
ザックさんは目を閉じて、エッサの言う通りにレベルやステータスを見ようとしています。パッと頭の中に何かが見えました。
『名前・ザック。職業・酒場の歴戦剣士。称号・元王都一の闘士。王都の貢献者。レベル45。HP2780。MP809。攻撃力210。魔力216。敏捷296。』
「おぉ!何か見えたぞ!ちょっと待ってろよ、もう1回やるからな!おぉ!俺のレベルは45だぞ。これは高い方なのか?」
おぉ!レベル45とは予想以上だべぇ。やっぱり採用決定だべぇ。でも、あと一人は欲しい所なんだな。それも後衛職で魔法か弓が使える人が欲しいだな。
「ザックさん。ミミさんか、レベッカさんか、ハンナさんの中で魔術師がいないか調べて欲しいんだべぇ。パーティーは最大で四人まで組めるから、オラとザックさんで、モンスターを倒せば他の2人も強くなれるべぇ。」
ミミさんは盗賊タイプ。レベッカさんは戦士タイプ。ハンナさんは格闘家タイプでした。試しにフローラちゃんにもやってもらったら、魔術師タイプでした。4人ともレベルは1でしたが、後衛に待機させて少しずつレベルアップしてもらえば問題ありません。
「明日は酒場の仕事を休んで、俺とエッサの2人で探索するぞ。安全性が確認出来たら、探索に興味があるという、ミミとレベッカを連れて行くとしよう。エッサもそれでいいな?」
「もちろんだべぇ!」
とりあえずは地下4階までなら、魔法を使うモンスターはいないから、2人を守りながら進めるんだな。問題は2人が称号を持ってないから、レベルが上がりにくい事なんだな。とりあえずは王都に貢献するような発見をさせるのが近道だべぇ。
酒場の一階の隅っこを借りて、朝から古代遺跡の探索メンバーを集めています。30万Gというそこそこ高い報酬に惹かれて、多くの冒険者や冒険者に憧れる貧しい者がエッサの面接を受けています。
「ありません。でも、やる気はあります!荷物持ちでも、買い物でもやります!」
レベル1の素人を守りながら戦うつもりはありません。アイテムボックスにアイテムは収納出来ますし、買い物も自分で出来ます。戦闘要員を募集しているのに、集まるのは安全な後衛職を希望する素人だけでした。
「エッサ、苦戦しているようだな。」
酒場のマスターのザックさんが見兼ねてやって来ました。朝から2時間で10人ほどの面接をしましたが、欲しいのは称号持ちの即戦力です。チマチマとレベル1の素人の、レベルアップなんてやってられません。
「ザックさんは古代遺跡の探索に興味ないんだべぇか?報酬は半分の15万Gでどうだべぇ?」
ザックさんは本の情報通りなら、元凄腕冒険者という事なので、戦力的には問題ないはずです。
「俺が冒険者をやっていたのが何十年前か知ってるのか?フローラが生まれてからは、冒険者は引退したんだよ。俺のようなオッサンよりも、若いのと一緒に冒険する方が楽しいに決まっているぞ。」
「じゃぁ、ザックさんなら、さっき面接に来ていた人達と一緒に冒険出来ますか?あんなのレベル1の素人だべぇ。はっきり言って、見ず知らずの他人に背中を預けられるほど、ダンジョンは安全じゃねぇべぇ。」
さっきの連中の誰一人として、大森林のレベル12のスライムも倒せねぇべぇ。オラの武器を貸せば可能性はあると思うけど、持ち逃げされたら大変だべぇ。
「誰だって最初は他人だよ。でも、時間をかけて過ごすうちに、相手の事が少しずつ分かってくるってもんよ。それよりもレベル1って何だ?まさか、それが低いと採用しねぇのか?」
ザックさんは首を振って呆れています。レベルやステータスを知らない人には理解出来ないので仕方ないです。戦闘経験0回ならば、当然レベルは1です。最低でも戦闘経験が100回は超えた人達が来て欲しい所です。
「ザックさん、ちょっといいべぇか?頭の中で自分のレベルやステータスが見たいと強く思ってみて欲しいべぇ。アイテムを見る感じでやれば出来るはずだべぇ。」
「よく分からんが、レベルやステータスというものを見たいと思えばいいんだな?レベルやステータスねぇ~?」
ザックさんは目を閉じて、エッサの言う通りにレベルやステータスを見ようとしています。パッと頭の中に何かが見えました。
『名前・ザック。職業・酒場の歴戦剣士。称号・元王都一の闘士。王都の貢献者。レベル45。HP2780。MP809。攻撃力210。魔力216。敏捷296。』
「おぉ!何か見えたぞ!ちょっと待ってろよ、もう1回やるからな!おぉ!俺のレベルは45だぞ。これは高い方なのか?」
おぉ!レベル45とは予想以上だべぇ。やっぱり採用決定だべぇ。でも、あと一人は欲しい所なんだな。それも後衛職で魔法か弓が使える人が欲しいだな。
「ザックさん。ミミさんか、レベッカさんか、ハンナさんの中で魔術師がいないか調べて欲しいんだべぇ。パーティーは最大で四人まで組めるから、オラとザックさんで、モンスターを倒せば他の2人も強くなれるべぇ。」
ミミさんは盗賊タイプ。レベッカさんは戦士タイプ。ハンナさんは格闘家タイプでした。試しにフローラちゃんにもやってもらったら、魔術師タイプでした。4人ともレベルは1でしたが、後衛に待機させて少しずつレベルアップしてもらえば問題ありません。
「明日は酒場の仕事を休んで、俺とエッサの2人で探索するぞ。安全性が確認出来たら、探索に興味があるという、ミミとレベッカを連れて行くとしよう。エッサもそれでいいな?」
「もちろんだべぇ!」
とりあえずは地下4階までなら、魔法を使うモンスターはいないから、2人を守りながら進めるんだな。問題は2人が称号を持ってないから、レベルが上がりにくい事なんだな。とりあえずは王都に貢献するような発見をさせるのが近道だべぇ。
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