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第21話 キャンピングカーへの帰還
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「あったぞ!」
通行止めの瓦礫の山を飛び越え、道路の樹木は薙ぎ倒さずにキチンと避けながら、真っ直ぐに走った。
そして、夕暮れ時の広い駐車場の中に、白いキャンピングカーを見つけた。
出発には間に合ったようだ。でも、聞きたい事がある。
どうしても、誰も探しに来ない?
ビルを倒したり、ティラノサウルスが大暴れしたり、あれだけ派手な戦いをしていたんだ。
普通は気になるだろう。私なら、「ちょっと見に行こうよ」と絶対に誘う。
「よし、全員が不慮の事故で死亡していたら許してやる」
キャンピングカーの扉をコンコン、コンコンと軽くノックする。
「私だ! 帰ったぞ!」
扉に向かって、大声で呼びかける。
いきなり扉を開けて、着替えていたり、裸だったりしたら大変だ。
「きゃああ、エッチ!」と銃で撃たれたら、最悪だ。
まあ、その前に車の動体探知センサーが作動しているはずだ。
車に接近する何かには、とっくに気づいていると思う。
「はいはぁ~い。ちょっと待ってね」
しばらく待っていると、扉の鍵が外され、扉が外側に開いていく。
目の前に白シャツと黒のハーフパンツを着た猫娘のミアが現れた。
非常にラフな服装である。百パーセント、寛いでいたのは間違いない。
「あれ? ギルっち、死ななかったの?」
何だそれは? 私に自殺願望はない。仕事に行っただけだ。
その前に自殺しようとしていると思ったのなら、気絶させて、車の中に閉じ込めろ。
「死ぬか。この通りピンピンしている。ほら、お土産を持ってきたぞ」
「これってもしかして……」
「トリケラトプスの角だ。私が倒した」
ミアに向かって、右手に持っていた二メートルの角を堂々と見せた。
だが、この程度で驚いてもらったら困る。まだ、背中の皮包みにお宝が沢山入っている。
それに洞察力に優れている人間なら、もう気づいていると思う。
右手には角よりも貴重な物を身に付けている。
右手首のアビリティリングを見れば、黒魔石が白魔石に代わっている事に気づくはずだ。
「おお! 凄い凄い! ケイトぉ~、ギルっちがトリケラトプス倒したって言ってるよぉ~。だったら、車に乗せてもいいよね?」
なるほど。道理で英雄のお出迎えがミアだけだったのか。
まだまだケイトは怒っていて、罰として、私を乗車拒否しているんだな。
面倒くさい奴だ。どうせ乗せるんだろう?
「まだ駄目よ。まったくしぶとい……」
ケイトの苦々しい声が聞こえてきた。
まったく素直じゃないな。本当は私が帰って来て嬉しいくせに。
「で? 本体はどこなの? 角だけ持ってきて倒しました、じゃ信用できないのよ。それに、それ本当に角なの? 道路の標識でも引っこ抜いてきたんじゃないの」
ケイトがやって来ると、ミアと交代するように扉の前に立ち塞がった。
私を睨みつけ、顔は不快さを隠そうともしていない。
この表情が演技だとしたら、女優レベルだな。
「おいおい、命懸けで倒してきた私を疑っているのか? それはあまりにも酷過ぎるんじゃないのか。道路の標識だと言うなら、叩き切って証明してみればいい」
私は両手で角を握って水平に構えた。
偽物だと言うなら、ミスリルソードで切ってみればいい。
きっと傷一つ付ける事も出来ない。
「面倒くさいから嫌よ。車に乗せてやるから、さっさと夕食作って。お腹ペコペコなのよ」
や・れ・よ・ぉー! 今すぐに全部やれよぉー!
さっさと角、切って、料理も自分でやれよぉー!
当然、思っている事を全て正直に言ったらいけない。
そんな事をしたら世の中、上手く回らない。
ケイトが突き立てた親指で、車内をグイグイと指差しているが、大人なら怒りを抑えて我慢できるはずだ。
角を地面に置くと、素直に車に乗り込んだ。
背中の凄いお宝を見せれば、三人まとめて土下座させられる。
「ギル、お帰り。凄いね。一人でトリケラトプス倒すなんて」
「まぁな。あのぐらいなら余裕で倒せる。逆に倒せない奴がいる方がビックリだ」
「そうなんだ。今度からは見つけたら、ギルに頼もうかな」
「ああ、いつでもいいぞ」
ベッドの二段目でゴロゴロしていたパトリが話しかけてきた。
ゴロゴロする時間があるなら、私を探しに来てもいいと思うぞ。
それとも、このガミガミ怒っている女に止められたのか?
「汚い服。子供じゃないんだから、汚さずに帰って来れないの? それに剣と上着はどこ? まさか、失くしたとか言わないでしょうね」
「まぁまぁまぁ。無事に帰って来たからいいじゃん。ギルっちは気にしないで、早く着替えて、夕食作っていいから」
おい!
結局、私の心配よりも夕飯の心配か。
「剣と上着はトリケラトプスを倒すのに使ったから、もうこの世に無い。だが、代わりにもっと凄い物を持って来たぞ。この背中にある」
あまり勿体ぶっても意味がない。
身体の蔓草をミアに切ってもらうと、私はテーブルの上に緑色の皮包みを置いた。
緑色の皮包みを三枚広げると、中から大量の真っ白い牙が現れた。
「何これ?」
「ティラノサウルスの牙だ。これも私が倒してきた」
ケイトが白い牙を覗き込んで、首を傾げている。
分からないようだから、教えてやった。
「へぇ~~、それで本体はどこ? 角に牙に肝心の本体はどこにもない。倒したという証拠はどこにあるの? 見せてよ」
「あんなデカイのを持って来れる訳ないだろう。だから、代わりにコレを持って来た——」
どうしても、ケイトは私が倒した事が信じられないようだ。
人を信じる心というか、父親を信じる心が欠落しているのだろう。
ズボンの左ポケットに左手を突っ込むと、まずは灰色魔石三個をテーブルの上に置いた。
これで信じてくれるかな?
「トリケラトプスの魔石だ。これが倒したという証拠だ」
「……へぇー、この泥棒ぉ‼︎」
「へぶぅっ!」
パァチン‼︎
一瞬の沈黙の後、ケイトの右の平手が顔面に飛んできた。
私は運転席と助手席の間に倒れ込んだ。
「あっ~あ、これは駄目だよ……ギルっち。横領の次は泥棒に転職したの?」
「な、な、何を言っているんだ⁉︎」
テーブルに置いた灰色魔石を一個持って、ミアが首を左右に振って、私を呆れた感じに見ている。
更にケイトがズカズカと向かってくると、倒れている私の尻を思いっきり蹴り上げた。
「この腐れ犯罪者が! やっぱり盗んだわね!」
「おふっ! おおおおおおっ!」
悶絶する私に向かって、更にもうひと蹴り、理不尽な暴力が振るわれた。
ズドォーン‼︎ おぐっ! 一体、これはどういう事だ⁉︎
「まったく、この薄汚い横領の泥棒野朗! 隠していた魔石を盗ったわね」
「な、何を言っているんだ! その魔石は私が取ってきた物だ! 盗んだ物じゃない!」
「盗っ人が嘘吐くじゃないわよ!」
「おぐっ、おふっ! こ、こら、蹴るのをやめろ!」
意味不明な罪でケイトに足蹴りされまくる。
盗んだ? 泥棒? コイツらは何を言っているんだ。
「ケイト、蹴るのはやめた方がいいよ」
「駄目よ。泥棒横領ジジイには、しっかりと罰を与えないと反省しないでしょう」
「でも、魔石盗まれてないよ」
「えっ?」
パトリが呼びかけて、親父狩りを止めようとしている。
ケイトと一緒にベッドから降りたパトリを見ると、手に茶色い箱を持っていた。
その蓋の開いた箱の中には、灰色の魔石がずらりと十二個の灰色魔石が並んでいる。
「ほら、一個も盗まれてないよ。全部あるよ」
「……今日はこの辺で許してあげるから、さっさと夕食を作りなさい」
ケイトは蹴るのをやめると、何食わぬ顔でソファーに座った。
♢
通行止めの瓦礫の山を飛び越え、道路の樹木は薙ぎ倒さずにキチンと避けながら、真っ直ぐに走った。
そして、夕暮れ時の広い駐車場の中に、白いキャンピングカーを見つけた。
出発には間に合ったようだ。でも、聞きたい事がある。
どうしても、誰も探しに来ない?
ビルを倒したり、ティラノサウルスが大暴れしたり、あれだけ派手な戦いをしていたんだ。
普通は気になるだろう。私なら、「ちょっと見に行こうよ」と絶対に誘う。
「よし、全員が不慮の事故で死亡していたら許してやる」
キャンピングカーの扉をコンコン、コンコンと軽くノックする。
「私だ! 帰ったぞ!」
扉に向かって、大声で呼びかける。
いきなり扉を開けて、着替えていたり、裸だったりしたら大変だ。
「きゃああ、エッチ!」と銃で撃たれたら、最悪だ。
まあ、その前に車の動体探知センサーが作動しているはずだ。
車に接近する何かには、とっくに気づいていると思う。
「はいはぁ~い。ちょっと待ってね」
しばらく待っていると、扉の鍵が外され、扉が外側に開いていく。
目の前に白シャツと黒のハーフパンツを着た猫娘のミアが現れた。
非常にラフな服装である。百パーセント、寛いでいたのは間違いない。
「あれ? ギルっち、死ななかったの?」
何だそれは? 私に自殺願望はない。仕事に行っただけだ。
その前に自殺しようとしていると思ったのなら、気絶させて、車の中に閉じ込めろ。
「死ぬか。この通りピンピンしている。ほら、お土産を持ってきたぞ」
「これってもしかして……」
「トリケラトプスの角だ。私が倒した」
ミアに向かって、右手に持っていた二メートルの角を堂々と見せた。
だが、この程度で驚いてもらったら困る。まだ、背中の皮包みにお宝が沢山入っている。
それに洞察力に優れている人間なら、もう気づいていると思う。
右手には角よりも貴重な物を身に付けている。
右手首のアビリティリングを見れば、黒魔石が白魔石に代わっている事に気づくはずだ。
「おお! 凄い凄い! ケイトぉ~、ギルっちがトリケラトプス倒したって言ってるよぉ~。だったら、車に乗せてもいいよね?」
なるほど。道理で英雄のお出迎えがミアだけだったのか。
まだまだケイトは怒っていて、罰として、私を乗車拒否しているんだな。
面倒くさい奴だ。どうせ乗せるんだろう?
「まだ駄目よ。まったくしぶとい……」
ケイトの苦々しい声が聞こえてきた。
まったく素直じゃないな。本当は私が帰って来て嬉しいくせに。
「で? 本体はどこなの? 角だけ持ってきて倒しました、じゃ信用できないのよ。それに、それ本当に角なの? 道路の標識でも引っこ抜いてきたんじゃないの」
ケイトがやって来ると、ミアと交代するように扉の前に立ち塞がった。
私を睨みつけ、顔は不快さを隠そうともしていない。
この表情が演技だとしたら、女優レベルだな。
「おいおい、命懸けで倒してきた私を疑っているのか? それはあまりにも酷過ぎるんじゃないのか。道路の標識だと言うなら、叩き切って証明してみればいい」
私は両手で角を握って水平に構えた。
偽物だと言うなら、ミスリルソードで切ってみればいい。
きっと傷一つ付ける事も出来ない。
「面倒くさいから嫌よ。車に乗せてやるから、さっさと夕食作って。お腹ペコペコなのよ」
や・れ・よ・ぉー! 今すぐに全部やれよぉー!
さっさと角、切って、料理も自分でやれよぉー!
当然、思っている事を全て正直に言ったらいけない。
そんな事をしたら世の中、上手く回らない。
ケイトが突き立てた親指で、車内をグイグイと指差しているが、大人なら怒りを抑えて我慢できるはずだ。
角を地面に置くと、素直に車に乗り込んだ。
背中の凄いお宝を見せれば、三人まとめて土下座させられる。
「ギル、お帰り。凄いね。一人でトリケラトプス倒すなんて」
「まぁな。あのぐらいなら余裕で倒せる。逆に倒せない奴がいる方がビックリだ」
「そうなんだ。今度からは見つけたら、ギルに頼もうかな」
「ああ、いつでもいいぞ」
ベッドの二段目でゴロゴロしていたパトリが話しかけてきた。
ゴロゴロする時間があるなら、私を探しに来てもいいと思うぞ。
それとも、このガミガミ怒っている女に止められたのか?
「汚い服。子供じゃないんだから、汚さずに帰って来れないの? それに剣と上着はどこ? まさか、失くしたとか言わないでしょうね」
「まぁまぁまぁ。無事に帰って来たからいいじゃん。ギルっちは気にしないで、早く着替えて、夕食作っていいから」
おい!
結局、私の心配よりも夕飯の心配か。
「剣と上着はトリケラトプスを倒すのに使ったから、もうこの世に無い。だが、代わりにもっと凄い物を持って来たぞ。この背中にある」
あまり勿体ぶっても意味がない。
身体の蔓草をミアに切ってもらうと、私はテーブルの上に緑色の皮包みを置いた。
緑色の皮包みを三枚広げると、中から大量の真っ白い牙が現れた。
「何これ?」
「ティラノサウルスの牙だ。これも私が倒してきた」
ケイトが白い牙を覗き込んで、首を傾げている。
分からないようだから、教えてやった。
「へぇ~~、それで本体はどこ? 角に牙に肝心の本体はどこにもない。倒したという証拠はどこにあるの? 見せてよ」
「あんなデカイのを持って来れる訳ないだろう。だから、代わりにコレを持って来た——」
どうしても、ケイトは私が倒した事が信じられないようだ。
人を信じる心というか、父親を信じる心が欠落しているのだろう。
ズボンの左ポケットに左手を突っ込むと、まずは灰色魔石三個をテーブルの上に置いた。
これで信じてくれるかな?
「トリケラトプスの魔石だ。これが倒したという証拠だ」
「……へぇー、この泥棒ぉ‼︎」
「へぶぅっ!」
パァチン‼︎
一瞬の沈黙の後、ケイトの右の平手が顔面に飛んできた。
私は運転席と助手席の間に倒れ込んだ。
「あっ~あ、これは駄目だよ……ギルっち。横領の次は泥棒に転職したの?」
「な、な、何を言っているんだ⁉︎」
テーブルに置いた灰色魔石を一個持って、ミアが首を左右に振って、私を呆れた感じに見ている。
更にケイトがズカズカと向かってくると、倒れている私の尻を思いっきり蹴り上げた。
「この腐れ犯罪者が! やっぱり盗んだわね!」
「おふっ! おおおおおおっ!」
悶絶する私に向かって、更にもうひと蹴り、理不尽な暴力が振るわれた。
ズドォーン‼︎ おぐっ! 一体、これはどういう事だ⁉︎
「まったく、この薄汚い横領の泥棒野朗! 隠していた魔石を盗ったわね」
「な、何を言っているんだ! その魔石は私が取ってきた物だ! 盗んだ物じゃない!」
「盗っ人が嘘吐くじゃないわよ!」
「おぐっ、おふっ! こ、こら、蹴るのをやめろ!」
意味不明な罪でケイトに足蹴りされまくる。
盗んだ? 泥棒? コイツらは何を言っているんだ。
「ケイト、蹴るのはやめた方がいいよ」
「駄目よ。泥棒横領ジジイには、しっかりと罰を与えないと反省しないでしょう」
「でも、魔石盗まれてないよ」
「えっ?」
パトリが呼びかけて、親父狩りを止めようとしている。
ケイトと一緒にベッドから降りたパトリを見ると、手に茶色い箱を持っていた。
その蓋の開いた箱の中には、灰色の魔石がずらりと十二個の灰色魔石が並んでいる。
「ほら、一個も盗まれてないよ。全部あるよ」
「……今日はこの辺で許してあげるから、さっさと夕食を作りなさい」
ケイトは蹴るのをやめると、何食わぬ顔でソファーに座った。
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