27 / 57
24・修業着卒業
しおりを挟む
「……あれ、ここ……何処?」
目が覚めると何故か地面に寝ていた。
それに右頬がめちゃくちゃ痛い。
「ようやく起きたか。女みてえなパンチ打ちやがって。たったの一発で失神とか情けねえ奴だな」
女みたいなパンチって、それってヤバイパンチってことかな。
師匠も一応女だし、褒められてんだよね。
「すみません。鍛錬不足でした」
もちろんそんなわけないのは師匠の顔を見れば分かる。
ここは両手を地面に合わせて謝罪だ。
ついでに師匠の服に焦げ穴開けちゃったのも謝罪だ。
「自覚はあるみたいだな。よし、その服脱いでいいぞ」
「えっ……なんでですか?」
この寝る時も着ないといけないクソ重いだけの服を脱いでいいだって。
まさか、僕殺されるんじゃ。死体に服は必要ないし。
「なんでって、そりゃー合格祝いに決まってるだろ。今のお前なら火炙りぐらいは脱出出来るからな。その基礎鍛錬用の修業着はもう必要ないってわけだ」
「えっ、本当にいいんですか⁉︎」
「いいって言ってだろ」
な、な、なんて優しい師匠なんだ。こんな人、見たことない。
「ありがとうございます!」
「……おい、蹴り潰すぞ」
「ひぃぃ!」
さっそく服を脱ごうとしたら、師匠が恐ろしい顔で睨んできた。
僕の股間の××××が恐怖で縮こまった。
理由は知らないけど、僕の××××を見ると師匠がキレる。
「着替えるなら自分の部屋でしろ。誰にも見られるんじゃねえぞ」
「は、はい。あっ、でも僕、この服以外持ってないです」
最初に着ていた服は捨てられてしまった。
今は同じ修業着が四着、予備で部屋に置かれているだけだ。
「それなら俺が子供の頃に着ていた服をセラに用意させている。アイツの部屋にあるはずだから貰って来い」
「ありがとうございます!」
やったぁー。火炙り卒業に重い服も卒業だ。
走って家に入るとセラさんの部屋に向かった。
「セラさん、いますか? 入りますよ」
扉を必ず叩いてから入れ。この家の基本ルールは知っている。
叩いたのでさっさと入ろう。
「早いわよ。いいって言ってないでしょ」
開けようとしたら扉の方から開いてくれた。
中から濡れた紫髪にタオルを乗せたセラさんが出てきた。
「それで何か用なの? こっちは走ってきて疲れてんだから早くしてよね」
お風呂入る元気はあるんですね、とは言わないでおこう。
僕もさっさと服を貰って風呂に入って、ベッドでゴロゴロしたい。
組み手があるから、ゴロゴロは許されないだろうけど。
「師匠の子供服を貰いに来ました」
「ああ、あのめっちゃ可愛い服ね。あの服着る勇気は私にはないわね」
「そんなにヤバイんですか?」
師匠の子供服だ。今の師匠は黒い服を着ている。
その黒い服の背中側の裏地には、何か金色に輝く生き物が刺繍されている。
何度も見ようとしているけど、何の生き物なのか未だに分からない。
師匠が言うには「これが見れるのは俺が本気で相手する時だ」らしい。
「それは自分で着て確かめるのね。ほら、あの箱に着れそうな服集めておいたから、部屋に持っていきなさい」
「はぁーい」
言われた通りに長方形の木箱を抱えると、僕の部屋に運んでベッドの上に置いた。
「どんなのかなぁ~?」
今の師匠のカッコいい服と違い、セラさんが言うには可愛い服らしい。
そういえば初めてこの家に来た時にも、師匠が可愛い服と言っていた気がする。
「……えっ、嘘だよね」
期待しつつ蓋を押し上げて開いてみた。
すると、中に信じられない服が入っていた。
「ス、スカートだって⁉︎」
赤と黒のチェック柄のミニスカートが出てきた。
水色と白も出てきた。ワンピースまで出てきた。
膝上までしかない短いズボンまで出てきた。
まさか子供時代の師匠が露出狂の変態だとは思わなかった。
こんなの足の下半分以上を見せているようなものだ。
「ごくり……確かにこれは勇気がいるかも」
長袖長ズボンから、いきなりミニスカートは流石に抵抗がある。
「やるしかないか」
だが、それでも着ないという選択はない。
着る勇気もないが、師匠が用意した服を着ないという勇気もない。
だったら殴られたくない勇気を出そうと思う。
重い修業着を脱ぎ捨てると、一番スカートの裾が長かった青と白のワンピースを着てみた。
袖は肩を隠せる程度に短い。けれども、スネを半分隠せる程度には長い。
これなら両袖を引き千切られた修業着みたいなものだ。
「ヤバイ。超軽い」
その場でクルッと一回転してみた。
羽根だ。羽根になった。服の裾が舞っている。
重かった修業着ではありえない動きだ。
「あっ、靴下だ。靴もある!」
もっと何かあるかと下の方も探してみた。箱の中から縞々の靴下を発見した。
サンダルと黒いブーツも入っていた。蝶ネクタイや髪留めなんかも入っていた。
師匠も可愛い物に興味があったんだな。……なんて月日は残酷なんだ。
「よし、行こう」
装備は整えた。
少し伸びた青黒い髪には植物で編まれた帽子、足には靴下と黒いブーツを装備した。
箱に入っていた手鏡で何度も姿を確認して、ようやく師匠に見せる覚悟が出来た。
「お待たせ……」
覚悟を決めて家の外に出たのに誰もいなかった。
師匠は自己鍛錬、姉弟子達は一人を除いてサボっているのだろう。
仕方ないから姉弟子達にこの服の感想を聞いてみよう。
まずはセラさんの部屋だ。
「すみません。いいですか?」
扉を優しく叩いて、ちょっと可愛い感じの声で言ってみた。
ちょっと待つと部屋の扉が開いて、顔を出したセラさんがジッと僕を見た後に言ってきた。
「……だれ?」
「僕ですよ。ルモです」
「えぇー嘘ぉー」
「本当ですって。僕ですよ」
きちんと名乗ったのにセラさんが信じられないって顔で言ってきた。
なのでもう一度名乗った。もしかするととんでもなく可愛いのかもしれない。
「そういう意味じゃないわよ。何でこんなに肌が綺麗なのよ。毎日焼かれて、殴られているのに」
「さあ、そんなこと言われても」
僕の腕を撫で回して文句を言われても、これは僕の所為じゃない。
「それよりも可愛くないですか?」
文句よりも服の感想を聞きたい。
「あーそうかもね」
「やっぱり可愛いんですね。困ったなぁ~、モテモテになっちゃうかも」
「……」
聞いてみた結果、僕は可愛いみたいだ。
セラさんもあまりの可愛さに黙ってしまった。
目が覚めると何故か地面に寝ていた。
それに右頬がめちゃくちゃ痛い。
「ようやく起きたか。女みてえなパンチ打ちやがって。たったの一発で失神とか情けねえ奴だな」
女みたいなパンチって、それってヤバイパンチってことかな。
師匠も一応女だし、褒められてんだよね。
「すみません。鍛錬不足でした」
もちろんそんなわけないのは師匠の顔を見れば分かる。
ここは両手を地面に合わせて謝罪だ。
ついでに師匠の服に焦げ穴開けちゃったのも謝罪だ。
「自覚はあるみたいだな。よし、その服脱いでいいぞ」
「えっ……なんでですか?」
この寝る時も着ないといけないクソ重いだけの服を脱いでいいだって。
まさか、僕殺されるんじゃ。死体に服は必要ないし。
「なんでって、そりゃー合格祝いに決まってるだろ。今のお前なら火炙りぐらいは脱出出来るからな。その基礎鍛錬用の修業着はもう必要ないってわけだ」
「えっ、本当にいいんですか⁉︎」
「いいって言ってだろ」
な、な、なんて優しい師匠なんだ。こんな人、見たことない。
「ありがとうございます!」
「……おい、蹴り潰すぞ」
「ひぃぃ!」
さっそく服を脱ごうとしたら、師匠が恐ろしい顔で睨んできた。
僕の股間の××××が恐怖で縮こまった。
理由は知らないけど、僕の××××を見ると師匠がキレる。
「着替えるなら自分の部屋でしろ。誰にも見られるんじゃねえぞ」
「は、はい。あっ、でも僕、この服以外持ってないです」
最初に着ていた服は捨てられてしまった。
今は同じ修業着が四着、予備で部屋に置かれているだけだ。
「それなら俺が子供の頃に着ていた服をセラに用意させている。アイツの部屋にあるはずだから貰って来い」
「ありがとうございます!」
やったぁー。火炙り卒業に重い服も卒業だ。
走って家に入るとセラさんの部屋に向かった。
「セラさん、いますか? 入りますよ」
扉を必ず叩いてから入れ。この家の基本ルールは知っている。
叩いたのでさっさと入ろう。
「早いわよ。いいって言ってないでしょ」
開けようとしたら扉の方から開いてくれた。
中から濡れた紫髪にタオルを乗せたセラさんが出てきた。
「それで何か用なの? こっちは走ってきて疲れてんだから早くしてよね」
お風呂入る元気はあるんですね、とは言わないでおこう。
僕もさっさと服を貰って風呂に入って、ベッドでゴロゴロしたい。
組み手があるから、ゴロゴロは許されないだろうけど。
「師匠の子供服を貰いに来ました」
「ああ、あのめっちゃ可愛い服ね。あの服着る勇気は私にはないわね」
「そんなにヤバイんですか?」
師匠の子供服だ。今の師匠は黒い服を着ている。
その黒い服の背中側の裏地には、何か金色に輝く生き物が刺繍されている。
何度も見ようとしているけど、何の生き物なのか未だに分からない。
師匠が言うには「これが見れるのは俺が本気で相手する時だ」らしい。
「それは自分で着て確かめるのね。ほら、あの箱に着れそうな服集めておいたから、部屋に持っていきなさい」
「はぁーい」
言われた通りに長方形の木箱を抱えると、僕の部屋に運んでベッドの上に置いた。
「どんなのかなぁ~?」
今の師匠のカッコいい服と違い、セラさんが言うには可愛い服らしい。
そういえば初めてこの家に来た時にも、師匠が可愛い服と言っていた気がする。
「……えっ、嘘だよね」
期待しつつ蓋を押し上げて開いてみた。
すると、中に信じられない服が入っていた。
「ス、スカートだって⁉︎」
赤と黒のチェック柄のミニスカートが出てきた。
水色と白も出てきた。ワンピースまで出てきた。
膝上までしかない短いズボンまで出てきた。
まさか子供時代の師匠が露出狂の変態だとは思わなかった。
こんなの足の下半分以上を見せているようなものだ。
「ごくり……確かにこれは勇気がいるかも」
長袖長ズボンから、いきなりミニスカートは流石に抵抗がある。
「やるしかないか」
だが、それでも着ないという選択はない。
着る勇気もないが、師匠が用意した服を着ないという勇気もない。
だったら殴られたくない勇気を出そうと思う。
重い修業着を脱ぎ捨てると、一番スカートの裾が長かった青と白のワンピースを着てみた。
袖は肩を隠せる程度に短い。けれども、スネを半分隠せる程度には長い。
これなら両袖を引き千切られた修業着みたいなものだ。
「ヤバイ。超軽い」
その場でクルッと一回転してみた。
羽根だ。羽根になった。服の裾が舞っている。
重かった修業着ではありえない動きだ。
「あっ、靴下だ。靴もある!」
もっと何かあるかと下の方も探してみた。箱の中から縞々の靴下を発見した。
サンダルと黒いブーツも入っていた。蝶ネクタイや髪留めなんかも入っていた。
師匠も可愛い物に興味があったんだな。……なんて月日は残酷なんだ。
「よし、行こう」
装備は整えた。
少し伸びた青黒い髪には植物で編まれた帽子、足には靴下と黒いブーツを装備した。
箱に入っていた手鏡で何度も姿を確認して、ようやく師匠に見せる覚悟が出来た。
「お待たせ……」
覚悟を決めて家の外に出たのに誰もいなかった。
師匠は自己鍛錬、姉弟子達は一人を除いてサボっているのだろう。
仕方ないから姉弟子達にこの服の感想を聞いてみよう。
まずはセラさんの部屋だ。
「すみません。いいですか?」
扉を優しく叩いて、ちょっと可愛い感じの声で言ってみた。
ちょっと待つと部屋の扉が開いて、顔を出したセラさんがジッと僕を見た後に言ってきた。
「……だれ?」
「僕ですよ。ルモです」
「えぇー嘘ぉー」
「本当ですって。僕ですよ」
きちんと名乗ったのにセラさんが信じられないって顔で言ってきた。
なのでもう一度名乗った。もしかするととんでもなく可愛いのかもしれない。
「そういう意味じゃないわよ。何でこんなに肌が綺麗なのよ。毎日焼かれて、殴られているのに」
「さあ、そんなこと言われても」
僕の腕を撫で回して文句を言われても、これは僕の所為じゃない。
「それよりも可愛くないですか?」
文句よりも服の感想を聞きたい。
「あーそうかもね」
「やっぱり可愛いんですね。困ったなぁ~、モテモテになっちゃうかも」
「……」
聞いてみた結果、僕は可愛いみたいだ。
セラさんもあまりの可愛さに黙ってしまった。
10
あなたにおすすめの小説
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる