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第九章 神の名を持つ男vs神域の支配者
第104話 倒せない怪物と第一住民
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「ハァァッ!」
「キャ、キャン……!」
絶滅したはずの狼達を鉄剣を振り回して、容赦なく真っ二つに瞬殺していく。
トンネルの壁を蹴り付けて空中に高く跳び上がると、連続回転斬りで空中の大鷲達を撃墜した。
簡単な試練の弓矢ゴブリンと同程度の強さだ。
「肉なら食えるかな?」
死体の使い方が分からない。火があれば、大鷲は焼き鳥にして食べられそうだ。
でも、ラス様がママの老廃物から生まれた怪物だと言っていた。
老廃物と言っても、髪の毛、爪、垢、オシッコ、ウンチと色々ある。
とりあえず全部NGだから、宝箱に放り込んで、湧き水で手を洗った。
「住んでいる人がいると思うんだけど、町みたいな所があるのか?」
狼と大鷲を倒しながら、トンネル内の複数の横穴を調べていく。
ベッドに剣に鎧だ。使用している人、作っている人がいるはずだ。
でも、ママに見つかると殺されるらしいから、住民にも見つからない方がいい。
猫耳と尻尾が消えたら、速やかに鉄格子の出口にGOだ。
「回復薬がないと本当に死ぬぞ」
宝箱から丸盾を見つけた。欲しい物はなかなか手に入らないみたいだ。
まだまだ無傷の勝利を続けるしかない。人間よりも少しは高い自然回復力に期待しよう。
「まだまだ行けそうだな」
狼・大鷲エリアを抜けると、今度は大蛇と大猪が現れた。
肉食系が続いているから、剥がれ落ちた皮膚とかかもしれない。
だとしたら、スライムと大ナメクジはお股のエッチ汁かもしれない。
そう考えるとちょっと興奮してしまうから、唾液に変更しよう。
「ハァァッ!」
「シャガァ……!」
向かってきた大蛇の噛み付く攻撃を横に素早く避けて、両手に持った鉄剣を力一杯、蛇頭に振り落とした。
胴体から落ちた頭がまだ動いている。全力の一撃を振り落としてトドメを刺した。
「ふぅー、今日はこの辺で終わるか」
流石に疲れてきた。今日は鉄剣とベッドがあった部屋に篭城する。
髪は全部黒髪に戻ったから、次は猫耳か尻尾が消えるはずだ。
「ふわぁ~ぁ……意外と寝れたな」
多分、二日目の朝。元気に起きると扉を塞いでいたベッドを動かした。
扉は内開きだから、扉の前にベッドを置けば、誰か来た時は起こしてくれる。
「まさか、尻を水で洗う日が来るとは思わなかった」
トイレもトイレットペーパーもない。
その辺で済ませると、少し復活しているスライムと大ナメクジに朝食を差し上げた。
尻を湧き水で綺麗に洗って、ベッドのシーツで綺麗に拭いた。
「今日はゾンビの方に行くか」
噛まれると危険だけど、早歩きゾンビに噛まれるとは思えない。
それに大蛇と大猪は倒したから数が減っている。危険だけど、早く外に出るには数を倒すしかない。
大コウモリと大ガエルを倒して、ゾンビエリアにやって来た。
「オラッ! セィッ!」
「ふがぁ……!」
対人戦は剣士ゴブリンで慣れている。
ゾンビを左手の盾で殴り飛ばして、頭に右手の鉄剣を振り落とす。
ゾンビ以外にも、全身骸骨の剣を持ったスケルトンも現れたが、こっちも問題なく倒せた。
腐った肉と骸骨を宝箱に放り込んで、湧き水で手を洗いながら進んでいく。
(剣、盾、鎧の次と言えば何だ?)
歩きながら考えてみた。普通に考えたら服か靴だと思う。
ゲームならば、お金が入っているのも定番だ。
でも、今一番欲しいのは武器だ。怪物の身体がかなり硬くなってきた。
スケルトンが持っている剣は折れたら直らない。
腕力と技術で斬りやすい部位を狙うのも限界がある。
「残るは猫耳だけか」
ゾンビとスケルトンを倒しまくって邪魔な尻尾が消えた。
早く人間になりたいぁー、ではないけど、あと少しの辛抱だ。
「おっ、宝箱発見だ!」
もうこれ以外の楽しみがない。
見つけた宝箱の蓋を急いで開けた。中身は両刃の細長い鉄剣だった。
刀身の長さが少し長くなったけど、強度は落ちた気がする。
片手でも振りやすいから、スピード重視には向いている。
「セィッ!」
「じぃ……!」
ゾンビで剣の試し斬りをしてみた。
斬れ味は悪くないようだ。頭を横真っ二つに出来た。
でも、剣で斬れない怪物の倒し方が分からない。
薄紫色の半透明な幽霊が襲ってきた。
顔と口の部分に穴が空いていて、人間の身体は上半身だけだ。
下半身はソフトクリームの先のように伸びている。
「ブァァァ!」
「ヤァッ、ヤァッ……くっ、全然斬れない!」
剣で身体を何度も斬っているのに、何も感じていないように拳で殴ってくる。
ゴーストの拳に殴られると、身体は何ともないのに気分だけが悪くなる。
倒せない怪物がいるとは聞いてない。
「はぁ、はぁ……ここは逃げ回るエリアみたいだ」
出現するゴーストも青白い火の玉も倒せそうにない。
通り抜けるか、引き返して倒せる怪物を狙った方が無難だ。ここは無理せずに引き返す方を選んだ。
ゲームだと大抵は無理して進むと、強いのが出てきて倒される。
「最深部まで行けば、強力な武器とかありそうなんだけどなぁー」
大蛇・大猪エリアに到着した。同じ鉄剣でも、細い鉄剣の方が斬れ味が良い。
でも、やっぱり強度は下がったから、頻繁に修理しないといけなくなった。
「あっ⁉︎」
……ヤバっ! あれ、住民じゃないのか!
人影が見えた瞬間に近くの横穴に走って隠れた。
ゾンビで人影は見慣れているけど、茶色い服着た怪物はいなかった。
……ふぅー、危なかった。
通り過ぎるのを確認すると、後ろから観察させてもらった。
真っ赤な髪に緑色の肌をしている。ゴブリンのカエル顔と違って、鬼のような険しい顔をしている。
二メートル程の大きな身体と顔立ちで判断すれば、間違いなく種族は鬼族のオーガだ。
(地獄を管理しているのは鬼らしいから、このダンジョンの管理人かもしれないな)
多分見つかったら、血の池地獄に針山地獄が待っている。
金棒は持ってないけど、大きな斧は持っていた。久し振りの人肉を自主的に振る舞うつもりはない。
次のエリアを確認して、倒せそうだったら素早く倒して鉄格子に向かおう。
「よし、行けそうだ!」
背中がブツブツの青白いカエルに、クモの足が生えた気持ち悪い大蜘蛛。
サメの頭と身体に、ワニのような短い手足が生えた灰色のワニ鮫。
自分の常識がおかしくなっている。普通はどっちも出会ったら逃げ出す怪物だ。
「トリャー!」
「ぴぃ……!」
太い鉄剣をぶん投げて、大蜘蛛の頭に突き刺した。
あの色は絶対に悪い病気を持っている。蜘蛛糸を吐き出す前に倒させてもらった。
ワニ鮫は鋭い大口を開けて、猪突猛進で突っ込んでくるだけだ。
上に跳んで落下串刺しで背中に乗れば、あとは滅多刺しで簡単に倒せる。
たまに回転するけど、サメサーフィンだと思って、上手く乗り切るしかない。
「んあっ⁉︎ おお、おおッッ!」
投剣で大蜘蛛を倒すと、全身の筋肉が一瞬だけ波打つように膨れ上がった。
猫耳が消えて、普通の位置に人間の耳が生えた。全身から力が溢れてくる。
下級の神の力を手に入れたのかもしれない。
「よし、試してみるか」
レベルアップ進化したのなら、相当に強くなっているはずだ。
まずは全力疾走してみた。さっきよりも五倍は速い。
力も五倍も上がっているなら、ワニ鮫の輪切りも余裕で出来るはずだ。
「シュッ!」
「グガァァ……!」
トンネルを真っ直ぐに走って、視界に入った大蜘蛛とワニ鮫を紙切れのように瞬殺していく。
やはり相当に強くなっている。トンネルにさっきの薄紫色の半透明ゴーストが現れた。
今度は余裕で倒せるはずだ。神速の一振りを振り上げて、ゴーストを両断した。
「ブァァァ!」
「フッ。一撃では足りないようだ」
一撃どころか、二十撃でも倒せなかった。絶対に剣が悪い。
斬りまくっているのに、ゴーストが普通に殴ってくる。
「くっ、今日はこの辺で許してやる!」
時間の無駄なのは分かった。きっと気のようなもので攻撃しないと倒せない。
トンネルを引き返して、倒した怪物を宝箱の中に放り込んだ。
とりあえず下級神にはなれたと思う。
鉄格子の前でハチ公のようにラス様を待つとしよう。
「んっ?」
「あっ……」
トンネルの横穴から、さっきの緑鬼が出てきて、バッチリ目が合ってしまった。
ここから逃げると怪しまれる。騒がれないように同じ住民として挨拶して、隙を見てブチ殺そう。
「キャ、キャン……!」
絶滅したはずの狼達を鉄剣を振り回して、容赦なく真っ二つに瞬殺していく。
トンネルの壁を蹴り付けて空中に高く跳び上がると、連続回転斬りで空中の大鷲達を撃墜した。
簡単な試練の弓矢ゴブリンと同程度の強さだ。
「肉なら食えるかな?」
死体の使い方が分からない。火があれば、大鷲は焼き鳥にして食べられそうだ。
でも、ラス様がママの老廃物から生まれた怪物だと言っていた。
老廃物と言っても、髪の毛、爪、垢、オシッコ、ウンチと色々ある。
とりあえず全部NGだから、宝箱に放り込んで、湧き水で手を洗った。
「住んでいる人がいると思うんだけど、町みたいな所があるのか?」
狼と大鷲を倒しながら、トンネル内の複数の横穴を調べていく。
ベッドに剣に鎧だ。使用している人、作っている人がいるはずだ。
でも、ママに見つかると殺されるらしいから、住民にも見つからない方がいい。
猫耳と尻尾が消えたら、速やかに鉄格子の出口にGOだ。
「回復薬がないと本当に死ぬぞ」
宝箱から丸盾を見つけた。欲しい物はなかなか手に入らないみたいだ。
まだまだ無傷の勝利を続けるしかない。人間よりも少しは高い自然回復力に期待しよう。
「まだまだ行けそうだな」
狼・大鷲エリアを抜けると、今度は大蛇と大猪が現れた。
肉食系が続いているから、剥がれ落ちた皮膚とかかもしれない。
だとしたら、スライムと大ナメクジはお股のエッチ汁かもしれない。
そう考えるとちょっと興奮してしまうから、唾液に変更しよう。
「ハァァッ!」
「シャガァ……!」
向かってきた大蛇の噛み付く攻撃を横に素早く避けて、両手に持った鉄剣を力一杯、蛇頭に振り落とした。
胴体から落ちた頭がまだ動いている。全力の一撃を振り落としてトドメを刺した。
「ふぅー、今日はこの辺で終わるか」
流石に疲れてきた。今日は鉄剣とベッドがあった部屋に篭城する。
髪は全部黒髪に戻ったから、次は猫耳か尻尾が消えるはずだ。
「ふわぁ~ぁ……意外と寝れたな」
多分、二日目の朝。元気に起きると扉を塞いでいたベッドを動かした。
扉は内開きだから、扉の前にベッドを置けば、誰か来た時は起こしてくれる。
「まさか、尻を水で洗う日が来るとは思わなかった」
トイレもトイレットペーパーもない。
その辺で済ませると、少し復活しているスライムと大ナメクジに朝食を差し上げた。
尻を湧き水で綺麗に洗って、ベッドのシーツで綺麗に拭いた。
「今日はゾンビの方に行くか」
噛まれると危険だけど、早歩きゾンビに噛まれるとは思えない。
それに大蛇と大猪は倒したから数が減っている。危険だけど、早く外に出るには数を倒すしかない。
大コウモリと大ガエルを倒して、ゾンビエリアにやって来た。
「オラッ! セィッ!」
「ふがぁ……!」
対人戦は剣士ゴブリンで慣れている。
ゾンビを左手の盾で殴り飛ばして、頭に右手の鉄剣を振り落とす。
ゾンビ以外にも、全身骸骨の剣を持ったスケルトンも現れたが、こっちも問題なく倒せた。
腐った肉と骸骨を宝箱に放り込んで、湧き水で手を洗いながら進んでいく。
(剣、盾、鎧の次と言えば何だ?)
歩きながら考えてみた。普通に考えたら服か靴だと思う。
ゲームならば、お金が入っているのも定番だ。
でも、今一番欲しいのは武器だ。怪物の身体がかなり硬くなってきた。
スケルトンが持っている剣は折れたら直らない。
腕力と技術で斬りやすい部位を狙うのも限界がある。
「残るは猫耳だけか」
ゾンビとスケルトンを倒しまくって邪魔な尻尾が消えた。
早く人間になりたいぁー、ではないけど、あと少しの辛抱だ。
「おっ、宝箱発見だ!」
もうこれ以外の楽しみがない。
見つけた宝箱の蓋を急いで開けた。中身は両刃の細長い鉄剣だった。
刀身の長さが少し長くなったけど、強度は落ちた気がする。
片手でも振りやすいから、スピード重視には向いている。
「セィッ!」
「じぃ……!」
ゾンビで剣の試し斬りをしてみた。
斬れ味は悪くないようだ。頭を横真っ二つに出来た。
でも、剣で斬れない怪物の倒し方が分からない。
薄紫色の半透明な幽霊が襲ってきた。
顔と口の部分に穴が空いていて、人間の身体は上半身だけだ。
下半身はソフトクリームの先のように伸びている。
「ブァァァ!」
「ヤァッ、ヤァッ……くっ、全然斬れない!」
剣で身体を何度も斬っているのに、何も感じていないように拳で殴ってくる。
ゴーストの拳に殴られると、身体は何ともないのに気分だけが悪くなる。
倒せない怪物がいるとは聞いてない。
「はぁ、はぁ……ここは逃げ回るエリアみたいだ」
出現するゴーストも青白い火の玉も倒せそうにない。
通り抜けるか、引き返して倒せる怪物を狙った方が無難だ。ここは無理せずに引き返す方を選んだ。
ゲームだと大抵は無理して進むと、強いのが出てきて倒される。
「最深部まで行けば、強力な武器とかありそうなんだけどなぁー」
大蛇・大猪エリアに到着した。同じ鉄剣でも、細い鉄剣の方が斬れ味が良い。
でも、やっぱり強度は下がったから、頻繁に修理しないといけなくなった。
「あっ⁉︎」
……ヤバっ! あれ、住民じゃないのか!
人影が見えた瞬間に近くの横穴に走って隠れた。
ゾンビで人影は見慣れているけど、茶色い服着た怪物はいなかった。
……ふぅー、危なかった。
通り過ぎるのを確認すると、後ろから観察させてもらった。
真っ赤な髪に緑色の肌をしている。ゴブリンのカエル顔と違って、鬼のような険しい顔をしている。
二メートル程の大きな身体と顔立ちで判断すれば、間違いなく種族は鬼族のオーガだ。
(地獄を管理しているのは鬼らしいから、このダンジョンの管理人かもしれないな)
多分見つかったら、血の池地獄に針山地獄が待っている。
金棒は持ってないけど、大きな斧は持っていた。久し振りの人肉を自主的に振る舞うつもりはない。
次のエリアを確認して、倒せそうだったら素早く倒して鉄格子に向かおう。
「よし、行けそうだ!」
背中がブツブツの青白いカエルに、クモの足が生えた気持ち悪い大蜘蛛。
サメの頭と身体に、ワニのような短い手足が生えた灰色のワニ鮫。
自分の常識がおかしくなっている。普通はどっちも出会ったら逃げ出す怪物だ。
「トリャー!」
「ぴぃ……!」
太い鉄剣をぶん投げて、大蜘蛛の頭に突き刺した。
あの色は絶対に悪い病気を持っている。蜘蛛糸を吐き出す前に倒させてもらった。
ワニ鮫は鋭い大口を開けて、猪突猛進で突っ込んでくるだけだ。
上に跳んで落下串刺しで背中に乗れば、あとは滅多刺しで簡単に倒せる。
たまに回転するけど、サメサーフィンだと思って、上手く乗り切るしかない。
「んあっ⁉︎ おお、おおッッ!」
投剣で大蜘蛛を倒すと、全身の筋肉が一瞬だけ波打つように膨れ上がった。
猫耳が消えて、普通の位置に人間の耳が生えた。全身から力が溢れてくる。
下級の神の力を手に入れたのかもしれない。
「よし、試してみるか」
レベルアップ進化したのなら、相当に強くなっているはずだ。
まずは全力疾走してみた。さっきよりも五倍は速い。
力も五倍も上がっているなら、ワニ鮫の輪切りも余裕で出来るはずだ。
「シュッ!」
「グガァァ……!」
トンネルを真っ直ぐに走って、視界に入った大蜘蛛とワニ鮫を紙切れのように瞬殺していく。
やはり相当に強くなっている。トンネルにさっきの薄紫色の半透明ゴーストが現れた。
今度は余裕で倒せるはずだ。神速の一振りを振り上げて、ゴーストを両断した。
「ブァァァ!」
「フッ。一撃では足りないようだ」
一撃どころか、二十撃でも倒せなかった。絶対に剣が悪い。
斬りまくっているのに、ゴーストが普通に殴ってくる。
「くっ、今日はこの辺で許してやる!」
時間の無駄なのは分かった。きっと気のようなもので攻撃しないと倒せない。
トンネルを引き返して、倒した怪物を宝箱の中に放り込んだ。
とりあえず下級神にはなれたと思う。
鉄格子の前でハチ公のようにラス様を待つとしよう。
「んっ?」
「あっ……」
トンネルの横穴から、さっきの緑鬼が出てきて、バッチリ目が合ってしまった。
ここから逃げると怪しまれる。騒がれないように同じ住民として挨拶して、隙を見てブチ殺そう。
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