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第六章 記憶喪失の少年vs中華人民共和国
第73話 怒りの叔父貴と二度目の降臨
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「俺に従え!」
『了解した』
中国硬貨を入れて、青鬼が命じると三つの賽銭箱が応えた。
猫耳生やした毛むくじゃらの可愛い叔父貴にはならなかった。
代わりに顔や腕に赤く太い血管が浮かび上がった。
「うおおーッッ! 覚悟しろ、小僧ぉー! 怒り心頭に発する。俺の力は怒りはすでに頂点だ!」
叔父貴が雄叫びを上げると、地面を踏み砕いて向かってきた。叔父貴の能力は聞いている。
『怒り』だ。怒れば怒るほどに、攻撃力と防御力が増加するそうだ。つまりこれ以上は強くならない。
「じゃあ、遠慮なく殺させてもらいます」
賽銭箱からM32グレネードランチャーを取り出した。
装甲車を破壊できるグレネード弾で、叔父貴をバラバラに破壊する。
左手の青龍刀のボタンを押して背後を取ると、次に右手の引き金を引いた。
「ぐがぁぁ……!」
クリーニング代は葬儀代と一緒に払ってやる。紫色のビジネスシャツに大穴が空いた。
だけど、叔父貴の身体には空いていない。流石に一発では無理みたいだ。
次々に撃って、叔父貴のシャツを引ん剥いていく。
「これでは無理か……次の手だな」
全弾使っても、出来たのは叔父貴のストリップショーだけだった。
叔父貴の傷だらけの上半身を見て、観客達が大興奮している。
「叔父貴に飛び道具なんて効くかよ!」
「叔父貴! そのゴミを殺してください!」
「玩具は使い終わったか? その刀は返してもらう」
「あっ、嘘だろう」
叔父貴が左手を向けて握ると、左手の青龍刀が溶けるように消えた。
自分で作った物は自由に消せるなんて聞いてない。
お陰で緊急避難できなくなった。
「こっちは力を温存したいのに」
叔父貴との肉弾戦が始まった。
賽銭箱から刀身が銀の鱗模様の刀を取り出した。
やっぱり火炎瓶で、叔父貴の丸焼きにすれば良かった。
「シュッ!」
「っぅ、少しは切れるのを持っているな」
右拳を避けると右腕に刀を振り下ろした。
切れ味鋭い刃で斬れたのは、三ミリあるかどうかだ。
叔父貴のスライスハムを作るしかない。
「ハァッ、リァッ!」
「っぅ、ふぅ、無駄だ。紙で何度切っても意味はない」
(アイツら、まさか……裏切るつもりか?)
老李達三人が戦いを見学している。こっちの決着を見てから始めるみたいだ。
多分、俺が死んだら、薬で言う事を聞かせられたと、和解を申し込むつもりだ。
俺の願いを叶えたい人間は俺しかいない。
この決闘に勝っても、エミリ達には良い事は一つもない。
裏切るには十分な理由だ。叔父貴を倒して言う事を聞かせるしかない。
観客達の前で淫らな姿を見せて、千人規模のレイプはされたくないだろう。
「何を笑っている?」
「お前を倒した後の事を考えていただけだ」
「鼠のように逃げ回るしか出来ないゴミ屑の分際で、この俺に勝てると思うなぁー!」
笑っていると叔父貴が睨んできた。
岩盤を壊す叔父貴の攻撃力と防御力は凄いけど、速さは俺の方が上だ。
攻撃を回避して、少しずつ身体を薄切りにしていく。
「グガゥッ! ラガァッ!」
「くっ、ぐっ……!」
まるで野獣のような戦い方だ。
両腕を振り回して、刀を弾き返して、殴ってくる。このままだと刀が殴り折られそうだ。
睡眠薬が賽銭箱にあるから、そろそろ傷口から摂取してもらう。
そして、安眠しているところを普通に殺す。
怒りが消えている状態ならば、簡単に斬り殺す事が出来るはずだ。
「まさか男に使う事になるとは……」
女子寮の女の子達に使うはずだった、大量の睡眠薬を投げつけていく。
小瓶の液体で濡れていく叔父貴が怒っているけど、すぐに安らかに眠れる。
その後はすぐに永眠させてやる。
「セィッ、セィッ、ドリャーッ!」
「おい、どういう事だ!」
叔父貴の拳の三連撃を躱して、ボロ賽銭箱に聞いた。
十五本の睡眠薬を投擲投与したのに、叔父貴がピンピンしている。
『怒りの精神効果だ。惚れ薬も効かない。代われ、私がやる』
「この程度の雑魚は俺一人で十分だ。また手に入れた賽銭箱を使うつもりか」
俺が中国娘達とだめぇアルしている間に、エミリに日本の賽銭箱探しを頼んだ。
手に入ったのは下級賽銭箱一つだけだ。それをまた消費するつもりはない。
神モードじゃなくて、神村モードで十分だ。
『私なら三秒で終わらせられる』
「また俺が意識を失っている間に何かするつもりだろ?」
『そんな事はしない。早く同意しろ。同意しないと出来ない』
叔父貴の拳を躱しながら、打つ手がない状況を賽銭箱と言い争う。
このボロ賽銭箱がボロ刀しか作れないから、ピンチになっている。
ボログレネードランチャーじゃなくて、核爆弾を出してくれれば、世界遺産ごと一件落着できる。
……よし、今から習○平国家主席を拉致して、核爆弾を一発だけ使わせてもらおう。
「鼠が余裕だな!」
「ながぁ⁉︎」
全力疾走の叔父貴と一緒に左拳が飛んできた。刀の刃を叔父貴に向けて、水平に構えた。
軽く後ろに跳んで、威力を落とそうとしたけど、殴られた刀身が砕け散った。
そのまま拳が胸に押しつけられて、地面に向かって振り抜かれた。
「がはぁっ……!」
地面に背中から叩きつけられた。
意識が飛びそうになるが、叔父貴の右足が胸に降ってきた。
両腕を交差して胸を防御した。
「終わりだ、鼠小僧!」
「ぐがぁ、ががあっ……!」
だけど、無関係に俺の身体を踏み壊して、完全に意識を奪い取った。
♢
「フン。ゴミ屑の分際で漁るゴミ箱を間違えたな。李、準備運動は終わりだ。どっちの女とやるつもりだ?」
「白虎の称号と青龍の賽銭箱を持っている王の娘とやりたい」
「ちょっと待って。私はその男に脅され……ぅ⁉︎」
「どうした?」
……ようやく代われた。
潰れた心臓と肺を神刀『月読命』を出現させて回復させていく。
ゆっくりと立ち上がると、無駄話をしている三人を見た。
お前達が戦う相手は私だ。
「六分で終わらせてやる。三人まとめてかかって来い」
口と鼻から出ている血を手の平を拭い取ると、左手の神刀の切っ先を三人に向けた。
「……見た目と雰囲気が変わったな。憑依系の能力か」
「どちらでもいい。首を引き千切れば終わりだ」
「私は無理よ! アイツの薬の所為で逆らえないんだから!」
二人は様子見、戦いたいのは張敏だけのようだ。歩いて向かってきた。
悪いが雑魚の相手は三秒で十分だ。走って向かうと、黒い刀身で男の胴体を斬り裂いた。
「……づぅ!」
「二秒で十分だったな」
倒れるまで待つつもりはない。そのまま老李と呼ばれる老人に向かった。
お前を殺せば終わりだ。
「張敏め、油断したか……」
近づく前に老李が目の前から消えた。動きは分かっている。
後ろを振り返ると、倒れている張敏の身体から三つの賽銭箱を抜き取っていた。
「礼を言う、お陰で手間が省けた。上級二個、中級六個だ。お前達の勝てる見込みはゼロだ」
勝利を確信しているのか、老李が愉快そうに笑った。
宙に浮く八つの賽銭箱に財布を逆さまにして、必要以上の硬貨を投入している。
「全ての力を一つにせよ」
『了解した』
老人が願いを言うと、八つの賽銭箱から大量の水が噴き出した。
老人の身体を包んで巨大な水の玉に変わると、数十本の水の手が飛び出した。
丸いムカデが地面を這っているようだ。
「醜い姿だ。すぐに終わらせてやる」
「残念……それは無理だ」
百に近い触手を生やした、八メートル程の球体が目の前から消えた。
持っている剣に瞬間移動を仕込んでいるようだ。
「それは見えている」
背後の気配を感じて、刀を何度も高速で振るった。
振り下ろされ、振り回された触手を全て斬り飛ばした。
身体から切り離された水触手が、地面の上を飛び跳ねている。
「次はお前の首だ」
「……なるほど。少しはやるようだ」
八つの賽銭箱に守られた老人に切っ先を向けて教えた。
まだ力の差が見えてないようだが、私にはお前の死しか見えていない。
『了解した』
中国硬貨を入れて、青鬼が命じると三つの賽銭箱が応えた。
猫耳生やした毛むくじゃらの可愛い叔父貴にはならなかった。
代わりに顔や腕に赤く太い血管が浮かび上がった。
「うおおーッッ! 覚悟しろ、小僧ぉー! 怒り心頭に発する。俺の力は怒りはすでに頂点だ!」
叔父貴が雄叫びを上げると、地面を踏み砕いて向かってきた。叔父貴の能力は聞いている。
『怒り』だ。怒れば怒るほどに、攻撃力と防御力が増加するそうだ。つまりこれ以上は強くならない。
「じゃあ、遠慮なく殺させてもらいます」
賽銭箱からM32グレネードランチャーを取り出した。
装甲車を破壊できるグレネード弾で、叔父貴をバラバラに破壊する。
左手の青龍刀のボタンを押して背後を取ると、次に右手の引き金を引いた。
「ぐがぁぁ……!」
クリーニング代は葬儀代と一緒に払ってやる。紫色のビジネスシャツに大穴が空いた。
だけど、叔父貴の身体には空いていない。流石に一発では無理みたいだ。
次々に撃って、叔父貴のシャツを引ん剥いていく。
「これでは無理か……次の手だな」
全弾使っても、出来たのは叔父貴のストリップショーだけだった。
叔父貴の傷だらけの上半身を見て、観客達が大興奮している。
「叔父貴に飛び道具なんて効くかよ!」
「叔父貴! そのゴミを殺してください!」
「玩具は使い終わったか? その刀は返してもらう」
「あっ、嘘だろう」
叔父貴が左手を向けて握ると、左手の青龍刀が溶けるように消えた。
自分で作った物は自由に消せるなんて聞いてない。
お陰で緊急避難できなくなった。
「こっちは力を温存したいのに」
叔父貴との肉弾戦が始まった。
賽銭箱から刀身が銀の鱗模様の刀を取り出した。
やっぱり火炎瓶で、叔父貴の丸焼きにすれば良かった。
「シュッ!」
「っぅ、少しは切れるのを持っているな」
右拳を避けると右腕に刀を振り下ろした。
切れ味鋭い刃で斬れたのは、三ミリあるかどうかだ。
叔父貴のスライスハムを作るしかない。
「ハァッ、リァッ!」
「っぅ、ふぅ、無駄だ。紙で何度切っても意味はない」
(アイツら、まさか……裏切るつもりか?)
老李達三人が戦いを見学している。こっちの決着を見てから始めるみたいだ。
多分、俺が死んだら、薬で言う事を聞かせられたと、和解を申し込むつもりだ。
俺の願いを叶えたい人間は俺しかいない。
この決闘に勝っても、エミリ達には良い事は一つもない。
裏切るには十分な理由だ。叔父貴を倒して言う事を聞かせるしかない。
観客達の前で淫らな姿を見せて、千人規模のレイプはされたくないだろう。
「何を笑っている?」
「お前を倒した後の事を考えていただけだ」
「鼠のように逃げ回るしか出来ないゴミ屑の分際で、この俺に勝てると思うなぁー!」
笑っていると叔父貴が睨んできた。
岩盤を壊す叔父貴の攻撃力と防御力は凄いけど、速さは俺の方が上だ。
攻撃を回避して、少しずつ身体を薄切りにしていく。
「グガゥッ! ラガァッ!」
「くっ、ぐっ……!」
まるで野獣のような戦い方だ。
両腕を振り回して、刀を弾き返して、殴ってくる。このままだと刀が殴り折られそうだ。
睡眠薬が賽銭箱にあるから、そろそろ傷口から摂取してもらう。
そして、安眠しているところを普通に殺す。
怒りが消えている状態ならば、簡単に斬り殺す事が出来るはずだ。
「まさか男に使う事になるとは……」
女子寮の女の子達に使うはずだった、大量の睡眠薬を投げつけていく。
小瓶の液体で濡れていく叔父貴が怒っているけど、すぐに安らかに眠れる。
その後はすぐに永眠させてやる。
「セィッ、セィッ、ドリャーッ!」
「おい、どういう事だ!」
叔父貴の拳の三連撃を躱して、ボロ賽銭箱に聞いた。
十五本の睡眠薬を投擲投与したのに、叔父貴がピンピンしている。
『怒りの精神効果だ。惚れ薬も効かない。代われ、私がやる』
「この程度の雑魚は俺一人で十分だ。また手に入れた賽銭箱を使うつもりか」
俺が中国娘達とだめぇアルしている間に、エミリに日本の賽銭箱探しを頼んだ。
手に入ったのは下級賽銭箱一つだけだ。それをまた消費するつもりはない。
神モードじゃなくて、神村モードで十分だ。
『私なら三秒で終わらせられる』
「また俺が意識を失っている間に何かするつもりだろ?」
『そんな事はしない。早く同意しろ。同意しないと出来ない』
叔父貴の拳を躱しながら、打つ手がない状況を賽銭箱と言い争う。
このボロ賽銭箱がボロ刀しか作れないから、ピンチになっている。
ボログレネードランチャーじゃなくて、核爆弾を出してくれれば、世界遺産ごと一件落着できる。
……よし、今から習○平国家主席を拉致して、核爆弾を一発だけ使わせてもらおう。
「鼠が余裕だな!」
「ながぁ⁉︎」
全力疾走の叔父貴と一緒に左拳が飛んできた。刀の刃を叔父貴に向けて、水平に構えた。
軽く後ろに跳んで、威力を落とそうとしたけど、殴られた刀身が砕け散った。
そのまま拳が胸に押しつけられて、地面に向かって振り抜かれた。
「がはぁっ……!」
地面に背中から叩きつけられた。
意識が飛びそうになるが、叔父貴の右足が胸に降ってきた。
両腕を交差して胸を防御した。
「終わりだ、鼠小僧!」
「ぐがぁ、ががあっ……!」
だけど、無関係に俺の身体を踏み壊して、完全に意識を奪い取った。
♢
「フン。ゴミ屑の分際で漁るゴミ箱を間違えたな。李、準備運動は終わりだ。どっちの女とやるつもりだ?」
「白虎の称号と青龍の賽銭箱を持っている王の娘とやりたい」
「ちょっと待って。私はその男に脅され……ぅ⁉︎」
「どうした?」
……ようやく代われた。
潰れた心臓と肺を神刀『月読命』を出現させて回復させていく。
ゆっくりと立ち上がると、無駄話をしている三人を見た。
お前達が戦う相手は私だ。
「六分で終わらせてやる。三人まとめてかかって来い」
口と鼻から出ている血を手の平を拭い取ると、左手の神刀の切っ先を三人に向けた。
「……見た目と雰囲気が変わったな。憑依系の能力か」
「どちらでもいい。首を引き千切れば終わりだ」
「私は無理よ! アイツの薬の所為で逆らえないんだから!」
二人は様子見、戦いたいのは張敏だけのようだ。歩いて向かってきた。
悪いが雑魚の相手は三秒で十分だ。走って向かうと、黒い刀身で男の胴体を斬り裂いた。
「……づぅ!」
「二秒で十分だったな」
倒れるまで待つつもりはない。そのまま老李と呼ばれる老人に向かった。
お前を殺せば終わりだ。
「張敏め、油断したか……」
近づく前に老李が目の前から消えた。動きは分かっている。
後ろを振り返ると、倒れている張敏の身体から三つの賽銭箱を抜き取っていた。
「礼を言う、お陰で手間が省けた。上級二個、中級六個だ。お前達の勝てる見込みはゼロだ」
勝利を確信しているのか、老李が愉快そうに笑った。
宙に浮く八つの賽銭箱に財布を逆さまにして、必要以上の硬貨を投入している。
「全ての力を一つにせよ」
『了解した』
老人が願いを言うと、八つの賽銭箱から大量の水が噴き出した。
老人の身体を包んで巨大な水の玉に変わると、数十本の水の手が飛び出した。
丸いムカデが地面を這っているようだ。
「醜い姿だ。すぐに終わらせてやる」
「残念……それは無理だ」
百に近い触手を生やした、八メートル程の球体が目の前から消えた。
持っている剣に瞬間移動を仕込んでいるようだ。
「それは見えている」
背後の気配を感じて、刀を何度も高速で振るった。
振り下ろされ、振り回された触手を全て斬り飛ばした。
身体から切り離された水触手が、地面の上を飛び跳ねている。
「次はお前の首だ」
「……なるほど。少しはやるようだ」
八つの賽銭箱に守られた老人に切っ先を向けて教えた。
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