65 / 111
第六章 記憶喪失の少年vs中華人民共和国
第65話 中国マフィアの工場見学
しおりを挟む
「ここが中国かぁー、海外旅行は初めてかも」
蒼桜さんと二人で中国の市場にやって来た。
お祭りの屋台のように、道の左右に小さな店がたくさん並んでいる。
眼鏡、鞄、キーホルダー、花火などの雑貨が売られている。
「こっちよ。観光に来たんじゃないんだから、迷子にならないでよ」
白シャツに白ネクタイ、黒の半ズボンの蒼桜さんが、人差し指をクイクイ動かして呼んでいる。
お店の商品を見るのをやめて、小走りで向かった。
「あっ、ごめん。でも、たくさんあるね。何か買っていこうかな?」
「賽銭箱で大量に作られた物よ。消耗品のほとんどは賽銭箱で作られているの。使徒が消えたら全部消えるから、ゴミを出さなくて環境には良いんじゃない」
二人で人混みの中を歩いて話していく。
蒼桜さんは人混みが嫌いなのか、話す言葉に棘を感じる。
それとも、これから向かう先に緊張しているのだろうか?
だったら、男の僕がしっかりと緊張を和らげないと駄目だ。
「確かにエコだね。真似してやってみようかな。蒼桜さんも良かったら、小さなお店とかやらない? 二人で色々作って楽しいと思うよ」
「チッ。誰がやるか、んんっ! あんっ!」
「蒼桜さん、大丈夫⁉︎」
舌打ちが聞こえた気がしたけど、蒼桜さんが急にエッチな声を出した。
例の発作が起きたようだ。地面にしゃがみ込んで悶えている。
人混みの「どうしたんだ?」という視線が、僕達に向けられているのが分かる。
「んんっ、だ、大丈夫、収まったから。お店、楽しそうだね」
「……っ!」
心配する僕を心配させない為に、蒼桜さんが引き攣った笑顔で無理して笑ってくれた。
未来の話をするのは今じゃなかった。夢も希望も取り戻すのは全てが終わった後だ。
「ごめん、蒼桜さん。僕が絶対に賽銭箱を手に入れるから、それまでもう少しだけ我慢して」
蒼桜さんに約束した。蒼桜さんの平和な日常は僕が取り戻す。
賽銭箱の試練で、武装した特殊部隊の倉庫から二人で銃火器を手に入れた。
こんな僕だって、銃を持った強い兵士も倒せるんだ。
僕が蒼桜さんを救う!
「あそこよ」
「うわぁ、怖そうな人達がいるね」
決意を新たに市場を通り抜けると、目的地の入り口に到着した。
スキンヘッドの三人の男達が、地下へと続く階段の前を封鎖している。
スーツの上着とネクタイを着ていないだけなのに、緑と青のビジネスシャツが怖い。
絶対にサラリーマンじゃなくて、中国マフィアA、B、Cだ。
「パパッと片付けて来て」
「えっ? 僕が?」
カップルを装って様子を見ていると、蒼桜さんがお願いしてきた。
「女の私にやらせるつもり?」
「うううん、僕がやるよ! 男の僕がやってくる!」
「じゃあ、お願いね」
そうだった。いくら強いとはいえ、女の子に男三人を倒して欲しいなんて言えない。
もしも発作が起きたら、女の子の三つの穴を三人のイチモツで同時に犯される。
そんな事をさせるわけにはいかない。
「んっ? 日本人か?」
「おい、ここから先は市有地だ。家、家だ。分かるな? 帰れ、帰れ」
「どうせ、言葉なんて分からねぇよ。修学旅行のガキが迷子になったんだ。市場はあっちだ。あっちに行け」
「……」
親切な二人が手を振ったり、バツ印を見せたり、指を指したりと、巧みなジェスチャーで教えてくれる。
でも、言葉は全部、両耳の翻訳機のお陰で分かっている。悪いと思うけど、しばらく眠ってもらう。
「フゥッ、ハァッ、リァッーッ!」
「はぐっ!」「うがぁ!」「げはぁ!」
腹への右拳の直拳、顔面への左拳の裏拳、腹への両拳の双直拳で瞬殺した。
ドサァ、ドサァと三人の男達が、地面に気を失って倒れていく。
「この力……やっぱり武術の達人なんだ」
息を吸うように殴り倒してしまった。
この若さでこの強さだ。幼い頃から武術の鍛錬を受けていたに決まっている。
両手の震えが止まらない。一体僕は何者なんだ?
「はい、ご苦労様。あとは首を折って殺せば終わりよ。糞尿は出るけど、血を撒き散らすよりはマシだから」
「えっ? 殺すの?」
平然な顔でやって来た蒼桜さんが物騒な事を言い出した。
目的の賽銭箱を持っている一人だけを殺せば済む話だ。
悪人だとしても、人は人だ。
「当たり前でしょ。起きたら騒がれるし、顔を見られたから厄介よ。監視カメラで顔は撮られるだろうけど、肉眼で見るのとカメラ越しに見るのは違うの。雰囲気とか匂いとか喋られると面倒なんだから!」
「あっ……」
蒼桜さんが話しながら、まったく躊躇なく、男の首の骨を両手で回転させてへし折った。
木に成っているリンゴを、もぎ取って食べるような自然な動作だ。
「ほら、さっさとやって。市場の生きた鶏とか魚と一緒よ。殺すのに慣れないと生きられないから。遥が普段食べている肉や魚も、遥の為に誰かが殺しているんだからね。その男は遥が殺して」
「あ、うん……」
蒼桜さんがパパッと二人の男の首をへし折った。残りの一人は僕の練習用に殺さないといけない。
「グッ!」
胸の真ん中に嫌な塊を感じるけど、男のこめかみと顎下を持って、何度もやったようにへし折った。
自分の身体の骨を鳴らしたような手応えしか感じなかった。
むしろ、終わったと安心している自分がいる。
多分、本物の人間を殺したのは初めてじゃない。
この手は何人も殺している手だ。
「うん、上手く折れてる。ここから先は全員悪人だから、視界に入った人間は手当たり次第に殺していいから。でも、ドラゴンとスコーピオンには気をつけて。玄武を守っている凄腕の殺し屋で強いらしいから」
「殺し屋か……うん、分かった」
蒼桜さんが死んでいるのを確認すると、地下工場の説明を始めた。
まだ、殺さないといけないらしい。
こんな復讐なんてやめて、静かに暮らした方が良いと言いたいけど、軽はずみには言えない。
父親を殺されて、危険な薬物を使われた事がない僕には、きっと蒼桜さんの苦しみは理解できない。
男三人を引き摺りながら階段を下りると、最新鋭の工場を思わせる綺麗な場所に出た。
清潔感のある白い廊下に、ガラス張りの部屋が何部屋もある。
部屋の中には、私服にエプロンを付けた十代後半~六十代の女性がいる。
「この人達が悪人? この人達も殺さないといけないの?」
どう見ても楽しく仕事しているようにしか見えない。
一部屋八人~十人程度で色々な雑貨を作っている。
ミシンで鞄を縫ったり、ドライバーで子供の玩具のネジを締めている。
「ただの一般労働者よ。地元の人間を雇って、地域貢献しているの。殺しても代わりがすぐに用意されるから、時間の無駄よ。まあ、邪魔するようなら殺してもいいんじゃない」
僕の疑問に答えると、蒼桜さんが部屋を無視して廊下を歩いていく。
部屋の女性達が見慣れない僕達を見ているけど、何も言ってこない。
「どちら様ですか? 何のご用でしょうか?」
だけど、廊下の先から私服にエプロンの四十代程の女性がやって来た。
見回りの女性みたいだ。丁寧な言葉遣いで聞いてきた。
「張敏さんに仕事で会いに来たんです。案内してもらってもよろしいですか?」
「すみませんが、どちら様でしょうか?」
蒼桜さんが微笑みを浮かべて答えたけど、女性は納得していないようだ。
もう一度聞いてきた。
「長生きしたいなら聞かない方がいいですよ」
「……っ!」
その所為で蒼桜さんの顔から微笑みがスッーと消えてしまった。
脅すような冷たい声で、女性に警告している。
このままだと殺しそうだから、僕が止めないといけない。
「すみません。極秘なので話せないんです。あなたの上司の方に会わせてもらえば助かります」
「……失礼しました。こちらへどうぞ。ご案内させてもらいます」
「ありがとうございます」
やっぱり話せば分かってくれる。
女性が頭を下げて謝罪すると、笑顔で案内を引き受けてくれた。
「気をつけた方がいいわよ。あの女、警戒しているからロクな所に連れて行かないから」
少し離れて歩き出すと、日本語で蒼桜さんが言ってきた。
「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。その辺にいる優しそうなおばさんだよ」
「ふふっ。優しそうなおばさんね。まあ、すぐに分かるわ」
「んっ?」
おかしな事は言ってないのに、笑われてしまった。
どう見ても優しそうなおばさんにしか見えない。
蒼桜さんと二人で中国の市場にやって来た。
お祭りの屋台のように、道の左右に小さな店がたくさん並んでいる。
眼鏡、鞄、キーホルダー、花火などの雑貨が売られている。
「こっちよ。観光に来たんじゃないんだから、迷子にならないでよ」
白シャツに白ネクタイ、黒の半ズボンの蒼桜さんが、人差し指をクイクイ動かして呼んでいる。
お店の商品を見るのをやめて、小走りで向かった。
「あっ、ごめん。でも、たくさんあるね。何か買っていこうかな?」
「賽銭箱で大量に作られた物よ。消耗品のほとんどは賽銭箱で作られているの。使徒が消えたら全部消えるから、ゴミを出さなくて環境には良いんじゃない」
二人で人混みの中を歩いて話していく。
蒼桜さんは人混みが嫌いなのか、話す言葉に棘を感じる。
それとも、これから向かう先に緊張しているのだろうか?
だったら、男の僕がしっかりと緊張を和らげないと駄目だ。
「確かにエコだね。真似してやってみようかな。蒼桜さんも良かったら、小さなお店とかやらない? 二人で色々作って楽しいと思うよ」
「チッ。誰がやるか、んんっ! あんっ!」
「蒼桜さん、大丈夫⁉︎」
舌打ちが聞こえた気がしたけど、蒼桜さんが急にエッチな声を出した。
例の発作が起きたようだ。地面にしゃがみ込んで悶えている。
人混みの「どうしたんだ?」という視線が、僕達に向けられているのが分かる。
「んんっ、だ、大丈夫、収まったから。お店、楽しそうだね」
「……っ!」
心配する僕を心配させない為に、蒼桜さんが引き攣った笑顔で無理して笑ってくれた。
未来の話をするのは今じゃなかった。夢も希望も取り戻すのは全てが終わった後だ。
「ごめん、蒼桜さん。僕が絶対に賽銭箱を手に入れるから、それまでもう少しだけ我慢して」
蒼桜さんに約束した。蒼桜さんの平和な日常は僕が取り戻す。
賽銭箱の試練で、武装した特殊部隊の倉庫から二人で銃火器を手に入れた。
こんな僕だって、銃を持った強い兵士も倒せるんだ。
僕が蒼桜さんを救う!
「あそこよ」
「うわぁ、怖そうな人達がいるね」
決意を新たに市場を通り抜けると、目的地の入り口に到着した。
スキンヘッドの三人の男達が、地下へと続く階段の前を封鎖している。
スーツの上着とネクタイを着ていないだけなのに、緑と青のビジネスシャツが怖い。
絶対にサラリーマンじゃなくて、中国マフィアA、B、Cだ。
「パパッと片付けて来て」
「えっ? 僕が?」
カップルを装って様子を見ていると、蒼桜さんがお願いしてきた。
「女の私にやらせるつもり?」
「うううん、僕がやるよ! 男の僕がやってくる!」
「じゃあ、お願いね」
そうだった。いくら強いとはいえ、女の子に男三人を倒して欲しいなんて言えない。
もしも発作が起きたら、女の子の三つの穴を三人のイチモツで同時に犯される。
そんな事をさせるわけにはいかない。
「んっ? 日本人か?」
「おい、ここから先は市有地だ。家、家だ。分かるな? 帰れ、帰れ」
「どうせ、言葉なんて分からねぇよ。修学旅行のガキが迷子になったんだ。市場はあっちだ。あっちに行け」
「……」
親切な二人が手を振ったり、バツ印を見せたり、指を指したりと、巧みなジェスチャーで教えてくれる。
でも、言葉は全部、両耳の翻訳機のお陰で分かっている。悪いと思うけど、しばらく眠ってもらう。
「フゥッ、ハァッ、リァッーッ!」
「はぐっ!」「うがぁ!」「げはぁ!」
腹への右拳の直拳、顔面への左拳の裏拳、腹への両拳の双直拳で瞬殺した。
ドサァ、ドサァと三人の男達が、地面に気を失って倒れていく。
「この力……やっぱり武術の達人なんだ」
息を吸うように殴り倒してしまった。
この若さでこの強さだ。幼い頃から武術の鍛錬を受けていたに決まっている。
両手の震えが止まらない。一体僕は何者なんだ?
「はい、ご苦労様。あとは首を折って殺せば終わりよ。糞尿は出るけど、血を撒き散らすよりはマシだから」
「えっ? 殺すの?」
平然な顔でやって来た蒼桜さんが物騒な事を言い出した。
目的の賽銭箱を持っている一人だけを殺せば済む話だ。
悪人だとしても、人は人だ。
「当たり前でしょ。起きたら騒がれるし、顔を見られたから厄介よ。監視カメラで顔は撮られるだろうけど、肉眼で見るのとカメラ越しに見るのは違うの。雰囲気とか匂いとか喋られると面倒なんだから!」
「あっ……」
蒼桜さんが話しながら、まったく躊躇なく、男の首の骨を両手で回転させてへし折った。
木に成っているリンゴを、もぎ取って食べるような自然な動作だ。
「ほら、さっさとやって。市場の生きた鶏とか魚と一緒よ。殺すのに慣れないと生きられないから。遥が普段食べている肉や魚も、遥の為に誰かが殺しているんだからね。その男は遥が殺して」
「あ、うん……」
蒼桜さんがパパッと二人の男の首をへし折った。残りの一人は僕の練習用に殺さないといけない。
「グッ!」
胸の真ん中に嫌な塊を感じるけど、男のこめかみと顎下を持って、何度もやったようにへし折った。
自分の身体の骨を鳴らしたような手応えしか感じなかった。
むしろ、終わったと安心している自分がいる。
多分、本物の人間を殺したのは初めてじゃない。
この手は何人も殺している手だ。
「うん、上手く折れてる。ここから先は全員悪人だから、視界に入った人間は手当たり次第に殺していいから。でも、ドラゴンとスコーピオンには気をつけて。玄武を守っている凄腕の殺し屋で強いらしいから」
「殺し屋か……うん、分かった」
蒼桜さんが死んでいるのを確認すると、地下工場の説明を始めた。
まだ、殺さないといけないらしい。
こんな復讐なんてやめて、静かに暮らした方が良いと言いたいけど、軽はずみには言えない。
父親を殺されて、危険な薬物を使われた事がない僕には、きっと蒼桜さんの苦しみは理解できない。
男三人を引き摺りながら階段を下りると、最新鋭の工場を思わせる綺麗な場所に出た。
清潔感のある白い廊下に、ガラス張りの部屋が何部屋もある。
部屋の中には、私服にエプロンを付けた十代後半~六十代の女性がいる。
「この人達が悪人? この人達も殺さないといけないの?」
どう見ても楽しく仕事しているようにしか見えない。
一部屋八人~十人程度で色々な雑貨を作っている。
ミシンで鞄を縫ったり、ドライバーで子供の玩具のネジを締めている。
「ただの一般労働者よ。地元の人間を雇って、地域貢献しているの。殺しても代わりがすぐに用意されるから、時間の無駄よ。まあ、邪魔するようなら殺してもいいんじゃない」
僕の疑問に答えると、蒼桜さんが部屋を無視して廊下を歩いていく。
部屋の女性達が見慣れない僕達を見ているけど、何も言ってこない。
「どちら様ですか? 何のご用でしょうか?」
だけど、廊下の先から私服にエプロンの四十代程の女性がやって来た。
見回りの女性みたいだ。丁寧な言葉遣いで聞いてきた。
「張敏さんに仕事で会いに来たんです。案内してもらってもよろしいですか?」
「すみませんが、どちら様でしょうか?」
蒼桜さんが微笑みを浮かべて答えたけど、女性は納得していないようだ。
もう一度聞いてきた。
「長生きしたいなら聞かない方がいいですよ」
「……っ!」
その所為で蒼桜さんの顔から微笑みがスッーと消えてしまった。
脅すような冷たい声で、女性に警告している。
このままだと殺しそうだから、僕が止めないといけない。
「すみません。極秘なので話せないんです。あなたの上司の方に会わせてもらえば助かります」
「……失礼しました。こちらへどうぞ。ご案内させてもらいます」
「ありがとうございます」
やっぱり話せば分かってくれる。
女性が頭を下げて謝罪すると、笑顔で案内を引き受けてくれた。
「気をつけた方がいいわよ。あの女、警戒しているからロクな所に連れて行かないから」
少し離れて歩き出すと、日本語で蒼桜さんが言ってきた。
「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。その辺にいる優しそうなおばさんだよ」
「ふふっ。優しそうなおばさんね。まあ、すぐに分かるわ」
「んっ?」
おかしな事は言ってないのに、笑われてしまった。
どう見ても優しそうなおばさんにしか見えない。
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる