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第五章 鬼畜高校生vs復讐鬼
第59話 古い時代と新しい時代
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「リァッ!」
「きゃあああ!」
礼拝堂の中を逃げ回る教主を追いかけて、胸を狙って刀を振り下ろした。
大きく後方に跳んで回避されると、長椅子の背もたれに着地された。
信者達が悲鳴を上げて、礼拝堂の外に走って逃げていく。
「チッ、得意なのは逃げるのだけか?」
子供じゃないだ。大人同士の鬼ごっこはつまらない。
教主に聞いたら、背もたれから座席に降りて話し出した。
「ネアンデルタール人じゃないんだ。野蛮な人種は必ず絶滅する。必要なのは調和と協調性だ。君のような人間を世界は必要としていない」
「支配と薬物漬けの間違いだろ? お前は今すぐに殺す」
「それは困る。私ではなく、私を必要としてくれる人達は大勢いるんだ。君が死んでも誰も困らない。皆んなの為に死んでくれないか?」
右目が熱くなるのを感じる。全身に力が溢れてくる。
あれだけの格闘術を持っているのに、逃げるのは不自然だ。
時間稼ぎをすると言っていた。早めに倒さないと嫌な予感がする。
「断る。俺も含めて、お前が死んで助かる人達も大勢いそうだからな!」
石床を全力で蹴って、背もたれを踏み台にして、教主に向かって矢のように跳んだ。
胸に向かって、刀を左から右に振り払った。
「くっ……!」
教主が左に跳んで躱したが、左腕の上腕を刃がかすめた。
まだ反応は出来ているようだが、もう逃げる余裕は与えない。
空中で前後を反転させて、背もたれを足裏で破壊して止まると、教主を追撃した。
「フゥッ、ティ、ハァッ!」
「くっ、ぐっ……!」
床に降りた教主の胸を狙って、高速の刃を流れるように休まず繰り出して追い詰めていく。
広い教壇の上に後退する教主が上がった。このまま終わらせてもらう。
「クフッ」
「ん?」
追い詰められている教主が僅かに笑った。集中している左耳に微かに機械音が聞こえた。
音の出所を素早く確認すると、見覚えのあるバルカン砲を頭に積んだ多脚戦車が見えた。
ゾロゾロと礼拝堂の出入り口から、六つの脚を待つ、バイク程の大きさの戦車が三台滑り込んできた。
「くっ!」
『ドドドドッッ!』
「チッ……!」
複数の銃身を持ったバルカン砲が、俺と教主の間に銃弾の壁を作ると、銃弾の壁が俺に迫ってきた。
全力で走って、長椅子の下に滑り込んで身を隠すと、賽銭箱から懐中電灯と黒い横長バッグを取り出した。
急いで銃弾を防ぐ鋼鉄の棺が必要だ。五円入れて急いで願いを叶えると、銃弾の雨が鋼鉄の棺を撃ってきた。
「ぐぅぅぅ! くっ、何だよ、故障か!」
急いでキャンピングカーに避難しようと、瞬間移動のボタンを押すのに反応しない。
賽銭箱から別の瞬間移動を取り出したのに、こっちも反応しない。
動揺していると銃弾の雨が突然止んだ。
「今ので死んでくれたら嬉しいんだが、まだ生きているとはしぶといものだ」
教主が俺に向かって言っているようだ。
透視眼鏡を使って、長椅子や鉄棺を透視して見ているんだろう。
賽銭箱に五円入れて待機状態にすると、教主に向かって言った。
「これがお前の切り札か! 自分で戦う勇気はないのか!」
「勇気とはまた時代が古い。人間が生身で戦う時代は終わった。私の信者が操縦する『アラクネ』は、一台で使徒に匹敵する力を持っている。それが二十七台ある。君を殺すには十分過ぎる戦力だ」
俺の挑発は効果なしだ。逆に自信満々で答えている。
確かにミサイルやマシンガンの方が、拳の一撃よりも強力だ。
銃相手に刀で戦うなんて、馬鹿がする事だ。
「瞬間移動が使えない! これもお前の仕業か!」
「敵の戦い方を研究するのは当然だ。まさか実力で秀英に勝てたと思っているのか? さっきの動きを見れば分かる。あれが全力なら勝ったのは事故だ」
「そうか、それを聞いて安心した。お前も逃げられないんだな!」
勝ったと思っているのか、聞いたら親切に教えてくれた。瞬間移動が使えないなら、お互い籠の中の鳥だ。
賽銭箱から警察盾を取り出して、棺桶の中に入れた。盾の持ち手を持って、棺桶ごと持ち上げて立った。
「フハハッ! まさかそれを盾代わりに戦うつもりか? フフッ。実に勇敢だ。君の事は勇敢な愚か者として覚えておこう」
教壇近くにいる教主が我慢できずに笑っている。悪いがただの状況確認だ。
礼拝堂は真ん中にある通路を境界線に、左右に長椅子が何列も縦横に並んでいる。
アラクネと呼ばれる戦車は、通路と礼拝堂の外に六台しか見えない。
しかも、礼拝堂に入っているのは四台だけだ。
二十七台も礼拝堂に詰め込んで、同士討ちせずにまともに動かせない。
当たり前と言えば当たり前だ。これなら勝機はまだある。
「それはどうも!」
礼を言うと左手から盾を捨てて、左手に賽銭箱を持って、教主に向かって一直線に走った。
俺と教主が近すぎたら、信者も簡単には撃てない。接近戦で倒した後に、上手く逃げさせてもらう。
「撃て」
教主の声に従って、礼拝堂の通路に縦に並んで待機していた四台が一斉に撃ってきた。
教主に向かって、高く跳び上がって銃弾を回避した。
四つのバルカン砲が、空中の俺を撃ち落とそうと追尾して撃ってくる。
「残念、終わりだ」
試合終了の合図はまだ早すぎる。左手の賽銭箱を教主に向かって全力で投げつけた。
そして、素早く願いを言った。
「ケーキが欲しい!」
『その願いを叶える事は出来る。叶えたければ、簡単な試練を乗り越えろ』
賽銭箱に身体が吸い込まれて、ケーキ屋に放り出された。
休憩するつもりはない。呼吸を整えて意識を集中させると、ギブアップと宣言した。
「……っ!」
賽銭箱から勢いよく飛び出すと、目の前に驚く教主の顔が見えた。
右手に持った刀を空中で、身体の左側に水平に引いて力を溜めた。
そして、教主の首を狙って、左から右に高速の刃を解き放った。
(終わりの終わりだ)
「ハァッッ!」
「ふぐっ……!」
高速の刃が首を素早く通り過ぎた。
教壇の床に何事もなく着地すると、後ろを振り返った。
倒れていく教主と消えていくアラクネを見た。
「事故は永遠に無くならない。覚えておけ」
教主が床に倒れるとアラクネ達も消えた。
教主の首だけが床を転がっていった。
♢
「んっ?」
「oh、凄いですねぇ。どっちが勝つか賭けていたんですがぁ、負けてしまいましたぁ」
礼拝堂の出入り口から、パチパチパチと拍手する音が聞こえてきた。
あとは賽銭箱を回収して帰るだけだったのに、まだ帰るのは早いようだ。
今では不快なだけのワザとらしい訛りが混じった、女の声が聞こえてきた。
「遅かったな。お前の婚約者は今殺した」
金髪を後頭部でポニーテイルにしているエミリに教えた。
真っ白なロングコート、真っ白なボタンシャツ、白いネクタイ、膝上の黒いズボン、黒いタイツ、頑丈そうな黒靴を履いている。
婚約者の前だから、オシャレしてやって来たようだ。
「クスン、それは残念でぇす。顔だけの男なのに、本当に顔だけの男になってしまいましたぁ」
「安心しろ。お前の首もすぐに斬り落として、脳味噌が腐るまで、二人で永遠のキスをさせてやるよ」
嘘っぽい泣き真似は見る価値もない。
手足を引き千切って、本気の涙で本気の命乞いをさせてやる。
「no。そんなに怖い顔しないでくださぁい。遥のお陰で猟犬から飼い主に大出世したんですよぉ。今はパパの代わりに、四人の飼い主の一人になったんでぇす。前はお似合いの婚約者でしたがぁ、エミリの方が出世してしまったので、遥に負けるようなゴミとは婚約破棄でぇす」
「ペラペラとよく喋るな。言いたい事はそれだけか?」
礼拝堂の真ん中の通路を、ファションショーのランウェイのように楽しく歩いて話してくる。
「no。違いまぁす。お礼がしたいんでぇす。婚約者が死んだので、遥が新しい婚約者になってくれませんかぁ?」
「断る。結婚したい人は他にいる。お礼がしたいなら今すぐ死ね」
「what? まさか死体と毎晩ぬちゃぬちゃと愛し合っているですかぁ? エミリも死体は大好きでぇす! 気が合いますねぇ!」
この女と結婚するぐらいなら、乳牛と結婚した方がマシだ。
断ると左手の親指と人差し指で輪っかを作って、右手の人差し指と中指を何度も入れて聞いてきた。
もう我慢の限界だ。この女が笑っている顔はもう一秒も見たくない。
「こっちはお前と話していると気が狂いそうだ!」
「嗚呼、良いでぇす! 遥の苦痛に歪む顔を見ると興奮しまぁす。あとで学校のお友達を連れてきて、解体ショーを見せてあげますねぇ。お友達をいっぱい食べてくださぁい!」
床に転がっている賽銭箱をポケットに乱暴に突っ込むと、頭のイカれた女に向かっていった。
断末魔の叫び声以外は、もう一言も喋らなくていい。
「きゃあああ!」
礼拝堂の中を逃げ回る教主を追いかけて、胸を狙って刀を振り下ろした。
大きく後方に跳んで回避されると、長椅子の背もたれに着地された。
信者達が悲鳴を上げて、礼拝堂の外に走って逃げていく。
「チッ、得意なのは逃げるのだけか?」
子供じゃないだ。大人同士の鬼ごっこはつまらない。
教主に聞いたら、背もたれから座席に降りて話し出した。
「ネアンデルタール人じゃないんだ。野蛮な人種は必ず絶滅する。必要なのは調和と協調性だ。君のような人間を世界は必要としていない」
「支配と薬物漬けの間違いだろ? お前は今すぐに殺す」
「それは困る。私ではなく、私を必要としてくれる人達は大勢いるんだ。君が死んでも誰も困らない。皆んなの為に死んでくれないか?」
右目が熱くなるのを感じる。全身に力が溢れてくる。
あれだけの格闘術を持っているのに、逃げるのは不自然だ。
時間稼ぎをすると言っていた。早めに倒さないと嫌な予感がする。
「断る。俺も含めて、お前が死んで助かる人達も大勢いそうだからな!」
石床を全力で蹴って、背もたれを踏み台にして、教主に向かって矢のように跳んだ。
胸に向かって、刀を左から右に振り払った。
「くっ……!」
教主が左に跳んで躱したが、左腕の上腕を刃がかすめた。
まだ反応は出来ているようだが、もう逃げる余裕は与えない。
空中で前後を反転させて、背もたれを足裏で破壊して止まると、教主を追撃した。
「フゥッ、ティ、ハァッ!」
「くっ、ぐっ……!」
床に降りた教主の胸を狙って、高速の刃を流れるように休まず繰り出して追い詰めていく。
広い教壇の上に後退する教主が上がった。このまま終わらせてもらう。
「クフッ」
「ん?」
追い詰められている教主が僅かに笑った。集中している左耳に微かに機械音が聞こえた。
音の出所を素早く確認すると、見覚えのあるバルカン砲を頭に積んだ多脚戦車が見えた。
ゾロゾロと礼拝堂の出入り口から、六つの脚を待つ、バイク程の大きさの戦車が三台滑り込んできた。
「くっ!」
『ドドドドッッ!』
「チッ……!」
複数の銃身を持ったバルカン砲が、俺と教主の間に銃弾の壁を作ると、銃弾の壁が俺に迫ってきた。
全力で走って、長椅子の下に滑り込んで身を隠すと、賽銭箱から懐中電灯と黒い横長バッグを取り出した。
急いで銃弾を防ぐ鋼鉄の棺が必要だ。五円入れて急いで願いを叶えると、銃弾の雨が鋼鉄の棺を撃ってきた。
「ぐぅぅぅ! くっ、何だよ、故障か!」
急いでキャンピングカーに避難しようと、瞬間移動のボタンを押すのに反応しない。
賽銭箱から別の瞬間移動を取り出したのに、こっちも反応しない。
動揺していると銃弾の雨が突然止んだ。
「今ので死んでくれたら嬉しいんだが、まだ生きているとはしぶといものだ」
教主が俺に向かって言っているようだ。
透視眼鏡を使って、長椅子や鉄棺を透視して見ているんだろう。
賽銭箱に五円入れて待機状態にすると、教主に向かって言った。
「これがお前の切り札か! 自分で戦う勇気はないのか!」
「勇気とはまた時代が古い。人間が生身で戦う時代は終わった。私の信者が操縦する『アラクネ』は、一台で使徒に匹敵する力を持っている。それが二十七台ある。君を殺すには十分過ぎる戦力だ」
俺の挑発は効果なしだ。逆に自信満々で答えている。
確かにミサイルやマシンガンの方が、拳の一撃よりも強力だ。
銃相手に刀で戦うなんて、馬鹿がする事だ。
「瞬間移動が使えない! これもお前の仕業か!」
「敵の戦い方を研究するのは当然だ。まさか実力で秀英に勝てたと思っているのか? さっきの動きを見れば分かる。あれが全力なら勝ったのは事故だ」
「そうか、それを聞いて安心した。お前も逃げられないんだな!」
勝ったと思っているのか、聞いたら親切に教えてくれた。瞬間移動が使えないなら、お互い籠の中の鳥だ。
賽銭箱から警察盾を取り出して、棺桶の中に入れた。盾の持ち手を持って、棺桶ごと持ち上げて立った。
「フハハッ! まさかそれを盾代わりに戦うつもりか? フフッ。実に勇敢だ。君の事は勇敢な愚か者として覚えておこう」
教壇近くにいる教主が我慢できずに笑っている。悪いがただの状況確認だ。
礼拝堂は真ん中にある通路を境界線に、左右に長椅子が何列も縦横に並んでいる。
アラクネと呼ばれる戦車は、通路と礼拝堂の外に六台しか見えない。
しかも、礼拝堂に入っているのは四台だけだ。
二十七台も礼拝堂に詰め込んで、同士討ちせずにまともに動かせない。
当たり前と言えば当たり前だ。これなら勝機はまだある。
「それはどうも!」
礼を言うと左手から盾を捨てて、左手に賽銭箱を持って、教主に向かって一直線に走った。
俺と教主が近すぎたら、信者も簡単には撃てない。接近戦で倒した後に、上手く逃げさせてもらう。
「撃て」
教主の声に従って、礼拝堂の通路に縦に並んで待機していた四台が一斉に撃ってきた。
教主に向かって、高く跳び上がって銃弾を回避した。
四つのバルカン砲が、空中の俺を撃ち落とそうと追尾して撃ってくる。
「残念、終わりだ」
試合終了の合図はまだ早すぎる。左手の賽銭箱を教主に向かって全力で投げつけた。
そして、素早く願いを言った。
「ケーキが欲しい!」
『その願いを叶える事は出来る。叶えたければ、簡単な試練を乗り越えろ』
賽銭箱に身体が吸い込まれて、ケーキ屋に放り出された。
休憩するつもりはない。呼吸を整えて意識を集中させると、ギブアップと宣言した。
「……っ!」
賽銭箱から勢いよく飛び出すと、目の前に驚く教主の顔が見えた。
右手に持った刀を空中で、身体の左側に水平に引いて力を溜めた。
そして、教主の首を狙って、左から右に高速の刃を解き放った。
(終わりの終わりだ)
「ハァッッ!」
「ふぐっ……!」
高速の刃が首を素早く通り過ぎた。
教壇の床に何事もなく着地すると、後ろを振り返った。
倒れていく教主と消えていくアラクネを見た。
「事故は永遠に無くならない。覚えておけ」
教主が床に倒れるとアラクネ達も消えた。
教主の首だけが床を転がっていった。
♢
「んっ?」
「oh、凄いですねぇ。どっちが勝つか賭けていたんですがぁ、負けてしまいましたぁ」
礼拝堂の出入り口から、パチパチパチと拍手する音が聞こえてきた。
あとは賽銭箱を回収して帰るだけだったのに、まだ帰るのは早いようだ。
今では不快なだけのワザとらしい訛りが混じった、女の声が聞こえてきた。
「遅かったな。お前の婚約者は今殺した」
金髪を後頭部でポニーテイルにしているエミリに教えた。
真っ白なロングコート、真っ白なボタンシャツ、白いネクタイ、膝上の黒いズボン、黒いタイツ、頑丈そうな黒靴を履いている。
婚約者の前だから、オシャレしてやって来たようだ。
「クスン、それは残念でぇす。顔だけの男なのに、本当に顔だけの男になってしまいましたぁ」
「安心しろ。お前の首もすぐに斬り落として、脳味噌が腐るまで、二人で永遠のキスをさせてやるよ」
嘘っぽい泣き真似は見る価値もない。
手足を引き千切って、本気の涙で本気の命乞いをさせてやる。
「no。そんなに怖い顔しないでくださぁい。遥のお陰で猟犬から飼い主に大出世したんですよぉ。今はパパの代わりに、四人の飼い主の一人になったんでぇす。前はお似合いの婚約者でしたがぁ、エミリの方が出世してしまったので、遥に負けるようなゴミとは婚約破棄でぇす」
「ペラペラとよく喋るな。言いたい事はそれだけか?」
礼拝堂の真ん中の通路を、ファションショーのランウェイのように楽しく歩いて話してくる。
「no。違いまぁす。お礼がしたいんでぇす。婚約者が死んだので、遥が新しい婚約者になってくれませんかぁ?」
「断る。結婚したい人は他にいる。お礼がしたいなら今すぐ死ね」
「what? まさか死体と毎晩ぬちゃぬちゃと愛し合っているですかぁ? エミリも死体は大好きでぇす! 気が合いますねぇ!」
この女と結婚するぐらいなら、乳牛と結婚した方がマシだ。
断ると左手の親指と人差し指で輪っかを作って、右手の人差し指と中指を何度も入れて聞いてきた。
もう我慢の限界だ。この女が笑っている顔はもう一秒も見たくない。
「こっちはお前と話していると気が狂いそうだ!」
「嗚呼、良いでぇす! 遥の苦痛に歪む顔を見ると興奮しまぁす。あとで学校のお友達を連れてきて、解体ショーを見せてあげますねぇ。お友達をいっぱい食べてくださぁい!」
床に転がっている賽銭箱をポケットに乱暴に突っ込むと、頭のイカれた女に向かっていった。
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