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第五章 鬼畜高校生vs復讐鬼
第53話 忘れられない日
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「あぁっ、あぁっ……」
エミリが消えて、頭が真っ白になった。言葉が出ない、両手の震えが止まらない。
家族が殺されるのに何も出来ない。瞬間移動は持ってない。賽銭箱の中にある。
ここから走って帰っても間に合わない。
「で、電話だ! 薫、薫に!」
混乱する頭で助ける方法を必死に探した。
藤原さんと薫なら予備の瞬間移動を持っている。
この場所の画像を送れば、来た事なくても移動できる。
ポケットからスマホを取り出すと薫に電話した。
『ルルルルル~ッ♬』
「薫、早く出てくれ!」
夜中だから着信音に気づかないだけかもしれない。
三十秒、一分が途轍もなく長く感じる。
「駄目だ、時間がない! 藤原さんだ!」
薫が出るまで鳴らし続ける時間はない。諦めて藤原さんに電話した。
でも、こっちも電話に出ない。父さんにも母さんにも電話する。
誰も出てくれない。
「くっ、こんな所で待っていられない!」
部屋から飛び出した。エレベーターに乗り込み、一階のボタンを押した。
その間に家族全員に、すぐに連絡するようにメールを送り続ける。
『ピィーン♬』
「母さん!」
母さんからメールが返ってきた。
『遅いから殺しました。あなたの目の前で殺したいから、早く来てください』
「……っ! うぅ、やめて、やめてくれ……お願いだから、やめてくれ」
母さんじゃなかった。頭の中がグチャグチャになりそうだ。
俺を苦しめたいのなら、俺だけを苦しめればいい。
やめてほしい、何でも言う事を聞く、震える指先で何とか送信した。
でも、待ち続けても返事は返ってこない。家族の誰からも返ってこない。
諦めて、タクシーを捕まえると家まで急いだ。
最悪の光景が思い浮かぶけど、必死に何度も追い払う。
エミリの悪い冗談だと思いたい。でも、エミリには偽総理の事は話していない。
死体から奪った指輪や薫との関係、俺が話していない事まで知っている。
「お釣りはいいです!」
「えっ、お、お客様さん?」
タクシーの運転手に一万円渡して、急いで下りた。家の明かりは付いてない。
財布から家の鍵を取り出して、玄関の鍵を開けた。
「……静か過ぎる」
いつもの家なのに、いつもの家じゃない。何もかもが違って見える。
家の暗さ、匂い、家具の位置が数センチだけ、俺の記憶とズレているように見える。
廊下を進み、一階の母さんの部屋に向かった。
コン、コン……
「母さん、開けるよ」
しばらく待ったけど返事が返ってこない。ドアノブを回すと鍵は掛かっていなかった。
扉がスッーと部屋の中に入っていく。俺も続いて部屋の中に入った。
「母さん、寝てるの?」
ベッドに母さんが寝ている。部屋には嫌な血の臭いはしない。
小声で話しかける所為か、母さんが起きてくれない。
「母さん、ねぇ、母さん」
ベッドの横に座って、身体を揺すって呼びかける。なのに全然起きてくれない。
部屋の電気を付けて、キチンと確認する気にはなれない。
諦めて立ち上がると、父さんの部屋に向かった。
「父さん、こんな所で寝たら風邪引くよ。ベッドで寝ないと駄目だよ」
父さんの暗い部屋に入ると、父さんが床に寝ていた。
起きるように言っているのに、全然起きてくれない。
仕方ないから抱き抱えて、ベッドまで運んで布団を掛けてあげた。
「……」
父さんの部屋を出ると、階段を静かに上っていく。
鍵の掛かってない薫の部屋を開けると、ベッドに藤原さんはいなかった。
「藤原さん、どこ?」
部屋の明かりを付けて、部屋の中を見回した。
ベッドにスマホを見つけた。俺からの連絡が届いている。
「いない……?」
隠れられる場所はベッドの下も探した。藤原さんは部屋にはいない。
もしかしたら、上手く逃げられたのかもしれない。
でも、そんなわけがない。
確かめたくない感情と確かめたい感情が対立する。それでも確かめたい感情が僅かに勝った。
物置部屋、トイレ、風呂場、家の隅々まで探さないといけない。
「藤原さん……」
だけど、藤原さんはすぐに見つかった。俺の部屋のベッドに寝ていた。
薫のお気に入りのピンクの寝巻きを着ている。
藤原さんの横に賽銭箱と手紙が置いてある。
ベッドの横に座ると、藤原さんの頬を撫でていく。
外傷は見つからない。息はしていない。体温がいつもより低い。
「美鈴」
死ぬなら一緒に死にたい。硬く閉じた唇にキスしていく。
毒で殺したのなら、俺もその毒で殺して欲しい。
♢
『遺品は返してもらいます。これは要らないので返します』
「これだけか」
少し落ち着いてくると手紙を読んだ。短い手紙を読み終わると握り潰した。
「藤原さん、ちょっと離れるね」
藤原さんの頬にキスすると瞬間移動を使った。藤原さんの家に向かった。
ベッドに薫が寝ている。優しく頭を撫でて、優しく抱き締めた。
「薫を生き返らせて欲しい」
『その願いを叶える事は出来ない』
「二時間だけ時間を戻して欲しい」
『その願いを叶える事は出来ない』
「だったら、俺を殺して欲しい」
『その願いを叶える事は出来ない』
手に持った五円玉を次々に賽銭箱に入れていく。
何でも願いを叶えてくれるなら、不可能な願いでも、今すぐに叶えて欲しい。
「だったら、お前に何が出来るんだよ? エミリにお前が連れて行かれなければ、阻止できたんだ。お前の所為で皆んな死んだ! お前の所為なんだから、どうにかしろよ!」
賽銭箱の中に手に持った五円玉をブチ込んだ。
俺には何も出来なかった。俺には出来ないんだから助けろよ!
『あの女は使徒だ。複数の賽銭箱と契約している。抵抗する事は出来なかった』
「それが言い訳か?」
『他の賽銭箱を手に入れるか、変化の願望に満ちた処女の純潔を手に入れるか、片方だけでも出来ていれば、少しは抵抗する事は出来た』
「俺の所為だと言いのか?」
『事実を言っているだけだ。誰の所為でもない』
威厳を感じる爺さんの声で、賽銭箱がいつものように淡々と話してくる。
俺が聞きたいのは、そんな言葉じゃない。
「ぐっ、俺の所為だって言ってるのと一緒だろ! 俺がエミリを襲おうとしたからこうなったんだ! 俺の所為だって言えよ!」
両手で掴んだ賽銭箱に向かって、怒鳴って頼んだ。死んだ人間は罵倒してくれない。
俺を叱って怒ってくれる家族は誰もいない。全てを知って、残っているのはお前だけだ。
お前が言わないで、誰が言うんだ!
『遅いか早いかの時間の問題だ。本当の問題はこれからどうするかだ』
「違う! 俺の所為だ! 俺が全部悪いんだよ!」
『後悔しても何も変わらない。過去は絶対に変えられない。人間に出来る事は前に進む事だけだ』
「ぐぅぅぅ!」
慰めの言葉なんて要らない。欲しいのは希望だ。
立ち上がって、前に進めるだけの小さな希望が欲しいんだ。
「くっ……ハハッ、前に進めば死んだ人間も生き返らせる事が出来るのかよ?」
『今は無理だ。だが、不可能ではない。他の賽銭箱の力を集めれば、硬貨の裏の裏が表になって見えるように、不可能も可能へと変わる可能性はある』
「じゃあ、エミリを殺して賽銭箱を奪えば……」
僅かな可能性に、胸の中に後悔と諦め以外の感情が湧いてきた。
激しい憎悪の感情ではなく、エミリを明確に殺す理由が出来た喜びだ。
『それは無理だ。あの女が持っている賽銭箱は異国のものだ。神は異なる血とは混じり合わない。この国の別の賽銭箱を探すしかない』
「くっ、殺しても役に立たないのかよ、あの女は!」
だけど、喜びの感情に満たされる前に、賽銭箱に意味がないと否定された。
喜びが憎悪へと変わった。やり場のない憎悪の感情だけが胸の中に残ってしまった。
エミリが消えて、頭が真っ白になった。言葉が出ない、両手の震えが止まらない。
家族が殺されるのに何も出来ない。瞬間移動は持ってない。賽銭箱の中にある。
ここから走って帰っても間に合わない。
「で、電話だ! 薫、薫に!」
混乱する頭で助ける方法を必死に探した。
藤原さんと薫なら予備の瞬間移動を持っている。
この場所の画像を送れば、来た事なくても移動できる。
ポケットからスマホを取り出すと薫に電話した。
『ルルルルル~ッ♬』
「薫、早く出てくれ!」
夜中だから着信音に気づかないだけかもしれない。
三十秒、一分が途轍もなく長く感じる。
「駄目だ、時間がない! 藤原さんだ!」
薫が出るまで鳴らし続ける時間はない。諦めて藤原さんに電話した。
でも、こっちも電話に出ない。父さんにも母さんにも電話する。
誰も出てくれない。
「くっ、こんな所で待っていられない!」
部屋から飛び出した。エレベーターに乗り込み、一階のボタンを押した。
その間に家族全員に、すぐに連絡するようにメールを送り続ける。
『ピィーン♬』
「母さん!」
母さんからメールが返ってきた。
『遅いから殺しました。あなたの目の前で殺したいから、早く来てください』
「……っ! うぅ、やめて、やめてくれ……お願いだから、やめてくれ」
母さんじゃなかった。頭の中がグチャグチャになりそうだ。
俺を苦しめたいのなら、俺だけを苦しめればいい。
やめてほしい、何でも言う事を聞く、震える指先で何とか送信した。
でも、待ち続けても返事は返ってこない。家族の誰からも返ってこない。
諦めて、タクシーを捕まえると家まで急いだ。
最悪の光景が思い浮かぶけど、必死に何度も追い払う。
エミリの悪い冗談だと思いたい。でも、エミリには偽総理の事は話していない。
死体から奪った指輪や薫との関係、俺が話していない事まで知っている。
「お釣りはいいです!」
「えっ、お、お客様さん?」
タクシーの運転手に一万円渡して、急いで下りた。家の明かりは付いてない。
財布から家の鍵を取り出して、玄関の鍵を開けた。
「……静か過ぎる」
いつもの家なのに、いつもの家じゃない。何もかもが違って見える。
家の暗さ、匂い、家具の位置が数センチだけ、俺の記憶とズレているように見える。
廊下を進み、一階の母さんの部屋に向かった。
コン、コン……
「母さん、開けるよ」
しばらく待ったけど返事が返ってこない。ドアノブを回すと鍵は掛かっていなかった。
扉がスッーと部屋の中に入っていく。俺も続いて部屋の中に入った。
「母さん、寝てるの?」
ベッドに母さんが寝ている。部屋には嫌な血の臭いはしない。
小声で話しかける所為か、母さんが起きてくれない。
「母さん、ねぇ、母さん」
ベッドの横に座って、身体を揺すって呼びかける。なのに全然起きてくれない。
部屋の電気を付けて、キチンと確認する気にはなれない。
諦めて立ち上がると、父さんの部屋に向かった。
「父さん、こんな所で寝たら風邪引くよ。ベッドで寝ないと駄目だよ」
父さんの暗い部屋に入ると、父さんが床に寝ていた。
起きるように言っているのに、全然起きてくれない。
仕方ないから抱き抱えて、ベッドまで運んで布団を掛けてあげた。
「……」
父さんの部屋を出ると、階段を静かに上っていく。
鍵の掛かってない薫の部屋を開けると、ベッドに藤原さんはいなかった。
「藤原さん、どこ?」
部屋の明かりを付けて、部屋の中を見回した。
ベッドにスマホを見つけた。俺からの連絡が届いている。
「いない……?」
隠れられる場所はベッドの下も探した。藤原さんは部屋にはいない。
もしかしたら、上手く逃げられたのかもしれない。
でも、そんなわけがない。
確かめたくない感情と確かめたい感情が対立する。それでも確かめたい感情が僅かに勝った。
物置部屋、トイレ、風呂場、家の隅々まで探さないといけない。
「藤原さん……」
だけど、藤原さんはすぐに見つかった。俺の部屋のベッドに寝ていた。
薫のお気に入りのピンクの寝巻きを着ている。
藤原さんの横に賽銭箱と手紙が置いてある。
ベッドの横に座ると、藤原さんの頬を撫でていく。
外傷は見つからない。息はしていない。体温がいつもより低い。
「美鈴」
死ぬなら一緒に死にたい。硬く閉じた唇にキスしていく。
毒で殺したのなら、俺もその毒で殺して欲しい。
♢
『遺品は返してもらいます。これは要らないので返します』
「これだけか」
少し落ち着いてくると手紙を読んだ。短い手紙を読み終わると握り潰した。
「藤原さん、ちょっと離れるね」
藤原さんの頬にキスすると瞬間移動を使った。藤原さんの家に向かった。
ベッドに薫が寝ている。優しく頭を撫でて、優しく抱き締めた。
「薫を生き返らせて欲しい」
『その願いを叶える事は出来ない』
「二時間だけ時間を戻して欲しい」
『その願いを叶える事は出来ない』
「だったら、俺を殺して欲しい」
『その願いを叶える事は出来ない』
手に持った五円玉を次々に賽銭箱に入れていく。
何でも願いを叶えてくれるなら、不可能な願いでも、今すぐに叶えて欲しい。
「だったら、お前に何が出来るんだよ? エミリにお前が連れて行かれなければ、阻止できたんだ。お前の所為で皆んな死んだ! お前の所為なんだから、どうにかしろよ!」
賽銭箱の中に手に持った五円玉をブチ込んだ。
俺には何も出来なかった。俺には出来ないんだから助けろよ!
『あの女は使徒だ。複数の賽銭箱と契約している。抵抗する事は出来なかった』
「それが言い訳か?」
『他の賽銭箱を手に入れるか、変化の願望に満ちた処女の純潔を手に入れるか、片方だけでも出来ていれば、少しは抵抗する事は出来た』
「俺の所為だと言いのか?」
『事実を言っているだけだ。誰の所為でもない』
威厳を感じる爺さんの声で、賽銭箱がいつものように淡々と話してくる。
俺が聞きたいのは、そんな言葉じゃない。
「ぐっ、俺の所為だって言ってるのと一緒だろ! 俺がエミリを襲おうとしたからこうなったんだ! 俺の所為だって言えよ!」
両手で掴んだ賽銭箱に向かって、怒鳴って頼んだ。死んだ人間は罵倒してくれない。
俺を叱って怒ってくれる家族は誰もいない。全てを知って、残っているのはお前だけだ。
お前が言わないで、誰が言うんだ!
『遅いか早いかの時間の問題だ。本当の問題はこれからどうするかだ』
「違う! 俺の所為だ! 俺が全部悪いんだよ!」
『後悔しても何も変わらない。過去は絶対に変えられない。人間に出来る事は前に進む事だけだ』
「ぐぅぅぅ!」
慰めの言葉なんて要らない。欲しいのは希望だ。
立ち上がって、前に進めるだけの小さな希望が欲しいんだ。
「くっ……ハハッ、前に進めば死んだ人間も生き返らせる事が出来るのかよ?」
『今は無理だ。だが、不可能ではない。他の賽銭箱の力を集めれば、硬貨の裏の裏が表になって見えるように、不可能も可能へと変わる可能性はある』
「じゃあ、エミリを殺して賽銭箱を奪えば……」
僅かな可能性に、胸の中に後悔と諦め以外の感情が湧いてきた。
激しい憎悪の感情ではなく、エミリを明確に殺す理由が出来た喜びだ。
『それは無理だ。あの女が持っている賽銭箱は異国のものだ。神は異なる血とは混じり合わない。この国の別の賽銭箱を探すしかない』
「くっ、殺しても役に立たないのかよ、あの女は!」
だけど、喜びの感情に満たされる前に、賽銭箱に意味がないと否定された。
喜びが憎悪へと変わった。やり場のない憎悪の感情だけが胸の中に残ってしまった。
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