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第五章 鬼畜高校生vs復讐鬼

第50話 瞬間移動UFOキャッチャー

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「ふっふふ~ん♫」

 夜の学校に忍び込むと、賽銭箱で合鍵を作って、鍵付きの机や金庫や棚を上機嫌で開けていく。
 こういう所は普段見れないから、宝探しみたいで楽しい。

 もしかすると、先生の中にも処女がいるかもしれない。
 狙うなら知的な眼鏡の現国教師の三田みた先生三十一歳、キャバクラお姉さんの英語教師の風見かざみ先生二十七歳だ。
 他は年齢と見た目で排除しよう。三田先生は結婚指輪を填めているけど、フェイクの可能性もある。
 キチンと奥まで確認させてもらう。

「今日はこの辺でいいかな」

 見つけた学生名簿をスマホの録画機能で、クラスメイトの情報だけ集めていく。
 流石に一日百人は無理だ。一日最高でも三人じゃないと身体が持たない。

「さてと、順番を決めるか」

 瞬間移動のボタンを押すと家に帰った。
 これからクラスの女子十六人を抱きたい、抱きたくないで仕分けする。
 処女なら誰でもいいわけじゃない。可愛い処女限定に決まっている。

「七瀬、安藤、天野、山崎、橋本、柴田、姫路、千野、藤吉……俺のストライクゾーン広過ぎだな」

 抱きたいクラスメイトは十六人中九人だった。
 原因はクラスに可愛い女子が多いのか、俺が女子なら誰でもいいド変態だからだ。

 次に抱きたい九人の中で可愛い順番を決めていく。
 顔、体型、性格、体力、知力の五つの総合点で公平に順位を決める。
 最下位から順番に抱いていって、最後に一位を抱く。

 うちのクラスの一位は断トツの蒼桜エミリだ。
 アイツはレアな外国人で、顔と身体だけは良いから仕方ない。

「あとは防音対策と大人しくなる薬を用意すれば完璧だな」

 相手は強敵の処女だ。襲われれば泣き叫ぶに決まっている。
 強力な睡眠薬を使ったり、痛みを感じないように鎮痛剤を使うしかない。
 出来れば無理矢理したくないけど、俺は下の中らしい。無理矢理以外の方法はない。

『催眠術』『惚れ薬』『睡眠薬』——
 とりあえず頭を使って、三つの効果がありそうな便利道具を考えてみた。
 あとは願いを叶えられるか確かめるだけだ。
 
「惚れ薬と睡眠薬なら、惚れ薬にしようかな」

 賽銭箱に質問して、催眠術以外は難しい試練と簡単な試練で作れると分かった。
 だったら惚れ薬だ。意識のない女の子を襲っても楽しくない。
 便利道具は、最初に見た異性を一時間だけ好きになる惚れ薬に決定した。
 俺にベタ惚れ状態で、エッチした方が二人とも楽しめる。

 ♢

「チュチュン、チュン」
「自分の才能が恐ろしい……」

 朝まで寝ずに、完全犯罪を作るのに夢中になってしまった。
 一度外出して、頑張ってキャンピングカーまで作ってしまった。
 周囲に誰もいない山奥で車を出せば、二人っきりのラブホテルの完成だ。
 どんなに泣いて叫んでも、誰も助けに来ない。

(やっぱり、おっぱいは重要な要素だな)

 学校に登校すると、一位以外の獲物八人をチラッ見して、最終順位を決定した。
 大した変動はなかったので、今日の夜に三人だけ襲う事にする。

「よし、取り付けだ」

 あっという間に学校が終わった。
 これから獲物八人の部屋に隠しカメラを仕掛ける。
 家族に邪魔されないように、寝る時間が早い順番に襲った方が良さそうだ。
 先生の授業なんてほとんど聞かずに、頭脳をエロ計画に使いまくった。

「ケーキ屋で快楽漬けにした方が早いかもな」

 透明人間になって、不法侵入して、隠しカメラの取り付け作業をしていたら、つい思ってしまった。
 こんな手間暇かける必要はないと思う。一夜限りの関係なんだから、パパッと終わらせたい。
 
 でも、手間暇かけるからこそ、獲物をゲットした時の喜びもひとしおになる。
 ここは計画通りに進めるしかない。
 八人の部屋に隠しカメラを仕掛け終わると、瞬間移動で自宅に帰った。

「あとは待つだけか」

 隠しカメラはテレビ眼鏡の改良版だ。
 極薄シールを壁や天井に貼り付ける事で、受信機の四角い手鏡で映像だけを見る事が出来る。
 早い人なら午後十時には寝るはずだから、それまでは藤原さんとイチャイチャ出来る。

「遥君、もう生は駄目」
「えぇー!」
 
 部屋に行って、勉強中の藤原さんにキスして、おっぱいを揉んで、結局最後までしてしまった。
 避妊具を使う予行練習だと思えば、ヤる価値は十分にあった。

「ふぅー、今日は二人だけ襲うに変更だな」

 藤原さんが可愛い所為で、予定が変更になってしまった。
 自分の部屋に戻ると、手鏡を指でスライドさせて、ベッドや布団で寝ているクラスメイトを探していく。
 真っ暗な部屋が三つもあった。記念すべき一人目は順位が上の女子にしよう。

「ここは藤吉さんにするか」

 最初の一人目を決めた。三位の藤吉梨奈ふじよしりなだ。藤原さんと名前が似ているから、梨奈と呼ぼう。
 私服ならJDやOLでも通用するぐらいの、大人っぽい顔と身体と胸をしている。
 顎のラインまで届く、サラサラ黒髪のショートヘアで、見た目は清楚系のお姉さんだ。
 制服で隠しきれない発育した胸を揉みたい学校の男子は、両手両足の指を合わせても足りない。

「よし、パパッとやるぞ」

 左右の手に瞬間移動を持った。準備は万端だ。
 顔が見えないと惚れ薬を飲ませても効果はない。だから、透明人間にはなれない。
 瞬間移動で梨奈の部屋に行って、梨奈を掴んで、また瞬間移動を使う。

 キャンピングカーを置いた場所は無人島だ。
 ここなら誰もいないから、アダムとイブになれる。

「よっ、はっ!」

 瞬間移動のダブルクリックで、梨奈を自宅からキャンピングカーのベッドに連れ込んだ。
 自分の才能が恐ろしい。あまりの早業に、梨奈が気付かずに寝ているぐらいだ。
 瞬間移動UFOキャッチャーで女の子をゲットした。

「すぅー、すぅー」
「ゴクリ……これはヤバイな」

 犬のイラスト付きの白い半袖シャツを着て、水色のショートパンツを履いている。
 藤原さんや薫が軽量級ボクサーなら、梨奈は重量級ボクサーだ。
 パンツから飛び出した張りのある太ももを見ただけで、男なら一発で悩殺されてしまう。
 クラスメイトを襲うという背徳感も合わさって、イケナイ感情が興奮となって押し寄せてくる。

「我慢できない。早く惚れ薬を飲ませよう!」

 今すぐに太ももを撫で回したい。惚れ薬は魔女の家で手に入る。
 エッチな拷問ではなく、本気の拷問で素早く三つの番号を教えてもらった。
 小瓶に入ったピンク色の液体を、梨奈の口の中に口移しで流し込んでいく。

「んっ? んんっ! んんーッッ!」

 梨奈が目を覚まして抵抗を始めた。
 身体の上に覆い被さって、両手首をベッドに押さえつける。
 強引に喉の奥に流し込んで、惚れ薬を飲み込ませた。

「えっ? 神村君? どういう事? ここはどこ……?」

 手首は押さえたままで、キスだけやめてあげた。
 軽いパニックを起こしているけど、俺の顔を見ると少し冷静になったようだ。
 顔を動かして、周囲の状況を確認している。

「分かんないの? 梨奈の夢の中だろ。俺とこんな事したくて、夢に見たんだろ」
「あっ、んっ、神村君……やめてぇ」
「やめて欲しいなら、夢から覚めればいいんだよ」

 胸の谷間に顔を埋めてみた。女の子特有の良い匂いが溢れている。
 惚れ薬の効果が現れるまで、このまま楽しむとしよう。

「はぁ、やぁっ、神村君、もっと……」

 二分程で梨奈の身体から抵抗の意思は消えて、悶え始めた。
 押さえていた手首を離して、代わりに服越しに胸や股を両手で撫で回していく。
 惚れ薬が効いているようだ。触られて甘い声を漏らしている。
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