【R18】月読神社の賽銭箱に選ばれた色欲高校生〜たった五円で願いを叶えられる賽銭箱〜

もう書かないって言ったよね?

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第四章 最低高校生vs美少女三人

第44話 もう絶対に許さない

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「何で、俺まで……」

 エミリは繁華街にあるマンションに一人で住んでいるそうだ。
 ナンパからの護衛という事で、放課後にクラスの彼女いない男達が集まった。
 六人でエミリを女王様のように守って歩いていく。

「遥、喉が渇きましたぁ。ジュース、買ってくださぁい」
「お金は?」

 女王様が自動販売機を指差して言ってきた。
 知っていると思うけど、お金を入れないとジュースは出ません。

「oh my god! 遥は女の子に奢らせるつもりなんですかぁ!」

 エミリが口を手で隠して信じられない顔をしているけど、俺がその顔をしたい。
 お金を出すつもりは一切なさそうだから、仕方なく高級財布を取り出した。
 偽総理の金で奢ってやるよ。

「分かったよ。何が飲みたいの?」
「言わないと分かんないですかぁ? エミリが好きなジュースを早く買ってきてくださぁい」
「くっ、親の顔が見てみたい」

 親が娘を我儘に育てると、親じゃなくて、俺のような周りの人間が苦労させられる。
 高級マンションに住んでいたお嬢様達も、きっとエミリみたいな性格をしている。
 今夜、お風呂場でお仕置きしないと駄目だな。

「えーっと、薄味は嫌いだったよな?」

 自動販売機の前までやって来た。この中から正解を選ぶのは難しい。
 弁当の薄味に文句を言っていた。水とかお茶は味が薄いから違う。
 炭酸系が好きなら、無難にコーラでいいけど、持ち歩くならペットボトルがいい。

「はい、コレでいい?」
「やれやれでぇす。ジュース一本買うのに何分待たせるつもりですかぁ? 遥は失格でぇす。もう帰っていいですよぉ」

 コーラのペットボトルを渡すと、呆れ顔で手を振って追い払われた。
 出来の悪い犬はペットにもなれずに、野良犬として捨てられるみたいだ。
 好都合だから、このまま逃げよう。

「分かりました。じゃあ、もう帰ります」
「what? 何、本気で帰っているんですかぁ! 女の我儘に笑って付き合えないと、彼女なんて一生出来ないですよぉ! 根性も鍛えられない根性無しは、整形して出直して来なさぁい!」

 ……どっちなんだよ?
 罰ゲームから逃げられると思って帰ろうとしたのに、引き止められた。
 引き止められると、今度は整形して来いと言われた。
 もうどうすればいいのか分からない。

「どんまい。遥、お前が悪い」
「そうだぞ、遥。デート中にコーラはない。ゲップが出るだろう。普通は水だ」
「まあ、これも勉強だな。家に帰って、妹と練習でもするんだな」

 デートもした事がない奴らが言いたい放題だ。
 俺もした事ないけど、コーラ飲んでるじゃないか。

「thank you。もうここまででいいですよぉ。頼もしい五人の勇者達に敵は怖気付いたようでぇす」
「ふぅー、緊張したなぁー」
「そうか? 俺は何ともなかったな。明日から人数減らしてもいいんじゃないのか?」

 やっと罰ゲームが終わったみたいだ。エミリがマンションの前で解散命令を出した。
 正確には五人の勇者と一人の荷物持ちだ。

「はい。じゃあ、さよなら」

 エミリの四角い通学鞄を返した。

「おお、遥は待ってくださぁい」
「んっ?」

 帰ろうとしたら、エミリに俺だけ呼び止められた。
 内緒の話なのか、俺の左耳に口を近づけて小声で話してきた。

「遥には頑張ったご褒美を内緒であげまぁす。私の飲みかけジュースでぇす。ペロペロしていいですよぉ」
「……」

 うん、間違いないな。俺が好きだと勘違いしている。
 半分だけ入った飲みかけジュースを貰っても、喜べる自信はない。
 俺を喜ばせたいなら、キスぐらいさせて欲しい。

「ありがとう、大切にするよ」
「クスンクスン……これが遥の人生最初で最後にキスになるんですねぇ。可哀想でぇす。頑張って強く生きてくださいねぇ」

 俺の金で買ったジュースをお礼を言って受け取った。
 エミリがワザとらしい泣き真似をして、俺の人生を想像して悲しんでいる。
 俺がどんなにクズ中のクズ男なのか教えたくなる。
 でも、その気持ちを我慢して、マンションに入るエミリを見送った。

(ムフフ。さてと、お仕置きの時間だ)

 鞄から賽銭箱を取り出すと、瞬間移動と透明人間になれる薬を出した。
 五人の勇者と素早く分かれて、家に戻って、素早く全裸になって戻って来る。
 透視眼鏡でエミリの私生活を視姦して、お風呂場で顔に自己製シャンプーを発射する。
 知らない間に俺の女にしてやるよ。

(蒼桜……蒼桜……)

 マンションは二十階ぐらいだ。
 珍しい苗字だから、ポストの郵便物を探せば部屋が分かる。
 見つからなくても消去法で絞る事は出来る。
 透視眼鏡で薄い鉄板を透視して、中身を確認していく。

 数分後、分からない事が分かった。
 いつものように外壁から、ス○イダーマンごっこをする事になった。
 ついでに他の部屋の住民もチェックしよう。お風呂の時間は人それぞれだ。

「はぁ、はぁ……十八階かよ!」

 エミリの部屋は最上階近くだった。その所為でちょっと寄り道をし過ぎて疲れた。
 学生、OL、人妻と……このマンションは見どころがたくさんあった。

「ぐっ……! ぐぅぅぅ!」

 ……怪我は大丈夫なのかよ?
 一人暮らしの家で何をしているかと思ったら、黒のスポーツブラとボクサーパンツのスポーツウェアを着て、筋トレマシンで鍛えていた。腹筋なんかは俺よりも割れている。
 自宅にトレーニングジムがあるから、やっぱり金持ちのお嬢様みたいだ。
 両腕の包帯はボクシングジムで、スパーリングでもして出来た痣を、隠しているんじゃないだろうか?

 まあ、それはどうでもいい。ここに来た目的を果たすとしよう。
 まずは眼鏡を付けずに色々な角度から見る。むしろ、眼鏡は付けるべきではない。
 これだけ汗をかいているんだ。確実にシャワーを浴びる。風呂場まで我慢した方が絶対に良い。
 豊潤な汗の香りを楽しみ、ベンチプレスに付いた汗を指で拭き取って舐めた。

(うーん、これがアメリカか。この舌触りに仄かな塩辛さ……2006年のマイアミ産かな?)

 筋トレが終わるまで、一流ソムリエになって時間を潰してみた。
 エミリと同じで俺の乳酸も溜まってきているから、そろそろ休憩してほしい。

「ふぅー、終わりましたぁ」

 待っていた時間がやって来たようだ。
 エミリが筋トレ部屋から出て、棚からタオルと着替えを取り出している。
 これから風呂タイムみたいだ。脱衣所でスポーツウェアを脱いでいく。

(おぉ! これが本場の金髪白メス牛か)

 ミルクは出ないと思うけど、そう思ってしまう程のたぷんたぷんの綺麗なおっぱいだ。
 最低二時間は吸い続ける自信がある。むしろ、今すぐに吸いたい。

 だけど、見るだけで我慢だ。
 見るまでは浮気じゃない。触ってしまったら、一発アウトだ。
 もうそこから先は、理性で自分を抑える自信がない。
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