37 / 70
第三十七話 ジャングル探検開始
しおりを挟む
新しい技を覚えたピーちゃんが無事に大地の裂け目にたどり着いた。
何もない荒野のど真ん中に巨大なヒビ割れがある。
地中深くまで続く大地のヒビ割れは広いところでは四百メートル以上もある。
向こう側の大地に行くには飛んでいくしかない。
『ここかな?』
裂け目の側にポツンと立ていた立て札を見つけた。
立て札には【Dダンジョン】と【下に向かって矢印】が書かれていた。
ここの下に行けばダンジョンがあるらしい。
もちろん裂け目の底は真っ暗で見えない。
飛び降りた瞬間、飛べない人は死亡確定だ。
でも、ピーちゃんは鳥なので、なんの問題もない。
普通に飛んで降りていく。一分、二分と降りていく。
ちょっと深すぎるよね。
『あっ、底だ』
やっぱり通りすぎたんだね。裂け目の底に到着してしまった。
岩の地面には服を着た白い骨がたくさん落ちていた。
飛び降りた人か落ちてしまった人だ。
『これも集めよ』
これも何かの縁ということで落ちてる物を集めていく。
『収納袋見つけた。レナスにあげよ』
僕に渡した収納袋は買わずに死体から盗ってきたものだったんだね。
ピーちゃん、他にも良さそうな物、何かなかったの?
財布とか武器とか魔物とか入ってなかったの?
『ふぅー、これでタダ働きじゃなくなった』
ダンジョン探さずに落ちてる物いっぱい探して疲れたそうだ。地面に座って休憩だ。
僕ならここで帰るけど、ピーちゃんはどうしたんだろう。
『よし、ダンジョン探そ』
だよね。ピーちゃんの目的はこれじゃない。レベルアップだ。
今度は崖から少し離れて、広範囲の壁を見ながら上に飛んでいく。
『見つけた』
やっぱり見落としていたみたいだ。
壁に不自然に開いている綺麗なアーチ型のトンネルを見つけた。
その穴にピーちゃんは飛び込んだ。しばらく進んでいくと外に出た。
外には大きな森【ジャングル】が広がっていた。
ピーちゃんが出てきたのは高い壁の上の方にある穴だ。
森を上空から見下ろしている。緑色のジュウタンのように樹木の葉っぱが広がっている。
ところどころに背の高い木がポツンと立っている。その木に大きな鳥が止まっている。
地上と天井までの距離は七百メートルぐらい離れている。
天井は茶色い岩盤で塞がれていて、上に飛んで逃げることは出来ない。
出口は壁のトンネルだけだ。
『よし、皆殺しにしてやる』
もちろんピーちゃんは逃げるつもりはない。
収納袋からバードスペシャルを取り出した。
脚で掴んで、ジャングル探検開始だ。
森の中は樹木の太い幹や植物のツルが飛ぶのを邪魔するようにぶら下がっている。
色鮮やかな花が咲いていて、羽根のような形の雑草がたくさん生えている。
『ん? 水の音がする……』
チョロチョロと水の流れる音が聞こえた。
音の方に向かうと小さな滝があった。
ちょっと飲んでみたけど、温くて美味しくなかったそうだ。
ガサガサ。
『‼︎』
葉っぱが何かに擦れるような音が聞こえて、音の方に素早く振り向いた。
クチバシにバターナイフを咥えて警戒して待っていると、人間よりも大きな猫が現れた。
黄色い身体に黒い斑点模様のある猫で、顔に白い骨のような仮面をかぶっている。
頬の左右にはムチのように長く太い黄色いヒゲが一本ずつ伸びている。
そのヒゲがクネクネと触手のように動いている。
『ね、ね、猫だ……』
鳥の天敵だね。ピーちゃんは怖くてちょっと後退りした。
でも、ちょっとだ。すぐに言ってやったそうだ。
『おもしれい。ちょうど雑魚ばかりで退屈していたところだ』
そう言うとすぐに飛んできたそうだ。
『ピィー!』
素早いヒゲの突きにピーちゃんが弾き飛ばされた。地面を転がされていく。
ムチ猫が素早く前に移動すると同時に右ヒゲを槍のように突き出してきた。
予想外の攻撃に、見えたけど躱せなかったそうだ。
『うぐぐっ……』
ヨロヨロと立ち上がると頭上から振り下ろされるムチが見えた。
『‼︎』
驚くと反射的に超加速で横に飛んで回避した。
その直後にパシンと地面がムチで叩かれる音が鳴り響いた。
『し、死ぬところだった!』
死を回避して安心したけど、ピンチはまだ続いている。
ムチ猫が追いかけてきた。それも風のように速い動きでだ。
樹木を踏み台に飛び回り、ヒゲを手のように使って、幹やツルを掴んで迫ってくる。
『シャー!』
今度は左前脚が空を飛ぶピーちゃんに振り下ろされた。
それを躱すとヒゲが飛んできた。さらに躱すともう一本のヒゲが飛んできた。
躱して、躱して、躱して逃げ回る。
空に逃げたいけど、逃げられないように上は塞がれてしまう。
頭のいい猫だ。逃げれない絶体絶命のピンチにピーちゃんは使った。
『”ピィーー”』
仲間を呼んだ。変わった鳴き声に一瞬だけムチ猫の動きが止まった。
でも、すぐに再開してきた。ムチ、前脚、身体、尻尾を使った全身攻撃が止まらない。
ピーちゃんは逃げ回るだけで精一杯だ。
そんなピーちゃんの頭上にたくさんの鳥が現れた。
上空をピーちゃんを追いかけるように飛び回っている。
『ハァハァ、た、助かった』
良かったね。
でも、安心しているピーちゃんに向かって、空から一羽の鳥が槍のように降ってきた。
『ひゃーあ!』
危機一髪、ピーちゃんは何とか鋭いクチバシの突きを回避した。
『うるせいぞ、雑魚が!』
ドラゴンのように硬く大きな翼、頭にも小さな翼が生えている。
金色と緑色が混ざった羽根だ。クチバシは槍のように鋭い。
『あのチビが呼んだのか。ブチ殺してやる』
『上下関係ってやつを死ぬ前に教えてやるか』
『…………』
ピーちゃん、敵呼んじゃったみたいだね。
一気に一対五十ぐらいになったけど大丈夫なの?
全方位囲まれちゃっているよね。
何もない荒野のど真ん中に巨大なヒビ割れがある。
地中深くまで続く大地のヒビ割れは広いところでは四百メートル以上もある。
向こう側の大地に行くには飛んでいくしかない。
『ここかな?』
裂け目の側にポツンと立ていた立て札を見つけた。
立て札には【Dダンジョン】と【下に向かって矢印】が書かれていた。
ここの下に行けばダンジョンがあるらしい。
もちろん裂け目の底は真っ暗で見えない。
飛び降りた瞬間、飛べない人は死亡確定だ。
でも、ピーちゃんは鳥なので、なんの問題もない。
普通に飛んで降りていく。一分、二分と降りていく。
ちょっと深すぎるよね。
『あっ、底だ』
やっぱり通りすぎたんだね。裂け目の底に到着してしまった。
岩の地面には服を着た白い骨がたくさん落ちていた。
飛び降りた人か落ちてしまった人だ。
『これも集めよ』
これも何かの縁ということで落ちてる物を集めていく。
『収納袋見つけた。レナスにあげよ』
僕に渡した収納袋は買わずに死体から盗ってきたものだったんだね。
ピーちゃん、他にも良さそうな物、何かなかったの?
財布とか武器とか魔物とか入ってなかったの?
『ふぅー、これでタダ働きじゃなくなった』
ダンジョン探さずに落ちてる物いっぱい探して疲れたそうだ。地面に座って休憩だ。
僕ならここで帰るけど、ピーちゃんはどうしたんだろう。
『よし、ダンジョン探そ』
だよね。ピーちゃんの目的はこれじゃない。レベルアップだ。
今度は崖から少し離れて、広範囲の壁を見ながら上に飛んでいく。
『見つけた』
やっぱり見落としていたみたいだ。
壁に不自然に開いている綺麗なアーチ型のトンネルを見つけた。
その穴にピーちゃんは飛び込んだ。しばらく進んでいくと外に出た。
外には大きな森【ジャングル】が広がっていた。
ピーちゃんが出てきたのは高い壁の上の方にある穴だ。
森を上空から見下ろしている。緑色のジュウタンのように樹木の葉っぱが広がっている。
ところどころに背の高い木がポツンと立っている。その木に大きな鳥が止まっている。
地上と天井までの距離は七百メートルぐらい離れている。
天井は茶色い岩盤で塞がれていて、上に飛んで逃げることは出来ない。
出口は壁のトンネルだけだ。
『よし、皆殺しにしてやる』
もちろんピーちゃんは逃げるつもりはない。
収納袋からバードスペシャルを取り出した。
脚で掴んで、ジャングル探検開始だ。
森の中は樹木の太い幹や植物のツルが飛ぶのを邪魔するようにぶら下がっている。
色鮮やかな花が咲いていて、羽根のような形の雑草がたくさん生えている。
『ん? 水の音がする……』
チョロチョロと水の流れる音が聞こえた。
音の方に向かうと小さな滝があった。
ちょっと飲んでみたけど、温くて美味しくなかったそうだ。
ガサガサ。
『‼︎』
葉っぱが何かに擦れるような音が聞こえて、音の方に素早く振り向いた。
クチバシにバターナイフを咥えて警戒して待っていると、人間よりも大きな猫が現れた。
黄色い身体に黒い斑点模様のある猫で、顔に白い骨のような仮面をかぶっている。
頬の左右にはムチのように長く太い黄色いヒゲが一本ずつ伸びている。
そのヒゲがクネクネと触手のように動いている。
『ね、ね、猫だ……』
鳥の天敵だね。ピーちゃんは怖くてちょっと後退りした。
でも、ちょっとだ。すぐに言ってやったそうだ。
『おもしれい。ちょうど雑魚ばかりで退屈していたところだ』
そう言うとすぐに飛んできたそうだ。
『ピィー!』
素早いヒゲの突きにピーちゃんが弾き飛ばされた。地面を転がされていく。
ムチ猫が素早く前に移動すると同時に右ヒゲを槍のように突き出してきた。
予想外の攻撃に、見えたけど躱せなかったそうだ。
『うぐぐっ……』
ヨロヨロと立ち上がると頭上から振り下ろされるムチが見えた。
『‼︎』
驚くと反射的に超加速で横に飛んで回避した。
その直後にパシンと地面がムチで叩かれる音が鳴り響いた。
『し、死ぬところだった!』
死を回避して安心したけど、ピンチはまだ続いている。
ムチ猫が追いかけてきた。それも風のように速い動きでだ。
樹木を踏み台に飛び回り、ヒゲを手のように使って、幹やツルを掴んで迫ってくる。
『シャー!』
今度は左前脚が空を飛ぶピーちゃんに振り下ろされた。
それを躱すとヒゲが飛んできた。さらに躱すともう一本のヒゲが飛んできた。
躱して、躱して、躱して逃げ回る。
空に逃げたいけど、逃げられないように上は塞がれてしまう。
頭のいい猫だ。逃げれない絶体絶命のピンチにピーちゃんは使った。
『”ピィーー”』
仲間を呼んだ。変わった鳴き声に一瞬だけムチ猫の動きが止まった。
でも、すぐに再開してきた。ムチ、前脚、身体、尻尾を使った全身攻撃が止まらない。
ピーちゃんは逃げ回るだけで精一杯だ。
そんなピーちゃんの頭上にたくさんの鳥が現れた。
上空をピーちゃんを追いかけるように飛び回っている。
『ハァハァ、た、助かった』
良かったね。
でも、安心しているピーちゃんに向かって、空から一羽の鳥が槍のように降ってきた。
『ひゃーあ!』
危機一髪、ピーちゃんは何とか鋭いクチバシの突きを回避した。
『うるせいぞ、雑魚が!』
ドラゴンのように硬く大きな翼、頭にも小さな翼が生えている。
金色と緑色が混ざった羽根だ。クチバシは槍のように鋭い。
『あのチビが呼んだのか。ブチ殺してやる』
『上下関係ってやつを死ぬ前に教えてやるか』
『…………』
ピーちゃん、敵呼んじゃったみたいだね。
一気に一対五十ぐらいになったけど大丈夫なの?
全方位囲まれちゃっているよね。
264
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
俺を凡の生産職だからと追放したS級パーティ、魔王が滅んで需要激減したけど大丈夫そ?〜誰でもダンジョン時代にクラフトスキルがバカ売れしてます~
風見 源一郎
ファンタジー
勇者が魔王を倒したことにより、強力な魔物が消滅。ダンジョン踏破の難易度が下がり、強力な武具さえあれば、誰でも魔石集めをしながら最奥のアイテムを取りに行けるようになった。かつてのS級パーティたちも護衛としての需要はあるもの、単価が高すぎて雇ってもらえず、値下げ合戦をせざるを得ない。そんな中、特殊能力や強い魔力を帯びた武具を作り出せる主人公のクラフトスキルは、誰からも求められるようになった。その後勇者がどうなったのかって? さぁ…
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?
ばふぉりん
ファンタジー
中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!
「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」
「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」
これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。
<前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです>
注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。
(読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる