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第二十三話 怒られたっていい。使ってやる
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「どいつもこいつも油断しやがって!」
『お前もな』
ピーちゃんもね。瀕死でしょ。
倒れたおじさん二人を見て、金髪おじさんが怒っている。
でも、自分もピーちゃんに左腕を負傷させられている。
左腕を力なくぶら下げて、右腕だけで剣を構えている。
「残りはあんただけだ。俺は戦い方を教えてくれって頼んだのに、雑用ばかりやらせやがって」
二対一でアイツが強気になっている。
炭剣の切っ先を向けて勝つ気満々だ。
「マグレでテレンス倒したぐらいでイキがるなよ。お前のような自分が強いと勘違いしている馬鹿に、身の程を教えてやってたんだ。どうやら足りなかったようだがな——」
凄い。こっちも片腕だけで勝つ気満々だ。
もう誰が勝つのか分からない。
「来いよ、俺が教えてやる。お前がどこにでもいる勘違い雑魚野朗だってな」
「ブッ殺す。お前に教えてほしいことなんて、もう何もないんだよ!」
二対一じゃなくて、一対一の真剣勝負だった。
金髪おじさんが右手に持った剣で来るように挑発すると本当に向かっていった。
「死ねやあ!」
突撃すると飛び上がってからの強烈な振り下ろし斬りだ。
まるで野犬が飛びかかるような攻撃だったけど、横に跳んで躱された。
「おっと、残念。ガキは威勢だけはいいね。どこまで持つか楽しみだな!」
「ぐぅっ!」
回避するとすぐに、金髪おじさんが目にも止まらぬ速さで剣を下から上に振り上げた。
アイツが剣を横に倒して受け止めようとしたけど、力が足りずに腕ごと剣が跳ね上げられた。
「ぐぅっ、ゔぅぅ……」
「どうしたどうした? 守るだけじゃ俺は倒せねえぞ。炎出せよ」
まるで子供と大人の戦いだ。
アイツは攻撃できずに剣を受け止め躱すことしか出来ていない。
金髪おじさんの剣は蛇のように動きが読みづらく、鳥のように鋭く速い。
躱せなかった刃がアイツの身体を少しずつ切り刻んでいる。
そんなアイツのピンチにピーちゃんは何をしているかというと……
『マ、マズイ』
収納袋に僕が入れておいた竜薬草を食べて回復していた。
うん、それも大事だけど、もっと大事なことがあると思うよ。
「らあああ! 燃え尽きろ!」
回復中のピーちゃんと違って、頑張って金髪おじさんの剣を受け止めると、アイツが勝負に動いた。
受け止めた瞬間、剣で剣を力いっぱい押して、金髪おじさんに炭剣を肉薄させると燃え上がらせた。
剣から放たれる炎が金髪おじさんの身体に襲いかかった。
「残念だったな、ガキ」
「どうして? ゔああああ!」
でも、金髪おじさんがニヤリと笑った。
すると、逆にアイツの方が悲鳴を上げた。
「どうしてか分かんねえか。簡単な理屈だ。お前も炎を浴びているのに平気なのは、剣に流す魔力がお前のだからだ。主人を焼くわけにはいかないからな。だから、こうやって俺も剣を握って魔力を流せば、魔力の強い方が新しい主人に選ばれるってわけだ。死ぬ前に一つ勉強になったな」
言われて見てみると、金髪おじさんの左手が炭剣の柄に触れていた。
ピーちゃんの雑魚体当たりで負傷したと信じた僕が馬鹿だった。
「がはっ……!」
「まずは一人だ。次、来いよ」
炎に焼かれたアイツが剣から手を離して崩れ落ちた。
金髪おじさんが右手に自分の剣、左手に炭剣を持って振り向いた。
『…………』
ピーちゃん、呼ばれているよ。行かないの?
「来ないならコイツを殺す。逃げても殺す。コイツの命はお前次第ってわけだ。どうするんだ、鳥?」
倒れているアイツの頭に剣先を向けて、金髪おじさんが決断を迫ってきた。
もう動かないわけにはいかない。
「ぐぅぅぅ、お、俺のことは、いい、逃げろ……」
先に動いたのはアイツだった。
倒れたままピーちゃんを苦しそうな顔で見つめて、右腕を伸ばして言ってきた。
そんなアイツの頭を金髪おじさんが踏みつけて言ってきた。
「まだ喋れる元気が残っていたか。おい、鳥。どうする? 逃げていいってよ」
『…………』
「だんまりか。それともビビっているのか?」
ピーちゃん! 男には絶対に負けられない戦いがあるんだよね!
『……もう怒られたっていい。使ってやる』
【種族:ブルーバード レベル28 筋力27 耐久21 敏捷48 器用12 知力8 魔力12 運9 残りポイント27 『バードストライク習得』『超加速習得』】
ピ、ピーちゃん⁉︎ ポイント使うかどうかでずっと悩んでいたの⁉︎
今悩むところ、そこじゃないよ。怒んないから好きなように使いなよ。
【種族:ブルーバード レベル28 筋力27 耐久21 敏捷75 器用12 知力8 魔力12 運9 残りポイント0 『バードストライク習得』『超加速習得』】
悩んだ結果がこれなんだね。敏捷に全振りしたんだね。
もしかしてこれで逃げないよね?
【残像習得】——超加速時に自分の幻影を見せることが出来る。
『逃げる? もう誰も僕からは逃げられない。”超加速”』
良かった。ピーちゃん、逃げなかった。
金髪おじさんに向かって全力で突撃した。
「速いのは知ってんだよ!」
金髪おじさんが普通の剣を投げ捨てると、向かってくるピーちゃんに両手で持った炭剣を振り下ろした。
狙いすました高速の一撃が、超加速のピーちゃんを完璧にとらえた。
『”バードストライク”』
「ぐはぁ……!」
でも、次の瞬間、金髪おじさんの背中にピーちゃんの超体当たりが炸裂した。
もちろん一撃で終わらない。休む暇も与えず、手当たり次第に超体当たりを繰り返す。
「ぐぅっ、があっ、うぐっ……ど、どういうことだ!」
金髪おじさんが理解不能の現象にうろたえている。
剣を振り回して、ピーちゃんを完璧に切っているのに、切られた瞬間にピーちゃんは消えてしまう。
これがピーちゃんの新しい力みたいだ。
『アイツ倒したぐらいでイキがるなよ。身の程を教えてやる』
「がはぁ……!」
後頭部にバードストライクが炸裂した。
金髪おじさんが地面に倒れた。
「もう、許して、くれ……」
ピーちゃん、無自覚でやり過ぎたみたいだね。命乞いしているよ。
本当は攻撃力が低すぎて、一撃で倒せないから、何十発も攻撃しているだけなのにね。
『お前もな』
ピーちゃんもね。瀕死でしょ。
倒れたおじさん二人を見て、金髪おじさんが怒っている。
でも、自分もピーちゃんに左腕を負傷させられている。
左腕を力なくぶら下げて、右腕だけで剣を構えている。
「残りはあんただけだ。俺は戦い方を教えてくれって頼んだのに、雑用ばかりやらせやがって」
二対一でアイツが強気になっている。
炭剣の切っ先を向けて勝つ気満々だ。
「マグレでテレンス倒したぐらいでイキがるなよ。お前のような自分が強いと勘違いしている馬鹿に、身の程を教えてやってたんだ。どうやら足りなかったようだがな——」
凄い。こっちも片腕だけで勝つ気満々だ。
もう誰が勝つのか分からない。
「来いよ、俺が教えてやる。お前がどこにでもいる勘違い雑魚野朗だってな」
「ブッ殺す。お前に教えてほしいことなんて、もう何もないんだよ!」
二対一じゃなくて、一対一の真剣勝負だった。
金髪おじさんが右手に持った剣で来るように挑発すると本当に向かっていった。
「死ねやあ!」
突撃すると飛び上がってからの強烈な振り下ろし斬りだ。
まるで野犬が飛びかかるような攻撃だったけど、横に跳んで躱された。
「おっと、残念。ガキは威勢だけはいいね。どこまで持つか楽しみだな!」
「ぐぅっ!」
回避するとすぐに、金髪おじさんが目にも止まらぬ速さで剣を下から上に振り上げた。
アイツが剣を横に倒して受け止めようとしたけど、力が足りずに腕ごと剣が跳ね上げられた。
「ぐぅっ、ゔぅぅ……」
「どうしたどうした? 守るだけじゃ俺は倒せねえぞ。炎出せよ」
まるで子供と大人の戦いだ。
アイツは攻撃できずに剣を受け止め躱すことしか出来ていない。
金髪おじさんの剣は蛇のように動きが読みづらく、鳥のように鋭く速い。
躱せなかった刃がアイツの身体を少しずつ切り刻んでいる。
そんなアイツのピンチにピーちゃんは何をしているかというと……
『マ、マズイ』
収納袋に僕が入れておいた竜薬草を食べて回復していた。
うん、それも大事だけど、もっと大事なことがあると思うよ。
「らあああ! 燃え尽きろ!」
回復中のピーちゃんと違って、頑張って金髪おじさんの剣を受け止めると、アイツが勝負に動いた。
受け止めた瞬間、剣で剣を力いっぱい押して、金髪おじさんに炭剣を肉薄させると燃え上がらせた。
剣から放たれる炎が金髪おじさんの身体に襲いかかった。
「残念だったな、ガキ」
「どうして? ゔああああ!」
でも、金髪おじさんがニヤリと笑った。
すると、逆にアイツの方が悲鳴を上げた。
「どうしてか分かんねえか。簡単な理屈だ。お前も炎を浴びているのに平気なのは、剣に流す魔力がお前のだからだ。主人を焼くわけにはいかないからな。だから、こうやって俺も剣を握って魔力を流せば、魔力の強い方が新しい主人に選ばれるってわけだ。死ぬ前に一つ勉強になったな」
言われて見てみると、金髪おじさんの左手が炭剣の柄に触れていた。
ピーちゃんの雑魚体当たりで負傷したと信じた僕が馬鹿だった。
「がはっ……!」
「まずは一人だ。次、来いよ」
炎に焼かれたアイツが剣から手を離して崩れ落ちた。
金髪おじさんが右手に自分の剣、左手に炭剣を持って振り向いた。
『…………』
ピーちゃん、呼ばれているよ。行かないの?
「来ないならコイツを殺す。逃げても殺す。コイツの命はお前次第ってわけだ。どうするんだ、鳥?」
倒れているアイツの頭に剣先を向けて、金髪おじさんが決断を迫ってきた。
もう動かないわけにはいかない。
「ぐぅぅぅ、お、俺のことは、いい、逃げろ……」
先に動いたのはアイツだった。
倒れたままピーちゃんを苦しそうな顔で見つめて、右腕を伸ばして言ってきた。
そんなアイツの頭を金髪おじさんが踏みつけて言ってきた。
「まだ喋れる元気が残っていたか。おい、鳥。どうする? 逃げていいってよ」
『…………』
「だんまりか。それともビビっているのか?」
ピーちゃん! 男には絶対に負けられない戦いがあるんだよね!
『……もう怒られたっていい。使ってやる』
【種族:ブルーバード レベル28 筋力27 耐久21 敏捷48 器用12 知力8 魔力12 運9 残りポイント27 『バードストライク習得』『超加速習得』】
ピ、ピーちゃん⁉︎ ポイント使うかどうかでずっと悩んでいたの⁉︎
今悩むところ、そこじゃないよ。怒んないから好きなように使いなよ。
【種族:ブルーバード レベル28 筋力27 耐久21 敏捷75 器用12 知力8 魔力12 運9 残りポイント0 『バードストライク習得』『超加速習得』】
悩んだ結果がこれなんだね。敏捷に全振りしたんだね。
もしかしてこれで逃げないよね?
【残像習得】——超加速時に自分の幻影を見せることが出来る。
『逃げる? もう誰も僕からは逃げられない。”超加速”』
良かった。ピーちゃん、逃げなかった。
金髪おじさんに向かって全力で突撃した。
「速いのは知ってんだよ!」
金髪おじさんが普通の剣を投げ捨てると、向かってくるピーちゃんに両手で持った炭剣を振り下ろした。
狙いすました高速の一撃が、超加速のピーちゃんを完璧にとらえた。
『”バードストライク”』
「ぐはぁ……!」
でも、次の瞬間、金髪おじさんの背中にピーちゃんの超体当たりが炸裂した。
もちろん一撃で終わらない。休む暇も与えず、手当たり次第に超体当たりを繰り返す。
「ぐぅっ、があっ、うぐっ……ど、どういうことだ!」
金髪おじさんが理解不能の現象にうろたえている。
剣を振り回して、ピーちゃんを完璧に切っているのに、切られた瞬間にピーちゃんは消えてしまう。
これがピーちゃんの新しい力みたいだ。
『アイツ倒したぐらいでイキがるなよ。身の程を教えてやる』
「がはぁ……!」
後頭部にバードストライクが炸裂した。
金髪おじさんが地面に倒れた。
「もう、許して、くれ……」
ピーちゃん、無自覚でやり過ぎたみたいだね。命乞いしているよ。
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