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第四章:商人編
第144話 Aランクダンジョン
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「すみません。Aランクダンジョンの入り口は何処にありますか?」
小船を消すと、その辺にいた若い男にダンジョンの場所を聞いた。
これで違う町だったら恥ずかしいが、間違いないようだ。
「おっ! あんた、強そうだな。あっちの森の中に古い教会がある。入り口なら教会の中だ。頑張れよ!」
「いえいえ、ありがとうございます」
装備や身体付きを見ながら、気さくな感じに男が教えてくれた。
凄腕の冒険者は歓迎されているようだ。早速、教えられた方向に向かった。
「意外と普通の街だな……」
大きな川が街の真ん中を流れていて、馬車二台が通れる広い岩橋がかかっている。
赤茶の三角屋根にクリーム色の壁、高さ六メートル程の建物が多い。
そして、建物に負けないぐらいに、広葉樹の緑色の木がたくさん植えられている。
住民達は仕事で疲れているのか、癒し効果が大量に必要なようだ。
「姉貴が見つからない時はすぐに帰るぞ。観光はしないからな」
「隊長だけ帰ればいいじゃないですか。私は一人でも大丈夫です」
「子供を一人で置いていけるわけないだろ。今度から休日に連れていってやるから、それで我慢しろ」
「はぁーい。分かりました」
街中を抜けると、暗い森の中の大きな一本道を歩いていく。
隣を歩く我儘メルに妥協案を提示してやると、不満そうな声で了承されてしまった。
小さな子供なら我慢できるが、見た目十五歳ぐらいの女子にやられるとムカツクものだ。
コイツは七歳と自分に言い聞かせて我慢するしかない。
「それよりも中に入れるんですか? 隊長、Cランクですよね?」
「問題ない。所詮は肩書きだ。必要なのは腕輪だけだ」
俺をまだ馬鹿にしたいのか、メルがダンジョンに入れるのかと聞いてきた。
もちろん準備は出来ている。
AランクダンジョンはBランクダンジョンと違って、資格のない人間は入れない。
その資格というのが腕輪を嵌めた人間だ。
魔人には使えないという差別もあるが、腕に嵌める事は出来る。
これで無理なら夜の街を観光するしかない。
朝まで人通りは少なく、店も閉まっているが、回復水を作る時間にはちょうどいい。
大量に作り終えた頃に朝日が昇ってくれるはずだ。
「あれ? 隊長、腕輪は一つしかないですよね?」
「ああ、そうだな。だから、お前は入り口の前でお留守番だ」
「ええー⁉︎ 隊長がお留守番してください!」
メルが重要な事に気づいたようだが、俺は最初から気づいていた。
もう一つ腕輪を入手する予定だったが、行きたい行きたいと我儘を言うからこうなる。
「駄目だ。危険な場所に一人で行かせない。だけど、安心しろ。俺が先に入って姉貴を探す。見つけたら連れてきて、腕輪をお前に渡すから入ればいい」
「それならいいですけど、お姉ちゃんがいなかったら、どうするんですか?」
「その時は治療方法を探してくる。そう簡単に見つかるとは思わないけどな」
我儘メルと違って、俺は計画的に行動する人間だ。
十二時間の飛行小船の操縦中に、完璧な計画を立ててやった。
もしも、探すのも危険ならば、身体を自分で傷つけて、探したフリをする。
危険だと分かれば、二度と入りたいとは言わないだろう。
♢
「ボロい教会だな」
十二メートルはある焦げた外壁の廃教会に到着した。神父も修道女も見当たらない。
石造りの暗い教会の中を通っていくと、教会中央に天井のない大広間を見つけた。
「わぁー、凄く大きな絵ですね」
「そうだな。巨人でも入れそうな絵だ」
目の前の巨大な動く絵にメルが素直に驚いている。
大広間には縦長のアーチ型の絵が一枚置かれている。
額縁は薄い青色の金属で出来ていて、絵の部分には草原と青空が描かれている。
だけど、空に浮いている白い雲が動き、絵の中から風が吹いてくる。まるで魔法の絵だ。
絵の反対側に回ってみたが、同じ絵が描かれていた。どちらからでも入れるようだ。
「よし、やるか」
まずは絵の中に入れるか、確かめないと何も始まらない。茶剣を作って、絵に突き刺してみた。
スッと吸い込まれるように、剣が絵の中に入った。反対側に剣先は貫通していない。
やはり魔法の絵で間違いなさそうだ。
「入っても大丈夫みたいだな」
茶剣を絵から引き抜いて、壊れてないか調べてみた。
溶けてもいないし、熱くも冷たくもなっていない。
変な臭いもしないから、入っても即死する心配はないだろう。
「隊長、まだ入らないんですか?」
「フッ」
これだから素人は困る。
慎重に調べている俺に対して、メルが余計な事を聞いてきた。
「お前は馬鹿なのか? 見た事もない料理を出されて、『わぁー、美味しそう!』とか言って食べるのか? 死ぬぞ」
「料理の話なんてしてないです。怖いなら私が入るから、腕輪を貸してください」
「俺に怖いものなんてない。安全を確かめていただけだ。すぐに入る」
勇敢かと思ったが、例え話が分からないから、やっぱり愚か者だ。
右腕の腕輪を奪い取ろうとする、メルの頭を押さえて突き放した。
町に帰ったら、どの学年でもいいから、学校に放り込んで勉強させてやる。
「よし」
安全性は確かめた。階段ではないが、ここで間違いない。
覚悟を決めると絵の中に飛び込んだ。
「ぐっ……」
ぶつかるかもしれないと少しだけ思ったが、すんなりと絵の中に入ってしまった。
足元の地面が柔らかい草に変わっている。少し涼しい風が肌を撫でていく。
夜から一瞬で日が昇る朝に変わってしまった。
「これは相当に広いな。山も川も森もある」
周囲を軽く見回しただけでも、絵の中の世界が広いのが分かった。
灰色と白色の山、楕円形の湖へと流れ川、針葉樹の森が見える。
水色のリス、白色の狼、赤色の牛、銀色の鳥とモンスターも四種類見つけた。
地下50階の暗黒城と同じ作りのようだ。
「わぁー、良い空気ですね」
「そうだな……んっ?」
メルの声が聞こえたから応えたが、すぐにおかしいと思って振り返った。
絵の外から聞こえたにしては近すぎる。
「……何でいるんだ?」
予想通りに絵の中にいた。
「ちょっと触ったら入れたから入りました」
「触るのも入るのも駄目だ! さっさと出ていけ!」
「嫌です! 危なくないです!」
「俺が危ないんだよ!」
「きゃあ!」
俺を怒らせたいのか、俺に怒られたいのか分からないが、やる事は決まっている。
両肩を掴んで回れ右させると、背中を廃教会の絵に向かって押していく。
可愛い見た目の水色リスも、恐ろしく凶暴凶悪に決まっている。
「まったく……簡単に入らせたら駄目だろうが」
入れた理由は後で考えるとして、とりあえず廃教会の中にメルを押し返した。
次に入ってきたら調査せずに、飛行小船に押し込んで町に帰ってやる。
「隊長、酷いです! あのリス倒すから見ててください!」
「ば、馬鹿っ‼︎ やめ——」
だけど、馬鹿を舐めていた。止める時間もなかった。
再び絵の中に入ってきたメルが、体長40センチはある水色リスに黒炎の矢を発射した。
20メートル程先にいる水色リスの背中に、黒炎の矢が突き刺さった。
「やったぁ! ほら、倒しましたよ!」
「……いや、よく見てみろ。火が消えている」
「えっ?」
メルが馬鹿みたいに喜んでいるが、火の粉が当たっただけで死ぬわけない。
水色リスは何事もなかったようにケロッとしている。
それどころか両手を広げて、自分の身体と同じぐらいの水の玉を作った。
敵だと認識されてしまった。
「早く教会に戻れ。死ぬぞ」
「大丈夫です! まだ始まったばかりです!」
俺の言う事を聞くつもりはないようだ。
熱血冒険者になるように育てたつもりはないが、メルが黒炎の矢をまた射った。
真っ直ぐに飛んでいった黒炎の矢が、当たり前のように水の玉に吸収されて消火された。
「あっ……」
「もういいな? 俺が片付ける」
「むぅー!」
どう見ても相性が悪すぎる。あれはマグマスライムと同じだ。
物理攻撃と炎魔法と水魔法は効かないと思った方がいい。
職人オヤジから貰った氷剣が一番効果的だろう。
凍らせてバラバラに砕いてやる。
小船を消すと、その辺にいた若い男にダンジョンの場所を聞いた。
これで違う町だったら恥ずかしいが、間違いないようだ。
「おっ! あんた、強そうだな。あっちの森の中に古い教会がある。入り口なら教会の中だ。頑張れよ!」
「いえいえ、ありがとうございます」
装備や身体付きを見ながら、気さくな感じに男が教えてくれた。
凄腕の冒険者は歓迎されているようだ。早速、教えられた方向に向かった。
「意外と普通の街だな……」
大きな川が街の真ん中を流れていて、馬車二台が通れる広い岩橋がかかっている。
赤茶の三角屋根にクリーム色の壁、高さ六メートル程の建物が多い。
そして、建物に負けないぐらいに、広葉樹の緑色の木がたくさん植えられている。
住民達は仕事で疲れているのか、癒し効果が大量に必要なようだ。
「姉貴が見つからない時はすぐに帰るぞ。観光はしないからな」
「隊長だけ帰ればいいじゃないですか。私は一人でも大丈夫です」
「子供を一人で置いていけるわけないだろ。今度から休日に連れていってやるから、それで我慢しろ」
「はぁーい。分かりました」
街中を抜けると、暗い森の中の大きな一本道を歩いていく。
隣を歩く我儘メルに妥協案を提示してやると、不満そうな声で了承されてしまった。
小さな子供なら我慢できるが、見た目十五歳ぐらいの女子にやられるとムカツクものだ。
コイツは七歳と自分に言い聞かせて我慢するしかない。
「それよりも中に入れるんですか? 隊長、Cランクですよね?」
「問題ない。所詮は肩書きだ。必要なのは腕輪だけだ」
俺をまだ馬鹿にしたいのか、メルがダンジョンに入れるのかと聞いてきた。
もちろん準備は出来ている。
AランクダンジョンはBランクダンジョンと違って、資格のない人間は入れない。
その資格というのが腕輪を嵌めた人間だ。
魔人には使えないという差別もあるが、腕に嵌める事は出来る。
これで無理なら夜の街を観光するしかない。
朝まで人通りは少なく、店も閉まっているが、回復水を作る時間にはちょうどいい。
大量に作り終えた頃に朝日が昇ってくれるはずだ。
「あれ? 隊長、腕輪は一つしかないですよね?」
「ああ、そうだな。だから、お前は入り口の前でお留守番だ」
「ええー⁉︎ 隊長がお留守番してください!」
メルが重要な事に気づいたようだが、俺は最初から気づいていた。
もう一つ腕輪を入手する予定だったが、行きたい行きたいと我儘を言うからこうなる。
「駄目だ。危険な場所に一人で行かせない。だけど、安心しろ。俺が先に入って姉貴を探す。見つけたら連れてきて、腕輪をお前に渡すから入ればいい」
「それならいいですけど、お姉ちゃんがいなかったら、どうするんですか?」
「その時は治療方法を探してくる。そう簡単に見つかるとは思わないけどな」
我儘メルと違って、俺は計画的に行動する人間だ。
十二時間の飛行小船の操縦中に、完璧な計画を立ててやった。
もしも、探すのも危険ならば、身体を自分で傷つけて、探したフリをする。
危険だと分かれば、二度と入りたいとは言わないだろう。
♢
「ボロい教会だな」
十二メートルはある焦げた外壁の廃教会に到着した。神父も修道女も見当たらない。
石造りの暗い教会の中を通っていくと、教会中央に天井のない大広間を見つけた。
「わぁー、凄く大きな絵ですね」
「そうだな。巨人でも入れそうな絵だ」
目の前の巨大な動く絵にメルが素直に驚いている。
大広間には縦長のアーチ型の絵が一枚置かれている。
額縁は薄い青色の金属で出来ていて、絵の部分には草原と青空が描かれている。
だけど、空に浮いている白い雲が動き、絵の中から風が吹いてくる。まるで魔法の絵だ。
絵の反対側に回ってみたが、同じ絵が描かれていた。どちらからでも入れるようだ。
「よし、やるか」
まずは絵の中に入れるか、確かめないと何も始まらない。茶剣を作って、絵に突き刺してみた。
スッと吸い込まれるように、剣が絵の中に入った。反対側に剣先は貫通していない。
やはり魔法の絵で間違いなさそうだ。
「入っても大丈夫みたいだな」
茶剣を絵から引き抜いて、壊れてないか調べてみた。
溶けてもいないし、熱くも冷たくもなっていない。
変な臭いもしないから、入っても即死する心配はないだろう。
「隊長、まだ入らないんですか?」
「フッ」
これだから素人は困る。
慎重に調べている俺に対して、メルが余計な事を聞いてきた。
「お前は馬鹿なのか? 見た事もない料理を出されて、『わぁー、美味しそう!』とか言って食べるのか? 死ぬぞ」
「料理の話なんてしてないです。怖いなら私が入るから、腕輪を貸してください」
「俺に怖いものなんてない。安全を確かめていただけだ。すぐに入る」
勇敢かと思ったが、例え話が分からないから、やっぱり愚か者だ。
右腕の腕輪を奪い取ろうとする、メルの頭を押さえて突き放した。
町に帰ったら、どの学年でもいいから、学校に放り込んで勉強させてやる。
「よし」
安全性は確かめた。階段ではないが、ここで間違いない。
覚悟を決めると絵の中に飛び込んだ。
「ぐっ……」
ぶつかるかもしれないと少しだけ思ったが、すんなりと絵の中に入ってしまった。
足元の地面が柔らかい草に変わっている。少し涼しい風が肌を撫でていく。
夜から一瞬で日が昇る朝に変わってしまった。
「これは相当に広いな。山も川も森もある」
周囲を軽く見回しただけでも、絵の中の世界が広いのが分かった。
灰色と白色の山、楕円形の湖へと流れ川、針葉樹の森が見える。
水色のリス、白色の狼、赤色の牛、銀色の鳥とモンスターも四種類見つけた。
地下50階の暗黒城と同じ作りのようだ。
「わぁー、良い空気ですね」
「そうだな……んっ?」
メルの声が聞こえたから応えたが、すぐにおかしいと思って振り返った。
絵の外から聞こえたにしては近すぎる。
「……何でいるんだ?」
予想通りに絵の中にいた。
「ちょっと触ったら入れたから入りました」
「触るのも入るのも駄目だ! さっさと出ていけ!」
「嫌です! 危なくないです!」
「俺が危ないんだよ!」
「きゃあ!」
俺を怒らせたいのか、俺に怒られたいのか分からないが、やる事は決まっている。
両肩を掴んで回れ右させると、背中を廃教会の絵に向かって押していく。
可愛い見た目の水色リスも、恐ろしく凶暴凶悪に決まっている。
「まったく……簡単に入らせたら駄目だろうが」
入れた理由は後で考えるとして、とりあえず廃教会の中にメルを押し返した。
次に入ってきたら調査せずに、飛行小船に押し込んで町に帰ってやる。
「隊長、酷いです! あのリス倒すから見ててください!」
「ば、馬鹿っ‼︎ やめ——」
だけど、馬鹿を舐めていた。止める時間もなかった。
再び絵の中に入ってきたメルが、体長40センチはある水色リスに黒炎の矢を発射した。
20メートル程先にいる水色リスの背中に、黒炎の矢が突き刺さった。
「やったぁ! ほら、倒しましたよ!」
「……いや、よく見てみろ。火が消えている」
「えっ?」
メルが馬鹿みたいに喜んでいるが、火の粉が当たっただけで死ぬわけない。
水色リスは何事もなかったようにケロッとしている。
それどころか両手を広げて、自分の身体と同じぐらいの水の玉を作った。
敵だと認識されてしまった。
「早く教会に戻れ。死ぬぞ」
「大丈夫です! まだ始まったばかりです!」
俺の言う事を聞くつもりはないようだ。
熱血冒険者になるように育てたつもりはないが、メルが黒炎の矢をまた射った。
真っ直ぐに飛んでいった黒炎の矢が、当たり前のように水の玉に吸収されて消火された。
「あっ……」
「もういいな? 俺が片付ける」
「むぅー!」
どう見ても相性が悪すぎる。あれはマグマスライムと同じだ。
物理攻撃と炎魔法と水魔法は効かないと思った方がいい。
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