91 / 172
第二章:ゾンビ編
第91話 理不尽な暴力
しおりを挟む
「うわぁ! またですか?」
何がまたなのか分からないが、左肩は荷物だから無視する。
闘技場の真ん中に立ち止まって、身体を岩で大至急包み込んでいく。
一瞬で岩壁や岩杭は作れるが、一瞬で壊されるだけだ。
いざという時は脱皮作戦もあるから、上に逃げた方が安心だ。
ダッ、ダッ、ダッ……
「グオオォ!」
「流石に待ってくれないか」
変身途中だが、キメラが走ってきた。
悪いが、もう上空に飛んで逃げられる大きさだ。
女剣士にでも遊んでもらえばいい。
「……ここまで来れば大丈夫だな」
急いで上空に避難して、上を見上げて睨んでいる四匹のキメラを見下ろした。
悔しかったら、背中の翼で追ってくればいいのに、それはしないようだ。
変身完了までの時間は僅か十二秒だったが、戦闘では致命的な遅さだ。
ズパァン——
「グゥギャー‼︎」
「ちょっと何やってるの! 走れって言ったでしょう!」
剣の一振りで、キメラは顔面を細切れにされて倒されていく。
地上で護衛のブチ切れ女剣士が奮闘しているけど、十二匹のキメラに囲まれている。
どう見ても走っていたら、頭と両手足を四匹ぐらいに噛まれて、引き千切られて死んでいる。
それとも、私が大声で敵を引きつけている間に、階段に走れと伝えているのだろうか。
それも多分違うだろう。どう見てもピンチにしか見えない。
「あれは駄目だな。少し暴れるけど、舌を噛むなよ」
「ちょっと動けないんですけど! 何なんですか、これ⁉︎」
左肩の荷物が苦情を言っているけど、リエラを助けないと先に進むのは無理だ。
ゴーレムLV4の中は丸い岩が大量に詰まっている。生身の子供だと大変危険だ。
だから、メルの身体は目、耳、口に丸い岩が入らない程度の穴を開けて、その他は岩で包み込んでいる。
指先一つ動かせない状態だが、安全の為に我慢してもらう。
ドガガガガッ——
「グゥガァァ‼︎」
両手を地上のキメラ達に向けると、小さな岩杭の弾丸の雨を大量発射していく。
地上から、頭や背中を撃たれたキメラ達の怒り声が聞こえてくる。
岩杭は突き刺さらないが、引っ掻き傷ぐらいのダメージは与えられているようだ。
堪らずに逃げ出すキメラや、翼を広げて飛んでくるキメラがいる。
「よし、うまく食いついたな」
とりあえず、あとは空中戦で翼を大剣でへし折れば上出来だろう……
「なっ⁉︎ 何で戦っているんだよ!」
と思っていたのに、リエラが階段に逃げずに戦っている。
せっかく俺がキメラを五匹も空中に誘い出したのに、攻撃チャンスだと思っている。
「グオオォ!」
「くっ! あいつ、絶対に馬鹿だ!」
キメラ達の攻撃を必死に避けながら、大剣を振り回す。
尻尾の毒針は毒が効かないゾンビの身体でも、刺されば穴ぐらいは空く。
特にメルは毒と穴の両方が効くから、絶対に当たったらマズイ。
宝箱探知器が壊れると、この先が楽に進めなくなる。
「ちょ、ちょっと! グルグル回って気持ち悪いです!」
「チッ! 食べ過ぎなんだよ。階段に投げ込むから、まだ吐くんじゃないぞ!」
空中をジグザグに高速で飛んでいると、また荷物が苦情を言ってきた。
だけど、今回は緊急事態だ。
四十階の階段を守るキメラが二匹いるけど、そこは何とかするしかない。
俺は自分の臭いは気にならないが、他人の臭いは凄く気になるタイプだ。
右手で剣を振り回し、左手で階段を塞ぐキメラに地味な岩杭を発射する。
二匹は苦痛に声を上げて耐えていたが、すぐに翼を広げて飛んできた。
「グオオォ!」
逃げずに向かってきたのは予想外だが、階段口が開いているなら問題ない。
剣を握っている右腕を五十センチ程太くすると、荷物と一緒に移動した。
「頼むから見逃してくれよ……」
俺なら飛んでくる大剣付きの右腕は叩き落とさない。
祈るようにキメラ達の間に見える階段口に向かって、右腕を本体から離して発射した。
ドォン——
「グオオォ!」
「よし!」
予想通りに串刺しにならないように、素早くキメラ二匹は回避した。
しかも、空中にいる他のキメラ達と一緒に、落下を開始した無人のゴーレムに向かっている。
好きなだけ噛んで壊せばいい。
「ぐっ、くっ……!」
スポッと階段に飛び込んだ右腕が、階段の角に削られながら滑り落ちていく。
一番下まで滑り落ちて、二人で四十階の闘技場に挑戦するつもりはないので、岩を分解して脱出した。
「うぅ、痛たたたぁ……死ぬかと思いました」
「それは俺の台詞だ。まったく、何が真ん中まで行ったら襲ってくるだ」
全身を包んでいた岩から解放してやると、メルは頭を押させて苦しんでいる。
リエラの言う事を信じるなんて、俺が馬鹿だった。
ほぼ階段から出た瞬間に襲ってきた。闘技場の真ん中まで行くと囲まれていた。
「さてと、お前はここで待機していろ。もう一人連れてくる」
文句はこの辺にしてメルに言うと、階段を駆け上がった。
四十階もそうだが、帰り道もある。リエラの力がまだまだ必要だ。
キメラと次のモンスターに挟まれた階段の中で、死ぬまで暮らすつもりはない。
「んっ? あれは……」
見上げていた階段口から、白い何かが勢いよく飛び込んできた。
「ハァ、ハァ……私じゃなかったら死んでたからね!」
「お、おぉ……」
よく見なくても、怒っている声で誰だか分かった。
ゆっくりと階段を上って確認すると、左右の剣にキメラの皮を突き刺した、リエラが立っていた。
俺の為に剣の強化素材を拾ってくれたようだ。
「無事で良かった。今助けに行こうとしてたんだよ。よく俺達が階段に入ったって分かったな?」
「前も行ったでしょ。あんたの動きは探知で分かるんだから」
「あぁ、そうだったな。皮まで手に入れたのか! 凄いなぁー、メルも心配している。さあ、行こう」
話してみたけど、特に問題なさそうだ。
リエラの左右の剣からキメラの皮五枚を引き抜くと、俺の剣に吸収させた。
残りの強化素材は、暗黒物質三個と神金剛石二個になる。
流石にキメラを倒して、二個取ってきて欲しいとは言えない。
「それだけかぁー!」
「ぐはぁ‼︎ おふっ、ぐふっ……!」
ドガッ! 階段を下りようとしたら、背中に衝撃が走った。
どうやら、殴り落とされたか、蹴り落とされたようだ。
ゴロゴロと階段を転げ落ちていく。
ダッ、ダッ、ダッ——
「この腰抜けの役立たずがぁ!」
「うぐっ!」
ドフッ! ようやく止まったので、立ち上がろうとすると、階段じゃないのに思いっきり踏まれた。
踏まれた腹を中心に、身体がくの字に飛び跳ねた。
おそらく怒っている原因は、ゴーレムLV4になったからだろう。
「まったく使えないわね! このゴミは!」
「ぐはぁ!」
ドガッとまた蹴られて階段を転げ落ちていく。
何がしたいのかは分かるが、仲間にやっていい仕打ちじゃない。
俺にだけは言われたくないと思うけど、ここは我慢してほしい。
「次に私を置いて逃げ出したら、手足へし折って、モンスターの餌にするから覚悟しなさい!」
「うぐっ!」
ドフッ! 転がっている俺を腹をまた思いっきり踏んで、ようやく気が済んだようだ。
リエラは怒りながら階段を下りていった。
「うぐっ、なんて理不尽な暴力なんだ」
痛くはないけど、骨ぐらいは折れる。それに俺は最初から無理だと言っていた。
いい加減な情報を教えて、俺とメルを危険にさらしたのが自分だって、あの女は理解しろ。
「あの女……覚えていろよ」
立ち上がると身体の怪我を確認した。
痛くないから分からないけど、骨が飛び出してないから問題ないだろう。
リエラを追って階段を下りていった。
何がまたなのか分からないが、左肩は荷物だから無視する。
闘技場の真ん中に立ち止まって、身体を岩で大至急包み込んでいく。
一瞬で岩壁や岩杭は作れるが、一瞬で壊されるだけだ。
いざという時は脱皮作戦もあるから、上に逃げた方が安心だ。
ダッ、ダッ、ダッ……
「グオオォ!」
「流石に待ってくれないか」
変身途中だが、キメラが走ってきた。
悪いが、もう上空に飛んで逃げられる大きさだ。
女剣士にでも遊んでもらえばいい。
「……ここまで来れば大丈夫だな」
急いで上空に避難して、上を見上げて睨んでいる四匹のキメラを見下ろした。
悔しかったら、背中の翼で追ってくればいいのに、それはしないようだ。
変身完了までの時間は僅か十二秒だったが、戦闘では致命的な遅さだ。
ズパァン——
「グゥギャー‼︎」
「ちょっと何やってるの! 走れって言ったでしょう!」
剣の一振りで、キメラは顔面を細切れにされて倒されていく。
地上で護衛のブチ切れ女剣士が奮闘しているけど、十二匹のキメラに囲まれている。
どう見ても走っていたら、頭と両手足を四匹ぐらいに噛まれて、引き千切られて死んでいる。
それとも、私が大声で敵を引きつけている間に、階段に走れと伝えているのだろうか。
それも多分違うだろう。どう見てもピンチにしか見えない。
「あれは駄目だな。少し暴れるけど、舌を噛むなよ」
「ちょっと動けないんですけど! 何なんですか、これ⁉︎」
左肩の荷物が苦情を言っているけど、リエラを助けないと先に進むのは無理だ。
ゴーレムLV4の中は丸い岩が大量に詰まっている。生身の子供だと大変危険だ。
だから、メルの身体は目、耳、口に丸い岩が入らない程度の穴を開けて、その他は岩で包み込んでいる。
指先一つ動かせない状態だが、安全の為に我慢してもらう。
ドガガガガッ——
「グゥガァァ‼︎」
両手を地上のキメラ達に向けると、小さな岩杭の弾丸の雨を大量発射していく。
地上から、頭や背中を撃たれたキメラ達の怒り声が聞こえてくる。
岩杭は突き刺さらないが、引っ掻き傷ぐらいのダメージは与えられているようだ。
堪らずに逃げ出すキメラや、翼を広げて飛んでくるキメラがいる。
「よし、うまく食いついたな」
とりあえず、あとは空中戦で翼を大剣でへし折れば上出来だろう……
「なっ⁉︎ 何で戦っているんだよ!」
と思っていたのに、リエラが階段に逃げずに戦っている。
せっかく俺がキメラを五匹も空中に誘い出したのに、攻撃チャンスだと思っている。
「グオオォ!」
「くっ! あいつ、絶対に馬鹿だ!」
キメラ達の攻撃を必死に避けながら、大剣を振り回す。
尻尾の毒針は毒が効かないゾンビの身体でも、刺されば穴ぐらいは空く。
特にメルは毒と穴の両方が効くから、絶対に当たったらマズイ。
宝箱探知器が壊れると、この先が楽に進めなくなる。
「ちょ、ちょっと! グルグル回って気持ち悪いです!」
「チッ! 食べ過ぎなんだよ。階段に投げ込むから、まだ吐くんじゃないぞ!」
空中をジグザグに高速で飛んでいると、また荷物が苦情を言ってきた。
だけど、今回は緊急事態だ。
四十階の階段を守るキメラが二匹いるけど、そこは何とかするしかない。
俺は自分の臭いは気にならないが、他人の臭いは凄く気になるタイプだ。
右手で剣を振り回し、左手で階段を塞ぐキメラに地味な岩杭を発射する。
二匹は苦痛に声を上げて耐えていたが、すぐに翼を広げて飛んできた。
「グオオォ!」
逃げずに向かってきたのは予想外だが、階段口が開いているなら問題ない。
剣を握っている右腕を五十センチ程太くすると、荷物と一緒に移動した。
「頼むから見逃してくれよ……」
俺なら飛んでくる大剣付きの右腕は叩き落とさない。
祈るようにキメラ達の間に見える階段口に向かって、右腕を本体から離して発射した。
ドォン——
「グオオォ!」
「よし!」
予想通りに串刺しにならないように、素早くキメラ二匹は回避した。
しかも、空中にいる他のキメラ達と一緒に、落下を開始した無人のゴーレムに向かっている。
好きなだけ噛んで壊せばいい。
「ぐっ、くっ……!」
スポッと階段に飛び込んだ右腕が、階段の角に削られながら滑り落ちていく。
一番下まで滑り落ちて、二人で四十階の闘技場に挑戦するつもりはないので、岩を分解して脱出した。
「うぅ、痛たたたぁ……死ぬかと思いました」
「それは俺の台詞だ。まったく、何が真ん中まで行ったら襲ってくるだ」
全身を包んでいた岩から解放してやると、メルは頭を押させて苦しんでいる。
リエラの言う事を信じるなんて、俺が馬鹿だった。
ほぼ階段から出た瞬間に襲ってきた。闘技場の真ん中まで行くと囲まれていた。
「さてと、お前はここで待機していろ。もう一人連れてくる」
文句はこの辺にしてメルに言うと、階段を駆け上がった。
四十階もそうだが、帰り道もある。リエラの力がまだまだ必要だ。
キメラと次のモンスターに挟まれた階段の中で、死ぬまで暮らすつもりはない。
「んっ? あれは……」
見上げていた階段口から、白い何かが勢いよく飛び込んできた。
「ハァ、ハァ……私じゃなかったら死んでたからね!」
「お、おぉ……」
よく見なくても、怒っている声で誰だか分かった。
ゆっくりと階段を上って確認すると、左右の剣にキメラの皮を突き刺した、リエラが立っていた。
俺の為に剣の強化素材を拾ってくれたようだ。
「無事で良かった。今助けに行こうとしてたんだよ。よく俺達が階段に入ったって分かったな?」
「前も行ったでしょ。あんたの動きは探知で分かるんだから」
「あぁ、そうだったな。皮まで手に入れたのか! 凄いなぁー、メルも心配している。さあ、行こう」
話してみたけど、特に問題なさそうだ。
リエラの左右の剣からキメラの皮五枚を引き抜くと、俺の剣に吸収させた。
残りの強化素材は、暗黒物質三個と神金剛石二個になる。
流石にキメラを倒して、二個取ってきて欲しいとは言えない。
「それだけかぁー!」
「ぐはぁ‼︎ おふっ、ぐふっ……!」
ドガッ! 階段を下りようとしたら、背中に衝撃が走った。
どうやら、殴り落とされたか、蹴り落とされたようだ。
ゴロゴロと階段を転げ落ちていく。
ダッ、ダッ、ダッ——
「この腰抜けの役立たずがぁ!」
「うぐっ!」
ドフッ! ようやく止まったので、立ち上がろうとすると、階段じゃないのに思いっきり踏まれた。
踏まれた腹を中心に、身体がくの字に飛び跳ねた。
おそらく怒っている原因は、ゴーレムLV4になったからだろう。
「まったく使えないわね! このゴミは!」
「ぐはぁ!」
ドガッとまた蹴られて階段を転げ落ちていく。
何がしたいのかは分かるが、仲間にやっていい仕打ちじゃない。
俺にだけは言われたくないと思うけど、ここは我慢してほしい。
「次に私を置いて逃げ出したら、手足へし折って、モンスターの餌にするから覚悟しなさい!」
「うぐっ!」
ドフッ! 転がっている俺を腹をまた思いっきり踏んで、ようやく気が済んだようだ。
リエラは怒りながら階段を下りていった。
「うぐっ、なんて理不尽な暴力なんだ」
痛くはないけど、骨ぐらいは折れる。それに俺は最初から無理だと言っていた。
いい加減な情報を教えて、俺とメルを危険にさらしたのが自分だって、あの女は理解しろ。
「あの女……覚えていろよ」
立ち上がると身体の怪我を確認した。
痛くないから分からないけど、骨が飛び出してないから問題ないだろう。
リエラを追って階段を下りていった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
やがて神Sランクとなる無能召喚士の黙示録~追放された僕は唯一無二の最強スキルを覚醒。つきましては、反撃ついでに世界も救えたらいいなと~
きょろ
ファンタジー
♢簡単あらすじ
追放された召喚士が唯一無二の最強スキルでざまぁ、無双、青春、成り上がりをして全てを手に入れる物語。
♢長めあらすじ
100年前、突如出現した“ダンジョンとアーティファクト”によってこの世界は一変する。
ダンジョンはモンスターが溢れ返る危険な場所であると同時に、人々は天まで聳えるダンジョンへの探求心とダンジョンで得られる装備…アーティファクトに未知なる夢を見たのだ。
ダンジョン攻略は何時しか人々の当たり前となり、更にそれを生業とする「ハンター」という職業が誕生した。
主人公のアーサーもそんなハンターに憧れる少年。
しかし彼が授かった『召喚士』スキルは最弱のスライムすら召喚出来ない無能スキル。そしてそのスキルのせいで彼はギルドを追放された。
しかし。その無能スキルは無能スキルではない。
それは誰も知る事のない、アーサーだけが世界で唯一“アーティファクトを召喚出来る”という最強の召喚スキルであった。
ここから覚醒したアーサーの無双反撃が始まる――。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
異世界でもプログラム
北きつね
ファンタジー
俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。
とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。
火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。
転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。
魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる!
---
こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。
彼は、プログラムの知識を利用して、魔法を編み上げていく。
注)第七話+幕間2話は、現実世界の話で転生前です。IT業界の事が書かれています。
実際にあった話ではありません。”絶対”に違います。知り合いのIT業界の人に聞いたりしないでください。
第八話からが、一般的な転生ものになっています。テンプレ通りです。
注)作者が楽しむ為に書いています。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめてになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる