88 / 172
第二章:ゾンビ編
第88話 クリスタルゴーレム
しおりを挟む
「セイッ‼︎」
パキィン! 力を込めて斜めに振り下ろした剣が、太さ七十センチはある水晶柱を叩き折った。
折れた水晶柱が地面にドスンと落下した。
「ふぅー、これで四個目だ。これで三十八階に行けるな」
どうやって入れたのか分からないが、水晶柱の中に埋め込まれていた赤い宝箱を回収した。
三十七階にあった四個の宝箱は回収したので、これで次の階を目指せる。
「はいはい、休んでいる暇はないから、さっさと撃ちなさい」
「チッ……」
リエラに言われて、仕方なく両手を前に構えて歩き出した。
両手から直径百十センチ程の大きな弾丸を次々に発射して、歩くのに邪魔な水晶を破壊していく。
射撃LV4の手袋をはめて、射撃のアビリティを習得する為の修行中だ。
一ヶ月前に閉じ込められていた時に、岩塊なら壁に向かって撃ちまくっていた。
あれだけ撃っても習得できなかったのに、手袋をはめただけで習得できるわけがない。
嘘に騙されてやるつもりだったけど、何時間も付き合っていると、馬鹿らしくなってきた。
ドガァン、ドガァン——
「なあ、何日間やれば習得できるんだ?」
「えっ? なに?」
後ろを振り向いて、楽しそうに歩いている二人の片方に聞いた。
どうやら水晶が壊れる音が大きすぎて、聞こえないようだ。
左耳に左手を当てて、聞こえない仕草をした。
「いつまで続ければ習得できるんだ!」
だから、撃つのをやめて、大声でもう一度聞いた。
「ああ、それなら手袋のLVが高いと習得しやすいから、多分すぐよ。その調子で頑張って!」
すると、軽い調子でリエラが答えた。だから、それが信じられない。
でも、他に攻撃力を上げる方法を知らないから、撃ち続けるしかない。
これが負の悪循環というか、信じる者は救われる状態なのだろう。
♢
地下三十八階……
下の階に下りても、巨大水晶柱の洞窟は変わらない。
手抜きの神様が作ってくれたお陰だ。
ここには剣の強化素材の『クリスタルゴーレム』がいる。別名は魔法使い殺しだ。
炎や水などの魔法攻撃が効きにくいそうだが、完全な物理魔法攻撃の俺には関係ない話だ。
デカイ動く的に巨大弾丸をぶち込んで、粉々にぶっ壊してやる。
「えーっと……三個あるみたいです」
「うーん、やっぱり少ない。誰か宝箱を集めているパーティがいるみたいね」
「私達以外にもここまで来れる人が、いっぱいいるんですね」
宝箱の数を気配で調べたのか、メルがリエラに報告している。
確かに最大で八個ある、宝箱の五個も取られているのは意外だ。
これだとヴァン達を追い抜いて、宝箱を集める作戦が台無しになる。
「だったら宝箱を先に回収しよう。修行はその後でも出来るだろ?」
もうチマチマ修行したくない。二人に提案した。
そもそも進化すれば強くなるんだから、俺に修行なんて必要ない。
「まあ、確かにそうね。じゃあ、取られる前に走りましょう。全部取り終わったら私達は休憩して、あんたは修行再開よ」
「ああ、それでいいぞ」
修行再開するつもりはないが、二人が休憩するなら、サボっていても分からない。
二つ返事で了承してやった。
「ハァ、ハァ……」
走るというよりもランニングだが、横に広い楕円形の通路を、三人で縦に並んで走っていく。
先頭は何があっても大丈夫だと、自信満々のリエラが走り、その後ろをメルが走っていく。
やれる事が一つもない俺はまた最後尾に回された。
「ストップ、ストップ! 敵が現れたから、さっさと倒して来て!」
だけど、六分ぐらいで出番がやって来た。
前を走る二人と一緒に立ち止まったが、俺には先に行けという指示が出た。
先頭は走らせないのに、戦闘には走らせるみたいだ。
やれやれという気持ちでいっぱいだが、仕方ないので走った。
しばらくすると、太い手足が生えている、動く水晶の塊と遭遇した。
「グゴォー!」
「元気いっぱいだな」
目の前のクリスタルゴーレムの大きさは、二百七十センチぐらい。
知能はレッドゴーレムよりも上らしい。
水晶柱を右手で掴むとへし折って、鋭い先端を俺に向けてきた。
水晶の長さは俺の身長と同じぐらいはある。剣と見るか、槍と見るか微妙な長さだ。
まあ、予定通りに射撃の的になってもらうとしよう。
両手を前方のクリスタルゴーレムに向けた。その棒と一緒に砕いてやろう。
ドォン——
「ウガァ!」
バキィン! 発射された大きな弾丸はゴーレムの左手に殴り壊された。
「何だと!」
右手の水晶剣は使わないようだ。だが、驚いている暇はない。
弾丸を殴り壊すと、即座にゴーレムが攻撃を開始した。
右手を振りかぶって、水晶柱を槍のように投げつけてきた。
ビューン——
「チッ!」
胸に向かって飛んでくる、デカイ槍を右に飛んで回避した。
ゴーレムの方は二本目を左手でへし折って、すでに投げる準備万端だ。
「くそ、剣を借りておけば良かった!」
立ち止まって撃つ余裕も、魔力を地面に溜めて突き出す余裕もない。
飛んでくる水晶を避けながら、剣を抜いた。
接近戦で戦いたいようだから相手をしてやる。
「行くぞ!」
全身を薄い岩で覆っていく。これで防御力と機動力の両方をアップできる。
自分の身体を魔力で操って、地面スレスレを飛ぶように走らせていく。
悪いが、相手が悪かったな。
飛んでくる水晶槍を軽々と避け続ける。
そして、隙だらけの水晶の右太ももを剣で切りつけた。
ガキィーン‼︎
「硬いぁー!」
会心の一撃が信じられないぐらいに切れなかった。
薄くは切れるだろうと思ったのに、完全に弾かれた。
「何だ、この剣⁉︎ こんなに使えない剣だったのか⁉︎」
長年愛用した剣に失礼だが、これだと姉貴に捨てられて当然だ。
きっと強化素材を集めるのが面倒だったから、俺に渡したに決まっている。
「なっ⁉︎」
だが、文句を言っている暇はなかった。
目の前に振り回された水晶の柱が迫ってきていた。
ガキィーン!
「ぐぅがああぁー!」
水晶柱の一撃を何とか剣を盾にして正面で受け止めた。
だけど、完全に力負けしていた。そのままの勢いで吹き飛ばされて、壁にドンと叩きつけられた。
「ぐはぁ‼︎ ……フフッ、面白い。俺を本気にさせたいようだ」
壁に強打されたが、すぐに笑って立ち上がった。多分、立ち上がれるから骨は折れてない。
剣で防御したし、身体に岩を纏っていた。それに雑魚の攻撃で俺を倒せるはずがない。
ちょっと脳が揺れて立ち眩みがするけど、コイツを全力でブチ壊すには何も問題ない。
ビューン——
「危ねえ‼︎」
闘志を燃やしている途中なのに、水晶槍が飛んできたので急いで避けた。
「ハァ、ハァ……さっきの亀よりも手強い!」
硬いし、賢いし、空気も読めない。動かない的の千本亀と違って強敵だ。
ゴーレムLV4なら力負けはしないと思うが、それはもう出来そうにない。
近づいていた足音が止まった。
「ウソ! まだ倒してなかったの? 信じられない役立たずね。もう何もしなくていいから」
「ぐっ!」
まだ本気を出してないだけなのに、現れた黒髪の女に好き放題言われてしまう。
あと二分もあれば倒せていたのに、リエラは剣を二本抜くと、ゴーレムに向かっていった。
「くっ! 俺の剣が切れていたら、右足を切った後は、首も切り落としてたのに!」
リエラの剣は信じられない程に、スパァ、スパァとゴーレムの身体を切断している。
こんなのは明らかに詐欺だ。Cランク上位とBランク下位に、これ程の差があるわけない。
絶対に武器の性能が違いすぎるだけだ。
パキィン! 力を込めて斜めに振り下ろした剣が、太さ七十センチはある水晶柱を叩き折った。
折れた水晶柱が地面にドスンと落下した。
「ふぅー、これで四個目だ。これで三十八階に行けるな」
どうやって入れたのか分からないが、水晶柱の中に埋め込まれていた赤い宝箱を回収した。
三十七階にあった四個の宝箱は回収したので、これで次の階を目指せる。
「はいはい、休んでいる暇はないから、さっさと撃ちなさい」
「チッ……」
リエラに言われて、仕方なく両手を前に構えて歩き出した。
両手から直径百十センチ程の大きな弾丸を次々に発射して、歩くのに邪魔な水晶を破壊していく。
射撃LV4の手袋をはめて、射撃のアビリティを習得する為の修行中だ。
一ヶ月前に閉じ込められていた時に、岩塊なら壁に向かって撃ちまくっていた。
あれだけ撃っても習得できなかったのに、手袋をはめただけで習得できるわけがない。
嘘に騙されてやるつもりだったけど、何時間も付き合っていると、馬鹿らしくなってきた。
ドガァン、ドガァン——
「なあ、何日間やれば習得できるんだ?」
「えっ? なに?」
後ろを振り向いて、楽しそうに歩いている二人の片方に聞いた。
どうやら水晶が壊れる音が大きすぎて、聞こえないようだ。
左耳に左手を当てて、聞こえない仕草をした。
「いつまで続ければ習得できるんだ!」
だから、撃つのをやめて、大声でもう一度聞いた。
「ああ、それなら手袋のLVが高いと習得しやすいから、多分すぐよ。その調子で頑張って!」
すると、軽い調子でリエラが答えた。だから、それが信じられない。
でも、他に攻撃力を上げる方法を知らないから、撃ち続けるしかない。
これが負の悪循環というか、信じる者は救われる状態なのだろう。
♢
地下三十八階……
下の階に下りても、巨大水晶柱の洞窟は変わらない。
手抜きの神様が作ってくれたお陰だ。
ここには剣の強化素材の『クリスタルゴーレム』がいる。別名は魔法使い殺しだ。
炎や水などの魔法攻撃が効きにくいそうだが、完全な物理魔法攻撃の俺には関係ない話だ。
デカイ動く的に巨大弾丸をぶち込んで、粉々にぶっ壊してやる。
「えーっと……三個あるみたいです」
「うーん、やっぱり少ない。誰か宝箱を集めているパーティがいるみたいね」
「私達以外にもここまで来れる人が、いっぱいいるんですね」
宝箱の数を気配で調べたのか、メルがリエラに報告している。
確かに最大で八個ある、宝箱の五個も取られているのは意外だ。
これだとヴァン達を追い抜いて、宝箱を集める作戦が台無しになる。
「だったら宝箱を先に回収しよう。修行はその後でも出来るだろ?」
もうチマチマ修行したくない。二人に提案した。
そもそも進化すれば強くなるんだから、俺に修行なんて必要ない。
「まあ、確かにそうね。じゃあ、取られる前に走りましょう。全部取り終わったら私達は休憩して、あんたは修行再開よ」
「ああ、それでいいぞ」
修行再開するつもりはないが、二人が休憩するなら、サボっていても分からない。
二つ返事で了承してやった。
「ハァ、ハァ……」
走るというよりもランニングだが、横に広い楕円形の通路を、三人で縦に並んで走っていく。
先頭は何があっても大丈夫だと、自信満々のリエラが走り、その後ろをメルが走っていく。
やれる事が一つもない俺はまた最後尾に回された。
「ストップ、ストップ! 敵が現れたから、さっさと倒して来て!」
だけど、六分ぐらいで出番がやって来た。
前を走る二人と一緒に立ち止まったが、俺には先に行けという指示が出た。
先頭は走らせないのに、戦闘には走らせるみたいだ。
やれやれという気持ちでいっぱいだが、仕方ないので走った。
しばらくすると、太い手足が生えている、動く水晶の塊と遭遇した。
「グゴォー!」
「元気いっぱいだな」
目の前のクリスタルゴーレムの大きさは、二百七十センチぐらい。
知能はレッドゴーレムよりも上らしい。
水晶柱を右手で掴むとへし折って、鋭い先端を俺に向けてきた。
水晶の長さは俺の身長と同じぐらいはある。剣と見るか、槍と見るか微妙な長さだ。
まあ、予定通りに射撃の的になってもらうとしよう。
両手を前方のクリスタルゴーレムに向けた。その棒と一緒に砕いてやろう。
ドォン——
「ウガァ!」
バキィン! 発射された大きな弾丸はゴーレムの左手に殴り壊された。
「何だと!」
右手の水晶剣は使わないようだ。だが、驚いている暇はない。
弾丸を殴り壊すと、即座にゴーレムが攻撃を開始した。
右手を振りかぶって、水晶柱を槍のように投げつけてきた。
ビューン——
「チッ!」
胸に向かって飛んでくる、デカイ槍を右に飛んで回避した。
ゴーレムの方は二本目を左手でへし折って、すでに投げる準備万端だ。
「くそ、剣を借りておけば良かった!」
立ち止まって撃つ余裕も、魔力を地面に溜めて突き出す余裕もない。
飛んでくる水晶を避けながら、剣を抜いた。
接近戦で戦いたいようだから相手をしてやる。
「行くぞ!」
全身を薄い岩で覆っていく。これで防御力と機動力の両方をアップできる。
自分の身体を魔力で操って、地面スレスレを飛ぶように走らせていく。
悪いが、相手が悪かったな。
飛んでくる水晶槍を軽々と避け続ける。
そして、隙だらけの水晶の右太ももを剣で切りつけた。
ガキィーン‼︎
「硬いぁー!」
会心の一撃が信じられないぐらいに切れなかった。
薄くは切れるだろうと思ったのに、完全に弾かれた。
「何だ、この剣⁉︎ こんなに使えない剣だったのか⁉︎」
長年愛用した剣に失礼だが、これだと姉貴に捨てられて当然だ。
きっと強化素材を集めるのが面倒だったから、俺に渡したに決まっている。
「なっ⁉︎」
だが、文句を言っている暇はなかった。
目の前に振り回された水晶の柱が迫ってきていた。
ガキィーン!
「ぐぅがああぁー!」
水晶柱の一撃を何とか剣を盾にして正面で受け止めた。
だけど、完全に力負けしていた。そのままの勢いで吹き飛ばされて、壁にドンと叩きつけられた。
「ぐはぁ‼︎ ……フフッ、面白い。俺を本気にさせたいようだ」
壁に強打されたが、すぐに笑って立ち上がった。多分、立ち上がれるから骨は折れてない。
剣で防御したし、身体に岩を纏っていた。それに雑魚の攻撃で俺を倒せるはずがない。
ちょっと脳が揺れて立ち眩みがするけど、コイツを全力でブチ壊すには何も問題ない。
ビューン——
「危ねえ‼︎」
闘志を燃やしている途中なのに、水晶槍が飛んできたので急いで避けた。
「ハァ、ハァ……さっきの亀よりも手強い!」
硬いし、賢いし、空気も読めない。動かない的の千本亀と違って強敵だ。
ゴーレムLV4なら力負けはしないと思うが、それはもう出来そうにない。
近づいていた足音が止まった。
「ウソ! まだ倒してなかったの? 信じられない役立たずね。もう何もしなくていいから」
「ぐっ!」
まだ本気を出してないだけなのに、現れた黒髪の女に好き放題言われてしまう。
あと二分もあれば倒せていたのに、リエラは剣を二本抜くと、ゴーレムに向かっていった。
「くっ! 俺の剣が切れていたら、右足を切った後は、首も切り落としてたのに!」
リエラの剣は信じられない程に、スパァ、スパァとゴーレムの身体を切断している。
こんなのは明らかに詐欺だ。Cランク上位とBランク下位に、これ程の差があるわけない。
絶対に武器の性能が違いすぎるだけだ。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と-
一星
ファンタジー
至って普通のサラリーマン、松平善は車に跳ねられ死んでしまう。気が付くとそこはダンジョンの中。しかも体は子供になっている!? スキル? ステータス? なんだそれ。ゲームの様な仕組みがある異世界で生き返ったは良いが、こんな状況むごいよ神様。
ダンジョン攻略をしたり、ゴブリンたちを支配したり、戦争に参加したり、鳩を愛でたりする物語です。
基本ゆったり進行で話が進みます。
四章後半ごろから主人公無双が多くなり、その後は人間では最強になります。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
やがて神Sランクとなる無能召喚士の黙示録~追放された僕は唯一無二の最強スキルを覚醒。つきましては、反撃ついでに世界も救えたらいいなと~
きょろ
ファンタジー
♢簡単あらすじ
追放された召喚士が唯一無二の最強スキルでざまぁ、無双、青春、成り上がりをして全てを手に入れる物語。
♢長めあらすじ
100年前、突如出現した“ダンジョンとアーティファクト”によってこの世界は一変する。
ダンジョンはモンスターが溢れ返る危険な場所であると同時に、人々は天まで聳えるダンジョンへの探求心とダンジョンで得られる装備…アーティファクトに未知なる夢を見たのだ。
ダンジョン攻略は何時しか人々の当たり前となり、更にそれを生業とする「ハンター」という職業が誕生した。
主人公のアーサーもそんなハンターに憧れる少年。
しかし彼が授かった『召喚士』スキルは最弱のスライムすら召喚出来ない無能スキル。そしてそのスキルのせいで彼はギルドを追放された。
しかし。その無能スキルは無能スキルではない。
それは誰も知る事のない、アーサーだけが世界で唯一“アーティファクトを召喚出来る”という最強の召喚スキルであった。
ここから覚醒したアーサーの無双反撃が始まる――。
異世界でもプログラム
北きつね
ファンタジー
俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。
とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。
火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。
転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。
魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる!
---
こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。
彼は、プログラムの知識を利用して、魔法を編み上げていく。
注)第七話+幕間2話は、現実世界の話で転生前です。IT業界の事が書かれています。
実際にあった話ではありません。”絶対”に違います。知り合いのIT業界の人に聞いたりしないでください。
第八話からが、一般的な転生ものになっています。テンプレ通りです。
注)作者が楽しむ為に書いています。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめてになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる