61 / 172
第二章:ゾンビ編
第61話 間話:メル
しおりを挟む
地下十階……
「右方向、上! 構えて!」
「はい!」
お姉ちゃんの指示で木の上に向かって、急いで弓矢を構えた。
すぐに棍棒を口に咥えた赤毛猿が、上空の枝から枝に飛び移ってやって来た。
狙いをつけて、木の矢を発射した。
「エイッ」
「キィー‼︎」
ドスッ! 赤毛猿の胸の中心に矢が命中すると、胸に拳大の穴が空いた猿が落ちてきた。
当たっても矢が貫通するから、後ろに人がいないか注意しないといけない。
「さあ、さっさと行きましょう」
「はぁーい」
黒い魔石を拾うと、お姉ちゃんは階段を目指して進んでいく。
お姉ちゃんが家に来てから二週間以上になるけど、目標の地下十階は五日で達成してしまった。
今はお姉ちゃんに訓練されて、『モンスター探知』の習得を目指している。
「お姉ちゃん、今日は二十階まで行きませんか?」
「ダメダメ。あそこは人が多いから矢が当たるでしょう」
「射たなきゃ当たらないので大丈夫です!」
歩きながら、お姉ちゃんにお願いする。いつも砂漠までしか行かせてくれない。
今の私なら、ゾンビぐらいは一人で倒す自信がある。
「射たなきゃ死ぬから、大丈夫じゃないでしょ。変な事言ってないで、私よりも早くモンスターを見つけなさい」
「むぅー!」
やっぱりいつもと同じで反対されてしまった。
おじ様とおば様は、お姉ちゃんが一緒ならと、一階以上にも行かせてくれている。
あんまり我儘を言っていると、お姉ちゃんはすぐに付いて来なくなるから、これ以上はやめておく。
一緒に暮らして分かったけど、お姉ちゃんは隊長以上に面倒くさい性格をしている。
ご飯は一切作らないし、洗濯はおば様に任せている。ダンジョンに行くのはお昼過ぎ。
最近は「もう私に教えられる事はない」とか言って、朝の稽古もしてくれない。
私よりも買い物や食べ歩きの方に夢中だ。
「お姉ちゃん、もしかして町に住むんですか?」
「んっ? 住まないけど、一緒に住みたいの? だったら私の街に連れて行くよ」
「えっ?」
早く町から出て行ってほしいから聞いたのに、何故か私が出て行く流れになっている。
大きいお姉ちゃんの世話はもうしたくない。
ベッドの上で物を食べるし、夜中に酔っ払って帰ってきて、抱き着いてくる。
「街は良いよぉー。A級ダンジョンなら、地下一階でも魔石一個1500ギル。一日二匹倒せば楽々暮らせるよ」
「へぇー、そうなんですか。そんなに素敵な街にまだ帰らないんですか?」
「まだいいかな? お金はあるし、私も若いから、たまには地元の友達と遊びたくなるんだよ」
「へぇー……」
話を聞いていくと、まだ家に居座る事が分かってしまった。
それに黒髪のカツラを被って正体を隠しているみたいけど、友達と普通に会って遊んでいる。
全然隠すつもりがない。もうそれはただ髪型を変えただけだ。
タッ、タッ、タッ……
「はぁ……んっ?」
隊長以上に適当なお姉ちゃんにため息をついていると、足音が聞こえてきた。
お姉ちゃんは何も言わないから、私の方が先に気づいたみたいだ。
「こらこら、メルちゃん。何やってるの。人殺しはダメだよ」
「えっ?」
私が足音の方向に弓矢を構えると、注意されてしまった。
モンスターじゃなくて、人間だったみたいだ。危ない危ない。
「ハァ、ハァ……」
念の為に弓矢を構えて待っていると、森の中を一生懸命に走る若い男の人が見えた。
赤毛猿の大群には追いかけられていないみたいだ。
お腹でも壊して、トイレに走っているのだろうか。
「なんかあったみたいだね。ちょっと聞いてくるから、メルちゃんも遅れずに付いて来て」
「は、はい!」
私の返事は聞かずにもう走っている。食って寝ているだけなのに、やっぱり私の何倍も速い。
見失うと見つけるのが大変なので、頑張って追いかける。
そして、二分ぐらい走っていると、男の人と話しているお姉ちゃんに追いついた。
「ハァ、ハァ……それで、ハァ、ハァ……行方不明になっていた……」
「無理しなくていいから、ゆっくり喋っていいよ。はい、水だよ」
「す、すみません……ぐぼぉ、ごぼぉ!」
男の人は大汗をかいていて、凄く息が荒い。
そんな男の人にお姉ちゃんは優しい言葉を言って水筒を出した。
でも、水筒を受け取ろうした男の人を無視して、水筒を持ち上げると、水筒の水を頭にかけている。
よく分からないけど、あれが正解みたいだ。
「どう? 落ち着いた?」
「は、はい……」
「それで行方不明がどうしたの?」
お姉ちゃんに聞かれて、冷静というよりも、信じられないといった顔になっている男の人が話していく。
何でも、一ヶ月前に行方不明になった冒険者がゾンビになって見つかったそうだ。
それで足の速い冒険者が交代で、二十階から町まで休まずに、リレーで連絡を伝えているそうだ。
死体が見つからない冒険者は行方不明扱いになる。
だから、行方不明者自体はそんなに珍しい事じゃない。
でも、男の人が冒険者カードを目の前にパッと見せてきた。
「これがその冒険者です」
「あっ! この人、ジェイさんです!」
冒険者カードの顔写真の顔にはすごく見覚えがあった。
指を指して知っていると主張した。
「えっ、キミの知り合いなの?」
「はい、ちょっとだけですけど……それよりも隊長、いえ、ジェイさんの他には誰も見つかってないんですか?」
「ほか? いや、聞いてないな。何か岩に閉じ込められて、張り紙をつけられていたそうだ。高LVの調べるなら、ゾンビか人間か分かるだろうから、ギルドに人を呼びに行っているんだよ」
「そうなんですか……」
ちょっと隊長が生きていると思って期待してしまったけど、ジェイさん以外は分からないそうだ。
だったら二十階に行って調べるしかない。
「お姉ちゃん、二十階に行きたいです! 隊長が生きているかもしれません!」
「うーん……分かった。じゃあ、メルちゃんは町に戻って。私が一人で見に行くから。そっちの方が早いでしょ」
行きたいとお願いしたら、お姉ちゃんはちょっとだけ考えた後に、一人で行くと言ってきた。
こんな緊急事態なんだから、連れていくのが普通だと思うのに信じられない。
高そうな服にしがみ付いて、もう一度お願いした。
「えぇー、行きたいです! 遅れないように走るから連れて行ってください!」
「ダァーメ。連れて行かないって言っているでしょ。嫌なら私も一緒に町に戻るよ。それでもいいの?」
こんなに一生懸命にお願いしているのに、ハッキリと駄目だと言われた。
大切な弟が生きているかもしれないのに、本気で探すつもりがない。
仕方ないので、服から手を離して言う事を聞くフリをした。
「うっ……分かりました。帰ります」
「うんうん、子供は素直が一番だよ。じゃあ、この子をお願いね」
「えっ、俺ですか!」
「うん、俺よ。水あげたんだから、それぐらいいいでしょ。じゃあ、お願いね!」
お姉ちゃんはチョロそうな男の人に私を預けると、二十階を目指して走っていった。
本当に二十階に行くのか怪しいけど、私が行くから問題ない。
予定通りに男の人にしばらく付いて行った後に、すぐに道を引き返した。
「右方向、上! 構えて!」
「はい!」
お姉ちゃんの指示で木の上に向かって、急いで弓矢を構えた。
すぐに棍棒を口に咥えた赤毛猿が、上空の枝から枝に飛び移ってやって来た。
狙いをつけて、木の矢を発射した。
「エイッ」
「キィー‼︎」
ドスッ! 赤毛猿の胸の中心に矢が命中すると、胸に拳大の穴が空いた猿が落ちてきた。
当たっても矢が貫通するから、後ろに人がいないか注意しないといけない。
「さあ、さっさと行きましょう」
「はぁーい」
黒い魔石を拾うと、お姉ちゃんは階段を目指して進んでいく。
お姉ちゃんが家に来てから二週間以上になるけど、目標の地下十階は五日で達成してしまった。
今はお姉ちゃんに訓練されて、『モンスター探知』の習得を目指している。
「お姉ちゃん、今日は二十階まで行きませんか?」
「ダメダメ。あそこは人が多いから矢が当たるでしょう」
「射たなきゃ当たらないので大丈夫です!」
歩きながら、お姉ちゃんにお願いする。いつも砂漠までしか行かせてくれない。
今の私なら、ゾンビぐらいは一人で倒す自信がある。
「射たなきゃ死ぬから、大丈夫じゃないでしょ。変な事言ってないで、私よりも早くモンスターを見つけなさい」
「むぅー!」
やっぱりいつもと同じで反対されてしまった。
おじ様とおば様は、お姉ちゃんが一緒ならと、一階以上にも行かせてくれている。
あんまり我儘を言っていると、お姉ちゃんはすぐに付いて来なくなるから、これ以上はやめておく。
一緒に暮らして分かったけど、お姉ちゃんは隊長以上に面倒くさい性格をしている。
ご飯は一切作らないし、洗濯はおば様に任せている。ダンジョンに行くのはお昼過ぎ。
最近は「もう私に教えられる事はない」とか言って、朝の稽古もしてくれない。
私よりも買い物や食べ歩きの方に夢中だ。
「お姉ちゃん、もしかして町に住むんですか?」
「んっ? 住まないけど、一緒に住みたいの? だったら私の街に連れて行くよ」
「えっ?」
早く町から出て行ってほしいから聞いたのに、何故か私が出て行く流れになっている。
大きいお姉ちゃんの世話はもうしたくない。
ベッドの上で物を食べるし、夜中に酔っ払って帰ってきて、抱き着いてくる。
「街は良いよぉー。A級ダンジョンなら、地下一階でも魔石一個1500ギル。一日二匹倒せば楽々暮らせるよ」
「へぇー、そうなんですか。そんなに素敵な街にまだ帰らないんですか?」
「まだいいかな? お金はあるし、私も若いから、たまには地元の友達と遊びたくなるんだよ」
「へぇー……」
話を聞いていくと、まだ家に居座る事が分かってしまった。
それに黒髪のカツラを被って正体を隠しているみたいけど、友達と普通に会って遊んでいる。
全然隠すつもりがない。もうそれはただ髪型を変えただけだ。
タッ、タッ、タッ……
「はぁ……んっ?」
隊長以上に適当なお姉ちゃんにため息をついていると、足音が聞こえてきた。
お姉ちゃんは何も言わないから、私の方が先に気づいたみたいだ。
「こらこら、メルちゃん。何やってるの。人殺しはダメだよ」
「えっ?」
私が足音の方向に弓矢を構えると、注意されてしまった。
モンスターじゃなくて、人間だったみたいだ。危ない危ない。
「ハァ、ハァ……」
念の為に弓矢を構えて待っていると、森の中を一生懸命に走る若い男の人が見えた。
赤毛猿の大群には追いかけられていないみたいだ。
お腹でも壊して、トイレに走っているのだろうか。
「なんかあったみたいだね。ちょっと聞いてくるから、メルちゃんも遅れずに付いて来て」
「は、はい!」
私の返事は聞かずにもう走っている。食って寝ているだけなのに、やっぱり私の何倍も速い。
見失うと見つけるのが大変なので、頑張って追いかける。
そして、二分ぐらい走っていると、男の人と話しているお姉ちゃんに追いついた。
「ハァ、ハァ……それで、ハァ、ハァ……行方不明になっていた……」
「無理しなくていいから、ゆっくり喋っていいよ。はい、水だよ」
「す、すみません……ぐぼぉ、ごぼぉ!」
男の人は大汗をかいていて、凄く息が荒い。
そんな男の人にお姉ちゃんは優しい言葉を言って水筒を出した。
でも、水筒を受け取ろうした男の人を無視して、水筒を持ち上げると、水筒の水を頭にかけている。
よく分からないけど、あれが正解みたいだ。
「どう? 落ち着いた?」
「は、はい……」
「それで行方不明がどうしたの?」
お姉ちゃんに聞かれて、冷静というよりも、信じられないといった顔になっている男の人が話していく。
何でも、一ヶ月前に行方不明になった冒険者がゾンビになって見つかったそうだ。
それで足の速い冒険者が交代で、二十階から町まで休まずに、リレーで連絡を伝えているそうだ。
死体が見つからない冒険者は行方不明扱いになる。
だから、行方不明者自体はそんなに珍しい事じゃない。
でも、男の人が冒険者カードを目の前にパッと見せてきた。
「これがその冒険者です」
「あっ! この人、ジェイさんです!」
冒険者カードの顔写真の顔にはすごく見覚えがあった。
指を指して知っていると主張した。
「えっ、キミの知り合いなの?」
「はい、ちょっとだけですけど……それよりも隊長、いえ、ジェイさんの他には誰も見つかってないんですか?」
「ほか? いや、聞いてないな。何か岩に閉じ込められて、張り紙をつけられていたそうだ。高LVの調べるなら、ゾンビか人間か分かるだろうから、ギルドに人を呼びに行っているんだよ」
「そうなんですか……」
ちょっと隊長が生きていると思って期待してしまったけど、ジェイさん以外は分からないそうだ。
だったら二十階に行って調べるしかない。
「お姉ちゃん、二十階に行きたいです! 隊長が生きているかもしれません!」
「うーん……分かった。じゃあ、メルちゃんは町に戻って。私が一人で見に行くから。そっちの方が早いでしょ」
行きたいとお願いしたら、お姉ちゃんはちょっとだけ考えた後に、一人で行くと言ってきた。
こんな緊急事態なんだから、連れていくのが普通だと思うのに信じられない。
高そうな服にしがみ付いて、もう一度お願いした。
「えぇー、行きたいです! 遅れないように走るから連れて行ってください!」
「ダァーメ。連れて行かないって言っているでしょ。嫌なら私も一緒に町に戻るよ。それでもいいの?」
こんなに一生懸命にお願いしているのに、ハッキリと駄目だと言われた。
大切な弟が生きているかもしれないのに、本気で探すつもりがない。
仕方ないので、服から手を離して言う事を聞くフリをした。
「うっ……分かりました。帰ります」
「うんうん、子供は素直が一番だよ。じゃあ、この子をお願いね」
「えっ、俺ですか!」
「うん、俺よ。水あげたんだから、それぐらいいいでしょ。じゃあ、お願いね!」
お姉ちゃんはチョロそうな男の人に私を預けると、二十階を目指して走っていった。
本当に二十階に行くのか怪しいけど、私が行くから問題ない。
予定通りに男の人にしばらく付いて行った後に、すぐに道を引き返した。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
やがて神Sランクとなる無能召喚士の黙示録~追放された僕は唯一無二の最強スキルを覚醒。つきましては、反撃ついでに世界も救えたらいいなと~
きょろ
ファンタジー
♢簡単あらすじ
追放された召喚士が唯一無二の最強スキルでざまぁ、無双、青春、成り上がりをして全てを手に入れる物語。
♢長めあらすじ
100年前、突如出現した“ダンジョンとアーティファクト”によってこの世界は一変する。
ダンジョンはモンスターが溢れ返る危険な場所であると同時に、人々は天まで聳えるダンジョンへの探求心とダンジョンで得られる装備…アーティファクトに未知なる夢を見たのだ。
ダンジョン攻略は何時しか人々の当たり前となり、更にそれを生業とする「ハンター」という職業が誕生した。
主人公のアーサーもそんなハンターに憧れる少年。
しかし彼が授かった『召喚士』スキルは最弱のスライムすら召喚出来ない無能スキル。そしてそのスキルのせいで彼はギルドを追放された。
しかし。その無能スキルは無能スキルではない。
それは誰も知る事のない、アーサーだけが世界で唯一“アーティファクトを召喚出来る”という最強の召喚スキルであった。
ここから覚醒したアーサーの無双反撃が始まる――。
異世界でもプログラム
北きつね
ファンタジー
俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。
とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。
火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。
転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。
魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる!
---
こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。
彼は、プログラムの知識を利用して、魔法を編み上げていく。
注)第七話+幕間2話は、現実世界の話で転生前です。IT業界の事が書かれています。
実際にあった話ではありません。”絶対”に違います。知り合いのIT業界の人に聞いたりしないでください。
第八話からが、一般的な転生ものになっています。テンプレ通りです。
注)作者が楽しむ為に書いています。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめてになります。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる