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第二章:ゾンビ編
第56話 臨時パーティ
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「くそ、血が出ている。痛みがないと逆に分からないな」
身体には切り傷や刺し傷が多数ある。ゾンビの身体でも怪我はする。
二十二階の階段下まで冒険者を倒しながら進んだが、途中で逃げ出した冒険者達がいた。
きっと貴重品を持って逃げたに決まっている。
仕方ないので半殺し状態の冒険者達から、アビリティ装備を回収していく。
逃げた奴らが命結晶を持っていれば、交換に使えるだろう。
「弓術は要らないけど、短剣術と槍術は填めておくか」
倒れている冒険者の指から指輪を抜いていく。両手の指の空きは残り一本しかない。
変わったアビリティを探しているのに、同じアビリティしか見つからない。
それでも何も取らないという選択肢はない。
俺の戦力アップは出来ないが、敵の戦力ダウンは確実に出来ている。
「さてと、絶対にまた階段の所に待ち構えているぞ。面倒くさいなぁー」
一通り戦利品の回収は終わったが、このまま二十三階行きの階段に向かうのはマズイ。
おそらく対策を用意して、同じ人数が待ち構えているはずだ。
しかも、さっきよりも下の階だから、冒険者の実力が少し上がっている。
明らかに状況は不利になっている。このまま戦えば奇跡が起きて、俺が負けるかもしれない。
「チッ、駄目か……」
一応『調べる』を使って、俺の身体に奇跡が起きてないか調べてみた。
地魔法はLV6のままだった。あれだけ戦って倒しても成長してない。
「仕方ない。水中を進むか」
これから一ヶ月間も修業するつもりはない。
豊富な水がある地形を利用させてもらう。
バシャン! まずは姿を隠す為に水の中に飛び込んだ。
水中には槍を持った、水色のスマートな魚人がいるが問題ない。
俺には肺呼吸もエラ呼吸も必要ない。
水中で両手を岩で覆うと、流星拳で水中を高速クロールで泳いでいく。
このまま階段近くまで、誰にも邪魔されずにひと泳ぎする。
相手が待ち伏せするつもりなら、こっちは水中を泳いで素通りさせてもらう。
気づいてしまった冒険者は水中に引き摺り込んでやる。
♢
「全然来ないな」
「階段に倒れて、やられた冒険者のフリをしてるんじゃないのか?」
「うわぁー、あり得そうだな」
それはあり得ない。何故なら俺はここに居るからだ。
水中を進んでいくと予想通り、二十三階の階段近くに待ち伏せ中の冒険者がいた。
このまま立ち話をしているアホ見張り三人を倒させてもらう。
ザァバン——
「ぐはぁ‼︎」
「何だ! ぐがぁ‼︎」
水中で加速して、勢いよく水面に飛び出すと、通路でお喋り中の雑魚を殴り飛ばした。
残り二人も騒がれる前に高速パンチで殴り倒した。
「フッフッ。お前達に名誉を与えてやる」
だが、お前達の仕事はまだ終わりじゃない。お前達には俺の臨時の仲間になってもらう。
ほら、プレゼントの仮面を着けて、指輪も填めてやろう。さあ、皆んなに紹介してやる。
ズルズルと倒れている二人を引き摺って、冒険者達が待ち構えている大広間に向かう。
もちろん俺の顔に着いている仮面は取って、顔には血を染み込ませた包帯を巻いた。
名誉の負傷という事で顔出しは拒否させてもらう。
「おい、まさか倒したのか⁉︎」
「ああ、何とか返り討ちにしてやった。やっぱり犯人は複数いたぞ」
「やっぱりか!」
「他にもいるかもしれない。お前達も気をつけろ」
通路の途中で出会う見張りの冒険者達が、引き摺られる凶悪犯二人に驚いている。
今のところ作戦は上手くいっているようだ。
このまま二人には俺の代わりにボコボコにされて、牢屋で寝泊りしてもらう。
「ハァ、ハァ……犯人を連れて来たぞ」
「くそぉー、俺達の出番は無しかよ!」
「いいから、さっさと正体を見ようぜ」
大広間まで到着すると、大広間の中央に凶悪犯二人を置いた。
ざっと数えて五十人以上の冒険者が集まってくる。
後始末は集まった皆さんに任せて、俺は手薄になった階段を下りさせてもらう。
「犯人の名前はジェイコブとトムソンだ! 誰か知っているヤツはいるか?」
「待て待て! 二人とも地魔法のアビリティを持ってないぞ!」
「くそ! 主犯がまだ何処かに隠れてやがる!」
役に立たない臨時の仲間だ。もう注目を集める力もないらしい。
呼び止められる前に階段に入りたいが、ここで走ると怪しまれる。
焦らず走らず、階段から出てくる冒険者の流れに逆らって進んでいく。
しばらくは地魔法を使える冒険者を探すはずだから、逃げる時間は稼げる。
大広間に地魔法を使える冒険者がいたら、絶対に捕まって徹底的に調べられる。
俺の場合はゾンビだから問答無用で殺されてしまう。
「……ふぅー、助かった」
無事に階段に入る事が出来た。このまま二十五階まで避難しよう。
そこまで俺を探しに来る冒険者はいないはずだ。
今度は騒ぎが起きないように、命結晶を静かに集めるとしよう。
身体には切り傷や刺し傷が多数ある。ゾンビの身体でも怪我はする。
二十二階の階段下まで冒険者を倒しながら進んだが、途中で逃げ出した冒険者達がいた。
きっと貴重品を持って逃げたに決まっている。
仕方ないので半殺し状態の冒険者達から、アビリティ装備を回収していく。
逃げた奴らが命結晶を持っていれば、交換に使えるだろう。
「弓術は要らないけど、短剣術と槍術は填めておくか」
倒れている冒険者の指から指輪を抜いていく。両手の指の空きは残り一本しかない。
変わったアビリティを探しているのに、同じアビリティしか見つからない。
それでも何も取らないという選択肢はない。
俺の戦力アップは出来ないが、敵の戦力ダウンは確実に出来ている。
「さてと、絶対にまた階段の所に待ち構えているぞ。面倒くさいなぁー」
一通り戦利品の回収は終わったが、このまま二十三階行きの階段に向かうのはマズイ。
おそらく対策を用意して、同じ人数が待ち構えているはずだ。
しかも、さっきよりも下の階だから、冒険者の実力が少し上がっている。
明らかに状況は不利になっている。このまま戦えば奇跡が起きて、俺が負けるかもしれない。
「チッ、駄目か……」
一応『調べる』を使って、俺の身体に奇跡が起きてないか調べてみた。
地魔法はLV6のままだった。あれだけ戦って倒しても成長してない。
「仕方ない。水中を進むか」
これから一ヶ月間も修業するつもりはない。
豊富な水がある地形を利用させてもらう。
バシャン! まずは姿を隠す為に水の中に飛び込んだ。
水中には槍を持った、水色のスマートな魚人がいるが問題ない。
俺には肺呼吸もエラ呼吸も必要ない。
水中で両手を岩で覆うと、流星拳で水中を高速クロールで泳いでいく。
このまま階段近くまで、誰にも邪魔されずにひと泳ぎする。
相手が待ち伏せするつもりなら、こっちは水中を泳いで素通りさせてもらう。
気づいてしまった冒険者は水中に引き摺り込んでやる。
♢
「全然来ないな」
「階段に倒れて、やられた冒険者のフリをしてるんじゃないのか?」
「うわぁー、あり得そうだな」
それはあり得ない。何故なら俺はここに居るからだ。
水中を進んでいくと予想通り、二十三階の階段近くに待ち伏せ中の冒険者がいた。
このまま立ち話をしているアホ見張り三人を倒させてもらう。
ザァバン——
「ぐはぁ‼︎」
「何だ! ぐがぁ‼︎」
水中で加速して、勢いよく水面に飛び出すと、通路でお喋り中の雑魚を殴り飛ばした。
残り二人も騒がれる前に高速パンチで殴り倒した。
「フッフッ。お前達に名誉を与えてやる」
だが、お前達の仕事はまだ終わりじゃない。お前達には俺の臨時の仲間になってもらう。
ほら、プレゼントの仮面を着けて、指輪も填めてやろう。さあ、皆んなに紹介してやる。
ズルズルと倒れている二人を引き摺って、冒険者達が待ち構えている大広間に向かう。
もちろん俺の顔に着いている仮面は取って、顔には血を染み込ませた包帯を巻いた。
名誉の負傷という事で顔出しは拒否させてもらう。
「おい、まさか倒したのか⁉︎」
「ああ、何とか返り討ちにしてやった。やっぱり犯人は複数いたぞ」
「やっぱりか!」
「他にもいるかもしれない。お前達も気をつけろ」
通路の途中で出会う見張りの冒険者達が、引き摺られる凶悪犯二人に驚いている。
今のところ作戦は上手くいっているようだ。
このまま二人には俺の代わりにボコボコにされて、牢屋で寝泊りしてもらう。
「ハァ、ハァ……犯人を連れて来たぞ」
「くそぉー、俺達の出番は無しかよ!」
「いいから、さっさと正体を見ようぜ」
大広間まで到着すると、大広間の中央に凶悪犯二人を置いた。
ざっと数えて五十人以上の冒険者が集まってくる。
後始末は集まった皆さんに任せて、俺は手薄になった階段を下りさせてもらう。
「犯人の名前はジェイコブとトムソンだ! 誰か知っているヤツはいるか?」
「待て待て! 二人とも地魔法のアビリティを持ってないぞ!」
「くそ! 主犯がまだ何処かに隠れてやがる!」
役に立たない臨時の仲間だ。もう注目を集める力もないらしい。
呼び止められる前に階段に入りたいが、ここで走ると怪しまれる。
焦らず走らず、階段から出てくる冒険者の流れに逆らって進んでいく。
しばらくは地魔法を使える冒険者を探すはずだから、逃げる時間は稼げる。
大広間に地魔法を使える冒険者がいたら、絶対に捕まって徹底的に調べられる。
俺の場合はゾンビだから問答無用で殺されてしまう。
「……ふぅー、助かった」
無事に階段に入る事が出来た。このまま二十五階まで避難しよう。
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