55 / 172
第二章:ゾンビ編
第55話 百人対一人
しおりを挟む
「まずは防壁を作らせてもらおうか」
床に両手で魔力を流していき、階段口に分厚い岩壁を作った。
これで弓矢の攻撃を気にしないで動ける。
岩壁を壊そうと接近する脳筋戦士は、殺傷力の高い尖った岩塊で蜂の巣にする。
ついでに両手で攻撃しながら、階段口を完全に岩で隙間なく塞ぐ。
これで階段の中にいる冒険者の助けは期待できない。
「おい! 階段の方に岩壁が現れたぞ!」
「ほら、あれだ! 拳で飛んで瞬間移動したんだよ!」
「何でもいい。遠距離魔法攻撃用意!」
突然現れた岩壁に、三十メートル程離れた所にいる冒険者達が慌てている。
だけど、慌てていた冒険者達が杖を取り出して、岩壁に杖を向けてきた。
「……そう来たか」
隠れている岩塊から出るのは、まだ早いようだ。岩壁に向かって、矢と魔法の集中攻撃が始まった。
炎の火炎球、水柱の砲撃、貫通する雷槍と、岩壁が壊されるのは一分三十秒ぐらいか。
「烏合の衆でも集まれば、俺の力に匹敵するか……」
身体に刺さっている骨矢を抜きながら、次の作戦を考える。
どの魔法も直撃すれば、一撃必殺の威力を持つ可能性があるから、迂闊には出られない。
接近して乱戦に持ち込むという手もあるが、無傷の勝利は難しい。
下手すれば手足が千切れてしまう。
「仕方ない。見逃してやるか」
負けを認めたわけでも、戦略的撤退でもない。忙しい俺は雑魚の相手をする暇はない。
骨矢はまだ残っているが両手を床に着いて、壊れかけの岩壁の後ろに新しい岩壁を作った。
これであそこに俺が、まだ生きていると思わせる事が出来る。
「あれ? 待てよ……魔力切れを狙えばいいんじゃないのか?」
これから階段を塞ぐ四角い岩塊を壊して、階段の中に入るのだが、魔法使いが攻撃を続けている。
弓使いも馬鹿みたいに岩壁に矢を放っている。
このまま囮の岩壁を作りまくったら、魔力も矢も切れるはずだ。
そうなれば、脳筋戦士を排除すれば、一方的に攻撃できるチャンスタイムの到来だ。
「いや、駄目だ。冷静になるんだ」
冒険者を倒すのが俺の目的じゃない。
それに階段に閉じ込めた冒険者達が、出入り口を塞ぐ岩塊を壊している。
岩壁が壊される前に、階段から冒険者達がウジャウジャ出てくる。
そうなれば、もう何処にも逃げ場はない。
「前門の雑魚、後門の雑魚。どちらの雑魚を倒せば……ハッ‼︎ そういう事か‼︎」
俺の驚異的な頭脳をフル回転させた結果、ある事に気づいてしまった。
大広間にいる前門の雑魚を倒しても、結局階段を通るから、階段の後門の雑魚も倒さないといけない。
つまり前門の雑魚は倒すだけ時間の無駄になる。
「ヤバイな。とんでもない真実に気づいてしまったようだ」
とんでもない真実に気づく前から命を狙われているが、まあいい。
骨矢を抜き終わったので、両手に岩を纏わせて、腹ぐらいの大きさの岩の手に変えた。
この両手で階段口を塞ぐ邪魔な岩塊の破壊作業を手伝ってやる。
階段に閉じ込められた冒険者達が泣いて、俺に感謝するだろう。
すぐに恐怖で泣き叫ぶとも知らずにな。
「ハッ!」
ドガッ! 俺を閉じ込め守ってくれていた岩塊の壁を、拳で突き破って勢いよく外に出た。
七メートル先の囮岩壁はボロボロになっている。
早く階段の中に入らなければ、今度は俺がボロボロにされる番だ。
「おい、仮面の奴がいたぞ! 階段の右側だ!」
「くそ、あっちに隠れていたのかよ!」
愚か者共め。今頃気づいてももう遅い。
岩塊から飛び出した俺に気づいて、敵が攻撃しようとしているが、その前に階段前の岩壁の裏に隠れた。
あとは流星拳の乱れ打ちで、邪魔な岩塊を殴り壊すだけだ。
さあ、雑魚冒険者の血祭りの始まりだ。
♢
ガン、ガン……
「さっさとハンマーで壊せよ! 通れないだろう!」
「うるせい‼︎ もう十一個も壊してんだよ‼︎」
「そうだ! あと少しだから、後ろからガタガタ文句言ってんじゃねぇよ!」
階段に山積みになった岩塊を、必死に壊している冒険者達の声が聞こえてくる。
後ろの奴らが文句があるようだが、文句なら前から来る俺にもある。
すぐに合流してやるから、ガタガタ震えながら待っていればいい。
ドガァン、ドガァン——
「ぐっ! お、おい! 何やってんだよ! 破片が飛んできて危ねえだろ!」
合流直前だから壊れた岩塊の破片が飛んでくるみたいだが、次に飛んでくるのは拳だ。
危ないで済めばいいが、それは無理だ。だが、その前に逃げられないようにしてやる。
目の前の岩塊を殴り壊すのをやめると、魔力を階段下に流していく。
岩壁を俺の前後の階段から迫り上げさせて、戦力を分断させてもらう。
あとは逃げ場のない行き止まりに閉じ込めた雑魚共を、両拳の流星拳で滅殺していく。
ガコォ——
「何だ、これは‼︎」
「お前達の人生だよ」
自分達の背後に突然迫り上がった岩壁に、雑魚共が動揺している。
お前達の人生はここで行き止まりだ。あとは俺に倒されるだけしかない。
ドガァン——
「ぐわぁ‼︎」
「ちょっ、ぺっ……てめぇー!」
最後の岩塊を殴り壊して、やっと冒険者達の目の前に到着した。
楽しいお喋りをするつもりはないので、楽しい一方的な虐殺を始めた。
「ぐぼぉ‼︎」
「がはぁッ‼︎」
ドゴォ! バキィ! 反撃する時間も考える時間も与えない。
ただ目の前の冒険者を最速のパンチで殴り飛ばしていく。
あまりの速さに、もう両足は地面に着いていない。
空中で魔力を込めて、パンチを連続で撃ちまくる。
「盾でガード、ぐがぁぁ!」
盾で攻撃を防いでも無駄だ。ガンと盾ごと殴り飛ばした。
でも、すぐに別の対策を用意してきた。
「駄目だ、武器を突き出せ! このまま突撃するぞ!」
「おお‼︎」
雑魚共が剣や槍の切っ先を真っ直ぐに向けて、階段を上って突撃してきた。
流星拳で殴り飛ばそうとすれば、串刺しにされてしまう。
付け焼きの作戦にしては良い考えだが、俺の流星拳は単独でも飛んでいく。
「愚か者共め!」
「ぐわぁっ‼︎」
突撃してきた愚か者共が、左右の飛ぶ流星拳にドガァンと殴り飛ばされていく。
「怯むな! 刺し殺せ!」
「しつこい!」
だが、流星拳を避けた愚か者共がまだ向かってくる。
そういう奴には左右の手の平から岩塊を発射していく。
さらに地面から岩壁を迫り上げて、こっちも発射した。
「がはぁ‼︎」
俺に近づく事は許さない。
お前達に許されるのは、俺に見下ろされて地面に這いつくばる権利だけだ。
床に両手で魔力を流していき、階段口に分厚い岩壁を作った。
これで弓矢の攻撃を気にしないで動ける。
岩壁を壊そうと接近する脳筋戦士は、殺傷力の高い尖った岩塊で蜂の巣にする。
ついでに両手で攻撃しながら、階段口を完全に岩で隙間なく塞ぐ。
これで階段の中にいる冒険者の助けは期待できない。
「おい! 階段の方に岩壁が現れたぞ!」
「ほら、あれだ! 拳で飛んで瞬間移動したんだよ!」
「何でもいい。遠距離魔法攻撃用意!」
突然現れた岩壁に、三十メートル程離れた所にいる冒険者達が慌てている。
だけど、慌てていた冒険者達が杖を取り出して、岩壁に杖を向けてきた。
「……そう来たか」
隠れている岩塊から出るのは、まだ早いようだ。岩壁に向かって、矢と魔法の集中攻撃が始まった。
炎の火炎球、水柱の砲撃、貫通する雷槍と、岩壁が壊されるのは一分三十秒ぐらいか。
「烏合の衆でも集まれば、俺の力に匹敵するか……」
身体に刺さっている骨矢を抜きながら、次の作戦を考える。
どの魔法も直撃すれば、一撃必殺の威力を持つ可能性があるから、迂闊には出られない。
接近して乱戦に持ち込むという手もあるが、無傷の勝利は難しい。
下手すれば手足が千切れてしまう。
「仕方ない。見逃してやるか」
負けを認めたわけでも、戦略的撤退でもない。忙しい俺は雑魚の相手をする暇はない。
骨矢はまだ残っているが両手を床に着いて、壊れかけの岩壁の後ろに新しい岩壁を作った。
これであそこに俺が、まだ生きていると思わせる事が出来る。
「あれ? 待てよ……魔力切れを狙えばいいんじゃないのか?」
これから階段を塞ぐ四角い岩塊を壊して、階段の中に入るのだが、魔法使いが攻撃を続けている。
弓使いも馬鹿みたいに岩壁に矢を放っている。
このまま囮の岩壁を作りまくったら、魔力も矢も切れるはずだ。
そうなれば、脳筋戦士を排除すれば、一方的に攻撃できるチャンスタイムの到来だ。
「いや、駄目だ。冷静になるんだ」
冒険者を倒すのが俺の目的じゃない。
それに階段に閉じ込めた冒険者達が、出入り口を塞ぐ岩塊を壊している。
岩壁が壊される前に、階段から冒険者達がウジャウジャ出てくる。
そうなれば、もう何処にも逃げ場はない。
「前門の雑魚、後門の雑魚。どちらの雑魚を倒せば……ハッ‼︎ そういう事か‼︎」
俺の驚異的な頭脳をフル回転させた結果、ある事に気づいてしまった。
大広間にいる前門の雑魚を倒しても、結局階段を通るから、階段の後門の雑魚も倒さないといけない。
つまり前門の雑魚は倒すだけ時間の無駄になる。
「ヤバイな。とんでもない真実に気づいてしまったようだ」
とんでもない真実に気づく前から命を狙われているが、まあいい。
骨矢を抜き終わったので、両手に岩を纏わせて、腹ぐらいの大きさの岩の手に変えた。
この両手で階段口を塞ぐ邪魔な岩塊の破壊作業を手伝ってやる。
階段に閉じ込められた冒険者達が泣いて、俺に感謝するだろう。
すぐに恐怖で泣き叫ぶとも知らずにな。
「ハッ!」
ドガッ! 俺を閉じ込め守ってくれていた岩塊の壁を、拳で突き破って勢いよく外に出た。
七メートル先の囮岩壁はボロボロになっている。
早く階段の中に入らなければ、今度は俺がボロボロにされる番だ。
「おい、仮面の奴がいたぞ! 階段の右側だ!」
「くそ、あっちに隠れていたのかよ!」
愚か者共め。今頃気づいてももう遅い。
岩塊から飛び出した俺に気づいて、敵が攻撃しようとしているが、その前に階段前の岩壁の裏に隠れた。
あとは流星拳の乱れ打ちで、邪魔な岩塊を殴り壊すだけだ。
さあ、雑魚冒険者の血祭りの始まりだ。
♢
ガン、ガン……
「さっさとハンマーで壊せよ! 通れないだろう!」
「うるせい‼︎ もう十一個も壊してんだよ‼︎」
「そうだ! あと少しだから、後ろからガタガタ文句言ってんじゃねぇよ!」
階段に山積みになった岩塊を、必死に壊している冒険者達の声が聞こえてくる。
後ろの奴らが文句があるようだが、文句なら前から来る俺にもある。
すぐに合流してやるから、ガタガタ震えながら待っていればいい。
ドガァン、ドガァン——
「ぐっ! お、おい! 何やってんだよ! 破片が飛んできて危ねえだろ!」
合流直前だから壊れた岩塊の破片が飛んでくるみたいだが、次に飛んでくるのは拳だ。
危ないで済めばいいが、それは無理だ。だが、その前に逃げられないようにしてやる。
目の前の岩塊を殴り壊すのをやめると、魔力を階段下に流していく。
岩壁を俺の前後の階段から迫り上げさせて、戦力を分断させてもらう。
あとは逃げ場のない行き止まりに閉じ込めた雑魚共を、両拳の流星拳で滅殺していく。
ガコォ——
「何だ、これは‼︎」
「お前達の人生だよ」
自分達の背後に突然迫り上がった岩壁に、雑魚共が動揺している。
お前達の人生はここで行き止まりだ。あとは俺に倒されるだけしかない。
ドガァン——
「ぐわぁ‼︎」
「ちょっ、ぺっ……てめぇー!」
最後の岩塊を殴り壊して、やっと冒険者達の目の前に到着した。
楽しいお喋りをするつもりはないので、楽しい一方的な虐殺を始めた。
「ぐぼぉ‼︎」
「がはぁッ‼︎」
ドゴォ! バキィ! 反撃する時間も考える時間も与えない。
ただ目の前の冒険者を最速のパンチで殴り飛ばしていく。
あまりの速さに、もう両足は地面に着いていない。
空中で魔力を込めて、パンチを連続で撃ちまくる。
「盾でガード、ぐがぁぁ!」
盾で攻撃を防いでも無駄だ。ガンと盾ごと殴り飛ばした。
でも、すぐに別の対策を用意してきた。
「駄目だ、武器を突き出せ! このまま突撃するぞ!」
「おお‼︎」
雑魚共が剣や槍の切っ先を真っ直ぐに向けて、階段を上って突撃してきた。
流星拳で殴り飛ばそうとすれば、串刺しにされてしまう。
付け焼きの作戦にしては良い考えだが、俺の流星拳は単独でも飛んでいく。
「愚か者共め!」
「ぐわぁっ‼︎」
突撃してきた愚か者共が、左右の飛ぶ流星拳にドガァンと殴り飛ばされていく。
「怯むな! 刺し殺せ!」
「しつこい!」
だが、流星拳を避けた愚か者共がまだ向かってくる。
そういう奴には左右の手の平から岩塊を発射していく。
さらに地面から岩壁を迫り上げて、こっちも発射した。
「がはぁ‼︎」
俺に近づく事は許さない。
お前達に許されるのは、俺に見下ろされて地面に這いつくばる権利だけだ。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説

俺だけ2つスキルを持っていたので異端認定されました
七鳳
ファンタジー
いいね&お気に入り登録&感想頂けると励みになります。
世界には生まれた瞬間に 「1人1つのオリジナルスキル」 が与えられる。
それが、この世界の 絶対のルール だった。
そんな中で主人公だけがスキルを2つ持ってしまっていた。
異端認定された主人公は様々な苦難を乗り越えながら、世界に復讐を決意する。
※1話毎の文字数少なめで、不定期で更新の予定です。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!

トレンダム辺境伯の結婚 妻は俺の妻じゃないようです。
白雪なこ
ファンタジー
両親の怪我により爵位を継ぎ、トレンダム辺境伯となったジークス。辺境地の男は女性に人気がないが、ルマルド侯爵家の次女シルビナは喜んで嫁入りしてくれた。だが、初夜の晩、シルビナは告げる。「生憎と、月のものが来てしまいました」と。環境に慣れ、辺境伯夫人の仕事を覚えるまで、初夜は延期らしい。だが、頑張っているのは別のことだった……。
*外部サイトにも掲載しています。
ZOID・of the・DUNGEON〜外れ者の楽園〜
黒木箱 末宝
ファンタジー
これは、はみ出し者の物語。
現代の地球のとある県のある市に、社会に適合できず、その力と才能を腐らせた男が居た。
彼の名は山城 大器(やましろ たいき)。
今年でニート四年目の、見てくれだけは立派な二七歳の男である。
そんな社会からはみ出た大器が、現代に突如出現した上位存在の侵略施設である迷宮回廊──ダンジョンで自身の存在意義を見出だし、荒ぶり、溺れて染まるまでの物語。
【ハーメル】にも投稿しています。

究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

伝説の霊獣達が住まう【生存率0%】の無人島に捨てられた少年はサバイバルを経ていかにして最強に至ったか
藤原みけ@雑魚将軍2巻発売中
ファンタジー
小さな村で平凡な日々を過ごしていた少年リオル。11歳の誕生日を迎え、両親に祝われながら幸せに眠りに着いた翌日、目を覚ますと全く知らないジャングルに居た。
そこは人類が滅ぼされ、伝説の霊獣達の住まう地獄のような無人島だった。
次々の襲い来る霊獣達にリオルは絶望しどん底に突き落とされるが、生き残るため戦うことを決意する。だが、現実は最弱のネズミの霊獣にすら敗北して……。
サバイバル生活の中、霊獣によって殺されかけたリオルは理解する。
弱ければ、何も得ることはできないと。
生きるためリオルはやがて力を求め始める。
堅実に努力を重ね少しずつ成長していくなか、やがて仲間(もふもふ?)に出会っていく。
地獄のような島でただの少年はいかにして最強へと至ったのか。

【完結】徒花の王妃
つくも茄子
ファンタジー
その日、王妃は王都を去った。
何故か勝手についてきた宰相と共に。今は亡き、王国の最後の王女。そして今また滅びゆく国の最後の王妃となった彼女の胸の内は誰にも分からない。亡命した先で名前と身分を変えたテレジア王女。テレサとなった彼女を知る数少ない宰相。国のために生きた王妃の物語が今始まる。
「婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?」の王妃の物語。単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる