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第一章:人間編
第38話 ピラミッド探索
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「残りは一階だ。もう夜だし、ここも通るだけにしよう」
「まだ夜じゃない。一個ぐらい見つけてからでも遅くはない」
砂漠を抜けて、十九階のピラミッドに到着したのに、ジェイが先を急ごうとする。
まだ午後七時を少し過ぎた程度だ。十八歳の子供には夜かもしれないが、大人の夜は十時からだ。
五人で帰り道に探すつもりかもしれないが、砂漠でもモヤモヤの反応はあった。
巨大なピラミッドは複雑な迷路構造になっているだけで、部屋や通路や階段の組み合わせだ。
人数が二人増えても探す時間は大して変わらない。
「駄目だ、もう夜だ。遅れると何かあったと心配される。時間厳守だ」
「分かった、夜だとしよう。でも、夜は長い。一個ぐらい見つけてもいいだろう?」
「ジェイさん、一個だけお願いします!」
無駄に先を急ごうとするジェイを、メルと二人掛かりで説得する。
断られた場合は俺達二人でやるだけだ。
十九階に生息するモンスター『黄金虫』は、カナブンのような金色の虫だ。
三階のビッグアントと違うのは空を飛べるのと、丸々太った身体が硬いという二つだけだ。
岩壁と剣の組み合わせで、俺一人でも十分に倒す事が出来る。
「……分かった。一個だけだ。一個見つけたら絶対に終わりだからな」
「ああ、一個で十分だ」
断ったら俺達だけでやると言うと、ジェイは一個だけという条件で宝箱探しを認めた。
こっちもピラミッドのどんな場所に宝箱が隠されているのか調べたいだけだ。
通路の行き止まりや部屋の中にある、すぐ見つかる宝箱には興味はない。
「隊長、モヤモヤの反応があった場合は、天辺から一番下まで探すんですか?」
「それは面倒だな。出来れば一階ずつで反応して欲しいもんだ」
一番狭い五階を調べ終わって、階段を下りているとメルが聞いてきた。
ピラミッドは正四角錐と呼ばれる形をしていて、底が正方形で、四つの壁が三角形で出来ている。
一番広い底を一階として、十八階への階段がある天辺を五階と呼んでいる。
一階の宝箱に四階で反応すると、四階から一階まで調べないといけない。それは非常に面倒だ。
「心配しなくてもそれはないだろう。俺のモンスター探知も同じ階しか反応しない。一階まで分かったら化け物だ」
俺達が宝箱探しが面倒になるかもと心配していると、ジェイが大丈夫だと言ってきた。
確かに天辺から底まで百メートル以上はある。せいぜい反応するのは下の階程度だ。
「良かったですね、隊長。探す範囲が狭くなりました」
「喜ぶのはまだ早い。実際に確かめないと分からないからな」
「そうですね。気をつけます」
他人の言葉は信用しないのが基本だ。
喜ばせておいてから、嘘だと言って、地獄に突き落すのが世の中の定番だ。
俺は自分で確かめた事しか信用しない。その場限りの優しい嘘なんて山程ある。
「全然モヤモヤしません。全部取られた後みたいです」
「それか、一階にしかないのかもしれないな」
二階から三階、三階から四階と、襲ってくる黄金虫を狩人が弓矢で倒しながら進んでいく。
ピラミッドは通路と部屋数、下に下りれる階段も多いが、やはり探しやすい場所だ。
四階まで来たのにメルのモヤモヤが反応しない。
「ちょうど魔石の境目だから人が多いんだよ。暇潰しに探しているんじゃないのか?」
「そうかもな。だとしたら、二十階もないかもしれない」
宝箱が見つからない原因を予想したのか、ジェイが言ってきた。
黄金虫の魔石は黒色で190ギル、ゾンビの魔石は白色で400ギルする。
中級と呼ばれるDランク冒険者の多くが、金になる二十階で魔石集めをしている。
その結果、実力と経験がある冒険者達に、宝箱が荒らされている可能性は十分に考えられる。
だが、逆に考えれば取られずに生き残った宝箱は、青色の可能性が高いとも言える。
これは本気で探す価値が出てきたと喜ぶべきだ。
二十階への階段前……
「見つかりませんでしたね」
「ああ、人が多いからな」
「ほら、行くぞ」
隅々まで調べた結果、何も無いという事が分かった。
落ち込んでいる俺達を無視して、狩人は階段を下りようとしている。
まあ、帰りに十九階を調べる必要がないと、分かっただけでも収穫はあった。
ダリルとマークスを探しながら、二十階の階段に寝ている冒険者を見ていく。
地下二十四階まで行って、ここまで必要な素材だけを持ってくるだけでも、結構時間がかかると思う。
もしかすると、俺達の方が早く着いた可能性もある。
「いないな。ちょうどいいから今日は寝るぞ。起きた時にはいるだろう」
一番下の階段まで下りて探したが、ダリル達はいなかった。
時刻は午前に変わっているから、確かに今日は寝た方が良い。
一度寝て、頭をスッキリさせてから、二十階の宝箱を探すとしよう。
♢
ガサガサ……
「んっ……?」
「起こして悪い。もう少し寝ていてくれ」
近くで人の気配を感じて起きると、ダリル達二人がいた。
まだ寝てから五時間ぐらいしか経ってないので、もう一度寝る事にした。
「隊長、隊長、起きてください……」
「うっ……くっ……」
さっき寝たばかりなのに、頭を揺さぶられて起こされた。
勘弁してくれよと思いながら、目を開けて、懐中時計を見ると午前八時を過ぎていた。
七時間も寝ていたなんて信じられない。
「悪いな。寝心地が良いベッドの所為で寝過ごしたみたいだ」
「構わない。頼まれた素材は入手してきた。神器を強化したら、二十階を探すとしよう」
「ああ、頼む」
頭を押さえて、起きているダリル達に謝ると、ダリルが強化素材が入っている鞄を見せてきた。
頭と身体が少し痛いがまあまあ熟睡できた。言われた通りに神器四つを強化した。
「さてと、どうする? 素材を集めた方がいいのか?」
四つの神器を強化すると、ダリルが俺の指示を求めてきた。
神器を強化して、体力上昇の指輪と筋力上昇の手袋はLV4になった。
自然治癒力の指輪と素早さ上昇の靴はLV3になった。
LV5に強化するのに必要な素材は分からないので、体力と筋力の強化はこれで終わりだ。
素早さの靴の強化素材は分かるが、二十五階以上にあるから実力不足で取りに行けない。
自然治癒力の素材はゾンビ、ブルータートル、獅子王だから取りに行ける。
だが、また別行動するよりも、五人で二十階を探した方が良いだろう。
ゾンビに噛まれると危ないし、噛まれなくても、手足をへし折れる程の力をゾンビは持っている。
「いや、予定通りに行こう。探す人数は多い方がいい」
「分かった、そうしよう。では、朝ご飯を食べたら出発だ」
予定変更なしと伝えると、朝ご飯を食べ始めた。
炎の魔術師はお弁当を温めるのが得意なので、今日の朝ご飯は温かいパンと肉とスープを食べられる。
俺の地魔法も粉末スープを入れるコップを作れるが、全員コップを持っているから出番はまた今度になる。
「まだ夜じゃない。一個ぐらい見つけてからでも遅くはない」
砂漠を抜けて、十九階のピラミッドに到着したのに、ジェイが先を急ごうとする。
まだ午後七時を少し過ぎた程度だ。十八歳の子供には夜かもしれないが、大人の夜は十時からだ。
五人で帰り道に探すつもりかもしれないが、砂漠でもモヤモヤの反応はあった。
巨大なピラミッドは複雑な迷路構造になっているだけで、部屋や通路や階段の組み合わせだ。
人数が二人増えても探す時間は大して変わらない。
「駄目だ、もう夜だ。遅れると何かあったと心配される。時間厳守だ」
「分かった、夜だとしよう。でも、夜は長い。一個ぐらい見つけてもいいだろう?」
「ジェイさん、一個だけお願いします!」
無駄に先を急ごうとするジェイを、メルと二人掛かりで説得する。
断られた場合は俺達二人でやるだけだ。
十九階に生息するモンスター『黄金虫』は、カナブンのような金色の虫だ。
三階のビッグアントと違うのは空を飛べるのと、丸々太った身体が硬いという二つだけだ。
岩壁と剣の組み合わせで、俺一人でも十分に倒す事が出来る。
「……分かった。一個だけだ。一個見つけたら絶対に終わりだからな」
「ああ、一個で十分だ」
断ったら俺達だけでやると言うと、ジェイは一個だけという条件で宝箱探しを認めた。
こっちもピラミッドのどんな場所に宝箱が隠されているのか調べたいだけだ。
通路の行き止まりや部屋の中にある、すぐ見つかる宝箱には興味はない。
「隊長、モヤモヤの反応があった場合は、天辺から一番下まで探すんですか?」
「それは面倒だな。出来れば一階ずつで反応して欲しいもんだ」
一番狭い五階を調べ終わって、階段を下りているとメルが聞いてきた。
ピラミッドは正四角錐と呼ばれる形をしていて、底が正方形で、四つの壁が三角形で出来ている。
一番広い底を一階として、十八階への階段がある天辺を五階と呼んでいる。
一階の宝箱に四階で反応すると、四階から一階まで調べないといけない。それは非常に面倒だ。
「心配しなくてもそれはないだろう。俺のモンスター探知も同じ階しか反応しない。一階まで分かったら化け物だ」
俺達が宝箱探しが面倒になるかもと心配していると、ジェイが大丈夫だと言ってきた。
確かに天辺から底まで百メートル以上はある。せいぜい反応するのは下の階程度だ。
「良かったですね、隊長。探す範囲が狭くなりました」
「喜ぶのはまだ早い。実際に確かめないと分からないからな」
「そうですね。気をつけます」
他人の言葉は信用しないのが基本だ。
喜ばせておいてから、嘘だと言って、地獄に突き落すのが世の中の定番だ。
俺は自分で確かめた事しか信用しない。その場限りの優しい嘘なんて山程ある。
「全然モヤモヤしません。全部取られた後みたいです」
「それか、一階にしかないのかもしれないな」
二階から三階、三階から四階と、襲ってくる黄金虫を狩人が弓矢で倒しながら進んでいく。
ピラミッドは通路と部屋数、下に下りれる階段も多いが、やはり探しやすい場所だ。
四階まで来たのにメルのモヤモヤが反応しない。
「ちょうど魔石の境目だから人が多いんだよ。暇潰しに探しているんじゃないのか?」
「そうかもな。だとしたら、二十階もないかもしれない」
宝箱が見つからない原因を予想したのか、ジェイが言ってきた。
黄金虫の魔石は黒色で190ギル、ゾンビの魔石は白色で400ギルする。
中級と呼ばれるDランク冒険者の多くが、金になる二十階で魔石集めをしている。
その結果、実力と経験がある冒険者達に、宝箱が荒らされている可能性は十分に考えられる。
だが、逆に考えれば取られずに生き残った宝箱は、青色の可能性が高いとも言える。
これは本気で探す価値が出てきたと喜ぶべきだ。
二十階への階段前……
「見つかりませんでしたね」
「ああ、人が多いからな」
「ほら、行くぞ」
隅々まで調べた結果、何も無いという事が分かった。
落ち込んでいる俺達を無視して、狩人は階段を下りようとしている。
まあ、帰りに十九階を調べる必要がないと、分かっただけでも収穫はあった。
ダリルとマークスを探しながら、二十階の階段に寝ている冒険者を見ていく。
地下二十四階まで行って、ここまで必要な素材だけを持ってくるだけでも、結構時間がかかると思う。
もしかすると、俺達の方が早く着いた可能性もある。
「いないな。ちょうどいいから今日は寝るぞ。起きた時にはいるだろう」
一番下の階段まで下りて探したが、ダリル達はいなかった。
時刻は午前に変わっているから、確かに今日は寝た方が良い。
一度寝て、頭をスッキリさせてから、二十階の宝箱を探すとしよう。
♢
ガサガサ……
「んっ……?」
「起こして悪い。もう少し寝ていてくれ」
近くで人の気配を感じて起きると、ダリル達二人がいた。
まだ寝てから五時間ぐらいしか経ってないので、もう一度寝る事にした。
「隊長、隊長、起きてください……」
「うっ……くっ……」
さっき寝たばかりなのに、頭を揺さぶられて起こされた。
勘弁してくれよと思いながら、目を開けて、懐中時計を見ると午前八時を過ぎていた。
七時間も寝ていたなんて信じられない。
「悪いな。寝心地が良いベッドの所為で寝過ごしたみたいだ」
「構わない。頼まれた素材は入手してきた。神器を強化したら、二十階を探すとしよう」
「ああ、頼む」
頭を押さえて、起きているダリル達に謝ると、ダリルが強化素材が入っている鞄を見せてきた。
頭と身体が少し痛いがまあまあ熟睡できた。言われた通りに神器四つを強化した。
「さてと、どうする? 素材を集めた方がいいのか?」
四つの神器を強化すると、ダリルが俺の指示を求めてきた。
神器を強化して、体力上昇の指輪と筋力上昇の手袋はLV4になった。
自然治癒力の指輪と素早さ上昇の靴はLV3になった。
LV5に強化するのに必要な素材は分からないので、体力と筋力の強化はこれで終わりだ。
素早さの靴の強化素材は分かるが、二十五階以上にあるから実力不足で取りに行けない。
自然治癒力の素材はゾンビ、ブルータートル、獅子王だから取りに行ける。
だが、また別行動するよりも、五人で二十階を探した方が良いだろう。
ゾンビに噛まれると危ないし、噛まれなくても、手足をへし折れる程の力をゾンビは持っている。
「いや、予定通りに行こう。探す人数は多い方がいい」
「分かった、そうしよう。では、朝ご飯を食べたら出発だ」
予定変更なしと伝えると、朝ご飯を食べ始めた。
炎の魔術師はお弁当を温めるのが得意なので、今日の朝ご飯は温かいパンと肉とスープを食べられる。
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