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フィオナ編

第40話 暴動

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 朝起きるとマリアはいつものようにパンと果物(リンゴ、バナナ、ブドウ)とコーヒー牛乳を2人分用意して外出していました。しばらくすると、コンコン、コンコンと扉をノックする音が聞こえてきました。帰って来た合図です。ガァチャリィと鍵が開く音がして、変装したマリアが家に入って来ました。でも、今日は背後に何人かの男達が一緒でした。

 フィオナ「ツゥ∑(゚Д゚)やっぱり怪しいと思ってたのよ(怒)‼︎」と常に両手の指に力と速さの指輪を5個ずつ填めています。素早く二階に移動して、鉄の剣とアンナを取ってくる事は可能です。

 ラン「Σ(゚д゚lll)違う違う‼︎この人達は協力者の人達よ!お互いに顔を知っておかないと間違って攻撃するかもしれないでしょう!」と4人の男達を一人一人自己紹介していきます。右からまだ40前のオスカーさん。6年前に北東大陸で16歳の娘を誘拐されたそうです。次はマイクさん。33歳で双子の娘の妹の方が拐われたらしいです。名前はベスで姉はヘスという名前らしいです。確かアジトで会った赤毛のソバカスの女の子がそんな名前でした。他にもカミールさん。18歳の姉が4年前に誘拐されたそうです。ボブさんは親戚の8歳の女の子が誘拐されて、それを探し続けていた両親もそろって行方不明になったそうです。

 フィオナ「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄つまりは奴らの被害者を集めての復讐が目的なのね。でも、わざわざこんな事しなくても、捕まっている人達を逃すだけなら、簡単に出来るんじゃないの?それこそ大型の馬車を何台か盗んであの建物まで行けば、門番と20人近くの警備を倒せば、連れ出す事も可能だと思うんだけど……。」とまあ、それでも難しいとは思うけど、内部の人間(マリア)が協力するのなら比較的簡単な方です。あとは船を盗む必要もあるので、やはり難しいのかもしれません⁈

 ラン「(ಠ_ಠ)この大陸のお偉いさんのほとんどが奴らの息がかかっているから、この大陸の役所や衛兵に助けを求めても、全員が口封じされて終わるだけでしょうね!だったら関係する奴らをまとめて一掃した方が1番簡単な解決策だとは思わない?」とここで上手く逃げられても怯えて暮らすのなら、本当の意味での解決とは言えません。逃げるという手段は解決にはならないのです。

 ボブ「そうだ(`0`)ここの奴らは殺されて当然のことをやってんだ(怒)!まずは聖職者の面汚し共が暮らす神殿を破壊してやる!」

 カミール「(´༎ຶོρ༎ຶོ`)あの時、姉さんを神殿に行かせなければ、神殿の害虫に目をつけられなかったのに、アイツらの目玉を一つ残らず潰してやる(怒)‼︎」とここに集まった4人だけでも相当の怒りに満ちています。友を親戚を同僚を事故に見せかけて殺された人達も声を上げず、怒りを押し殺して今日まで耐えてきました。

 ラン「(ಠ_ಠ)照明弾を上げれば作戦開始の合図だよ‼︎港街に潜伏中の仲間達が停留中の船を全て壊して、敵は誰一人も逃がさない。神都と港街を同時に攻撃して奴らの度肝を抜いてやろうじゃない(笑)!」と私もいつもの変装をさせられて、クロエとして神殿に向かいます。アンナに鍵をしっかりと閉めて家の中で待機するように言ったので、余程のことがない限りは大丈夫なはずです。神殿に向かう途中にも次々と協力者が集まって来ます。

 ?「(ಠ_ಠ)ランさん。この街に集まっている武装した敵の数は23人です。予定よりは少しだけ多いですが問題なく対処出来ると思います。」

 ?「すみませんε-(´∀`; )いくら探しても、バーンズとゴングは見つかりません。変装しているか、アジトの中に隠れているのかもしれません!」と代わる代わる報告していきますが、肝心のバーンズの居場所がハッキリしません。神殿を襲った後にアジトに向かうので、会うのが遅いか早いかの違いです。

 ラン「(*⁰▿⁰*)さあ、パーティの始まりだよ‼︎」と街で1番高い場所にある神殿の広場で照明弾を空高く打ち上げました。
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