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歪んだ愛※
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「お義兄様っ! ……そのようなところ、汚いですわっ……ああっ」
「アンソニーだと言っただろう。またお仕置きが必要か?」
顕になった蜜口に熱い吐息をかけながらそう呟くと、舌でじっとりとそこを舐め始める。
熱いそれは、まるで今にも私の奥深くへ入ってしまいそうなほど早急に出入りを繰り返した。
何かが奥から漏れ出すような感覚が始まり、思わず両足を擦り合わせたくなってしまう。
しかしそんなことを彼が許してくれるはずがなく。
両足の間にしっかりと入り込まれてびくともしない。
「やっ、アンソニー……もう、私……おかしくっ」
「もうダメなのか? お前は感じやすいんだな」
「そこで喋らないでっ……」
舌の動きは止まることを知らないらしい。
アンソニーは息も絶え絶えな私にとどめを刺すように、花芯を指でカリっと引っ掻いた。
途端に全身に快感と衝撃が走り、ビクビクと体を震わせた後、私は脱力してしまう。
自然と目元に滲んだ涙を指で拭うと、アンソニーは私の額にそっと口付けた。
「この先へ進むことを許してほしい」
「……この、先……?」
彼の言わんとしていることがわかるようなわからないような、あまりに曖昧な表現に少しだけ私は恐ろしくなる。
「そう、ここに……」
「ひぁっ……」
アンソニーはそう言いながら自らの指を私の脚の間に捻り込んだ。
胸の愛撫と彼の舌のおかげで既にそこは濡れそぼっており、音を立てて指を受け入れる。
だが初めての異物への抵抗はやはり強く、必死に押し出そうとして思わずきゅっとその指を締め付けてしまった。
「ここに、俺のを挿れる」
「んんっ……あっ……動かさないで……」
「ああアリア。こんなに締め付けてはいけないよ。すぐに達してしまうだろう?」
トントンと指で内壁を軽く叩くようにして刺激を送れば、ゾクゾクとした何かが腹の奥から湧き上がる。
「こんなにとろとろだ」
「あっ、だめ……! 汚いのに……!」
愛液により光る指を、恍惚とした表情を浮かべながら舐め取る彼の仕草に、気がおかしくなりそうになる。
「アリアのものは全てが甘い」
そう呟くと、彼は身に着けていた衣服を乱雑に脱ぎ捨て始めた。
初めてまじまじと見る彼の体は、女の私とは異なることばかりで。
線が細いと思っていたというのに、意外にも鍛えられて肉付きのいい体に驚く。
そしてそのまま視線を下に向けると、何やらそこだけ異様な光景が。
「……っ」
私はつい慌てて視線を逸らしてしまった。
なぜならそこには、彼の男性としての象徴がそそり立つように存在していたから。
顔に似合わぬ大きさのそれは、先端から何か液体をこぼしながら上を向いている。
「アリア……お前のその声、姿を見るだけで俺は毎回こうなってしまうんだ」
「う、うそ……」
「嘘じゃない。これまでもずっとそうだった。お前が俺を狂わせる」
すると次の瞬間、全身が引き裂かれるような、貫くような激痛が走った。
彼はその欲望を、私の中へ押し込んだらしい。
咄嗟に彼の体を押して抵抗しようとするが、腕を拘束されているため身動きが取れないのだ。
かなりキツめに縛られているらしく、ちょっとやそっとでは解けそうにない。
それでも無理やり解こうとするが、かえって縛りをきつくしてしまったらしい。
結ばれた手首のところから広がるジンジンとした鈍い痛みと、繋がったところからの鋭い痛みで頭が痺れていく。
「いっ!? や、おにい、さ……痛い……やめ、て……」
「すまないアリア。だが……ああ、これでお前はようやく私のもの……」
「んっ……やっ……はっ……」
歯を食いしばるような表現を向けながらも、その言葉にはどこか嬉しさが漂っているように聞こえる。
「アンソニーだと言っただろう。またお仕置きが必要か?」
顕になった蜜口に熱い吐息をかけながらそう呟くと、舌でじっとりとそこを舐め始める。
熱いそれは、まるで今にも私の奥深くへ入ってしまいそうなほど早急に出入りを繰り返した。
何かが奥から漏れ出すような感覚が始まり、思わず両足を擦り合わせたくなってしまう。
しかしそんなことを彼が許してくれるはずがなく。
両足の間にしっかりと入り込まれてびくともしない。
「やっ、アンソニー……もう、私……おかしくっ」
「もうダメなのか? お前は感じやすいんだな」
「そこで喋らないでっ……」
舌の動きは止まることを知らないらしい。
アンソニーは息も絶え絶えな私にとどめを刺すように、花芯を指でカリっと引っ掻いた。
途端に全身に快感と衝撃が走り、ビクビクと体を震わせた後、私は脱力してしまう。
自然と目元に滲んだ涙を指で拭うと、アンソニーは私の額にそっと口付けた。
「この先へ進むことを許してほしい」
「……この、先……?」
彼の言わんとしていることがわかるようなわからないような、あまりに曖昧な表現に少しだけ私は恐ろしくなる。
「そう、ここに……」
「ひぁっ……」
アンソニーはそう言いながら自らの指を私の脚の間に捻り込んだ。
胸の愛撫と彼の舌のおかげで既にそこは濡れそぼっており、音を立てて指を受け入れる。
だが初めての異物への抵抗はやはり強く、必死に押し出そうとして思わずきゅっとその指を締め付けてしまった。
「ここに、俺のを挿れる」
「んんっ……あっ……動かさないで……」
「ああアリア。こんなに締め付けてはいけないよ。すぐに達してしまうだろう?」
トントンと指で内壁を軽く叩くようにして刺激を送れば、ゾクゾクとした何かが腹の奥から湧き上がる。
「こんなにとろとろだ」
「あっ、だめ……! 汚いのに……!」
愛液により光る指を、恍惚とした表情を浮かべながら舐め取る彼の仕草に、気がおかしくなりそうになる。
「アリアのものは全てが甘い」
そう呟くと、彼は身に着けていた衣服を乱雑に脱ぎ捨て始めた。
初めてまじまじと見る彼の体は、女の私とは異なることばかりで。
線が細いと思っていたというのに、意外にも鍛えられて肉付きのいい体に驚く。
そしてそのまま視線を下に向けると、何やらそこだけ異様な光景が。
「……っ」
私はつい慌てて視線を逸らしてしまった。
なぜならそこには、彼の男性としての象徴がそそり立つように存在していたから。
顔に似合わぬ大きさのそれは、先端から何か液体をこぼしながら上を向いている。
「アリア……お前のその声、姿を見るだけで俺は毎回こうなってしまうんだ」
「う、うそ……」
「嘘じゃない。これまでもずっとそうだった。お前が俺を狂わせる」
すると次の瞬間、全身が引き裂かれるような、貫くような激痛が走った。
彼はその欲望を、私の中へ押し込んだらしい。
咄嗟に彼の体を押して抵抗しようとするが、腕を拘束されているため身動きが取れないのだ。
かなりキツめに縛られているらしく、ちょっとやそっとでは解けそうにない。
それでも無理やり解こうとするが、かえって縛りをきつくしてしまったらしい。
結ばれた手首のところから広がるジンジンとした鈍い痛みと、繋がったところからの鋭い痛みで頭が痺れていく。
「いっ!? や、おにい、さ……痛い……やめ、て……」
「すまないアリア。だが……ああ、これでお前はようやく私のもの……」
「んっ……やっ……はっ……」
歯を食いしばるような表現を向けながらも、その言葉にはどこか嬉しさが漂っているように聞こえる。
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