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第5章最弱魔王は悪魔のために頑張るそうです
第122話 再会と再会
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「それでは、帰りましょうか」
無人島から魔界へと帰る時には既に辺りは暗くなっていた。その中でアズラが貰った指輪は一際輝きを放っている。
アズラがワープを展開し、二人は無人島から姿を消した――。
魔界の地にワープが展開され二人は帰ってきた。
「急いでご飯の用意するのでしばらくお待ちくださいね」
「ゆっくりでいいからな」
赤褐色の蓋をサタンが開けようとした。その時だった。どこからともなく、今までに感じたことのない気配を感じた。
何もない魔界の地がざわめいているように風が吹く。
「な、なんだ……」
得体の知れない気配に背中がゾクリとする。風が吹き荒れる中、暗闇から無数の光の矢が降り注ぐ。
「アズラ!」
その矢はサタンを狙わずアズラただ一人を目掛けて降り注いだ。死ぬことも覚悟したアズラは何も出来ず目を閉じるしかなかった。
無数の矢が無数にザクザクと突き刺さる。辺りが明るくなるほどの矢が刺さり、舞い上がっていた砂ぼこりが静かに消えていく。
「だ、大丈夫か……」
「サタンさん……」
アズラをかばうように背中で無数の光の矢を受け止めていたサタンは体のあちこちからボタボタと血を流す。突き刺さった光の矢が粒子となって消滅しサタンは倒れそうになる。急いで受け止めるアズラ。そんな中、同じ方向からもう一度光の矢が放たれた。
「くっ……」
アズラはするしかなかった。大切な人を守るために。守られてばかりじゃなく、自分も守るために。
降り注ぐ光の矢に向かって手を伸ばす。
「転送転移《トランス・トラディショナル》――!」
光の矢の前に白い円が顕れる。その円を光の矢が次々と通っていく。そして、二人から離れた場所にもう一つ白い円が顕れ、まるで出口のように光の矢が通り出てくる。
全ての矢が通り、突き刺さり、消滅していく。
「やはり、この程度では息の根を止めることは出来ない……いや、流石というべきか――」
アズラは光の矢が飛んできた方向を見つめる。もうその声も、来た理由も全て分かっていた。だから、知り尽くしているその者を覚悟を決めて見つめた。
「――ようやく見つけたぞ、殺戮の英雄……貴様を連れていく!」
「アクロマ……」
アズラの前に現れたのはアクロマと呼ばれた純白の双翼をもつ天使と三人の天使の姿だった――。
◇
「久しぶりだな……」
アクロマは鋭い目付きでアズラを睨む。三人の天使に手を出さないように指示し一歩前に踏み出した。後でくくられた光輝に輝く金色の髪と身に纏う聖なる銀で作られた鎧が暗闇の世界を一光させる。
アズラはサタンを優しく地面に寝かせるとスクッと立ち上がりアクロマと対峙を切る。
「お久しぶりです」
重たい口を開いて答える。
(会いたくはありませんでした……せめて、今日は――幸せな気持ちのまま終わってほしかった……)
泣いてしまいそうになるのをグッと堪えて同じ様に一歩ずつ前へと進んでいく。
「アズ、ラ……」
足が止まる。
後ろを振り返りたい。振り返って二人で逃げ場のない世界で逃げたい。そう思ってしまう。
しかし、そんなことは不可能だと知っている。だから、少しでも安心してもらうように声を震わせずいつものように答えなければならない。
「心配しないでください。やり残していたことをやりにいくだけですから」
アクロマは自分よりも少し背が高いアズラを前にして手が震えていた。
「逃げないんだな」
「ええ、逃げるようなことはしません。これが、私が選んだ道ですから」
「どの口がそう言うんだ……」
アズラと話しているだけなのにアクロマは怒りにうち震えていた。今すぐここで息の根を止めたいと思うがそれをしてはならないと言われているのを思い返す。その命令は絶対であり逆らうことは出来ないのだ。
「では、これより天界へと戻――」
「――待て!」
金色の髪を揺らしながら振り返るその瞬間にピタリと動きが止まる。
「アズラをどこへ連れていく気だ……?」
沢山の傷を負ったサタンは息を荒くしながらアクロマを睨む。このままアズラを連れ去られては二度と会うことが出来ないと本能が直感したのだ。のんきに横になどなっていられなかった。
「なんだ、貴様は?」
アクロマはまるでサタンになど興味がないように答える。それは、事実であり本当に興味がない。アクロマにとって大事なのはアズラだけなのだ。
「うるせぇ……とっととアズラを返しやがれ!」
「ふ、威勢がいいな――やれ」
アクロマが手を下ろす合図を出し、三人の天使は一斉に光る矢を放つ。無数の光る矢は軌道を変えることなく、避けることも難しいサタンを狙い定め飛んでいく。
そして、無数の矢がまた体に突き刺さる――その瞬間にサタンは姿を消した。
「なにっ!?」
三人の内、一人の天使が驚きの声を漏らす。あの状況で姿を消したことにより、無数の矢は無駄射ちとなった。そして、残りの二人の天使が急いで姿を探す。
「あそこだ!」
サタンは姿を消してなどいなかった。ただ、高速で右に移動しただけである。その動きが速すぎて見えなかっただけなのだ。そして、姿を見つけられた瞬間にはサタンは地面を蹴っていた。跳ねて舞い上がった小さな小石が落ちる頃にはもうアクロマの前で拳を握っていた。
女を殴るのは気がひける……けど、そんなことよりアズラだ――!
「アズラを返してもらう!」
サタンは魔力を込めた右手でアクロマの顔めがけて拳を振り上げる。
「アクロマ様――!」
三人の天使から心配されるなかアクロマは目を閉じながら口を小さく歪ませた。拳の風圧が髪を揺らすことから目を閉じていても分かる。
「礼はいるか――?」
「――ふん、いらないさ」
嘘、だろ……
サタンはアクロマの直前で拳を横から伸びてきた手に取られ動きを止められていた。
今はセーレの魔能力《チカラ》で動いているんだぞ……なのに、それを止めた……?
セーレとは、サタンの中に眠る魔柱72柱の悪魔の一体である。高速で動けることを不要品してくれる美男の悪魔だ。なのに、そのセーレの魔能力を使っているにもかかわらずサタンの拳は止められた。信じられなくて当然である。
「アクロマを傷つけるなどさせない」
サタンの腕を大きく投げ返すと掴んでいた手は拳を握り引きをとる。
そして――
「勇烈天拳――!」
サタンの腹部に光輝く拳をめり込ませた。
強烈な一撃に意識が飛びそうになりながら元いた場所までふっとばされるサタン。そこへ、間髪入れず放たれた無数の矢が体に突き刺さる。
アズラは何も出来なかった。ただ、黙って見ないようにするしかなかった。体は黙っていなくても助けない。それが、サタンを守ることになっているのだから。
クソッ……手も足も出なかった……もう一人暗闇に潜んでたのか……
サタンは地面にへばりながら舌打つ。
「流石だな。天力を与えた価値がある」
「ふん、天力がなくともあれくらいどうってことないさ。なにせ、やつと俺は相性極最悪……らしいからな」
ずれかけた眼鏡を押し上げながらアクロマを助けた者が暗闇から姿を現す。アクロマよりもサイズが小さい純白の双翼をはためかせながらアズラの横を通り過ぎていく。
その姿を目に焼きつけるために顔を上げたサタンは衝撃と信じられない光景に開いた口が塞がらなかった。体の震えを止めることが出来ず、その真実を信じたくなかった。
「はっ、嘘、だよな……?」
「何をぶつぶつ言っているんだ?」
どうして、どうしてと呟くサタンに何を不思議そうにしているのか分からないように聞き返す。
この者の正体を見たアズラは悟った。
(この気配……これはこの前、魔界に来たのと同じ――)
そして、全てのつじつまが整理できたアズラは今のサタンの気持ちを考えると悲しくて仕方がなかった。
なぜなら、その者の正体は――
「久しぶりだな、サンタ……」
「なんでだよっ……なんで、お前が――イサム!」
かつてのサタンのクラスメートであり、人間だったはずの……いや、人間だと思っていたはずのイサムだったからである。
無人島から魔界へと帰る時には既に辺りは暗くなっていた。その中でアズラが貰った指輪は一際輝きを放っている。
アズラがワープを展開し、二人は無人島から姿を消した――。
魔界の地にワープが展開され二人は帰ってきた。
「急いでご飯の用意するのでしばらくお待ちくださいね」
「ゆっくりでいいからな」
赤褐色の蓋をサタンが開けようとした。その時だった。どこからともなく、今までに感じたことのない気配を感じた。
何もない魔界の地がざわめいているように風が吹く。
「な、なんだ……」
得体の知れない気配に背中がゾクリとする。風が吹き荒れる中、暗闇から無数の光の矢が降り注ぐ。
「アズラ!」
その矢はサタンを狙わずアズラただ一人を目掛けて降り注いだ。死ぬことも覚悟したアズラは何も出来ず目を閉じるしかなかった。
無数の矢が無数にザクザクと突き刺さる。辺りが明るくなるほどの矢が刺さり、舞い上がっていた砂ぼこりが静かに消えていく。
「だ、大丈夫か……」
「サタンさん……」
アズラをかばうように背中で無数の光の矢を受け止めていたサタンは体のあちこちからボタボタと血を流す。突き刺さった光の矢が粒子となって消滅しサタンは倒れそうになる。急いで受け止めるアズラ。そんな中、同じ方向からもう一度光の矢が放たれた。
「くっ……」
アズラはするしかなかった。大切な人を守るために。守られてばかりじゃなく、自分も守るために。
降り注ぐ光の矢に向かって手を伸ばす。
「転送転移《トランス・トラディショナル》――!」
光の矢の前に白い円が顕れる。その円を光の矢が次々と通っていく。そして、二人から離れた場所にもう一つ白い円が顕れ、まるで出口のように光の矢が通り出てくる。
全ての矢が通り、突き刺さり、消滅していく。
「やはり、この程度では息の根を止めることは出来ない……いや、流石というべきか――」
アズラは光の矢が飛んできた方向を見つめる。もうその声も、来た理由も全て分かっていた。だから、知り尽くしているその者を覚悟を決めて見つめた。
「――ようやく見つけたぞ、殺戮の英雄……貴様を連れていく!」
「アクロマ……」
アズラの前に現れたのはアクロマと呼ばれた純白の双翼をもつ天使と三人の天使の姿だった――。
◇
「久しぶりだな……」
アクロマは鋭い目付きでアズラを睨む。三人の天使に手を出さないように指示し一歩前に踏み出した。後でくくられた光輝に輝く金色の髪と身に纏う聖なる銀で作られた鎧が暗闇の世界を一光させる。
アズラはサタンを優しく地面に寝かせるとスクッと立ち上がりアクロマと対峙を切る。
「お久しぶりです」
重たい口を開いて答える。
(会いたくはありませんでした……せめて、今日は――幸せな気持ちのまま終わってほしかった……)
泣いてしまいそうになるのをグッと堪えて同じ様に一歩ずつ前へと進んでいく。
「アズ、ラ……」
足が止まる。
後ろを振り返りたい。振り返って二人で逃げ場のない世界で逃げたい。そう思ってしまう。
しかし、そんなことは不可能だと知っている。だから、少しでも安心してもらうように声を震わせずいつものように答えなければならない。
「心配しないでください。やり残していたことをやりにいくだけですから」
アクロマは自分よりも少し背が高いアズラを前にして手が震えていた。
「逃げないんだな」
「ええ、逃げるようなことはしません。これが、私が選んだ道ですから」
「どの口がそう言うんだ……」
アズラと話しているだけなのにアクロマは怒りにうち震えていた。今すぐここで息の根を止めたいと思うがそれをしてはならないと言われているのを思い返す。その命令は絶対であり逆らうことは出来ないのだ。
「では、これより天界へと戻――」
「――待て!」
金色の髪を揺らしながら振り返るその瞬間にピタリと動きが止まる。
「アズラをどこへ連れていく気だ……?」
沢山の傷を負ったサタンは息を荒くしながらアクロマを睨む。このままアズラを連れ去られては二度と会うことが出来ないと本能が直感したのだ。のんきに横になどなっていられなかった。
「なんだ、貴様は?」
アクロマはまるでサタンになど興味がないように答える。それは、事実であり本当に興味がない。アクロマにとって大事なのはアズラだけなのだ。
「うるせぇ……とっととアズラを返しやがれ!」
「ふ、威勢がいいな――やれ」
アクロマが手を下ろす合図を出し、三人の天使は一斉に光る矢を放つ。無数の光る矢は軌道を変えることなく、避けることも難しいサタンを狙い定め飛んでいく。
そして、無数の矢がまた体に突き刺さる――その瞬間にサタンは姿を消した。
「なにっ!?」
三人の内、一人の天使が驚きの声を漏らす。あの状況で姿を消したことにより、無数の矢は無駄射ちとなった。そして、残りの二人の天使が急いで姿を探す。
「あそこだ!」
サタンは姿を消してなどいなかった。ただ、高速で右に移動しただけである。その動きが速すぎて見えなかっただけなのだ。そして、姿を見つけられた瞬間にはサタンは地面を蹴っていた。跳ねて舞い上がった小さな小石が落ちる頃にはもうアクロマの前で拳を握っていた。
女を殴るのは気がひける……けど、そんなことよりアズラだ――!
「アズラを返してもらう!」
サタンは魔力を込めた右手でアクロマの顔めがけて拳を振り上げる。
「アクロマ様――!」
三人の天使から心配されるなかアクロマは目を閉じながら口を小さく歪ませた。拳の風圧が髪を揺らすことから目を閉じていても分かる。
「礼はいるか――?」
「――ふん、いらないさ」
嘘、だろ……
サタンはアクロマの直前で拳を横から伸びてきた手に取られ動きを止められていた。
今はセーレの魔能力《チカラ》で動いているんだぞ……なのに、それを止めた……?
セーレとは、サタンの中に眠る魔柱72柱の悪魔の一体である。高速で動けることを不要品してくれる美男の悪魔だ。なのに、そのセーレの魔能力を使っているにもかかわらずサタンの拳は止められた。信じられなくて当然である。
「アクロマを傷つけるなどさせない」
サタンの腕を大きく投げ返すと掴んでいた手は拳を握り引きをとる。
そして――
「勇烈天拳――!」
サタンの腹部に光輝く拳をめり込ませた。
強烈な一撃に意識が飛びそうになりながら元いた場所までふっとばされるサタン。そこへ、間髪入れず放たれた無数の矢が体に突き刺さる。
アズラは何も出来なかった。ただ、黙って見ないようにするしかなかった。体は黙っていなくても助けない。それが、サタンを守ることになっているのだから。
クソッ……手も足も出なかった……もう一人暗闇に潜んでたのか……
サタンは地面にへばりながら舌打つ。
「流石だな。天力を与えた価値がある」
「ふん、天力がなくともあれくらいどうってことないさ。なにせ、やつと俺は相性極最悪……らしいからな」
ずれかけた眼鏡を押し上げながらアクロマを助けた者が暗闇から姿を現す。アクロマよりもサイズが小さい純白の双翼をはためかせながらアズラの横を通り過ぎていく。
その姿を目に焼きつけるために顔を上げたサタンは衝撃と信じられない光景に開いた口が塞がらなかった。体の震えを止めることが出来ず、その真実を信じたくなかった。
「はっ、嘘、だよな……?」
「何をぶつぶつ言っているんだ?」
どうして、どうしてと呟くサタンに何を不思議そうにしているのか分からないように聞き返す。
この者の正体を見たアズラは悟った。
(この気配……これはこの前、魔界に来たのと同じ――)
そして、全てのつじつまが整理できたアズラは今のサタンの気持ちを考えると悲しくて仕方がなかった。
なぜなら、その者の正体は――
「久しぶりだな、サンタ……」
「なんでだよっ……なんで、お前が――イサム!」
かつてのサタンのクラスメートであり、人間だったはずの……いや、人間だと思っていたはずのイサムだったからである。
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