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18・アリーナの我儘
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ツーデン邸に到着すると、特に変わったこともなくしばらく部屋で過ごしていた。いよいよ晩餐の時間が近づいてくるが、やはり、使用人はこちらへは来なかった。
手持ちのドレスの中からグリーンの細身で胸元がレースで覆われた繊細なドレスを選んで着た。
ルビィがなれないながら、一生懸命着せてくれたが、最後はめんどくさくなったのか、魔法でチョチョイと整えてくれた。
髪の毛は意外とシュバルツが上手で、お花や木の実を飾って綺麗にしてくれた。
上からベールをかぶってしまうのが勿体無いくらいだった。手を動かすたびにもらったばかりのブレスレットが揺れて肌にあたる。その冷たさがまた、存在感を感じられて心地よかった。
部屋のドアを開けると執事が扉の前で待っていてくれた。広間まで案内をしてくれるそうだ。
「オリヴィア様、その…ドレスは届かなかったんですね。こちらでご用意したものではないものを…お召しになられておいでで…」
「えぇ、誰も来なかったから自分でやってしまったわ。いけなかったかしら?」
「いえ、大丈夫です。とてもお美しい、似合っておいでです」
そう言うと、私が手に持っていたベールを頭から被せてくれた。反対されるかと思ったが、味方してくれているようで少し嬉しかった。
広間の厚く、大きな扉をノックすると返事の代わりに扉を開けてくれたようだ。
その先には立派な長い机があり、暖炉の前にヴィクトール卿、その隣にアリーナが座っていた。
オレンジの髪に薄い、茶色の瞳でクリッとした丸く大きな目、小さな赤い唇。とても可愛らしい女性だった。
「貴女がオリヴィアね!私はアリーナ、よろしくお願いします」
私が入室すると嬉しそうにアリーナが立ち上がり話しかけてくる。手を握られ、戸惑いながらペコリとお辞儀をすると、じっと腕を見つめられる。
「この腕輪かわいい…ねぇ、オリヴィアこれはヴィクトール様からのプレゼントなの?」
そこまでは可愛らしく、控えめに聞いて来ていたが、耳元に近づき、小さな声で、「だったら、私のものよね?返して?」と囁いてブレスレットに触れようとしてきた。
一瞬何を言っているのかわからなかったが、どうやら早速この腕輪に目をつけたらしい。
取られないようにさっと手を引くと、手を口に当ててウルウルと瞳を濡らし、酷いわ!と呟く。その様子を見たヴィクトールがガタッと椅子から立ち上がる。
よくみると、彼女のドレスはサイズが合っておらず、後ろのリボンが緩めてあったり、丈が足りていなかったりとチグハグだった。
なるほど、このドレスが私に用意されたものだったわけね。
「俺がその女にプレゼントなんてするはずないだろ。身支度の時に宝石箱から勝手にとったのか?だとしたら返してもらおうか」
「オリヴィア、勝手にとったらだめよ、平民の私でも知っているわ!ほら!今なら許してあげるわよ」
「アリーナ、何て優しいんだ」
二人の世界に入り込んでいるのか、見つめ合ったままうっとりしているようだ。ため息すら勿体無いと思えるほど自分勝手に騒ぐ二人を見て呆れてしまう。
「この腕輪は大切な家族にもらったお守りですから、私の物です。お疑いになるのでしたら、イブ・ワンフルール、リア・ワンフルール両名に聞いてみてくださいませ」
「なっ…A級冒険者の二人が家族?」
「そうなの?でも、似合っていないと思うな。私が付けてみても良い?似合うと思うの、この明るい髪の色に。」
家族だってことも知らなかったのか?と耳元でシュバルツが呆れている。つくづく、私に興味がなかったようだ。ルビィはルビィでアリーナにイライラしているのか図々しい通り越して清々しいほどのクズね。と呟いている。
私はと言うと、名誉公爵であるツーデンの屋敷でこんなおかしな態度が許されていることに驚きを隠せない。
元々は伯爵であったツーデン家は、ヴィクトールの戦績によって一代限りで公爵の地位を与えられている。
働くものたちは元々いた少人数以外は、王宮から派遣されているはずだ。
「二人は私の姉と兄です。この腕輪は誰かに貸したりできないほどに大切な物ですから無理ですわ」
「平民だから貴族のものはもったいないって、そう言うのね。私ちょっと付けさせてもらえればそれで良いのに!酷いわ!」
「泣かなくて良いんだよ。可哀想に。おい!そんな安物、勿体ぶってないで少しくらい貸してやったらどうだ!」
「旦那様、オリヴィア様がご家族からいただいたお守りを何故、オリヴィア様と関係のないものに貸せますか?旦那様の剣を街の若者が貸してくれと頼んだら貸せますか?」
「じい!それとこれとは別だろ?俺の剣とこの女の腕輪、価値が違う!!ただのアクセサリーひとつ貸せないとは、アリーナに嫉妬して意地悪をしているとしか思えないだろ?」
その時ルビィがこっそり耳打ちをしてくる。コクンと頷いて、右手を前にさしだす。
「あぁ、ありがとうオリヴィア!貸してくれるのね!」
とアリーナが手を腕輪に触れた途端、腕輪が激しく燃え始める。真っ赤な炎に包まれた腕輪に驚きアリーナは悲鳴を上げる。
「どうぞ、取れるのならばお貸ししましょう。正当な持ち主以外が触ると骨まで焼き尽くす炎に焼かれますが良ければ。」
ゴォゴォと燃える炎にたじろいだのか、ヴィクトール卿はアリーナを庇い、こちらに背を向ける。
「くっ!アリーナ、あんなものより良いものをプレゼントしてあげる!明日、街を見に行こう!」
「ドレスも買ってくれる?あの緑のドレス もとても可愛いわ!!私も欲しい!」
「あぁ、探そう。きっとアリーナの方が似合うよ。おい、もう良いから下がれ!公爵の妻に粗相をしたんだ、部屋で反省しろ!飯は反省するまで与えないからな!!」
席に戻った二人はお互いの顔を見合わせて幸せそうに微笑んでいた。
手持ちのドレスの中からグリーンの細身で胸元がレースで覆われた繊細なドレスを選んで着た。
ルビィがなれないながら、一生懸命着せてくれたが、最後はめんどくさくなったのか、魔法でチョチョイと整えてくれた。
髪の毛は意外とシュバルツが上手で、お花や木の実を飾って綺麗にしてくれた。
上からベールをかぶってしまうのが勿体無いくらいだった。手を動かすたびにもらったばかりのブレスレットが揺れて肌にあたる。その冷たさがまた、存在感を感じられて心地よかった。
部屋のドアを開けると執事が扉の前で待っていてくれた。広間まで案内をしてくれるそうだ。
「オリヴィア様、その…ドレスは届かなかったんですね。こちらでご用意したものではないものを…お召しになられておいでで…」
「えぇ、誰も来なかったから自分でやってしまったわ。いけなかったかしら?」
「いえ、大丈夫です。とてもお美しい、似合っておいでです」
そう言うと、私が手に持っていたベールを頭から被せてくれた。反対されるかと思ったが、味方してくれているようで少し嬉しかった。
広間の厚く、大きな扉をノックすると返事の代わりに扉を開けてくれたようだ。
その先には立派な長い机があり、暖炉の前にヴィクトール卿、その隣にアリーナが座っていた。
オレンジの髪に薄い、茶色の瞳でクリッとした丸く大きな目、小さな赤い唇。とても可愛らしい女性だった。
「貴女がオリヴィアね!私はアリーナ、よろしくお願いします」
私が入室すると嬉しそうにアリーナが立ち上がり話しかけてくる。手を握られ、戸惑いながらペコリとお辞儀をすると、じっと腕を見つめられる。
「この腕輪かわいい…ねぇ、オリヴィアこれはヴィクトール様からのプレゼントなの?」
そこまでは可愛らしく、控えめに聞いて来ていたが、耳元に近づき、小さな声で、「だったら、私のものよね?返して?」と囁いてブレスレットに触れようとしてきた。
一瞬何を言っているのかわからなかったが、どうやら早速この腕輪に目をつけたらしい。
取られないようにさっと手を引くと、手を口に当ててウルウルと瞳を濡らし、酷いわ!と呟く。その様子を見たヴィクトールがガタッと椅子から立ち上がる。
よくみると、彼女のドレスはサイズが合っておらず、後ろのリボンが緩めてあったり、丈が足りていなかったりとチグハグだった。
なるほど、このドレスが私に用意されたものだったわけね。
「俺がその女にプレゼントなんてするはずないだろ。身支度の時に宝石箱から勝手にとったのか?だとしたら返してもらおうか」
「オリヴィア、勝手にとったらだめよ、平民の私でも知っているわ!ほら!今なら許してあげるわよ」
「アリーナ、何て優しいんだ」
二人の世界に入り込んでいるのか、見つめ合ったままうっとりしているようだ。ため息すら勿体無いと思えるほど自分勝手に騒ぐ二人を見て呆れてしまう。
「この腕輪は大切な家族にもらったお守りですから、私の物です。お疑いになるのでしたら、イブ・ワンフルール、リア・ワンフルール両名に聞いてみてくださいませ」
「なっ…A級冒険者の二人が家族?」
「そうなの?でも、似合っていないと思うな。私が付けてみても良い?似合うと思うの、この明るい髪の色に。」
家族だってことも知らなかったのか?と耳元でシュバルツが呆れている。つくづく、私に興味がなかったようだ。ルビィはルビィでアリーナにイライラしているのか図々しい通り越して清々しいほどのクズね。と呟いている。
私はと言うと、名誉公爵であるツーデンの屋敷でこんなおかしな態度が許されていることに驚きを隠せない。
元々は伯爵であったツーデン家は、ヴィクトールの戦績によって一代限りで公爵の地位を与えられている。
働くものたちは元々いた少人数以外は、王宮から派遣されているはずだ。
「二人は私の姉と兄です。この腕輪は誰かに貸したりできないほどに大切な物ですから無理ですわ」
「平民だから貴族のものはもったいないって、そう言うのね。私ちょっと付けさせてもらえればそれで良いのに!酷いわ!」
「泣かなくて良いんだよ。可哀想に。おい!そんな安物、勿体ぶってないで少しくらい貸してやったらどうだ!」
「旦那様、オリヴィア様がご家族からいただいたお守りを何故、オリヴィア様と関係のないものに貸せますか?旦那様の剣を街の若者が貸してくれと頼んだら貸せますか?」
「じい!それとこれとは別だろ?俺の剣とこの女の腕輪、価値が違う!!ただのアクセサリーひとつ貸せないとは、アリーナに嫉妬して意地悪をしているとしか思えないだろ?」
その時ルビィがこっそり耳打ちをしてくる。コクンと頷いて、右手を前にさしだす。
「あぁ、ありがとうオリヴィア!貸してくれるのね!」
とアリーナが手を腕輪に触れた途端、腕輪が激しく燃え始める。真っ赤な炎に包まれた腕輪に驚きアリーナは悲鳴を上げる。
「どうぞ、取れるのならばお貸ししましょう。正当な持ち主以外が触ると骨まで焼き尽くす炎に焼かれますが良ければ。」
ゴォゴォと燃える炎にたじろいだのか、ヴィクトール卿はアリーナを庇い、こちらに背を向ける。
「くっ!アリーナ、あんなものより良いものをプレゼントしてあげる!明日、街を見に行こう!」
「ドレスも買ってくれる?あの緑のドレス もとても可愛いわ!!私も欲しい!」
「あぁ、探そう。きっとアリーナの方が似合うよ。おい、もう良いから下がれ!公爵の妻に粗相をしたんだ、部屋で反省しろ!飯は反省するまで与えないからな!!」
席に戻った二人はお互いの顔を見合わせて幸せそうに微笑んでいた。
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