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登場人物の表記について思うこと
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ウェブ小説を読んでいて、登場人物の表記に疑問を持ったことはないだろうか?
具体的にはルビの有無である。個性的な名前というやつは初見では読めないわけで、作者も分かっているからルビは振っている――最初だけは。
そう最初だけなのだ。キャラの初登場シーンにだけルビが振ってある。それゆえ個性的過ぎる名前だと、二回目からは「これなんて読むんだっけ?」ってなってしまう。というかなる。
例
一回目:東雲二一七
二回目以降:東雲二一七
何度もこういう事態に遭遇した。読み方が分からないからキャラの名前があやふや。あやふやだから感情移入もあまりできない。結果、物語に入り込めないという負の連鎖が起こる。
もちろん全部のウェブ小説がこうだと言うわけではない。読者ファーストを心がけ、難しい読みの名前には丁寧にルビを振る作者も数多くいる。その一方で、二回目以降はルビを振らない作者もいる。
どっちが良いか悪いかの話をするつもりは毛頭ない。俺自身、小説を書いている身。いちいちルビを振ってたらキリがないし、冗長というものだ。
だが名前はスッと読めたほうが物語に入り込みやすいのも事実。ではどうすればいいか。簡単なこと、初見でもスッと読める名前にすればいいのだ。たとえば信二や健太といった具合に。
とはいえありきたりな名前というのも芸がない。それに作品の世界観に合った名前じゃないと浮いてしまう。難しすぎると読めない、簡単すぎると個性がない、悩ましいところである。
無論、スッと読める名前にする以外にも方法はある。
一つはカタカナの名前にするというものだ。カタカナの名前なら読めないなんてことはなくなるし、個性的なものにしやすい。そのうえルビを振る手間もなくなる。
例
名前のみカタカナバージョン:東雲ニーナ
名字と名前どちらもカタカナバージョン:ニーナ・シノーメ
もう一つはあだ名を使う方法だ。これなら難しい読みの名前でも問題ない。初登場シーンではルビを振っておき、二回目以降は分かりやすいあだ名をつければいいだけのこと。
例
初登場時:東雲二一七
二回目以降:ニーちゃん、ニーナちゃんなど。
他にも名前をつけずに、男や女、彼や彼女といった表記で人物を示すという方法もある。ただしこの方法は登場人物が二人のときのみ有効で、三人以上になるとややこしくなるだけなので注意が必要だ。
いろいろ言いはしたが、要は引っ掛かりなく名前が読めさえすればなんでもいいのだ。名前でつっかえたらテンポが悪くなる。特に戦闘シーンはリズム感とスピード感が大事。ゆえに名前でつまることなく、戦闘描写のリズムにひたりたいというわけである。
――と、まぁ、一番良いのはスッと読めて、なおかつ個性的な名前をつけることだ。もっともそんな名前をつけられたら苦労しないのだが。
具体的にはルビの有無である。個性的な名前というやつは初見では読めないわけで、作者も分かっているからルビは振っている――最初だけは。
そう最初だけなのだ。キャラの初登場シーンにだけルビが振ってある。それゆえ個性的過ぎる名前だと、二回目からは「これなんて読むんだっけ?」ってなってしまう。というかなる。
例
一回目:東雲二一七
二回目以降:東雲二一七
何度もこういう事態に遭遇した。読み方が分からないからキャラの名前があやふや。あやふやだから感情移入もあまりできない。結果、物語に入り込めないという負の連鎖が起こる。
もちろん全部のウェブ小説がこうだと言うわけではない。読者ファーストを心がけ、難しい読みの名前には丁寧にルビを振る作者も数多くいる。その一方で、二回目以降はルビを振らない作者もいる。
どっちが良いか悪いかの話をするつもりは毛頭ない。俺自身、小説を書いている身。いちいちルビを振ってたらキリがないし、冗長というものだ。
だが名前はスッと読めたほうが物語に入り込みやすいのも事実。ではどうすればいいか。簡単なこと、初見でもスッと読める名前にすればいいのだ。たとえば信二や健太といった具合に。
とはいえありきたりな名前というのも芸がない。それに作品の世界観に合った名前じゃないと浮いてしまう。難しすぎると読めない、簡単すぎると個性がない、悩ましいところである。
無論、スッと読める名前にする以外にも方法はある。
一つはカタカナの名前にするというものだ。カタカナの名前なら読めないなんてことはなくなるし、個性的なものにしやすい。そのうえルビを振る手間もなくなる。
例
名前のみカタカナバージョン:東雲ニーナ
名字と名前どちらもカタカナバージョン:ニーナ・シノーメ
もう一つはあだ名を使う方法だ。これなら難しい読みの名前でも問題ない。初登場シーンではルビを振っておき、二回目以降は分かりやすいあだ名をつければいいだけのこと。
例
初登場時:東雲二一七
二回目以降:ニーちゃん、ニーナちゃんなど。
他にも名前をつけずに、男や女、彼や彼女といった表記で人物を示すという方法もある。ただしこの方法は登場人物が二人のときのみ有効で、三人以上になるとややこしくなるだけなので注意が必要だ。
いろいろ言いはしたが、要は引っ掛かりなく名前が読めさえすればなんでもいいのだ。名前でつっかえたらテンポが悪くなる。特に戦闘シーンはリズム感とスピード感が大事。ゆえに名前でつまることなく、戦闘描写のリズムにひたりたいというわけである。
――と、まぁ、一番良いのはスッと読めて、なおかつ個性的な名前をつけることだ。もっともそんな名前をつけられたら苦労しないのだが。
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