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第3章 異世界で溺愛剣士の婚約者!?
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「言葉の意味を知らねぇ奴だな。強姦っていうのは相手が嫌がってる場合だろ」
「すごく嫌がってますけど!?」
お前の目の玉、飴細工!?
今までの拒絶満載の言動を見てそんな言葉が出るなんて目か頭どちらかに異常があるに違いない。
恐らく、いや確実に頭だろうが……。
アーロンはハッと鼻で笑って俺の言葉を吹き飛ばした。
「なにが嫌がってるだよ。ここをこんなにヒクヒクさせてる奴が言っても説得力ねぇよ」
「ひっ……ッ」
中指で割れ目を薄くなぞられて、腰が小さく跳ねた。
「ほら、中に入れてもないのにもうこんなに期待してるじゃねぇか。これのどこが嫌がってるわけ?」
唇の端を吊り上げながら挑発的に言われ、顔が熱くなる。
「き、期待なんかしてねぇし! 勘違いすんな!」
「ふぅん、勘違い、ねぇ。……まぁ確かにそうだな。俺の勘違いかもしれねぇな」
「へ?」
思いも寄らず肯定の言葉が返ってきて、俺は目を丸くした。
割れ目を撫でていた指先がスッと離れる。
「触っただけじゃ分かることじゃねぇしな。それなのに期待してるなんて勝手に決めつけて悪かったな」
「ア、アーロン……っ」
俺の言葉はたとえこの世の理であろうとも聞くそばから否定しまくりのアーロンが、まさか俺の言い分を聞き入れるなんて……!
今までにない展開に驚き、そして少し感動した。
人って変われるもんなんだな……!
――なんて単純に感動していた俺は本当に救い難いアホである。
「期待してるかどうかはちゃんとこの目で見ないとな」
ニヤリ、と卑猥さと狡猾さをかけ合わせた最悪最低な笑みを浮かべたと同時に、片方の太ももを大きく押し広げられた。
柔軟性というものがまるでない俺の体がミシミシと軋んで、思わず悲鳴を上げる。
「い、いててててッ! ちょ、ちょっと、なにすんだよっ!」
「あァ? だから言っただろ、ちゃんとこの目で見て確かめるって」
そう言ってさも楽し気に目を細めて、露わになった窄まりを見下ろすアーロン。
露わになった窄まりを下品で不躾な視線で撫でられ、羞恥と怒りで全身が熱くなった。
「や、やめろっ! 見んな……っ」
すぐにでも隠したいのに、手は頭の上でひとまとめにされているし、右脚は手で押し広げられ、左脚は膝で押さえつけられて少しも隠すことができない。
どうにかアーロンの欲を孕んだ視線から逃れようと身をよじっても、かえってその輪郭を強調する形になってしまい、相手の思惑にずぶずぶと溺れているのを強く感じた。
「すごく嫌がってますけど!?」
お前の目の玉、飴細工!?
今までの拒絶満載の言動を見てそんな言葉が出るなんて目か頭どちらかに異常があるに違いない。
恐らく、いや確実に頭だろうが……。
アーロンはハッと鼻で笑って俺の言葉を吹き飛ばした。
「なにが嫌がってるだよ。ここをこんなにヒクヒクさせてる奴が言っても説得力ねぇよ」
「ひっ……ッ」
中指で割れ目を薄くなぞられて、腰が小さく跳ねた。
「ほら、中に入れてもないのにもうこんなに期待してるじゃねぇか。これのどこが嫌がってるわけ?」
唇の端を吊り上げながら挑発的に言われ、顔が熱くなる。
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「へ?」
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俺の言葉はたとえこの世の理であろうとも聞くそばから否定しまくりのアーロンが、まさか俺の言い分を聞き入れるなんて……!
今までにない展開に驚き、そして少し感動した。
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――なんて単純に感動していた俺は本当に救い難いアホである。
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柔軟性というものがまるでない俺の体がミシミシと軋んで、思わず悲鳴を上げる。
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「あァ? だから言っただろ、ちゃんとこの目で見て確かめるって」
そう言ってさも楽し気に目を細めて、露わになった窄まりを見下ろすアーロン。
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「や、やめろっ! 見んな……っ」
すぐにでも隠したいのに、手は頭の上でひとまとめにされているし、右脚は手で押し広げられ、左脚は膝で押さえつけられて少しも隠すことができない。
どうにかアーロンの欲を孕んだ視線から逃れようと身をよじっても、かえってその輪郭を強調する形になってしまい、相手の思惑にずぶずぶと溺れているのを強く感じた。
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